ミクとコラボアルバム発売!MOSAIC.WAVインタビュー

AKIBA-POP界のトップランナー・MOSAIC.WAVが初音ミクとのコラボアルバム『Heartsnative』をリリースで記念インタビュー「ミクに会いに“向こう”に行ってきました!」その感想やいかに!?

 一大ムーブメントを巻き起こしたボーカロイド・初音ミクと、AKIBA-POP界のトップランナーとして知られるMOSAIC.WAVがコラボレーションしたCDアルバム『Heartsnative』が10月21日にリリースされる。

 音楽シーンに新たな地平を開いたといっても過言ではないほどのインパクトをもたらしたDTMソフト『初音ミク』については、もはや説明するまでもあるまい。初音ミクというキャラクターに歌わせることで、誰もが手軽にボーカル入りの楽曲を制作できるようになったのは、音楽史上に残る画期的な出来事だった。現在までに世界中で多くの楽曲が発表され、先日発売されたベストアルバムはチャートトップ10入りを果たし、すでに新たなジャンルの領域に進化した感すらある。初音ミクはデジタルの世界=“向こう側”の歌姫として、“こちら側”で大人気となった。

 そして今回、“向こう側”の歌姫・初音ミクとコラボしたのがMOSAIC.WAVだ。ボーカルのみ~こさん、キーボード・コンポーザーの柏森進さんによるユニットとして、これまで数々のアニメやゲームの楽曲を手がけ、コアなAKIBA-POPファンを中心に人気を高めてきた。いわば“向こう側”に最も近いところにいる“こちら側”のアーティストといえるだろう。

 今回のコラボレーションにはニコニコ動画で発表後、驚異的なアクセス数を記録した「みくみくにしてあげる♪」をクリエイトしたikaこと鶴田加茂さんも参加。「みくみくにしてあげる♪」の完全版ともいえる「みんなみくみくにしてあげる♪」も収録。それに加えおそらく世界初の試みである“約100人”のミクによる“合唱”が聴ける「Mimic me.」など、聴きどころ盛りだくさんの7曲が収録されている。

 いわばリアルとバーチャルの、2つの世界によるコラボともいえる今回のプロジェクトだが、その完成に至るまでの道程や制作秘話はどんなものだったのだろうか?彼女と“一緒に仕事をした”3人に、今回話を聞くことができた──


●鶴田さん「僕、MOSAIC.WAVファンだったんです」

――まず今回のコラボのきっかけを教えてください。

み~こさん:まずミクとの出会いですが、「ラストバトル!アキバトラー"μ"」の初回特典用CDに私とミクとのコラボレーションで曲を作ることになって。でも実は私もかやぴ~(柏森さん)も、“(ソフトを)未経験”で(笑)。

柏森さん:世間がミクブームに沸いていたから意識的に敬遠していたところはあります。

み~こさん:私はうまくインストールできなくて(笑)。鶴田さんが作曲するからミクを使おうという流れだったんです。

鶴田さん:お話をいただいた時にはビックリしました。僕は電波ソング系が好きだったのでMOSAIC.WAVの曲もよく聴いていて。まさか一緒にお仕事をするようになるとは思ってもいませんでした。

み~こさん:そしてできたのが、私とミクと、私の声を機械化したメロダロイドの3人で歌った曲の、「***にできるかな」(Heartsnative収録曲「***にできたかな」の原曲)です。


――鶴田さんはMOSAIC.WAVのどんな部分に魅力を感じたんですか?

鶴田さん:最初は電波系の歌詞なり、み~こさんの個性的なボーカルにひかれ、そして聴けば聴くほど新しい発見がある柏森さんのサウンドに感心して。そして曲のネタ元などを知って、更に驚かされるのでハマっていきました。


●鶴田さんはMOSAIC.WAVに新たなプラスアルファを与える存在

――3人で曲を制作される時はどのような流れになっているんですか?

み~こさん:鶴田さんが作曲される曲は、最初にもらった仮メロから感じたことや鶴田さんのアイデアを元にして私が歌詞を書いて、鶴田さんが曲を完成させて、譜割が終わった段階で、かやぴ~が編曲する形です。最初の仮メロからコロコロ曲が変化していくので、私だけ3度おいしいみたいな(笑)。

柏森さん:僕よりもかわいらしいメロディを書くんですよね。僕のイントロと鶴田君のメロディが合うのかなと心配になることもあるけど(笑)。自分にないメロディなので、編曲にも幅が出てきますね。


――3人で曲を制作するようになって、その後、様々な曲を生み出してきて今回の『Heartsnative』につながったんですね。

み~こさん:「***にできるかな」を聴いたエンターブレインさんが「ミクとのコラボで1枚CDを作りましょう!」と。最初はカバー曲中心で作ろうと思っていましたが、気が付いたら新曲のほうが多くなってました(笑)。

●み~こさん「テーマは“人間と機械の共存”。ミクとの距離感に悩みました」

――このアルバムのコンセプトは?

み~こさん:ミクは機械で、私は人間。うまく機械と人間の共存を表現できたらいいなって。あと私達はエレクトリックなサウンドでシンセを使いますが、例えばシンセブラスも元はブラスの音をシンセで表現しているので。デジタルとアナログの融合がうまくできたらいいなと。

柏森さん:み~こはミクが無理やり歌わされているような感じにしたくないと。「超妻賢母宣言」や「ガチャガチャきゅ?と・ふぃぎゅ@メイト」を、セリフも自然に歌っているような感じに打ち込んだら、すごいことになるよって言ったんですけど。無理やり歌わされてる感を無くせるかどうかは僕ら次第だよ、と。

み~こさん:「それは技術だけになるからイヤだ」って言って(笑)。かやぴ~が作った“理系&科学系”で、“機械の気持ち”を表している曲を歌ってほしかったんです。さらに、「最初にミクが歌っている段階で収録するんじゃなきゃやらない!」と。仮歌の段階から全部自分で歌うことはしないでまず打ち込んで。ミクがインストールできなかったのでルカ(巡音ルカ)だったんですけど(笑)。そこから「ここは私が入ったほうがいいかな」とか「ユニゾンで歌ったら厚みが出るかな」と割り振って分担を決めました。収録もミクが歌った状態に私が合わせていきました。


●柏森さん「悩んだのはインパクト。最近ミクと“知り合った”僕らがやるべきこと」

――“アーティスト”ミクを尊重しているのが素晴らしいですね。

み~こさん:機械の音だから感情がないといったらないんですけど……。一音とると同じ音のコピペみたいになっちゃうので。でもニュアンスをつけることで、感情を出したくてもうまく出せない機械のもどかしさ、かわいさが出ればいいなと思いました。


――ミクをよく知る鶴田さんはどのようにこのCDに臨んだんですか?

鶴田さん:これは初音ミクのCDなのか、MOSAIC.WAVのCDなのかと悩みました。でも“MOSAIC.WAV押し”でいいかなと。例えば「みくみくにしてあげる♪」のフルバージョン「みんなみくみくにしてあげる♪」の追加メロディや、新曲の「HATSUNEtive」を考えた時、僕の中にあるMOSAIC.WAVのイメージから強く影響を受けてますから。

柏森さん:ミクが登場してから2年経ちますが、自分はまだミク初心者でこれから仲良くなろうと(笑)。既に2年付き合ってる人達がいて、いろいろ楽曲が発表されている中でどれだけインパクトを残せるかは悩んだし、意識しました。


●ボーカロイドが6人そろい踏み!そして謎のメロダロイドたちは!?

――収録曲についてですが、MOSAIC.WAVのカバー曲が3曲入ってますね。

柏森さん:み~こから「ボーカロイドのアカペラを聴きたい」という要望があって、選んだカバー曲が「キミは何テラバイト?」です。ミク、リン、レン、ルカ、MEIKO、KAITOの6人が合唱してます。

み~こさん:私、最初は「電気の恋人」がいいかなと思ったんです。昔のパソコンを立ち上げた思い出を回想チックに語るのがいいかなと。でもかやぴーから「サビで同じ音が連続するからあまり動きがないよ」と言われ、なるほど、と。こっちに決まりました(笑)。

柏森さん:同じ音のメロディに動きのあるハーモニーをつけることもできたかも知れませんが、真っ先に頭に浮かんだ音が「キミは何テラバイト?」のアカペラだったので。


――「***にできたかな」は、今回のCD誕生のきっかけになった「***にできるかな」のカバー曲。こちらはミク、ルカ、MIEKO、KAYATOの4人ボーカルになっていますが、MIEKO、KAYATOとは?

み~こさん:MIEKOは私、KAYATOはかやぴ~の声を“メロダイン”という音声ソフトで加工したボーカルになってます。紛らわしいですけど(笑)。「***にできるかな」で人間の声をボーカロイドっぽくする逆の存在があったら面白いかなと思ったのがきっかけで。その時はメロダロイドとボーカロイドと私で歌ったんですけど、今回はミク、ルカ、MIEKO、KAYATOの4人にしようと。KAYATOは「~できるかな」でもコーラスもやってましたが目立たなかったので(笑)。

柏森さん:機械っぽくわざと作ったことで、ボーカルバランスが難しくなって。この曲も「キミは何テラバイト?」もボーカルトラックが全部集まり、ミックスするまでどんな仕上がりになるのか、わからないのがドキドキでした(笑)。


●「みんなみくみくにしてあげる♪」は満腹感いっぱいだけど食べられるデザートのような曲

――「みんなみくみくにしてあげる♪」はセンセーショナルな話題作「みくみくにしてあげる♪」のフルバージョン版なんですね。

鶴田さん:1番と2番があるロングバージョンにすることになったんですが、それだけだと物足りなくて。サビがほとんどの曲で、サビ自体も短かったのでどう長くするかを悩みましたが、そこでも参考になったのがMOSAIC.WAVさん。「妄想網 Ж Superluminal」などはAメロとBメロだけですごく満腹感があるのに、サビに入ると「もっともっと聴きたい」と思わせてくれるんです。押しまくってその押しが効いてしまうのがMOSAIC.WAVさんの好きなところで。「みくみくにしてあげる♪」は物足りなさが味ですが、今回は正反対で「これでもか、これでもか」と食わせるけど、なぜか食べれてしまう感じです。

柏森さん・み~こさん:(笑)。

●「server error」はにぎやかさと寂しさが同居する不思議な曲

――新曲も目玉ですよね。まず「server error」を解説してください。

鶴田さん:歌にしようと思わずに作ってみたら、歌になるかもしれないので歌にしてみた曲(笑)。アンビエント系の不思議な浮遊感と疾走感が出ればいいなと。

み~こさん:私とミクで歌ってて、ボーカルは立て続けに追い立てられるような感じで。だから途中でボーカルが何度も入れ替わる形にして、コーラスも控え目ではなく、2本同時に出すようなイメージでした。でもある程度、近づけないと入れ替わったときに違和感が残るんです。全曲に言えることですが、機械にどこらへんまで近づけるか、遠ざけるかが最初の悩みどころで。この曲ではミクに近付けて、歩いた雪道を踏んで足跡が付かないような感じの割り振りにしました。Aメロの“ずっとずっとずっとずっと”のフレーズが平坦にならないよう、交互に入れ替わるのに苦労しました(笑)。

柏森さん:寂しいクリスマスを描いた曲で、冬の冷たい空気感があって。編曲途中でもっとストリングスを入れたいという要望があり、「あんまり音数を増やせません」、「いつもあんなに音数増やしてるじゃん」というやり取りもあり(笑)。少ないリズムとベースとアンビエント系のパッドで空間ができ上がる曲で、そこにエモーショナルなストリングスがサビを盛り上げてくれて、温かみが増えたかなと思います。

み~こさん:にぎやかな曲だけど孤独が残る印象です。他の曲はミクと手をつないで歩いているけど、この曲は隣りにいるのに存在は5キロくらい離れている感じです。


●「HATSUNEtive」は“クラスメイトのミク”との友情を描く

――「HATSUNEtive」はかなりポップでキャッチーですね。

み~こさん:とりあえず1番最初に作る曲で、PVをつけることになっていたのでやりたいこと、コンセプトを考えたら「機械と一緒に暮らしたい」というのがあって。それで学校の仲の良い友達として自然に溶け込んでいるイメージを作れたらと。『To Heart』のマルチがいるような(笑)、微笑ましい学校生活を詞に書きました。

鶴田さん:詞には機械にあこがれる人間と人間にあこがれる機械、女同士の友情という二つのモチーフがあって、これまであったことを振り返るような内容になっているけど、これから何か始まるワクワク感があって。なおかつPVを作ると聞いて、すぐにゲームのOP画面が思い浮かんだので、OPのイメージで作曲しています。

柏森さん:メロディをもらった時、弾むような感じがしたのでベルやピチカートストリングスを入れて。二人の出会いは雨の日という物語を聞いたので、雫がポツポツと落ちる音などミクの声で表現できたらとイントロを作りました。


●100人のミクが大合唱!史上に残るトライとなった「Mimic me.」

――「Mimic me.」は壮大でありながら温かい、不思議な曲ですね。

み~こさん:現実感がまったくない曲だったので、私とミクの声が共存するのか心配でした。でもむしろ二人は時系列も存在する場所も違う、魂のやりとりみたいなことを表そうと思ったので、全曲中、私が一番人間らしい声で歌っています(笑)。

柏森さん:「Mimic me.」の雰囲気は「The Anthem of Online」に近いかなと思っているんですよね。


――なるほど!

柏森さん:ミクで作った曲を人間が歌ったり、新たなボーカロイドも出てきたので“今度は私のマネをしてね”みたいな意味のタイトルと詞になってます。僕はパズルが好きで、五十音のあ段だけで一行作って、次はい段で一行という言葉遊びのイメージで作ったら面白いかなって思いついて。それをやるのに最適なのはボーカロイドじゃないかと。冒頭の歌詞はミクで曲を作ってる様子やイラストを楽しんでいる様子を描いてます。あとサビの“Mimic me.”をミクの声で大合唱してみようと思って。人間と違って何度同じ音を歌わせても音程もタイミングもブレないので、手作業で少しずつずらしたものを作って、それを重ねたら壮大になるんじゃないかと。結局16人×6パートでミクが96人になりました。

み~こさん:合唱に私が2人、メインボーカルにも2人いるので合計100人ってことで!

鶴田さん:素でホールみたいな響きがあるのがすごい。完璧な合唱団ですよね。

MOSAIC.WAV み~こさん

MOSAIC.WAV み~こさん

MOSAIC.WAV 柏森進さん

MOSAIC.WAV 柏森進さん

鶴田加茂さん

鶴田加茂さん

●そしてミクとの“共演”が実現した『ミクフェス』

――このアルバムの楽曲は8月31日に行われたミクフェスで披露されましたが、立体感のあるCGのミクとMOSAIC.WAVの共演を見た時、驚いたし、感動しました。まさにこのCDのテーマのようにミクと共存していると。

み~こさん:私達はライブ当日まで、ミクが私達の隣りにくることを知りませんでした(笑)。ミクがどんな動きがするのか、わからないし、複数のプロジェクター間を移動したり、3人になると聞いて驚きましたね。

柏森さん:プロジェクターも真横にあったので、客席程ははっきり見えなくて。

鶴田さん:僕は後ろにいたんですけど、裏からは左右反対に見えて。

み~こさん:背中が見えたら、面白かったのにね(笑)。


――今回のCDの各曲にはミクゆかりのイラストレーターの皆さんのイメージイラストが描かれていて、より楽曲のイメージが膨らみますね。

み~こさん:イラストレーターの皆さんも曲を聴いたイメージで描いてくださったそうで。普通に楽曲だけ聴いたり、各曲どんな工夫をしているのが聴き直したり、イラストを見ながら聴いてイマジネーションを働かせたり、いろいろな楽しみ方ができると思います。あとこのCDをipodに入れて聴いたら、イコライザーの加減で聴こえ方がすごく違うんです。演奏もミクの声とかも。


――そんな緻密な計算も柏森さんはされていたんですね。

柏森さん:そこまではしてないんですけど(笑)、み~こがミクに近付けようとしたところとか声の扱いはいつもに増して注意してミックスしましたね。


●MOSAIC.WAVが音楽シーンで認知された理由とは?

――AKIBA-POPの最先端を走ってきたMOSAIC.WAVですがアニメのテーマ曲などでより広い層に支持されてきていますね。

柏森さん:「電気の恋人」を作ったモチーフは、70年後半からYMOがブレイクしたり、『インベーダーゲーム』が流行ったりして、歌謡曲にもシンセサイザーの音が使われるようになったりと、サイエンスで夢があって明るい未来が広がる感じでした。でも90年代に入ると世紀末の暗いニュースがあふれるようになって、80年代の僕が好きだった派手な空気が閉じ込められてしまって。音楽も自然や癒しが増えてきたので、僕らが良き80年代の復権、コンピュータや機械の素晴らしさを世に伝えていかなくてはという想いがあって。

み~こさん:そうなんだ。うちは家の人全員機械に疎くて、家にはファミコンしかなくて。パソコンを持ったらその反動で使いまくりました。だからそこまで昔のこと考えたことない……。

柏森さん:僕と同じ世代の人が作り手になって、80年代への懐かしさや想いで作られた曲や作品が今の人にも新鮮に映り、受け入れられたことは嬉しいです。シンセサイザーとかコンピュータって、そもそも人間の手で作られたものであり、曲を作る僕達も想いを持って作っている点では他の音楽と一緒なんですよね。


●今後も自分達らしさは失わず、面白いことに挑戦したい

――今回のミクとのコラボCD、来月は「太秦戦国祭り2009」のイメージソングを発売、更にアニメ、ゲームなどフットワークの軽さや多様性も魅力ですね。

み~こさん:一つのことに固執するのではなく、常に視野を広げて、面白いことには何でも首を突っ込んでいて楽しくできたらいいですね。

柏森さん:ゲームやアニメなどの曲は、ジャンルはテーマや世界観に付随するのでいろいろな曲が作れるから固まらず、挑戦できるのがいいですね。最近、MOSAIC.WAVの音楽を聴いてくれる人が増えている実感もあって。僕らの個性を理解して、楽しんでくれてるのは嬉しいし、一見バラバラなジャンルを一つにつないでいるのはシンセサウンドとテーマ性だと思うので、これからもそれらにこだわりつつ、MOSAIC.WAVらしさは追求していきたいです。

鶴田さん:お二人と一緒にお仕事するたびに自分が知らないこと、できないことの多さに気付かされます。それができるようになれば、もっと面白いことができると思うので、これからもご一緒させていただいて、楽しみながら吸収できればと思っています。

み~こさん・柏森さん:こちらこそ、よろしく!


――では皆さんへメッセージをお願いします。

み~こさん:「MOSAIC.WAVとミクがコラボレーションしたら、たぶんこうなるんじゃないか?」という予想を、いい意味で裏切る7曲になりました。デジタルっぽくもあり、アナログっぽさもある1枚になったので、エレクトロサウンドが好きな人も、あまり聴いたことがなかった人にも聴いていただいて、ミクやMOSAIC.WAVの魅力を味わってほしいです。

柏森さん:ミクとどのように共存しながら、良さを出していけるかを僕なりにこだわって作りました。ミクに慣れ親しんだ皆さんがどう感じるのが楽しみです。驚いてくれるのか、「そうでもないな」と思うのか(笑)。今回、ミクと出会いすごく仲良くなって、いい経験、いい挑戦ができました。今後のMOSAIC.WAVの音楽作りに活かしていきたいです。

鶴田さん:ミクを通して、MOSAIC.WAVのいろいろな世界観、いろいろなサウンドを楽しんでいただきたいです。僕の印象では「Mimic me.」のような曲はMOSAIC.WAVのアルバムに入るのは難しい曲だと思うので、今まで見たことのない面が見られると思います。ミクファンの方とMOSAIC.WAVファンの方がこのCDでつながり、輪が広がっていくと嬉しいです。

『Heartsnative』/MOSAIC.WAV×鶴田加茂feat.初音ミク
10月21日発売
初回限定版(スペシャルブックレット&着替えジャケット付き):2,480円(税込)
通常版:1,980円(税込)
発売:エンターブレイン
販売:ポニーキャニオン

<収録曲>
1. みんなみくみくにしてあげる♪ (5:09)
2. ***にできたかな (4:40)
3. 電気の恋人 -I am Programmer's Song- /* VL-3901mkII */ (5:03)
4. server error (5:56)
5. キミは何テラバイト? ~Chorus of 6 Vocaloids~ (6:22)
6. HATSUNEtive (4:09)
7. Mimic me. (5:36)


※初音ミクはクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の登録商標です。
※VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です。
(C) Crypton Future Media, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
(C) ENTERBRAIN, INC.


>>MOSAIC.WAV公式サイト
>>『Heartsnative』公式サイト

『Heartsnative』初回限定版

『Heartsnative』初回限定版

ジャケットの中身はこうなってます!

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『Heartsnative』通常版ジャケット

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(C)ENTERBRAIN, INC.
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