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名作文学(笑)「注文の多い第六天魔王」よりキャストインタビュー

名作文学(笑)シリーズ第3弾は『注文の多い料理店』に信長が登場!? 名作文学(笑)「注文の多い第六天魔王」より遊佐浩二さん、櫻井孝宏さん、鈴村健一さん、市来光弘さんインタビュー

 宮沢賢治による名作『注文の多い料理店』を新解釈し、登場人物を戦国時代の武将たちに置き換えドラマCD化された作品「名作文学(笑)ドラマCD『注文の多い第六天魔王』」が、2010年1月27日に発売される。

 シリーズ第3弾となる本作は、「注文の多い料理店」から「注文の多い茶室」と舞台を変え、信長や光秀といった戦国時代の人物たちが登場するというから、どのようなエピソードとして描かれているのか楽しみだ。

 名作文学の描く濃密な人間関係を、登場人物は全員「男」という妄想たっぷりに新解釈している「名作文学(笑)シリーズ」なので、原作を知らない人も知っている人も充分に楽しめる内容。また、今回は表題作の『注文の多い第六天魔王』を含めた5本のオリジナルエピソードと本編、そしてキャストトークを収録予定とボリューム満点だ。

 ドラマCDの収録後に行なわれた取材で、遊佐浩二さん、櫻井孝宏さん、鈴村健一さん、市来光弘さんにインタビュー。収録を終えての感想などについてお話を伺ったのでご紹介しよう。

<あらすじ>
信長に呼び出され、山奥へとやってきた光秀と秀吉。疲れ果てた2人は、偶然見つけた茶室へと入っていく。
そこはなんとも『注文の多い茶室』だった。利休に言われるがまま、競うように注文を片づけていく2人。
最後に待っていたのは――?

――収録を終えての感想をお願いします。

遊佐浩二さん(信長役):名作文学が題材ということで、最初、お話を頂いた時は緊張したんですけれど、タイトルに「(笑)」とありまして、また、台本を確認させて頂きましたら非常に破天荒な展開になっておりましたので、楽しいメンバーで、楽しく収録させて頂きました。多少やりすぎの感はありましたけど(笑)、それは後ろからの指示でやっていることなので、僕の方に苦情はちょっと…何かあればフロンティアワークスさんの方にお願いします(笑)。

櫻井孝宏さん(光秀役):出展作品がお馴染みの超名作なので、多くの方に楽しんで頂けると思います。羽目を外しているトラックもありますが、出演者たちはいたって真面目です(笑)。楽しく収録させて頂きました。

鈴村健一さん(秀吉役):こんにちは、鈴村健一です。今日はとっても楽しい収録をすることが出来ました。こんな素晴らしいメンバーと出来てよかったなと思っています。そして、思えばこのCDも欲張りなCDで、最近流行りの歴史っぽいものやら文学やら、全く…「どれだけ欲しがりなんだい?」って思いました。以上です(笑)

市来光弘さん(利休役):率直な感想としては、皆さんと一緒楽しく収録出来たなと思っています。後半になるにつれて、破天荒っぷりが増していって、笑いを堪えるのに必死な部分がいっぱいありました。本当に面白くやらせて頂きました。


――今回のドラマCDの聞き所を教えて下さい。

遊佐さん:非常に楽しい仕上がりになっていると思います。大きく分けると2パターンに分かれています。また、料理店のお話は、途中で切り替えて、もし、これが違うシーンになっていたら…という別EDみたいなのがついてきますので、展開次第でいくらでも話は変わっていくんだな、というのが楽しめると思います。
それを参考にして皆さんも、日常生活で様々な妄想を膨らませていって頂ければ生活がより豊かになると思います。
そのための教科書のような、まさしく名作文学という名に相応しいものになっていると思います(笑)。

櫻井さん:不思議なタッチの作品でしたね。作品が作品なだけに図書館とかにあったら面白いかもなんて…いや、それはちょっと違うな(笑)。

一同:笑

櫻井さん:ちょっとした設定のズレでお話って変わるもんですね。あり得ないシチュエーションを楽しんで貰えたら嬉しいです。さすが名作文学、何をやっても上品さが残ります(笑)。

鈴村さん:犬、ですね。ポチという犬が出てくるんですけど、僕は『ハチ公物語』という映画で仲代達也さんが倒れてしまうだけで、涙が出てしまいます。それに近い感動がありました(笑)。まぁ、そこが聞き所です。
あとCDとしては「新解釈」ですから、これがきっかけで宮沢賢治に初めて触れる人は、取扱いに注意してほしいなという気持ちはあります。でも、いいCDですよ(笑)

市来さん:名作文学というだけだとちょっと硬い感じがするんですけど、「(笑)」がついているだけあって、笑えて、聞きやすい作品になっています。本編は勿論なんですけど「もしも」のパターンがたくさんあって、それが本当に面白いものになっているので、そこを聞いて、笑って頂けたら幸いだと思います。


――表題作で演じているキャラクターについての印象、役どころについて教えて下さい。

遊佐さん:僕、今まで信長を演じさせて頂く機会がなかったものですから、非常に新鮮な気持ちで臨んだわけですけど、今まで、他の方が信長を演じる上ではあまり求められないキャラクターだったと思います。なので、割とポップに…いや、思い切りポップにやらせて頂きました(笑)。こういうのもアリなんじゃないかなって。
実際、信長を見た人はいないので、違うとも言い切れないんじゃないかなと思います。疑問を呈する人がいたらその人に問いたいです。「(信長を)見たのか?」と(笑)。

櫻井さん:光秀は詰めが甘いですね。頭脳派のキレ者なんですが、それが故に空回りしてしまう・・・ちょっと可哀想に思えちゃいました。

鈴村さん:台本を頂いて読んでいたら、私が演じるのは秀吉でしたので、とてもファンキーなおっさんみたいなのを想像して、今日朝10時1分にスタジオに到着したんですけど、早速渡されたキャラクター表みたいなのを見たら、何というか、美しい青年でございまして…そうきたか!と思いましたが、10時3分辺りでもう飲み込めていました。なので、その結果がCDになっているような気がしますので、是非、聞いて下さい。

市来さん:千利休……最初に見た時は、「あの千利休さんですか?」ってちょっと泡を吹きそうになったんですけど(苦笑)、名前は実在する人物でも架空の世界のお話だったので、自分なりに台本は利休はこういうキャラクターかなと思って演じました。
信長のマネジャーみたいな気持ちでやってと言われましたので、そんな気持ちで臨ませて頂きました。


――ドラマCDを楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします。

遊佐さん:深く考えずに、純粋に楽しんで頂ければいいのかなと思います。そういう切り口もあるんじゃないかな?という感じで、物事を見る時にあまり先入観を持たない方がいいということに、改めて気付かされる作品だと思います。
自分がこれまで先入観を持った生き方をしていたのか、どれだけ小さい人間だったのかということが分かるかもしれませんので(笑)、その辺を踏まえて聞いて頂ければいいと思います。一生懸命やらせて頂きましたので、楽しんで頂ければと思います。

櫻井さん:楽な気持ちで聞くのが一番ですよ。宮沢賢治は凄い人ですね。

鈴村さん:皆さんも学校の休み時間だったり、居酒屋でのトークで、あの歴史の話とかあの作品のサイドストーリー的なことを喋って盛り上がったりしたことはありませんか?あるでしょう?
それが作品になっちゃったよ~ん(笑)

一同:笑

鈴村さん:是非、手にとってみて下さい。日頃の文学への敷居の高さが払拭されるぜ!
もし、宮沢賢治の『注文の多い料理店』の方をまだ読んだことのない人は、このCDをきっかけに読んでみたらどうかな?原作の方も本当にいい本なんだぜ?俺は大好きだった………(笑)。
お前らも、きっと感動してくれると思う。今日はどうもありがとう!

櫻井さん:ライブみたいだね(笑)

一同:笑

市来さん:自分はこの作品に関わると知った時に、存在は勿論知っていたんですけど、初めて『注文の多い料理店』をちゃんとチェックしたんですよ。その上でドラマCDをやったので、より楽しめる部分がありました。やっぱり元を知っているのと知らないのでは、結構楽しみ方が違うので、勿論、こっちが先でもいいと思うんですけど、よかったら原作もチェックしてみて下さい。

鈴村さん:俺と同じこと言ってる…

市来さん:鈴村さんと同じこと言ってしまって申し訳ないんですけど…

鈴村さん:俺のが下手だってこと…?

市来さん:鈴村さんがとかそういうことじゃなくて、僕も鈴村さんの意見に共感したから言ってしまったわけでして…

遊佐さん:大丈夫。鈴村さんの所はカットになるから。君が初めて言ったことになるから(笑)。

市来さん:(苦笑)。僕も鈴村さんと同じように思いました!


■名作文学(笑)ドラマCD「注文の多い第六天魔王」
2010年1月27日発売予定
定価2,625円  FCCN-0058

発売元・販売元:フロンティアワークス
販売協力:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

<キャスト>
信長:遊佐浩二
光秀:櫻井孝宏
秀吉:鈴村健一
利休:市来光弘

>>名作文学(笑)ドラマCD 特設サイト

(C)2009フロンティアワークス
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