音楽番組「STUDIO MUSIX」 MC担当・May'nさんにインタビュー
ANIMAXで月に一度放送されている音楽番組「STUDIO MUSIX」。番組では『マクロスF』をはじめとするアニメの楽曲などで知られるアーティスト・May'nさんのMCのもと、ゲストとのプレミアムトークや、スタジオライブが繰り広げられる。
今回は収録の合間に、「STUDIO MUSIX」の見どころ、そしてリリースされたばかりの新曲『Chase the world』についても語ってもらった。
――「STUDIO MUSIX」のメインMCをやってみての感想をお願いします。
May'nさん(以下、May'n):音楽番組のMCをさせていただくのは初めてだったので、最初は戸惑いや緊張がありました。でも、今ではゲストに来たアーティストのみなさんと音楽の話からプライベートな話まで毎回楽しくお話しさせていただいています。
――ラジオでも番組などでパーソナリティを担当されていますが、ラジオのMCとテレビでのMCの違いはありますか?
May'n:それまでさせていただいた番組のMCとかはよりプライベートな感じやラフな感じっていうのを中心にお聞きすることが多かったんです。「STUDIO MUSIX」ではもっと音楽に深く入り込んだ質問っていうのもしていきたいというお話をスタッフの方からも聞いていたのもありますし、私自身アーティストとして活動させていただいているので、ミュージシャン同士の対談みたいなことが出来ればいいなっていうのを目標に頑張っています。
――今日の収録で「STUDIO MUSIX」も12回目になりますが、この約1年の放送を通しての感想をお願いします。
May'n:今回の収録の時も約1年と言っていたのを聞いて、「あ! もう1年経ったんだ!」っていう驚きの方が大きくて、本当にあっという間に過ぎたなって思いました。もちろんまだまだたくさん勉強させていただくことはあるんですけど、最初のころよりも「これも聴いてみたい!」「あれも聴いてみたい!」って、その話から生まれた次の質問っていうのがすごく出るようになったかなと思います。なるべく自然に普段お話しているような感覚でトークをしていきたいなって思っていたので、最近それが自然にできるようになってきたんじゃないかなと感じています。
――今までで印象に残った回はありますか?
May'n:毎回ゲストの皆さんも私にたくさん質問してくださるので、ゲストの皆さんにいつも助けられているなって思います。
――視聴者の反応はどうですか?
May'n:やっぱりアーティスト同士がしゃべるっていう番組もなかなかないですし、「この人とMay'nってこうやってしゃべるんだ」っていう、私のファンの方もMay'nの素の部分がより見えるっておっしゃってくれるので反響は大きいです。番組でスタジオライブというのがあるのですが、生バンドの皆さんと実際にそこで歌を歌って収録して、しかもフルで流すんです。そういった番組ってなかなかないと思うので、音楽を聴くっていう意味でも皆さんからとても好評いただいています。
――実際番組中に歌われてどうでしたか?
May'n:その時にしか奏でられない音っていうのが必ずあるのでライブがすごく好きなのですけど、それを実際にスタジオでやることが出来るのが本当にうれしいです。バンドメンバーの皆さんも「STUDIO MUSIX BAND」という方たちでやっていただいています。また、自分がライブをする時のバンドメンバーとも違うので、自分のライブでも聴くことが出来ない音をこの番組で聴くことが出来ました。やっぱりテレビで「STUDIO MUSIX」のような形で演奏して歌うっていうのはなかなかないので、毎回歌収録も楽しみにしています。
――今後番組でやってみたいことはありますか?
May'n:いろいろなジャンルの方や、いろいろなスタイルの方と出会うと本当に毎回発見があるので、どんどんいろいろな皆さんとお話ししたいなって思いますし、そうやって皆さんのことをより知っていきたいなっていう気持ちもあります。私の中でやってみたいなって思うのが、先ほどお話ししたスタジオライブはお客さんがいない状態で今は収録しているんですけど、いつかはお客さんが入って、本当のライブという感じで収録をしてみたいと思います。公開収録してみたいです。
――新曲のお話を聞かせていただきます。この春より放送中のアニメ『アクセル・ワールド』のOPテーマである『Chase the world』を初めて聴いたときいかがでしたか?
May'n:今回、浅倉さんとは2度目のコラボレーションになるのですが、やっぱりその楽曲を聴いたときに『アクセル・ワールド』の世界観をすごく感じました。いつも作品のタイアップをいただいたときには、毎回必ず原作を読ませていただいているんですけど、私自身がその作品にハマってしまいました。
疾走感とかスピード感とか、それぞれのキャラクターが持つ切ない想いだったり、強い想いっていうのがすべてこの楽曲に込められているなと、感じられました。、浅倉さんも作詞を担当された井上秋緖さんも作品のことをすごく考えて作ってくださったんだなって思ったら、単純にうれしかったです。その音楽に私も歌を乗せる時にやっぱり『アクセル・ワールド』の世界観を一番に考えたいなと思いました。
――レコーディングの時に一番気を付けたことはなんですか?
May'n:今回の『Chase the world』という曲は『アクセル・ワールド』の世界観とリンクしています。もっともっと自分自身が変わっていきたいという強い想いを込めた楽曲になっているので、私もそうやって上を目指す強い気持ちを込めています。浅倉さんが作る楽曲ってすごいスピード感があって、ボーっとしていたら取り残されちゃうような疾走感のあるサウンドなので、前回の『Scarlet Ballet』の時はすごく練習してレコーディングに挑みました。もちろん今回も練習していたのですが、「追いつかなきゃ!」という焦っている感じも、もしかしたらこの作品とかこの歌詞の世界観にも合うんじゃないかと思い、「もっと近づきたい」「もっと届きたい」っていうその想いを自分の中にも入れることが出来た作品です。
――アニメの中で主人公自体が一生懸命で「自分で何とかしたい」ともがいている感じがこの楽曲では表現されているわけですね!
May'n:はい。その必死さや、がむしゃらにというのが曲を聴いてくれる方に伝わっていればうれしいなと思います。
――では、『Chase the world』聴きどころは、どういったところでしょうか?
May'n:まずはそのスピード感、アニメで言うと加速感っていうものをコンセプトに今回は制作しているので、ぜひそのスピード感に注目していただきたいです。あとは、重なる言葉が多くて、「もっと高くもっと強く」や「僕は僕の」など、そういった重なる言葉の歌い方とかリズム感もです。今までは滑らかにロングトーンで歌うって楽曲が多かったのですけど、重ねるリズムっていうのは浅倉さんがたくさんアイデアを出してくださって、今回自分の中で新たに生まれたリズム感なんです。ちょっとした違いなんですけど、いつもMay'nの曲を聴いていただいている皆さんには「ちょっとここMay'n新しいぞ」っていうそんなところを発見できるんじゃないかなって思います。
――それでは最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします。
May'n:『Chase the world』という曲が発売されて『アクセル・ワールド』とともに楽しんでいただきたいと思います。疾走感がとにかくある曲で、ライブでもみんなと一緒にかなり盛り上がれるかと思いますので、ぜひ聴いてください! あと、ライブツアーも5月25日(金)からスタートします。今回は国内と海外併せて約半年で35公演させていただくのですが、皆さんの元にも行きたいなと思っていますので近くの会場に足を運んでいただけるとうれしいです。そして、月に一度の「STUDIO MUSIX」も、ぜひぜひ観てください!
――ありがとうございました!
◆『Chase the world』/May'n
発売日:2012年5月9日(水)
価格:
初回限定盤 1,575円(税込)
通常盤 1,155円(税込)
アバター盤(アニメ盤) 1,365円(税込)
※初回限定盤は『Chase the world』Music Video 収録DVD付
※アバター盤の特典DVDにはアニメ『アクセル・ワールド』Promotion Videoが収録。
>>「STUDIO MUSIX」公式サイト
>>May'n オフィシャルサイト
>>アニメ『アクセル・ワールド』公式サイト