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映画

新海 誠監督の最新作『言の葉の庭』主演・入野自由さん&花澤香菜さんインタビュー! 「セリフの一つひとつを聞き逃さないで欲しい」(花澤)
2013年5月31日(金)より劇場公開されるアニメーション映画『言の葉の庭』。本作は、『秒速5センチメートル』や『星を追う子ども』など、オリジナル劇場作品で知られる新海 誠監督の最新作だ。
今回は、『言の葉の庭』にて主演を務めた声優・入野自由さん(秋月孝雄 役)と花澤香菜さん(雪野百香里 役)のお二人に、映画への想いやアフレコ現場でのエピソードを伺った。
タカオは、心に傷を負っているユキノに「彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたい」という想いを抱くようになる。梅雨の不安定な空模様から初夏へと向かう季節の流れと、二人の心の変化を描いた短編映画だ。
秋月孝雄 役・入野自由さん(以下、入野):タカオは15歳という年齢にしては、とても大人びた少年です。自分の夢も持っていて、そのためにどういう行動を起こせばいいのかも分かっている。だけど、その前に、今やらなくてはならないことと、やりたいこととのジレンマを抱えています。
雪野百香里 役・花澤香菜さん(以下、花澤):ユキノは、職場でのトラブルが原因で精神的にダメージを受けてしまい仕事に行けなくなってしまったという、謎めいた27歳の女性です。
――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか? エピソードがあれば教えてください。
入野:基本的には二人のシーンが多いので、現場でも二人で収録することがほとんどでした。映画の中の空気感と、同じような雰囲気が現場にも流れていた気がします。
花澤:入野さんと現場でお会いする時は、劇場作品のイメージが強くて。今回もそうだったので、何か縁があるのかなと思いました。アフレコは、よい緊張感の中でやらせて頂きました。
――新海 誠監督の印象を教えてください。また、どんなアドバイスやお話がありましたか?
入野:監督の中で作品のイメージがハッキリと見えているので、絵や音楽に合わせて、セリフ一つ一つのニュアンスやタイミングなど、細かいところまで明確に指示戴きました。
花澤:私は監督と今回初めてお会いしたのですが、物腰柔らかでお人柄が素敵で、アフレコもとてもやりやすかったです。こういう方と一緒に仕事をしたいなと思わせる方でした。オーディションの時から「このキャラは、今こういう心情です」と細かな話し合いの時間を設けて下さって、役に入り込みやすい指示をして下さいました。
――本編の中で、思い入れのあるシーンはありますか?
入野:序盤にある、タカオとタカオのお兄さんとの会話シーンです。やかんでお湯が沸くところなど、日常のありふれた生活音が、聴いていて心地よかったです。
花澤:特定のシーンと言うよりは、映画全般の風景です。実在する場所が使われているので、アフレコ前にも訪れたのですが、収録を終えて完成した作品を観てから、本編に出て来た場所を通ると、そのシーンがよみがえります。
――雨の日にだけ二人が合えるという物語上の設定もあり、もう一人の主人公でもある雨には、様々な表情がありましたが、それについて、感じられたことはありますか?
入野:雨の表情も、アニメーションならではだと思いました。どしゃ降り、霧雨など、より細かく表現されていた雨が、タカオとユキノ、それぞれの心と通じていく様を現しているように感じました。
花澤:新海さんには雨がそういうふうに見えるのかしらと思いながら。本当にドラマチックだし、キレイでした。
――本作の見どころ、注目して欲しいポイントはどのようなところでしょうか?
入野:観て下さった方が、それぞれに見つけてもらえたらいいのですが、個人的なところで言えば、前半にある家族や、学校の友達とのやりとりです。日常を舞台にしている作品なので、何気なく描かれているシーンの音や空気感に注目してみて下さい。でも、まずは先入観なく観て下さい。
花澤:物語自体はとてもシンプルで、いろんな人にわかりやすく作られています。ですが、やりとりされている言葉はすごく意味深で、セリフの一つひとつを聞き逃さないで欲しいなと思います。
――最後に映画を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
入野:とても優しい作品です。また、観る人の年齢や、状況によって映画の見方が変わると思うので、何度も観て欲しいです。
花澤:私は試写を観させて頂いたんですけど、やっぱり劇場で観たい作品だなと思いました。新緑の美しさもそうですし、雨の描かれ方や音楽も、劇場で感じてもらった方がいいなと思ったので、是非劇場に見に来て欲しいです。
(C)Makoto Shinkai/ CoMix Wave Films
今回は、『言の葉の庭』にて主演を務めた声優・入野自由さん(秋月孝雄 役)と花澤香菜さん(雪野百香里 役)のお二人に、映画への想いやアフレコ現場でのエピソードを伺った。
イントロダクション
靴職人を目指す高校生の秋月孝雄(タカオ)は、雨の降る日には決まって学校をさぼり、公園で靴のスケッチをしていた。ある日、タカオは日中から公園で缶ビールを飲んでいる年上の女性・雪野百香里(ユキノ)と出会う。それから、雨の日だけ公園で会うようになった二人は、次第に心を通わせていく。タカオは、心に傷を負っているユキノに「彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたい」という想いを抱くようになる。梅雨の不安定な空模様から初夏へと向かう季節の流れと、二人の心の変化を描いた短編映画だ。
登場人物
秋月孝雄(あきづき たかお) / 声:入野自由
高校一年生で一五歳。靴職人を目指し、日々、バイトをしながら制作活動を行っている。家庭環境もあって、年齢より大人びた性格。雨の日の午前中は学校に行かず、庭園で靴のデザインを考えている。雪野百香里(ゆきの ゆかり) / 声:花澤 香菜
タカオが雨の日の庭園で出会った、謎めいた女性。朝からチョコレートを片手にビールを飲んでいる。声を掛けたタカオにある和歌を口にして、そこから雨の日の午前中だけの交流が始まるが……入野自由さん&花澤香菜さんインタビュー
――それぞれのキャラクターの印象や、演じてみてからの感想をお聞かせ下さい。秋月孝雄 役・入野自由さん(以下、入野):タカオは15歳という年齢にしては、とても大人びた少年です。自分の夢も持っていて、そのためにどういう行動を起こせばいいのかも分かっている。だけど、その前に、今やらなくてはならないことと、やりたいこととのジレンマを抱えています。
雪野百香里 役・花澤香菜さん(以下、花澤):ユキノは、職場でのトラブルが原因で精神的にダメージを受けてしまい仕事に行けなくなってしまったという、謎めいた27歳の女性です。
――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか? エピソードがあれば教えてください。
入野:基本的には二人のシーンが多いので、現場でも二人で収録することがほとんどでした。映画の中の空気感と、同じような雰囲気が現場にも流れていた気がします。
花澤:入野さんと現場でお会いする時は、劇場作品のイメージが強くて。今回もそうだったので、何か縁があるのかなと思いました。アフレコは、よい緊張感の中でやらせて頂きました。
――新海 誠監督の印象を教えてください。また、どんなアドバイスやお話がありましたか?
入野:監督の中で作品のイメージがハッキリと見えているので、絵や音楽に合わせて、セリフ一つ一つのニュアンスやタイミングなど、細かいところまで明確に指示戴きました。
花澤:私は監督と今回初めてお会いしたのですが、物腰柔らかでお人柄が素敵で、アフレコもとてもやりやすかったです。こういう方と一緒に仕事をしたいなと思わせる方でした。オーディションの時から「このキャラは、今こういう心情です」と細かな話し合いの時間を設けて下さって、役に入り込みやすい指示をして下さいました。
――本編の中で、思い入れのあるシーンはありますか?
入野:序盤にある、タカオとタカオのお兄さんとの会話シーンです。やかんでお湯が沸くところなど、日常のありふれた生活音が、聴いていて心地よかったです。
花澤:特定のシーンと言うよりは、映画全般の風景です。実在する場所が使われているので、アフレコ前にも訪れたのですが、収録を終えて完成した作品を観てから、本編に出て来た場所を通ると、そのシーンがよみがえります。
――雨の日にだけ二人が合えるという物語上の設定もあり、もう一人の主人公でもある雨には、様々な表情がありましたが、それについて、感じられたことはありますか?
入野:雨の表情も、アニメーションならではだと思いました。どしゃ降り、霧雨など、より細かく表現されていた雨が、タカオとユキノ、それぞれの心と通じていく様を現しているように感じました。
花澤:新海さんには雨がそういうふうに見えるのかしらと思いながら。本当にドラマチックだし、キレイでした。
――本作の見どころ、注目して欲しいポイントはどのようなところでしょうか?
入野:観て下さった方が、それぞれに見つけてもらえたらいいのですが、個人的なところで言えば、前半にある家族や、学校の友達とのやりとりです。日常を舞台にしている作品なので、何気なく描かれているシーンの音や空気感に注目してみて下さい。でも、まずは先入観なく観て下さい。
花澤:物語自体はとてもシンプルで、いろんな人にわかりやすく作られています。ですが、やりとりされている言葉はすごく意味深で、セリフの一つひとつを聞き逃さないで欲しいなと思います。
――最後に映画を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
入野:とても優しい作品です。また、観る人の年齢や、状況によって映画の見方が変わると思うので、何度も観て欲しいです。
花澤:私は試写を観させて頂いたんですけど、やっぱり劇場で観たい作品だなと思いました。新緑の美しさもそうですし、雨の描かれ方や音楽も、劇場で感じてもらった方がいいなと思ったので、是非劇場に見に来て欲しいです。
『言の葉の庭』作品情報
2013年5月31日(金)ロードショー
あらすじ
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
キャスト
(C)Makoto Shinkai/ CoMix Wave Films
(C)Makoto Shinkai / CoMix Wave Films




















































