声優
『フリージング』第2期 連続キャスト対談企画 Vol.2【前編】

『フリージング ヴァイブレーション』連続キャスト対談企画 Vol.2! エリザベス役・甲斐田裕子さん、シフォン役・井上麻里奈さん、アミリア役・三森すずこさん【前編】

 異次元体・ノヴァとパンドラと呼ばれる少女たちとの激しいバトルを描いたSFアクション作品『フリージング』。その続編となる『フリージング ヴァイブレーション』が2013年10月より放送中! 今シリーズは、パンドラを人為的に生み出そうとするEパンドラ計画を巡る策謀に巻き込まれるパンドラ達とEパンドラの少女達の物語を中心に描かれているが、いよいよ終盤へ。

 当サイトでは出演キャストの連続対談企画をお送りしている。第1弾は主役のサテライザー=エル=ブリジットを演じる能登麻美子さんとロックサンヌ=エリプトン役の寺川愛美さんの対談、そして今回はエリザベス=メイブリー役・甲斐田裕子さん、シフォン=フェアチャイルド役・井上麻里奈さん、アミリア=エヴァンス役・三森すずこさんが登場! 本シリーズのキーキャラクターを演じる3人に2回に亘りお話を伺った。

●1期とガラりと雰囲気が変わった2期

――新シリーズのお話に入る前に、1期を振り返っていただけますか? 印象的なシーンなどもあれば。

エリザベス役・甲斐田裕子さん(以下、甲斐田):私、ほとんどしゃべってなかったです。裸で泳ぐ人だなという印象くらいで(笑)。謎のキャラだなと。だから2期に入って、彼女が何を考えて、どんな行動する人なのか、わかってきてよかったです。

シフォン役・井上麻里奈さん(以下、井上):シフォンはしゃべると説明的なセリフが多くて、いろいろなことを知っている子なんだろうなと思ってましたが、彼女にスポットが当たるエピソードがあまりなくて。シフォンも謎多きキャラということと、きっと強いんだろうなとは思ってました。どちらかというとシフォンもエリザベスも他のキャラが頑張って戦っているのを大変だなと見守っている立場だった気がします。お色気シーンは1期のほうが多くて、2期に入ってからガラっと雰囲気が変わりましたね。

甲斐田:学園ものっぽいノリもあったよね。

井上:みんな、もうちょっと楽しそうだったし。ストーリーに直接関係なかった、みんなで水着大会のエピソードが今も脳裏に残っています(笑)。


●私もお色気担当なのかなとドキドキ?

―― 三森さんは新シリーズからの参加ですが、1期の映像や原作などはご覧になりましたか?

アミリア役・三森すずこさん(以下、三森):同じユニットで活動している橘田(いずみ)さんがクレオ役で出演していたので、アニメを見てました。橘田さんは今回もジーナ役で出てますけど(笑)。かわいい女の子がいっぱいで、セクシーなシーンもたくさんあって衝撃を受けたりして。

 だから2期への参加が決まった時、私のキャラもお色気シーンを担当するのかなとドキドキしました(笑)。でも原作を読んだら、シリアスなストーリーで、激しいバトルシーンも結構あって、気合を入れて頑張らなきゃと覚悟をして収録に挑みました。

●2年半ぶりの収録で音響監督から言われた衝撃のひと言!?

――実際に2期の収録をしてみての感想は?

甲斐田:まず収録スケジュールが決まった時点で「まさか!?」と思いました。

井上:私もです。

甲斐田:私自身、学生を演じる機会が少なくて、1期の時にさえ年齢が出ないようにと意識していたのに、更に2年半も経ってヤバイぞと(笑)。でも、1期では比較的セリフが少なかったのでごまかせるかもと。

(一同爆笑)

甲斐田:でも1期以上にいっぱいしゃべるので、音響監督の辻谷(耕史)さんから時折、「おばさんになってます」と言われて、「やっぱり?」って。口調で若さが表現できればいいんですけど、エリザベスは比較的しっかりした大人な部分を持った子なので、語尾とか言葉そのものでは難しくて。一歩間違うとおばさんというスレスレのラインで、必死に収録しました。

井上:2期のお話をいただいて、またあの続きができるんだという喜びがありました。1期ではたくさんのキャラがいて、みんなと会えるんだなと思っていたら、1期からのキャラはサテライザー、カズヤ、ラナ、あと学校の生徒ではエリザベス、シフォンくらいですと聞いてビックリしました。2期はどんなお話になるんだろうと想像もつかなくて。1話が楽しみでもありました。収録自体はあまり考えずに臨んだ気がします。

甲斐田:シフォンだからでしょ?

井上:あれ?(笑) 自分のキャラのことより、まずお話がどうだったかなと。1話の冒頭で雪山を飛び降りるシーンからで、どうつながったんだろう? と思い出すのに結構苦労しました。

三森:こんなに戦っているキャラを演じるのはたぶん初めてで、アミリアがクローズアップされる回ではずっと戦いっぱなし。収録前にビデオチェックをしていたら、家中に声が響き渡っちゃって、「隣りの家に変な人いる」と思われたら、どうしようと心配になったり(笑)。どうやったら戦っているように聴こえるのか、すごく考えました。新しい自分を発見できた気がします。


●エリザベスとEパンドラ中心でヒロインの影が……

――自身が演じるキャラについて1期と2期の違い、成長した部分など感じましたか?

井上:ようやくシフォンが見えてきました。こういう人だったんだと。

甲斐田:そうそう! 

三森: (笑)。

甲斐田:エリザベスはみんなに慕われているという設定でしたが、2期に入って、こういうことなんだと理解できて。エリザベスの全貌が見えてきたし、いっぱいしゃべるので楽しくなりました。いつも寂しいなと思っていたので(笑)。

井上:2期はエリザベスの話と言ってもいいくらい、大活躍ですからね。エリザベスとEパンドラの子たちが中心で。「カズヤいる?」みたいな。

甲斐田:主役なのに(笑)。

井上:シフォンに関してはこの取材の時点ではそれほど変わりはなく、いろいろ知ってるくせに笑顔で包み隠している感じですね。ただ特典のドラマCDの収録があって、過去のシフォンを演じたので、そこでシフォンの生い立ちや「不世出のモンスター」と呼ばれるゆえんが描かれていたので、シフォンに対しての見方が変わりました。

宣伝担当:そのドラマCDはBlu-ray&DVDの初回特典になっていますので、ぜひお買い求めください。

井上:とのことです。

――公式サイトのビジュアルでは吹雪の中、サテライザー、エリザベス、シフォンが凛々しく立っているし、この対談でなぜこの3人なのかと考えれば、シフォンの見せ場もきっと……。

井上:そうなんですか?

三森:そうですよ!

甲斐田:そうだよ、たぶん。

井上:じゃあ期待してます(笑)。

●アミリアと三森さんの共通点は?

――今期の新キャラで、Eパンドラの一人、アミリアの印象は? 自分と似ているところなどもあれば。

三森:アミリアはしっかりしてて責任感が強くて、他のEパンドラの子たちを守るお姉ちゃんみたいな存在です。私も妹がいたり、ユニットでもお姉ちゃん的なポジションにいるので、そこは似てるかも。性格的には私は彼女みたいにしっかりしてないので、あこがれます。

甲斐:そう見えないよ。

井上:うん。

三森:ありがとうございます!

――アミリアを演じる時に、心がけていることは?

三森:最初は落ち着いたしゃべり口調で話していたんですけど、育ちが良く聴こえるとEパンドラらしくないし。Eパンドラの子たちは恵まれない状況で育って、志願せざるをえない子たちだから。そのバランスが難しいです。

井上:アミリアはいつも叫んでいて大変だなと。特にジーナが死ぬシーン前後では複雑な心の動きもあったと思うし、精神的にもつらいシーンがあって。「頑張れ!」と心の中で応援しながら見守ってました。

甲斐田:まっすぐで、必死に仲間を守ろうとするアミリアを一生懸命に演じる姿を見て私も心の中で「頑張れ!」とエールを送ってます(笑)。


●シフォンの目が開いた時は要注意!?

――ではシフォンを演じる井上さんを身近で見て感じたことは?

甲斐田:1期から思ってましたが、シフォンと雰囲気が似てるよね。意外と。

三森:私もシフォンさんのあのやわらかい感じとかピッタリだと思いました。

井上:本当ですか? 自分ではわからないけど……。「何でこの役、私なんだろう?」と1期の時からずっと思って、ここまで来たので(笑)。

三森:でもキレたらきっと怖いタイプだろうなと。あっ、井上さんがキレたら怖いというわけじゃないですよ。

井上:私、キレたら怖いですよ。

(一同爆笑)

三森:シフォンはまだ何を考えているのか、わからないのがスリリングで。演技を見ててもいつキレるのかなとハラハラして。

井上:きっと今日の収録です!

甲斐田:でも、これから本性が見えてくるのかなという予感がします。

井上:怖いところを演じるのは楽しいですね。急に素になるところとか。

三森:ふいに目が開いて。

井上:目が開いたところはヤバいです。世界が破滅するので、気を付けてください。

甲斐田:最強だよね。


●甲斐田さんの演技を見るとエリザベスを慕う気持ちがわかる!?

――甲斐田さん演じるエリザベスの印象と、甲斐田さんが近くで演じるのを見ての感想も。

井上:素敵なんです。甲斐田さんが。ずっと後ろからマイクに向かって立っている姿を見つめています。

甲斐田:私、麻里奈ちゃんのマイクワークが好きなの。だからいつも「移動させちゃってすみません」と思いながらやってるの。

井上:私のほうこそですよ! 皆さんの邪魔をしないようにと。

三森:私も甲斐田さんと一緒にマイク前に立っているとドキドキしちゃうんです。いつも私の右側に立たれていることが多いんですけど、恥ずかしくて見れなくて。

甲斐田:すずこちゃんまで?

井上:アンドレの気持ちがわかるよね。

三森:そうなんです!

井上:「Yes,my lady」と言いたくなるのもわかる。

甲斐田:エリザベスとアンドレ、二人のシーンになるとすごく凝視しちゃって。エリザベスの今まで隠されてきた心情や何に向かっていくのかが、すごく描かれていて。特にリミッターのアンドレの関係は素敵だし、二人の誓いのシーンはぐっと来ました。

三森:私もきゅんとしました。井上さんとシフォン、甲斐田さんとエリザベス、どちらもお二人にピッタリで、二次元と三次元の狭間がわからなくなるくらいの美しさが素敵です。

――エリザベスは2期の収録前に行われた公式サイトでのアンケートで、「もしパートナーにするなら」の質問でも一番人気でした。

甲斐田:彼女はすごいですね。リーダーシップと信念を持っていて。自分の身が危険にさらされることもいとわず。

井上:だから、あの拷問を受けるシーンは見てて、とてもつらかったです。

甲斐田:よかった。同情してもらえなかったらちょっとせつないから。

(一同爆笑)

[後編へ続く]

【放送情報】
AT-X:毎週金曜日夜9:30~
[AT-X リピート放送]
毎週日曜日朝8:30~
毎週火曜日深夜3:30~
毎週木曜日夕方3:30~

TOKYO MX:毎週金曜日深夜1:00~
サンテレビ:毎週火曜日深夜1:30~
テレビ愛知:毎週火曜日深夜3:05~
BS11:毎週木曜日深夜0:30~

【スタッフ】
原作:林達永、金光鉉
(コミックヴァルキリーWeb版連載中・キルタイムコミュニケーション刊)
監督:渡部高志
助監督:羽多野浩平
シリーズ構成・脚本:赤星政尚
キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺真由美
アクション作画監督:須賀重行
設定デザイン:きむらひでふみ
メカデザイン:川原智弘
色彩設計:西表美智代
撮影監督:武原健二
編集:西山茂
音響監督:辻谷耕史
音楽:横山克
音楽制作:KADOKAWA メディアファクトリー
プロデュース:エスウッド
制作:A・C・G・T
製作:フリージング ヴァイブレーション製作委員会

[オープニングテーマ]
・『AVENGE WORLD』
歌:鈴木このみ
作詞:畑 亜貴 / 作・編曲:囚人

[エンディングテーマ]
・『世界は疵を抱きしめる』
歌:鈴木このみ
作詞:畑 亜貴 / 作・編曲:囚人

【キャスト】
サテライザー=エル=ブリジット:能登麻美子
アオイ=カズヤ:市来光弘
ラナ=リンチェン:花澤香菜
キャシー=ロックハート:釘宮理恵
シフォン=フェアチャイルド:井上麻里奈
エリザベス=メイブリー:甲斐田裕子
ロックサンヌ=エリプトン:寺川愛美
シャルル=ボナパルト:山口立花子
ユリア=ムンベルク:東城日沙子
アミリア=エヴァンス:三森すずこ
ラトル:桑原由気
ジーナ=パープルトン:橘田いずみ
アンドレ:霜月紫
ユジン:岩瀬周平
スカーレット大原:雪野五月
アオイ源吾:斧アツシ

<リリース情報>
◆Blu-ray&DVD『フリージングヴァイブレーションVol.1』

発売日:2013年12月25日(水)
価格:BD 7,350円(税込) / DVD 6,300円(税込)
発売元・販売元:KADOKAWA メディアファクトリー

【収録話数】
第1話・第2話

【初回生産特典】
(1)キャラクターデザイン・渡辺真由美描き下ろしスペシャルクリアケース
(2)原作・金光鉉描き下ろしスペシャルデジ仕様ジャケット
(3)赤星政尚書き下ろしドラマCD 「ゼロポイントの少女たち」
(4)フリージングマガジンV(各種設定資料/用語集ほか)
(5)原作・金光鉉描き下ろしスペシャルおっぱいポスター

【毎回特典】
(1)震えちゃう.フリージングヴァイブレーションOVA Vol.1
(2)ゼネティックスTV ヴァイブレーションVol.1(実写映像)
出演:能登麻美子、花澤香菜
(3)ゼネティックスTVぷちVol.1&2(実写映像)
出演:三森すずこ、橘田いずみ、寺川愛美


◆OP&ED主題歌シングル『AVENGE WORLD/世界は疵を抱きしめる』
歌:鈴木このみ
発売日:2013年11月27日(水)
価格:1,260円(税込)
発売・販売元:KADOKAWA メディアファクトリー

【収録内容】
(1)『フリージングヴァイブレーション』OPテーマ『AVENGE WORLD』
(2)『フリージングヴァイブレーション』EDテーマ『世界は疵を抱きしめる』
他、カップリングとoff Vocalを含む全5曲を収録予定。

★第1期「フリージング」Blu-ray BOX 発売中!


>>『フリージング ヴァイブレーション』公式サイト
>>『フリージング』公式Twitter
>>コミックヴァルキリー公式サイト

(C)2013 林達永・金光鉉・アートリムメディア・キルタイムコミュニケーション/フリージング ヴァイブレーション製作委員会
(C)2011 林達永・金光鉉・アートリムメディア・キルタイムコミュニケーション/フリージング製作委員会 
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