音楽
ryo(supercell)プロデュース・Tia 初インタビュー

『うーさーのその日暮らし』EDテーマ~『ノラガミ』EDテーマまでアーティストデビューからの歩みに迫る! ryo(supercell)プロデュース・Tia 初インタビュー

 中学生時代にニコニコ生放送を配信し、それを偶然目にしたryoさん(supercell)によりデビューすることとなったシンデレラガール、Tiaさん。2012年10月放送のテレビアニメ『うーさーのその日暮らし』にて、EDテーマ『ラブミーギミー』で堂々たるデビューを飾り、同作で声優にもチャレンジと、現役女子高生にして華々しい活躍を見せつけた。

 そして、感性・技術を磨いた1年を経て、ryoさんのプロデュースの元、ニューシングル『ハートリアライズ』をリリース。表題曲はテレビアニメ『ノラガミ』のEDテーマ、カップリング曲『ちょっと出かけてきます』はテレビアニメ『うーさーのその日暮らし 覚醒編』のイメージソングに起用。瑞々しくキュートで、聴き手の想像をかきたてるような歌声がアニメファンの心を掴み、好調なチャートアクションを記録中だ。

 そんな中、<アニメイトTV>で記念すべき初取材を敢行することに。初々しい様子ながらも、Tiaさん独自の感性が伝わってくる貴重なインタビューとなった。

●「今でもryoさんは憧れの存在」

──初インタビューをさせていただけて、すごく嬉しいです!……緊張されていますか?

Tiaさん(以下、Tia):はい……。すごく緊張しています(苦笑)。だんだん喋れるようになると思います。ごめんなさい。

──とんでもないです。では最初にTiaさんが音楽に興味を持ったきっかけを教えて下さい。

Tia:小さいころから音楽はよく聴いていました。幼少時はアイドルがすごく好きで、モーニング娘。をよく聴いていましたね。特に『I WISH』(2000年リリース)がすごく好きで。

──アイドルソングを聴いていくなかで、自分も歌い手になりたいなと思ったんですか?

Tia:歌いたいとは思ってなくて。アイドルの曲を聴いて、ノリノリで歌っていることが楽しかったというか。だから“歌いたい”というより“歌っていた”みたいな(笑)。小さい頃はあまり行かなかったけど、中学校くらいになってからはカラオケにもいくようになりましたね。

──中学時代にニコ生を配信していたそうですが、ニコ生に参加したきっかけはなんだったのでしょう。

Tia:友達から「ニコニコ動画っていうサイトがあって、そこで流行ってる音楽なんだ」みたいな感じでボーカロイドを聴かせてもらって、ニコニコ生放送を知って「やってみよう」って。そのときは誰かがこれを聴いてるっていうのは考えてなくて。自分が楽しければいいやみたいな感じで、やりたいようにやってました(笑)。

──その配信がデビューのキッカケとなったワケですが、ryoさんからお声が掛かったときはどんな心境でしたか。

Tia:ビックリしました。ryoさんのことはもちろん知っていたし、ニコ生では好き勝手やってたから……ウソみたいな話というか、信じられないというか……。もうビックリすることだらけで、周りの友達からも「ウソでしょ?」って言われて(笑)。

──実際にデビューが決まったときも、実感はなかったですか?

Tia:他人事みたいでしたね。嬉しいけど……「へぇぇ」みたいな(笑)。CDをもらってやっと実感が沸いた感じでした。

──なるほど。そのとき、目標にしているアーティストっていましたか?

Tia:昔からすごくsupercellが好きだったので……今でもryoさんは憧れの存在なので、supercellに憧れを持っています。こんなによくしてもらっていますけど、(ryoさんは)近いけど見上げる感じの存在ですね。

──そんな存在のryoさんがプロデュースしてくれるってすごい話ですね。

Tia:ホントに……ビックリしました。

●「聴いた人の耳に残るかを大切にしています」

──デビュー作『ラブミーギミー』(2012年12月リリース)のレコーディングのときはどんな気分でしたか。

Tia:楽しい雰囲気の曲だったので、特に何も考えず歌ってしまいました。今聴くと……駆け出しという感じがします。今でも駆け出しなんですけど、本当に「初めまして」って雰囲気の曲で、歌い方もまだまだスタート地点という感じでした。

──『ラブミーギミー』のリリースから約1年。この1年はどんな風に過ごされていたんですか。

Tia:『ラブミーギミー』を出して、音楽に対する考え方がちょっとずつ変わってきて、真剣さが出てきました。いろいろ音楽を研究したり……そんなに深いことはしていないんですけど、いろいろなジャンルの音楽を聴いてみたり、自分で曲を作ってみたり。

 『ラブミーギミー』のカップリング『Palette』は自分で作曲した曲だったんで、完成した当初は達成感みたいなモノがあったんですけど後から「まだまだ全然ダメだな、もうちょっと頑張らなきゃ」みたいな気持ちが出てきて。

──『Palette』はすごく良い曲じゃないですか。作曲はあの曲が初だったんですか?

Tia:実は作曲という作業自体を……最初は「鼻歌を歌うくらいかな」って思っていたんです(笑)。だから自分のなかでは作曲=鼻歌だったんです。それで何かの機会に自分で「作曲をしたことがある」って言っていて(笑)。それがきっかけだと思うんですけど、ryoさんに「Tiaちゃん、作曲してみなよ」って言われて「えええ?」って。

──じゃあ『Palette』のときは、鼻歌をテープレコーダーに吹き込んだりしたんですか?

Tia:そうです。でもこんなの作曲って言わないよなぁって(苦笑)。最初に曲を作ったときにryoさんがすぐに編曲してくれたんですよ。そしたらすごいレベルのオケが返って、自分の曲がこんなになっちゃうのか!って驚いて。それで「ああ、せっかくryoさんが編曲してくれるのに、こんなんじゃダメだ!」って思ったんです。しかも「自分が作った曲が、CDになるんだ!」といろいろ考えすぎて……すごく悩みました。それで1曲出来上がるまでに、何曲か作って……ryoさんに何曲か渡してかは「やめます」の繰り返しで。

──自分のなかの採用基準みたいのはなんだったんでしょう。

Tia:自分が作り手じゃない全然違う立場の人として聴いたときに、ハマるかどうかっていうか。聴いた人の耳に残るかを大切にしています。

──そういう曲にTiaさん自身も惹かれてきた?

Tia:うん。そうですね。メロディーでも歌詞でもいいから……何か残りやすい感じにしたいというか。そこを目指しているつもりです。

──作詞、作曲はどういう風に行っているんでしょうか。

Tia:歌詞は常に考えているので思いついたらメモをしています。歌詞ができたら「こんなメロディーが良いかなぁ」ってとりあえず歌ってみて──って感じで作ってきました。作曲も含め、今度はもっと頑張りたいなと思って、この1年間で調べものをたくさんして。

──たくさん音楽を聴かれていたとのことですが、具体的にどんな音楽を聴かれたんですか?

Tia:あまり決まってなくて。ゲームのインスト、インスト、洋楽、J-POP、アニソン……。

──ひたすら音楽を聴いて、Tiaさんが感じたこととは?

Tia:自分で曲を作るってなるとワンパターンになってしまう場合が多かったんです。でもいろいろな曲を聴いたら……作曲が同じかたでも、曲によってこんなにカラーが違うんだって。そんなことを考えてました。

──自分もそういう多彩な曲を作っていきたいなと?

Tia:似たような曲じゃなくて、いろいろな曲を作りたいなと。これからは作曲もたくさんしていきたいですね。今もちょいちょいしているんです。ちょっと前にryoさんに渡した曲は少し褒めてもらえたんですけど、自分で納得いかない部分があって「もうちょっと考えてみます」って今直している最中です。

──音楽的な感性が育った1年だったと思いますが、この1年でTiaさん自身、自分の成長を感じていますか。

Tia:結構あると思うんですけど……でも、自分ではやったつもりでも……ちょっとしか変わってない気もします(笑)。

●「もっと心に届けられるような歌い方にしたかった」

──1年振りのリリースとなった『ハートリアライズ』。久々のリリースということでプレッシャーみたいなモノはありましたか。

Tia:周りからのプレッシャーみたいなものは全然ないんですけど、全然ナイからこそ「ちゃんとしなきゃ」って思っていました(笑)。頑張らなきゃって。

──いつぐらいから制作ははじまったんですか。

Tia:去年の11月くらい……かな? 

──初めて曲を聴いたときの印象は?

Tia:キラキラして、ワクワクして、ドキドキする曲だなって。聴いてすぐに「ryoさんの曲だな」って誰もが分かる曲だと思いました。プリプロのときに『ノラガミ』の原作を全部読んだんですが、歌詞が『ノラガミ』のお話に沿ったストーリーになっていて改めて「歌詞がスゴイなぁ、大切に歌いたいなぁ」と思いました。

──レコーディングはどうでしたか?

Tia:前回はレコーディング自体初めてだったので、そんなにこだわりみたいなモノはなくて。「とりあえず楽しく歌えば大丈夫かな」みたいな感じだったんです。緊張はしていたんですけど、曲のおかげで楽しくレコーディングできました。ただ、今回は歌詞を大切にしたかったので気分任せじゃできないなって。

──前回以上に気合いが入っていたんですね。だからこそ、大変なことも多かったんじゃないですか。

Tia:はい。プリプロで回数を重ねていくうちに、自分の歌い方が気になってきたんです。最初の歌い方は全部同じように感じたり……譜面通りに歌っているんだけど、そんなに(心に)こない感じがして……あまり盛り上がらないというか、“フツウ”の感じで、これじゃダメだって。背中を押すような歌詞なのでもっと心に届けられるような歌い方にしたかったんです。5日間かけてレコーディングしたんですけど、かなり時間を掛けて歌わせてもらって、最終的にはいい感じに歌えたと思います。

──『ノラガミ』で『ハートリアライズ』が流れているのを観たときはどんな印象でしたか。

Tia:絵がキレイだなって。嬉しいって言うよりも「ああ、流れてるなぁ……」みたいな(笑) 。

──(笑) Tiaさんは感受性豊かな印象なんですが、そういうところはすごく客観的というか、冷静なんですね。

Tia:そんなコトないですよ(笑)。

──カップリング『ちょっと出かけてきます』はカラーの違った、しっとりした曲ですね。

Tia:手紙を書いている曲じゃないですか。勝手にryoさんから手紙をもらった気分になってて、最初は悲しい気分でレコーディングしていました(笑)。曲を聴いているだけでも「しゅん」となる曲だから、ちょっと寂しい気持ちでしたね。

──では完成した音源を聴いたときの印象は?

Tia:「しゅん」となる曲なので、こんなんで良かったのかなって(笑)。『ハートリアライズ』のときはレコーディングが終わってすぐにスピーカーで聴かせてもらったんです。タンバリンや鉄琴、いろいろな楽器が鳴っていて、スタジオの大きなスピーカーで聴いて圧倒されちゃって泣いてしまいました。

──それは感情が高ぶって?

Tia:……う~ん。なんだろう。なんて言ったらいいのかよく分からないんですけど……涙が出てきましたね。

●「(うーさーは)こんな風に終わるとは思ってなかったので悲しい」

──先日、『ノラガミ』『うーさーのその日暮らし 覚醒編』がともに最終回を迎えてしまいましたが、最終回を観てどんな気持ちでしたか?

Tia:『ノラガミ』はハッピーエンドで良かったです。『うーさー』はまさかの悲しい終わりかたで。曲のタイトルも「ちょっと出かけてきます」って……最初は想像できない感じでしたけど……まさかこんな風に終わるとは思ってなかったので悲しいです。そんな最終回でした。

──うんうん。ところでジャケットがノスタルジックですごく可愛いですよね。届いたときはどんな気持ちになりましたか?

Tia:『ハートリアライズ』に入っている3枚の歌詞カードの裏面がすべてイラストになっているのですが、この3枚とも優さんと一緒に構図を考えて。たくさん話し合って描いてもらったんですけど、すごく可愛くて。できあがったのをもらった瞬間、とても嬉しかったです。気に入っています。

──シングルが無事リリースされ、これからチャレンジしたいことはありますか?

Tia:なにか楽器をできたらなって思っています。

──楽器経験ってあるんですか?

Tia:バイオリンとサックス、ギター……

──ええ、十分じゃないですか(一同笑)。

Tia:へへ……でもどれもまだまだというか……。習い事みたいな感じでサックスを吹いてて。楽しいですよ。次にまだやりたい楽器は見つかってないんですけど……。最近やっと自分のサックスを手に入れたので、今はサックスを極めたいですね。

──楽しみにしています、ありがとうございました!


[インタビュー&文・逆井マリ]


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■Tia 2ndシングル『ハートリアライズ』
テレビアニメ『ノラガミ』のエンディングテーマ
c/w『ちょっと出かけてきます」』テレビアニメ『うーさーのその日暮らし 覚醒編』イメージソング

発売中
価格:
[初回生産限定盤【 CD+DVD 】] 1,600円(税抜)
初回特典:「ノラガミ」オリジナル・ステッカー
初回仕様:優描き下ろしイラスト・デジパック

[通常盤【CD only】] 1,200円(税抜)


>> Tia 『ハートリアライズ』公式サイト
>> Tia Twitterアカウント
>>テレビアニメ『ノラガミ』公式サイト
>>テレビアニメ『うーさーのその日暮らし』公式サイト

(C)あだちとか・講談社/ノラガミ製作委員会

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