音楽
『牙狼』 佐咲紗花インタビュー

「金髪にしたのは『牙狼』ワードにもある「金色になれ」を体現してみました」 アニメ『牙狼<GARO>-炎の刻印-』 リレーインタビュー 佐咲紗花編

 人気特撮作品『牙狼<GARO>』がアニメ『牙狼<GARO>-炎の刻印-』として10月より放送中! その『牙狼<GARO>-炎の刻印-』の放送を記念して、リレーインタビュー企画をお届けしている。

 今回はED曲「CHIASTOLITE-キャストライト-」を歌う佐咲紗花さん。妖精帝國との初コラボレーションや佐咲さん自身もこのシングルのために髪も金髪色に染めるなど話題になっている。『牙狼<GARO>-炎の刻印-』の印象やED曲「CHIASTOLITE」にかけた想い、そして来年開催されるデビュー5周年ライブについて語ってもらった。

■ ストーリーと音楽と映像の融合に感動。ED映像の黄金騎士の躍動感にも感激!

――アニメ版『牙狼<GARO>』のED曲を担当されることが決まった時の感想は?

佐咲紗花さん:イチ視聴者として牙狼のアニメ化の発表に放送をとても楽しみにしていたのですごくビックリしましたし、妖精帝國さんにサウンドプロデュースしていただくこともお聞きして二度ビックリみたいな(笑)。

――アニメはご覧になりました?

佐咲さん:はい! 特撮ドラマの『牙狼 <GARO>』(以下、牙狼)とは全然違う世界観なんですが、だからこそ元々の牙狼ファンの方も、アニメから見始めた方も平等に、スッとストーリーに入っていけたのではないかなと思います。

あと劇伴を担当されているMONACAさんの音楽が素晴らしくて、ストーリーと映像との融合で迫力を増していてすごいなと思いました。独特の造語的な歌が入っている曲だったり、それぞれの曲が印象的で、魔戒騎士のキャラクターそれぞれの鎧を召還するシーンの曲も別々に作ってあるそうで、これからとても楽しみなんです。ぜひサントラCDが欲しいです!

――ご自身の曲が流れるED映像を見た感想は?

佐咲さん:一度見ただけで感激してしまったくらいすごくカッコよくて。OPのスタイリッシュでアーティスティックなアニメーションとは違った切り口で制作していただいて、CGで黄金騎士ガロや絶影騎士ゾロが戦ったり、ポーズを決めたりして。私の書いた歌詞の中でも戦っているのでリンクしているのもいいですね。

 
■ 妖精帝國らしさと自分らしさをバランスよく。作品の世界観も深く描いた歌詞に

――ED曲「CHIASTOLITE」は妖精帝國の橘尭葉さん作曲、橘さん・妖精帝國の編曲となっていますが、このコラボレーションはどのように決まったのでしょうか?

佐咲さん:私、元々、妖精帝國さんの臣民と公言しているほど大ファンだったのですが、プロデューサーの「妖精帝國と佐咲紗花を掛け合わせたらおもしろい化学変化が起きるのではないか」という発想から、らしいです。妖精帝國のサウンドに佐咲紗花らしさを、ということで、アレンジでシンセサイザーを加えたりと新しい挑戦をしていただきました。

――届いた曲を聴いた時の感想は?

佐咲さん:私の『牙狼』のED曲のイメージはスローテンポだったのですが、これだけアップテンポなことにビックリしました。一見OPかと思うような激しさがあって、そうなると私はどんなストーリーで歌詞を書いたらいいのかな…と(笑)。

――妖精帝國らしいシンフォニックメタルにどんな歌詞を入れればいいのかと?

佐咲さん:難しかったですね。妖精帝國さん色にしたほうがいいかな? でも染まり過ぎてしまうと私が歌う意味が薄れてしまうし……という葛藤がありました。歌詞の内容も『牙狼』らしい、深い部分まで描きたいと思ったけど、ネタバレになり過ぎてもいけないからギリギリまで、発表されているところから想像できるあたりで。でも作品を見ていく中で「あっ、そういうことだったのか!」とわかる部分も入れたいと結構悩んで書きました。



■ レオンの炎の運命を受け継いで戦う姿を一番描きたかった

――曲名は聴き慣れない言葉ですが、その意味と由来は?

佐咲さん:「キャストライト」は石の中にクロスがあるように見えるので通称"十字石"と呼ばれる、災いや不安を取り除く力をくれるパワーストーンのことです。石詞言葉も"聖なる挑戦"という意味があって、レオンやアルフォンソが生まれながらに継いで背負っていく十字架と運命というところに重なると思って付けました。

――特に歌詞でこだわったところは?

佐咲さん:サビに"生き抜くも運命(さだめ) 想い継がれたる血のため"とありますが、一番表現したかったのは、レオンが炎の運命を背負い、母の死に想いを滾らせながら必死に生きて戦っていこうとするところで。もがきながら、痛みを抱えながらも前に進んでいく生き様。血が滴るような歌詞になったなと思っています(笑)。

――"遺(のこ)された故は此の身を以て血に縋(すが)る"など意味深ですね。速いテンポの中で曲の中に作品の世界観や想いをギュッと詰め込んだのがよくわかります。

佐咲さん:謎かけではないけど、聴いてくれる人が気になったり、思い返してもらえる内容にしたかったんです。難しい言葉も多いけど、ちゃんと歌詞を読んだり、調べたり、意味を考えてもらえるかなと思って。曲名から既に普通には読めないじゃないですか? 石好きじゃないとあまり知らないですよね(笑)。

 

■ レコーディングは速い曲調に苦戦。"ほら"の歌い方は一工夫!?

――速い曲にかなり文字が詰まっているので歌い手としては難しそうですね。

佐咲さん:私、すごく滑舌が悪いので、レコーディングではかみまくりで(笑)。Aメロが特につらかったです。書いている時は歌えるつもりだったんですけど、レコーディング前に練習してみたら「あれ? 速いな」って(笑)。

――ほかにこの曲の聴きどころを教えていただけますか?
佐咲さん:1番のAメロの"慙愧(ざんき)の鐘よ ほら"の部分でおどろおどろしいベースソロが入るんですけど、『牙狼』の魔物・ホラーもおどろおどろしいのでちょうどいい場所に入れたなと。"ホラー"と聴こえるように歌っていたり(笑)、そこは個人的にお気に入りです。作品を見ていく中で2番以降の意味が伝わるといいなと思っています。「妖精帝國さんの重く激しいサウンド」×「Arte Refactさんが加えてくださったシンセサウンド」×「私の声」という、化学反応を楽しんでいただきたいです。

 
■ 表題曲とは対照的に絶望の淵を歌ったカップリング曲「サディ」

――カップリング曲「サディ」は佐咲さんが歌詞を書いてから、曲を作ってもらう「詞先」だったそうですが、どうしてそのような制作方法になったのでしょうか?

佐咲さん:これだけ色が強い表題曲と一緒に収録するのだったら、同じ色の世界観の曲を入れないとと思ったんです。色は同じだけど表題曲とは対照的な、二曲で陰と陽、月と太陽みたいなCDにしたいなって。表題曲の「CHIASTOLITE」で「十字架を背負った運命でも、それでも生き抜いてみせるんだ!」という強い気持ちを描いたので、カップリングではその背負った十字架に押しつぶされそうになって、弱気になったり、絶望している曲にしようと。

今まではアニソンシンガーは希望や勇気を与える存在でありたいと思って、悲しんだり、苦しむことがあっても「大丈夫!進めるよ」という歌詞を書いてきました。でもそれだけでは表現者として幅が足りない。希望と絶望の両方を歌える人になりたいと思って。そういう想いをスタッフに話したら「それだったら詞先にしよう」と。今回の場合だと、私が書いた詞の絶望の深さを読んでもらって、それに対して曲を作ってもらったほうが、より強力なものができるよと言っていただいて、詞先になりました。中土智博さんに歌詞をお渡ししたら、心底絶望の中の絶望の曲が届いて、やってよかったと思いました。

――歌詞を読むと確かに絶望感に満ちてますね。"十字架にはりついた心が叫ぶ"や"生きえた孤独の涙"など作品の世界観にもリンクしているようで。気になったのは曲名の意味なんですが……。

佐咲さん:今回は特に意味を持たせず、外国人の小さい子の略称……サマンサちゃんだったらサムみたいな感じの音感にしたくて。その中でも明るさを感じないものを選んで。言葉の響き重視で、絶望を表現するための音感ですね。

――ダークさとはかさなさを体現したようなサウンドですね。

佐咲さん:「CHIASTOLITE」の激しく突き刺さる感じと対極的なものがサウンド的にもできたかなと思います。

――歌い方はむしろ生命力を感じるような。

佐咲さん:今ある力を振り絞って歌う感じかな。生々しく歌いたかったので、あまり作り込まず、感情のままに歌っています。1枚を通して聴いて、「ダメだ!」と落ち込んでも、「でも立ち上がるんだ!」と奮い立たせる、そんなシングルになったかなと思います。

 
■ 金髪に染めた理由とは? 話題のPVの制作秘話

――ジャケットやPVで髪を金色に染めた佐咲さんを見て驚いた方も多いと思いますが、どうして髪を染めたんですか?

佐咲さん:『牙狼』ワードにもある「金色になれ」を体現してみました(笑)。デザイナーさんとアートワークの打ち合わせをしたら黒のイメージが強くて。でも暗い背景で髪も衣装も黒では埋もれてしまうだろうと思って、「一度やってみたかったし、髪を白金にしたらダメですか?」と提案したんです。デザイナーさんはすごく喜んでいたけど、事務所からは「本当にやるの?」って(笑)。でき上がったものを見て、やってよかったなと。反響は様々でしたけど(笑)。

――「CHIASTOLITE」のPVでは、無機質な冷たいセットで歌うシーンとライブシーンのギャップがおもしろいですね。

佐咲さん:ありがとうございます。撮影隊が私ともタッグの長いクルーだったので、いろんな表情の私を撮っていただけました。

ライブシーンは私が闇の女王様で、秘密裏に行われている黒ミサに集まる信者の中で歌うというイメージで。せっかくエキストラさんに入ってもらうならファンクラブの皆さんの参加してもらおうと。みんなにも無地の黒のシャツを着てきてもらって。

――ライブシーンの熱狂感はファンの方でないと出ないかも。

佐咲さん:確かに。サビで歌詞に書いていない掛け合いの追っかけコーラスがあって、「声は収録されないけど、口だけでも一緒に動かしてくれたらうれしいです」と説明して。最初は周りを見ながら遠慮がちな人もいたけど、最後は汗だくになりながら絶叫&大合唱してくれて、本当にライブのようでした。

 
■ 5周年記念ライブでは佐咲紗花の創世記をお見せします!

――この秋は今回のシングルの発売記念イベントに、『ランティス祭り』の東北公演や学園祭に出演されて、来年には5周年記念ライブが開催されますね。

佐咲さん:2月14日のバレンタインデーです! サブタイトルに"Genesis"と付けたとおり、デビューのきっかけになった公開オーディションから私を知っている人も、最近私を知ってくれた人にも、私の創世記を一緒に見て、知って、楽しんでいただけるようなライブにしたいと思っています。

――今回のPVでもかなり熱く、アグレッシブなライブになりそうですね。

佐咲さん:そうですね。みんなでコブシを突き上げられるように、そして終わった後は汗だくになって帰ってもらえるようにするつもりです。私からの5年分の感謝の気持ちと愛をお届けするので、ぜひ受け取りに来てくださいね!

――最後に皆さんへメッセージをお願いします。

佐咲さん:今回、歴史ある「牙狼」という作品の初のアニメ化に関わらせていただいて、とても光栄に思っていますし、尊敬するJAM ProjectのOPを受けてのEDということで責任をひしひし感じながら緊迫感も感じられるような熱い曲を歌わせていただきました。作品の世界観を私なりに200%詰め込んで書き上げましたので、『牙狼』ファンの皆さんに気に入っていただけたらうれしいです。世界8カ国・地域で同時放送・配信されている作品なので、海外の方にも佐咲紗花を知っていただける大きなチャンスでもあって。新しい曲調、新しいビジュアルで新しいページを刻むつもりで歌ったので、「CHIASTOLITE」と「サディ」で1枚の世界観を、アニメの進行と共に楽しんでください。5周年ライブでは、5年間の佐咲紗花とこれからの佐咲紗花の節目のステップを見届けていただけたら。還暦ライブを目標に頑張るつもりなので、まずは最初の区切りとしてみんなと楽しめたらいいなと思っています。遊びに来てくださいね!

 
TVアニメ「牙狼 <GARO> -炎の刻印-」エンディングテーマ」
佐咲紗花/CHIASTOLITE
2014年10月29日発売

▲CHIASTOLITE<br>【アーティスト盤】<br>1800 (税抜価格)+税

▲CHIASTOLITE
【アーティスト盤】
1800 (税抜価格)+税

 
<「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」とは>

 テレビアニメ「牙狼<GARO>-炎の刻印-」は、監督に期待の新鋭・林祐一郎氏、シリーズ構成・脚本にはTVアニメ「進撃の巨人」などでお馴染みの小林靖子氏を起用し、声優陣も主人公のレオン・ルイスに浪川大輔さん(『Persona4』主人公/鳴上悠)、父親のヘルマン・ルイスに堀内賢雄さん(『ガンダムZZ』マシュマー・セロ)、王子アルフォンソ・サン・ヴァリアンテに若手の野村勝人さん(『I"s Pure』瀬戸一貴)、謎の女魔戒法師エマには朴璐美さん(『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック)といった豪華声優陣を起用。
 これまでのファンはもちろんのこと、初めて『牙狼<GARO>』を見る方でも楽しんで頂ける新しい『牙狼<GARO>』です!

<牙狼<GARO>とは>
 2005年にテレビ東京系列で放送開始された特撮シリーズ「牙狼<GARO>」。最新のCG/VFX技術を駆使し、雨宮慶太監督が生み出す独特の筆文字を取り入れたスタイリッシュな映像で、大人のための特撮ドラマとして独自の歴史を築き続けている。
4月からはテレビシリーズ第4弾『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』が放送中。10月からは初のアニメシリーズが放送開始。

<放送スケジュール>
★10月3日からテレビ東京系6局、スターチャンネル(BS10ch)【無料放送】、CSチャンネル・ファミリー劇場にて放送START!

[テレビ東京]10月3日より 毎週金曜深夜1時23分~
[テレビ大阪]10月3日より 毎週金曜深夜2:10~
[テレビ愛知]10月3日より 毎週金曜深夜2:05~
[テレビ北海道] 10月3日より 毎週金曜深夜1時23分~
[テレビせとうち] 10月3日より 毎週金曜深夜1時53分~
[TVQ九州放送] 10月4日より 毎週土曜深夜1時55分
 ※第1話~第2話のみ土曜深夜 2時25分
[スターチャンネル(BS10ch)【無料放送】] 10月10日より 毎週金曜20時15分~
[CSチャンネル・ファミリー劇場] 10月17日より 毎週金曜23時00分~

<STAFF>
原作:雨宮慶太
監督:林祐一郎
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン協力:武井宏之
アニメーションキャラクターデザイン:菅野利之
美術監督:橋本和幸
撮影監督:淡輪雄介
CG監督:金本真
音楽:MONACA
音響監督:久保宗一郎
アニメーション制作:MAPPA/東北新社
製作:東北新社

<キャスト>
レオン・ルイス(CV:浪川大輔)
ヘルマン・ルイス(CV:堀内賢雄)
アルフォンソ・サン・ヴァリアンテ(CV:野村勝人)
エマ・グスマン(CV:朴璐美)



>>TVアニメ「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」公式サイト
>>TVアニメ「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」公式ツイッター(@anime_garo)

(C)2014「炎の刻印」 雨宮慶太/東北新社
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