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「てさぐれ!催しもの あんこーる」ライブ・イベントレポ

西明日香さん、明坂聡美さんらメインキャスト勢ぞろい! 渋谷公会堂が揺れた「てさぐれ!催しもの あんこーる」ライブ・イベントレポート

 3DCGとふんだんなアドリブパートが話題のテレビアニメ『てさぐれ!部活もの あんこーる』のイベント「てさぐれ!催しもの あんこーる」が、9月7日に渋谷公会堂で開催された。

 いままで『てさぐれ』はさまざまなイベントを定期的に開催してきたが、その集大成となる一大イベント。渋谷公会堂は約2000人の観客が入る大きなコンサートホールだが、場内は超満員だった。当日は昼の部と夜の部の2回公演だったが、ニコ生で放送されていない昼の部をレポートする。

【登壇者】
西明日香さん(鈴木結愛役)
明坂聡美さん(佐藤陽菜役)
荻野可鈴さん(高橋葵役)
大橋彩香さん(田中心春役)
上田 麗奈さん(園田萌舞子役)

●ライブパートはソロ曲を立て続けに披露

 イベントが始まると、いきなりバックバンドが生演奏するオープニングテーマ「Stand Up!!!!」と共にメインキャストが登場しライブがスタート。場内の観客は一斉に立ち上がり、ペンライトとコール&レスポンスで盛り上がった。

 1曲目が終わると、出演者はステージ中央に集結し来場者に挨拶。とは言っても仲良し4人組みのメンバーなので、スムーズに挨拶をせずに、ほとんどフリートーク状態。1曲目の自分のパートを間違えた大橋彩香さんに対して荻野可鈴さんは「(ライブ中に)ボコりました!(笑)」とコメントし会場を沸かせる。続けて西さんも「昼の部はニコ生が入っていないので、(イベント中の)危ないヤツはネットに書いちゃだめ」と、これから始まるライブを期待させる発言をした。そして一段落したら、もうひとりのキャスト、園田萌舞子他役の上田麗奈さんがステージ上に登場し、5人で来場者に挨拶した。

 オープニングトークが終わると、ここからはソロ曲のコーナー。曲を担当するキャストと、それ以外のもうひとりがミニトークを行ない、その流れでライブに移るという段取りで進んでいった。

 まずは西明日香さんと上田麗奈さんが、ステージ上でトーク。上田さんは「ここで部長に対する普段のイメージを語れって言われて……どうしよう! と思った(笑)」と素直な感想を述べると観客のあちこちから笑いが起こる。しかし、上田さんは続けて「初めて現場に来たとき、最初に声をかけてくれたから、西さん好き!」とフォロー。率直に褒められた西さんは照れていたが、上田さんは「天使だ~って思った……あのときは……(笑)」としっかりオチも用意していた。それを聞いた西さんは、「あのときは? じゃあいまは?」と困惑したまま、ソロ曲パート1曲目の「ひらめいチャッチャ!」が始まった。

 西明日香さんのライブに続いて、ソロ曲2番目は明坂聡美さん。西さんは明坂さんのことを「副部長というか……裏番長」と紹介し、会場のファンを笑わせた。西さんの暴走は止まらなかった。続けて明坂さんのソロ曲「フウセンカズラ」の“フウセン”は「キャラクターの胸をイメージしている」と独自の見解を語って場内を爆笑させたが、実はこの話はリハーサルで明坂さんに言って怒られたネタらしい。そして場内が完全に温まった状態で明坂さんがステージに登場し、作中の名曲バラード「フウセンカズラ」を歌った。

 ソロパート3曲目は、明坂さんが「てさ部のなかでイチバン元気な子。頭の回転は早いけど、楽屋では好き放題にしてる」と紹介された荻野可鈴さんが登場。ステージに現れた荻野さんは、明坂さんの紹介通りに元気いっぱい。西さん同様に「胸」のハナシでひと暴れした後に、ロックナンバー「Call Me "Lazy"」を披露した。

 激しいパフォーマンスで会場を大いに沸かせた後に荻野さんは、「私もゆとりなんですけど、次の人もゆとりでして……(笑)」と大橋彩香さんを紹介。荻野さんは「大橋さんが本番中に2度も寝ていた」という“ゆとりエピソード”を紹介すると、当然会場のファンは大爆笑。そんな紹介をされた大橋さんは、「ちょっとまってよ~! 起きてたわよ!」と慌てて登場。「いや、寝てた(荻野さん)」→「寝てない! 半眼だっただけ(大橋さん)」というゆとりモード全開の爆笑トークを展開したのだが、真偽の程はわからなかった。こんなやりとりをした後だったが、大橋さんはしっかりとソロ曲「心春日和」を歌い上げた。

 大橋さんはこのコーナー最後となる5人目の上田さんを、「アフレコのときに、本当に器用だなぁと思って聞いている」と紹介。「萌舞左衛門」の掛け声で登場した上田さんはかわいくポップなソロ曲「とりかえっこ」を歌った。

 5人のキャストによるソロ曲が終わると、全出演者がステージに登場。バックバンドメンバーを紹介した後に、「てさぐり部部歌」と「それぞれの12ヶ月」で場内を盛り上げた。

●石ダテ コー太郎監督が登場し、ショートストーリーコンテストのコーナー

 ライブパートが終わると、ステージには監督の石ダテ コー太郎監督が登場。事前に募集したショートストーリーから選ばれた作品を、キャストが生で読み上げるラジオドラマのようなコーナーが展開。

 そして石ダテ監督の呼び込みで再びキャストが現れ、オリジナルショートストーリーを公開。各キャストはフリートークコーナーとは違ったマジメな役者の顔で、しっかりキャラクターになりきって演じた。

●ファンお待ちかね!「新しい○○部を考えてみよう」のコーナー

 イベントの最後は、『てさぐれ』の作中で話題だったアドリブパート「新しい○○部を考えてみよう」を、観客の前でライブで行なうコーナー。「事故る可能性がある」という理由から、以前からキャストの面々は人前ではやりたがっていなかったのだが、それが逆にファンの好奇心をあおっている。このイベントのメインコーナーと言っても過言ではないコーナーだ。

 目を輝かせる客席を見ながら西さんは「渋谷公会堂の無駄使いって感じだね(笑)」、明坂さんは「やりたくないのよ……」とコメントするが、なにを言っても客席は期待している。さらに西さんは「やりたくない」とコメントした明坂さんに対して、「私は見た! (明坂さんは)誰よりも楽屋で一生懸命大喜利を考えていた(笑)」と、得意の暴露トーク。明坂さんは「当たり前でしょ! 適当にアドリブでやったらぐっちゃぐちゃになるでしょ!」と応戦していた。

 そしてコーナーは始まった。昼の部は「相撲部」がテーマだ。西さんが「みんなで、新しい相撲部、考えてみよう! はい、誰か?」とお約束の合図をすると、高橋葵役の荻野さんが「横にある塩をすぐ食べちゃう」口火を切って会場を沸かせた。これだけでも十分におもしろかったのだが、てさぐれは意外なところからも笑いが起きる作品。荻野さんの大喜利を聞いた大橋さんは、「あれって塩だったんですね? 滑らなくする粉かと思ってました」と語り、場内を爆笑させた。

 この他にも西さんのシモネタや、明坂さんの事務所社長いじりとキケンなネタ、荻野さん得意のダジャレ、そのダジャレに気づかない大橋さん、上田さんのキレイな解答など、てさぐれファンにとって大満足のコーナーだった。

●イベントの最後にキャストが挨拶

 約2時間続いたイベントは、終始笑いの絶えない内容の濃い催しものだった。すべてを出し切った出演者はイベントの最後に、来場者全員に向けて感謝のコメントをし、「てさぐれ!催しもの あんこーる」昼の部は終演した。


□西明日香さん
 今日は本当にありがとうございました。『てさぐれ!部活もの』は2期までやらせていただきました。放送時間が深夜というか早朝だったにもかかわらず、私たちの活動を見てくださって、応援してくださる人がこんなにたくさんいます。いままでがんばってよかったなぁと思いますし、みなさんにも改めて感謝していかなきゃいけないと思いました。これからどうなるかわかりませんけど、ご覧のとおりキャストはみんな仲がいいので、この感じでずーっと仲良く続けていきたいです。なので私は「てさ部は不滅」だと思っています。みなさんもそんな気持ちでいてくださると嬉しいです。

□明坂聡美さん
 アラサーになり、こうやって制服を着て、2000人に恥をさらすのははずかしかったんですけど……。みなさんが集まってくださったり、しかもネタまで考えてくださったりして感無量です。本当にみなさん、ありがとうございました。

□荻野可鈴さん
 ここに来てから、ず~っと手の甲が痒いの! 手の甲がかいいど! 手のこーがかいぃど……こーかいぃどぅ……「こー・かい・どう」。公会堂だけにね♪ ありがとうございました(笑)。

□大橋彩香さん
 今日は久々に5人集まってのイベントでした。火傷する感じとか、懐かしみながらやらせていただきまして、とても楽しかったです(笑)。昼の部はニコ生がなかったので、とっても自由にやらせていただきました。ありがとうございました。

□上田麗奈さん
収録から1年くらい経って、今日こうやって集まりました。最初は感覚を取り戻せなかったけど、やっぱり『てさぐり部』は素敵ですね(笑)。私は本当に楽しんでいます。今日は来てくださいましてありがとうございました。

■『てさぐれ!部活もの あんこーる』作品情報

【スタッフ】
原案:石ダテ コー太郎
原作:てさぐれ!製作委員会
キャラクターデザイン:毛玉伍長
監督:石ダテ コー太郎
アニメーション監督:たつき(irodori)
脚本:石ダテ コー太郎、山口正武、高橋聡之
音楽:井上純一

【キャスト】
鈴木 結愛:西 明日香
佐藤 陽菜:明坂聡美
高橋 葵:荻野可鈴
田中 心春:大橋彩香
園田 萌舞子:上田 麗奈

【あらすじ】
 4月。ちょうど1年前、鈴木結愛(ゆあ部長)、佐藤陽菜(ひーな)、高橋葵(あおい)の3人に勧誘されて「てさぐり部」に入ることになった田中心春(こはるん)は、これまでの1年間を思い出していた。

 4人でいろいろな部活を考えて挑戦し、てさぐりしてきた12ヶ月。"ありきたりじゃない高校生活を送りたい"と願っていたこはるんの希望はてさぐり部に参加することによって、いつの間にか叶えられていた。そして、3年生のゆあ、ひーなの卒業。

 そんな大切な12ヶ月の思い出を胸に、今年も新入生を勧誘するべく1年前と同じ場所にテーブルを構えて勧誘活動をする、あおいとこはるん。今年はどんな新入生が加入するのか? 2期は一旦どんなパティーンのアニメになるのか??(第1話より)


>>『てさぐれ!部活もの』公式サイト
>>『てさぐれ!部活もの』公式Twitter

(C)てさぐれ!製作委員会
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