キャスト陣が全員大暴走!?　予想外のハプニングに爆笑連発のTVアニメ『東京喰種トーキョーグール』スペシャルイベントレポートをお届け！

　2014年11月30日(日)、都内某所でTVアニメ『東京喰種トーキョーグール』のスペシャルイベントが行われた。

　『東京喰種トーキョーグール』は、週刊ヤングジャンプにて連載の石田スイ氏によるコミックを原作としたTVアニメ。現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を食らうことで生きる存在である喰種と人間の交流など様々なドラマが描かれるダーク・ファンタジーだ。2014年42号で1度完結したもの、現在は続編『東京喰種トーキョーグール：re』とタイトルを新たにして連載が継続されている。



　今回のイベントには、声優の花江夏樹さん(金木 研役)、宮野真守さん(月山 習役)、豊永利行さん(永近英良役)、浅沼晋太郎さん(西尾 錦役)、中村悠一さん(四方蓮示役)、櫻井孝宏さん(ウタ役)ら6名もの主要キャスト陣が集結。気心が知れたメンバーということもあり、他では見られない出演者達の暴走が何度も巻き起こった爆笑連発のトークショーの模様をお届けする。

●キャスト陣の自由な振る舞いに、豊永さんがとうとうギブアップ!?

　ステージが始まるとそれぞれが演じたキャラクターをイメージした映像と共にキャスト陣が、割れんばかりの歓声の中登壇。司会を務めるのは本日のキャスト中唯一の人間である英良を演じる豊永さんで、まずはそれぞれの自己紹介をしながら「最近食べた中で美味しかった物」という、ある意味東京喰種らしい質問からスタート。最初の回答者である花江さんがいきなり「女の子です」と即答するボケをかますと後に続く宮野さんに「後がやりにくい！」とツッコミを受けたり、その宮野さんはこのイベントの数日前に中村さんと食べにいった鳥のレバーが非常に美味しかったと語ってくれた。その後に豊永さんが少し気まずそうに「グラコロ」と手頃な価格のものを答えた時には、気を使った中村さんが「一緒に鳥レバー食べにいく？」と食事に誘う一幕も見られた。

　なおこの日のステージは作中でもお馴染みの“喫茶あんていく”をモチーフとした非常にオシャレなものとなっており、見た目だけではなくカウンターには本格的なコーヒーメーカーも置かれているという拘りよう。せっかくなのでアニメでのカネキのように、花江さんがコーヒーを煎れてキャスト陣にふるまうことになったのだが、これまで本格的なコーヒーを煎れる機会があまりなかったという花江さんは、お湯を注ぐためのポットに豆を注ぎそうになるなど大混乱。大のコーヒー好きという浅沼さんがすぐにフォローをしてなんとかコーヒーは完成したもの、出来上がったものは麦茶のように薄い色合いのやや残念な出来映えとなってしまい、当然味も薄いとキャスト陣の評価は芳しくない様子だった。

　なお花江さんがコーヒーを煎れている間、手持ち無沙汰になった櫻井さんがこっそりマイクを置いてトークを休もうとする事態が発生。これが中村さん、宮野さんへと伝染していき、果てはキャスト全員が客席に背を向け、テーブルの上に寝かせた状態のマイクに口だけを近づけてトークするような状態となり、そのシュールすぎる光景に会場は大爆笑。ところが、あまりのキャスト陣のフリーダムっぷりに進行を担当していた豊永さんがギブアップ、一時司会を宮野さんにバトンタッチするという展開に。本日のキャスト陣の中でも、最も自由奔放に動き回っていた宮野さんだったが、一転司会になるとそつがないスムーズな進行をみせ、「やっぱり場数が違う」と豊永さんに感心されていた。

　そんな宮野さんによる司会の下、会場ではこの日が初公開となるキービジュアルと新PVが上映された。第2期は原作者の石田スイ先生による、原作とは違うもう1つの原案を映像化する形になる。会場ではアニメ用に描き下ろされたその石田スイ先生の直筆のネームという貴重な映像も公開された。石田スイ先生のネームを土台にしつつ、日々打ち合わせを行い順調にアニメは制作されているという。

　また、同時に第2期のタイトルが『東京喰種トーキョーグール√A』であることも判明。キャスト陣の間では「A」とは何の「A」か、という話題になり様々な候補が挙がるも、最終的には「浅沼さんのA」という予想外の結論で落ち着いていた。




●グルラジ出張版では、花江さんと豊永さんがまさかの展開に

　司会は再び豊永さんへと戻り、続いては作品に関連する様々な問題を出題し、それにキャスト陣がイラストで答えるコーナー「喰種の記憶力を試せ！」へ。まずは回答を書くためのフリップボードが配られたのだが、問題が読み上げられるよりも先に宮野さんがペンを走らせたかと思うと、なんと瞬く間に豊永さんのイラストを描き上げる。これがなかなか特徴を捉えた見事なイラストとなっており、会場の反応も「似てる！」と上々の様子だった。(なお、そのイラストはその後宮野さんの手で直接豊永さんにプレゼントされていた)

　その中のお題として出題されたのが、第5話で月山が着用していた、円の一部が欠けたような形状をしたマスクのイラスト。純粋に難度の高い問題に一同は大苦戦しつつ、自身の役というだけあり宮野さんが見事な正解を描き当てる一方、浅沼さんはあの三日月の形をした大手企業のロゴマーク、櫻井さんが普通に風邪を引いた人のつけるマスクを描くなど、ほとんど面白い回答を書いたもの勝ちの大喜利状態に。そんな中で中村さんは、某超人達が活躍する格闘漫画に登場する白銀のマスクを被ったあのキャラクターそっくりのイラストを披露し、会場は大爆笑。イラストのクオリティが高い上に、東京喰種と同じ集英社の作品からのチョイスということで、「配慮ができている」と感心されるという一幕も見られた。

続いてインターネットラジオステーション”音泉”で配信中のラジオ『東京喰種トーキョーグール　-グルラジ-出張版』が行われた。グルラジといえば、パーソナリティである花江さんと豊永さんが毎回様々な無茶なミッションに答えている番組だが、今回は後日放送が行わないこの場限りの収録ということで、「規制が緩いのは恐い」と嫌な予感を感じていた花江さんの不安が的中。ゲストとして宮野さん、浅沼さん、中村さん、櫻井さんの4人が出演し、事前にリスナーから寄せられていた様々な質問や要望に応えていく形で進行していったのだが、悲劇は「花江さんをお姫様、豊永さんを王子様」に見立てて行われた寸劇で起こってしまう。浅沼さん扮する、老婆の毒リンゴを食べて意識を失ってしまった花江さんを助けるべく、豊永さんに下されたカンペからの指令はなんと「キスをする」というとんでもないもの。その結果はここでは伏せておくが、劇を終えた後の2人はすっかり放心状態で、客席の一部からは絶えず黄色い歓声が上がる盛り上がりだった。

　またグルラジ出張版では、喰種の捕食器官である4種類の赫子を使った”赫子じゃんけん”のトーナメントも行われ、師匠である中村さん、親友である豊永さんに勝利した花江さんが見事優勝の座を勝ち取る。なんと優勝賞品は150gで5000円するという超高級コーヒー豆で、プレゼントされた花江さんは「豆として匂いを楽しみます」と値段が値段だけにやや普通に使うのに躊躇いがある様子だった。


●朗読劇で、宮野さんが“リアル月山”に変貌!?

その後は、ミニドラマ「ある日のあんていく」の公開アフレコも行われた。来たる学園祭に向けて、出し物である喫茶店の準備を進めているカネキとヒデ、ニシキの下に、月山、四方、ウタの3人が様々な喰種ならではの食材をもってくるというギャグ色の強いもの。月山の登場する場面では、まるで月山が乗り移ったかのように突然、宮野さんが花江さんに抱きつき、同じ1本のマイクで演技するという、他のイベントではまず見られない光景も繰り広げられ、会場は大いに盛り上がっていた。

　さらにここで新情報として1月25・31日にアニメイト池袋本店で行われる謎解きイベント“ナゾメイト”や、池袋など全国各地に展開するアニメイトカフェとのコラボレーション、そして『東京喰種トーキョーグール√A』第1話の先行上映会が発表された。ナゾメイトでは、それぞれの公演で花江さんと豊永さんもスペシャルゲストとして登場する。

　そうしている内に、イベントもいよいよ大詰めに。スタッフ・キャスト陣のサイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会が行われた後は、キャスト陣からファンに向けたメッセージが贈られた。最後は主演の花江さんが「自分の中にはないものひねり出しながらの壮絶な3ヶ月で、その分とても思い入れが深い作品になりました。2クール目のカネキは髪も白くなり、ストーリーも大きく動いていきますが、カネキ自身の芯の部分は変わりません。大切に収録に挑んでいければと思います」と締めくくり、常に笑いの絶えなかったステージは幕を閉じた。

◆「東京喰種トーキョーグール√A」作品情報
★2015年1月8日よりTOKYO MXほかにて放送開始
TOKYO MX：2015年1月8日から 毎週木曜24時00分～
テレビ大阪：2015年1月10日から 毎週土曜26時35分～
テレビ愛知：2015年1月9日から 毎週金曜27時05分～
TVQ九州放送：2015年1月10日から 毎週土曜26時25分～
Dlife(無料BS258ch)：2015年1月16日から 毎週金曜26時00分～
CS AT-X：2015年1月12日から 毎週月曜23時00分～ほか
毎週（水）11:00-11:30　毎週（金）29:00-29:30　毎週（日）15:00-15:30
※放送日時は変更になる場合があります

>>TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』公式サイト
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