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『プリパラ』第3クールOPテーマ発売!i☆Risインタビュー前編

『プリパラ』第3クールOPテーマ「Realize!」発売&『劇場版プリパラ』公開記念! i☆Ris 1万字スペシャルインタビュー【前編】

 神アイドルを目指す女の子達の友情と成長を描いたアニメ『プリパラ』は第1シーズンがまもなくクライマックス! 3月7日に劇場版公開、4月から新シーズンスタートと人気と勢いは止まりません! そんな『プリパラ』に出演し、OP曲を歌っているのがi☆Ris。山北早紀さん、芹澤 優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さん、澁谷梓希さんからなるアニソン・ヴォーカル・アイドルユニットで、声優とアイドル活動を両立して活動しています。

 そして現在、『プリパラ』(第3クール)で流れている新OP曲「Realize!」が2月18日にリリース! 今回はNEWシングルの発売記念して、人気急上昇中のi☆Risにスペシャルインタビューを敢行! 前後編の2回、1万字超の大ボリュームでお届けします。前編となる今回は『プリパラ』でここまで演じてきた感想と第3クール終盤の見どころ、OP曲「Realize!」について語ってもらいました。


●キャラ達に自分自身を投影。SoLaMi Dressingの結成にも感動!

――『プリパラ』もいよいよ第3クールに入りましたが、ここまで演じてきた感想は?

東堂シオン役・山北早紀さん(以下、山北):キャラ設定をもらった時、武士っぽくて声がすごく低くて、自分と180度違うキャラだったので不安でした。でも最近、自分と近くなってきたかなって。シオンちゃんはしっかりした子なので、私もプライベートをちゃんとして中の人に恥じない人間になろうと、料理をしたり、早寝早起きを心がけるようにしました。

――今まではちゃんとしてなかったんですか?(笑)

一同: (爆笑)

山北:ちゃんとしてないわけではないけど、メンバーの中でちょっとゆるゆるなところがあって。夜更かししたり、外食しちゃったり……これでもi☆Risのリーダーなんですが(笑)。でもそうしているうちに、以前なら台本を読んで「何でシオンちゃんはこんなことを言うんだろう?」とわからなかったこともちょっとずつ理解できるようになってきて。今では「シオンちゃんだったらどうするだろう?」と考えなくても「きっとこうするはず!」と反応してしゃべれるようになりました。

南みれぃ役・芹澤 優さん(以下、芹澤):みれぃちゃんは最初から意識が強いところは一貫して変わりません。らぁらはたぶん2人でオーディションに行かなきゃいけないから誘ったと思うんですけど(笑)、そふぃも加わってSoLaMi♡SMILEになって、25話でDressingPaféとの合同ユニット、SoLaMi Dressingとして6人でライブをした時、みれぃちゃんも仲間を意識するようになったと思うし、でも引っ張っていこうという強さが変わらなくて。そこがいいですね。演じていて思ったのは意外と自分と似ているなって。今まで演じたキャラの中で一番似てるかも。私は彼女ほどギャップはないですけど(笑)。芯が強いところとか、ステージでの立ち振る舞いとか大好きだし、風紀委員長とアイドルという対照的な表情を持っているところも魅力的で。共感できるから今は演じやすいです。

真中らぁら役・茜屋日海夏さん(以下、茜屋):オーディションで初めて資料を読んだ時から「絶対、らぁらちゃんをやりたい!」と思ってました。だから決まった時はうれしかったけど、同時に主役やメインキャラを演じるのは初めてだったのでプレッシャーもあって。ただ私も声優としての道を歩み始めたばかりで、彼女もアイドルとして頑張ろうとしていたので二人三脚でやっていけたらいいなと思いました。収録が始まると悩むこともあったけど、段々、彼女の考えていることがわかるようになって。らぁらちゃんのイラストのコピーをおうちに貼って会話したりしたことも良かったのかな。

――想像するとシュールですね(笑)。

茜屋: (笑)。また彼女のいいところがたくさん見えてきてうらやましさを感じてきて、「私ももっと頑張らなきゃ!」と背中を押して励ましてくれるような。そんな仲良しの友達みたいに一緒に成長してこれたかなと。あとらぁらちゃんは前作の『プリティーリズム・オールスターセレクション』から先輩キャラクターの中に1人で出演していましたが、『プリパラ』になっていろいろなキャラと関わるようになって、また新しい成長ができたんじゃないかなと実感しています。


●キャラ達の成長と共に演じる時の心境も変化

レオナ・ウェスト役・若井友希さん(以下、若井):レオナを初めて演じた時、キャラが濃い子で、しかも実は男の子で臆病でという設定だったので、設定を意識過ぎるあまり、自分の中で消化できなくて悩みながら演じていました。でもレオナの当番回で向き合えて、レオナ自身も最初はドロシーにしか心を開いていなかったけど自分の意見を言うようになって、みんなのことが好きになって、という成長もあって、私もレオナという存在を意識せずに演じられるようになりました。今は優しい心を持って、「みんなのことが大好き!」とやれるようになったのが変わったかなと思います。

北条そふぃ役・久保田未夢さん(以下、久保田):そふぃちゃんはクールで、私はクールなキャラは演じたことがなかったので不安もあったけど、最近はファンシーモードが多くて、演じていても楽しいです。初めの頃はウサギや親衛隊の人やお姉さんの期待に応えようとそふぃちゃん自身が作ったキャラを演じていたけど、らぁらとみれぃと出会い、解き放たれて、素顔の自分で行こうと決めて。素の自分をみんなに認めてもらえて、アイドル生活を楽しんでいるんだろうなと感じるし、私も演じていて楽しいです。

ドロシー・ウェスト役・澁谷梓希さん(以下、澁谷):ドロシーは天性のアイドルという設定ですが、私はかわいくできないし、ガサツだし(笑)、「こんな私でもできるのかな?」って。2クール目から登場して、今まで演じる中で徐々に自分の中にドロシーが入ってきて。「ボクのかわいさを見て♡」と元気にアピールする姿を見て自信が付いたし、演じることができてよかったなと思っています。今後は自分自身のかわいさに磨きをかけて、もっともっとドロシーが愛されるように演じていければいいな。

 
 
●最強アイドル、ファルルとSoLaMi Dressingのアイドル対決の結末に要注目!

――3クール目に入って、一段と盛り上がっていますね。

芹澤:超展開ですよね。主役が全員負けるなんて。

茜屋:まさか6対1で負けるとは。

久保田:ファルルが強過ぎです。

山北:一度見た能力を完全にコピーできるなんてズルいです!

――そしていよいよ佳境に突入しますが今後の見どころは?

山北:6人を圧倒したファルルでしたが、パラダイスコーデが光らなくなって、ここでまた急展開に。ファルルとSoLaMi Dressingがどうなっていくのか、ですね。

久保田:そしてSoLaMi Dressing もファルルに負けたからこそ、結束力もより強くなったと思うし、ファルルに対して負けたくないという想いが1人ひとりの中で強くなっているはずで。またSoLaMi♡SMILEとDressingPaféは競い合ってきたからこそ、お互いの良さも強さもわかっていると思うので、今度はきっといい勝負になるはずです。

芹澤:ファルルは人間じゃなく、ボーカルドールというところからミステリアスなんですけど、ここから少しずつ謎が解けていって、それぞれのキャラ達の関係性も変わっていきます。どんな結末に向かうのかにも注目してほしいです。

茜屋:ファルルとユニコンの2人がどうなるのか、個人的にも気になります。SoLaMi Dressingと関わることで違った感情や気持ちが生まれるかもしれないし、ユニコンも変わるかもしれません。そこを楽しみにしていただきたいです。

若井:これからのお話は友達や仲間の大切さを訴えかけてくる内容になってきて。『プリパラ』自体、友達がキーワードの1つになっていますが、それを伝えてくれるシーンやセリフがいっぱいあって感動あり、笑いあり、涙ありの盛りだくさんなので期待してください。

澁谷:ドロシーは最初、シオンやSoLaMi♡SMILEに対して、ツンツンしていたけど、1つになったところでファルルに負けて。たぶん一番ファルルを嫌っているのはドロシーじゃないかな(笑)。今後もファルルと接したり、対決していく中でどんな感情を持っていくのか気になるし、『プリパラ』はみんな友達、みんなアイドルという作品なので、どう展開していくのかに注目してほしいです。

山北:そして4月からは新シーズンがスタートします! またどんなキャラと出会い、どんな物語が展開されるのか、私達も楽しみですし、皆さんも期待してください!


●「Realize!」は仲間の大切と一緒に進んでいこうという想いを強くしてくれる曲

――この3クール目からOP曲も変わりましたが、これまで同様、担当するのはi☆Risですね。OP曲「Realize!」がどんな曲か紹介していただけますか?

澁谷:アッパー&カッコイイ曲調で、振り付けも激しいんですが、オチサビで一旦、静かになって、ラスサビに向かって畳み掛けるところが好きです。クライマックス感があって。

久保田:この曲はi☆Risでもキャラでも歌っています。最初は歌う時、それぞれ違う感じになるかなと思っていましたが、i☆RisもSoLaMi♡SMILEも同じ6人ですし、6人だからこそ目指せる上があるという部分も同じだったので、感覚的には変わりませんでした。サビの最後で“つかみ取ろうプリパラ”、“誰のものプリパラ”というフレーズがありますが、らぁら達にとっては神アイドルになることだと思うし、i☆Risとしても、もっともっと上へ、たくさんの人に知ってもらいたい、歌や声を届けたいという向上心が表されていて。それだけでなく、聴いてくれる人もそれぞれの夢や目標をイメージして、曲名通りに“実現”するために頑張ろうと思える曲ですね。

若井:結成した当時では歌えなかった曲で、ここまで一緒に頑張ってきたからこそ歌える曲だと思うし、らぁらちゃん達も今まで仲間を大切に、挑戦やステージを重ねてきたからこそのこの曲だと思います。“クヨクヨしている自分を変えよう みんなが付いてるよ”という歌詞が特に好きで。ちょうどレコーディングしたのが2ndワンマンライブの時期で、ダンスの先生が「みんなが付いているから、みんなを信じることが大事なんだよ」と言ってくださった時に聴いていたので、このフレーズが心に響いて感動したのを覚えています。

茜屋:曲をいただいた時はまだ新シーズンが決まる前でした。『プリパラ』は友達が大きなテーマになっていますが、最初のOP曲「Make it!」、次の「ミラクル☆パラダイス」より、もっと友達というキーワードを大事にしている曲だなと思ったし、第1シーズンの締めくくりとしてふさわしいなと。そこに新シーズンが決まって、サビの“Let’s Dance 1,2,3!未来へ そうずっとみんなで”という歌詞がより響いてきて。ここで終わりじゃない、これからみんなで頑張っていこうと思わせてくれる曲です。


●パート分けも絶妙! 『プリパラ』愛の結晶!!

芹澤:「Make it!」を歌っていた時は『プリパラ』をたくさんの人に知ってほしい、愛してほしいという想いが強かったんですけど、「Realize!」はi☆Risも『プリパラ』で知ってくれた方が多いと思うけどそれだけでなく、もっといろいろと、もっと先を見つめて頑張っていかなきゃと思う曲になりました。個人的に好きなところは、私のソロパートの“うまくいかないとか すれ違いばかりで”、その直後はひみ(茜屋さん)が“ダメになりそうな時は一緒に”と歌ってくれるんですが、今まではメンバーには弱音を吐かずに、引っ張っていこうと思っていたけど、この曲で「みんなに頼っていいんだ」と感じられて、すごく大好きな曲になったし、いつ聴いてもじんとしちゃいます。

山北: “さぁ手と手つないで”は作中でもSoLaMi♡SMILEが歌っていて、ここでDressingPaféが手をつなぐんです。“Hey Jump!”で全員がジャンプして、サビを全員で歌う流れで、1クール目はSoLaMi♡SMILEが頑張ってきて、2クール目でDressingPaféが仲間になっていく過程を表現している気がして。また彼女達と同じように、私達もゼロからスタートして、いろいろ迷いながらもようやく先が見えてきて、まさに「Realize!」という心境。歌っている部分もそれぞれのキャラに合っているし、『プリパラ』とi☆Risが100%シンクロした曲だなと思いました。

若井:SoLaMi Dressingで歌っている時の1番の歌詞割りが絶妙なんですよね。感動できるだけじゃなくて、緻密に作られていて。すごいですね!

芹澤:『プリパラ』のスタッフさん達も森脇真琴監督をはじめ、こだわりがすごくて。『プリパラ』への愛が曲にもあふれ出るんでしょうね。


●アニメとi☆Risの軌跡を描いた曲。アニメOP曲第1シーズンの集大成的な映像に

――サビがエモショーナルで心に迫るだけでなく、『プリパラ』そして、i☆Risの軌跡を思い出すような曲なので、アニバーサリーのライブとかで歌うと、ぐっと来るでしょうね。

一同:来ますね!

芹澤:2周年記念ライブの時にレコーディングはしていたけど、ステージでは披露できなくて。だから記念ライブで歌ったらジーンと来ちゃいますね。

山北:楽しみだね!

澁谷:あとアニメのOP映像も素敵なんですよ!

芹澤:みれぃちゃんの“1,2,3!未来へ”のところのかわいさ、最高ですね! 

山北:DressingPaféが光みたいに飛んでいくのが宇宙ものなの? って(笑)。

茜屋:あと今までのライブシーンも散りばめられていて、それぞれに思い入れがあって、見るたびに泣きそうになるんです。

久保田:しかもらぁらちゃんを支えてきてくれたキャラ達も登場していて。

茜屋:絶対、泣かせようとしてると思う(笑)。

若井:キャラ一人ひとりにもスポットを当てていて。

芹澤:まさに第1シーズンを総括するような映像になっていると思います。


●『プリパラ』の世界とリンクしたMV。オーディションシーンの各メンバーの特技披露に注目!

――「Realize!」のMVは広い劇場でのオーディションシーンは『プリパラ』、そしてi☆Ris結成ストーリーを連想させる映像ですね。

茜屋:『プリパラ』第1シーズンの締めくくり的な曲ですし、私達からも『プリパラ』に恩返ししたいねということで、『プリパラ』っぽいストーリー調の映像になりました。

山北:私達も同じようにオーディションで選ばれて。あそこまで大きなホールではなかったですけど(笑)。あのオーディションシーンは緊張しましたね。

若井:さきさまは1発目だったもんね。

芹澤:それぞれ特技を披露しています。私以外は(笑)。テーブルクロス引きを端っこでずっと練習してました。あの喜びの笑顔は本心で。これから特技に加えようと思います(笑)。

久保田:私は習字をしていますが実は特技ではなくて。私の特技はフォークリフトの操作やスキューバーダイビングなどホールではできないことばかりだったので(笑)。何を書くか、迷ったけど、『プリパラ』の曲なので「そふぃちゃんを少しでも感じられるものを」と考えて夢と書きました。

若井:上手だったよ!

久保田:ありがとう! でも白い衣装だったので、「墨で汚したら次のシーンから出さないから!」とプレッシャーをかけられて。何とか汚さずに書けて、全シーン出られてよかった(笑)。

茜屋:見ていただくとわかるかもしれませんが私だけ特技を披露していません。



――えっ!? それはどうしてですか?

茜屋:テニスが得意だったので撮影日まで筋肉痛になるまで素振りしていましたが、ボールを使わずにただ素振りだけしているのはあまりにもシュールだということで本編では使われず、らぁらちゃんの「かしこま!」になりました。でもDVD付きのシングルにはオフショット映像も収録されていて、そちらでは見られるので幻の素振りシーンをぜひ!

――あとダンスレッスン前みたいなシーンもありますが、普段もあんな感じなんですか?

若井:そうですね。

澁谷:でもストレッチのシーンを見て、みんな、あそこまで体が柔らかくなったんだなと(笑)。結成当時はみんな、体が硬くて。でもメンバーそれぞれ、家でもストレッチを頑張っていたら知らない間に。だからやればできるんですよ! それを身を持って証明できたMVになったのでは?

茜屋:あと振り付けにも注目してほしいです! みんなで右手を挙げる振りがあって、最初は3人ずつに分かれているんですが、最後に全員が同じ方向を向いて手を挙げるんです。そこは6人が団結して、同じ夢に向かって頑張っていくんだというメッセージが感じられて感動しました。

[後編へ続く]


■i☆Ris「Realize!」
発売日:2015年2月18日(水)
価格:
[TYPE-A(CD+DVD)] 1,800円(税別)
[TYPE-B(CD)] 1,200円(税別)
発売:DIVE II entertainment


>> i☆Ris公式サイト
>>アニメ『プリパラ』公式サイト
>>『劇場版プリパラ み~んなあつまれ! プリズム☆ツアーズ』公式サイト


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