日常生活に散りばめられた「息遣い」に焦点を当てたドラマCD「息遣いシリーズ 病院編~医者と患者の取り合い吐息~」に出演の遊佐浩二さん&代永翼さんにインタビュー!!
日常生活に散りばめられた「息遣い」に焦点を当て、全編ダミーヘッドマイクで収録したドラマCD「息遣いシリーズ」新作より、遊佐浩二さん&代永翼さんのインタビューが到着しました!
ドラマCDでは、あなたが幼い頃の主治医で、本心をあまり見せない飄々とした医者・藤野浩介を遊佐浩二さんが、あなたが初めて担当することになった、ツンデレで恋愛下手な患者・五十嵐翔を代永翼さん務めます。今回、収録後にお2人にインタビューすることができたのでお届けします。収録の感想や、作品の印象などたっぷりと語っていただいたので、最後までお見逃しなく。
――お疲れ様でした。まずは収録を終えてのご感想をお願い致します。
藤野浩介役・遊佐浩二さん(以下、遊佐):そうですね、激しい収録でしたね(笑)。
五十嵐翔役・代永翼さん(以下、代永):そうでしたね(笑)。
遊佐:一人のシーンはいつもやっているようなダミーヘッドの扱いができるんですが、二人の場合はやはり、喋る方向も違いますし、マイクや台本のさばき方に気を遣わないといけないな、という収録でした。
代永:遊佐さんもおっしゃっていますが、戦いでしたね(笑)。マイクの前は戦場でした。
遊佐:そうそう(笑)。譲るか譲らないか…っていう。
代永:土がいっぱい飛び散ってました!「ちょっと遊佐さん、すみません!」みたいな…(笑)。本当に二人での掛け合いというのがすごく面白くて、初めてだったので、どういう風に聞こえているのかな、と。逆に自分でも聞いてみたくなりました。間に挟まれた状態で、遊佐さんや自分の声が聞こえてくるのってどいういう風なのかな、と思いますし、演じていて楽しかったです。そういう風に挟まれて、女性はすごく嬉しいんじゃないかなと思いながら、愛情をこめて収録させていただきました。
遊佐:こればっかりは、第三者に聞いてもらわないとね。
代永:そうですね。そういうのも楽しみながら収録しました。
遊佐:商品になるまで分からない、と。
代永:そうですね。
――印象に残ったシーンやセリフや演じられたキャラクターについて教えて下さい。
遊佐:印象に残ったのはおでんですね。
代永:そうですね(笑)。びっくりしましたね。
遊佐:翔くんは、たぶん、個室じゃないんですよ。
代永:そうなんですよ(笑)。他の入院患者さんもいるんですよ。
遊佐:他の人がいる中で、おでんを食べるという。中には手術なんかをひかえて食事制限を受けている方もいらっしゃるかもしれない…というのに。検査から帰ってきたらおでんの匂いがする、っていうね。
代永:おまえ!ってなりますよね(笑)。
遊佐:翔くん、どうかなって思うよ。
代永:(笑)。買ってきたのは先生ですけどね!
遊佐:人の心を思いやれる子になって欲しいよね。
代永:(笑)。ここ、翔だったら反発してるんだろうな(笑)。確かに、おでんのシーンは面白かったですね。何を食べさせられてるんだろう、っていう。
遊佐:そこは皆さんのご想像次第ですよね。
代永:そしてけっこう熱々のおでんでしたよね。僕らとしては、お笑い芸人さんの熱いものを食べて「熱!」ってやっているのをイメージしつつ、その中にもちょっと二人だけの雰囲気だとか、いじけてる翔がいたりだとか。大人には敵わないというところがある、かわいらしいシーンでもありましたね。
遊佐:そうだね。
――『息遣いシリーズ』という企画について、お話をいただいたときはどう思われましたか?
遊佐:ダミーヘッドって、位置関係をはっきりさせるために普段あまり入れない動きの息をつけるんですけど、そこを全面に押し出してくるというなかなか珍しい企画だと思いました。ただ、最初のシーンからわりと激しいやりあいがあったので、意外と呼吸が浅くなってしまって(笑)。その後のセリフが喋りづらいというのは実際に収録してみて初めて分かりました。ちょっと侮ってました(笑)。
代永:(笑)。僕も、台本をいただくまでどういう風になるのかなと思っていたら、本当に冒頭のリハビリからはぁはぁ言っているところから始まり、酸欠になりかけました(笑)。しかも二人で息を入れるという…。僕たちからすると、相手にとって自分の息が邪魔になりそうで、被っていいのかということもあったんですけど、今回は全面的に“息”を押し出すということだったので、そういう意味ではやってみないと分からないなという企画でした。
――収録中、さまざまな息遣いがありましたが、どの息遣いが印象的でしたか? またはどれが一番難しかったですか?
遊佐:特に大変だったのは、一番最初のところのリハビリですね。一人でのところは自分の息だけでできるんですけど、リハビリは二人で息をあわせないといけないのと、そこにまたセリフが入ってきていたので。
代永:自分が入院してリハビリをした経験がなかったので、先生や患者さんの動きがどういう風になるのかなと思いつつ、なおかつ翔は自分の意志で「大丈夫だよ!」なんて言いながら動いているので…、けっこう難しかったですね。
遊佐:そうだね。…もう治らないのにね。
代永:いや、退院してましたから! あれは夢!?(笑)あとはおでんのシーンが面白かったですね。食べながらしゃべるっていう…。
遊佐:はふはふしながらね。口にものが入ってるからね(笑)。
――最後に、発売を待つファンの皆様へメッセージをお願い致します。
遊佐:なかなか多くはない題材だと思います。二人から言い寄られる部分の息遣い、焦点をあてるところによって楽しみ方も変わってくると思いますので、それぞれの想いで楽しんでいただければと思います。看護師になった気分で楽しんで下さい。ただ、現実の看護師さんはちょっとだけ目を瞑っていただけると嬉しいです(笑)。よろしくお願いいたします。
代永:「息遣いシリーズ」第5弾目、病院編ということで…。
遊佐:長かったね~。もう5作目か、早いね~。初めてやったころから考えるとね。
代永:(笑)そうですね、まさか僕らとしてもここまで関わらせてもらえると思わなくて、すごく嬉しい気持ちと、皆さんもシリーズごとに変わっていく僕と遊佐さんのシチュエーションがね…(笑)。
遊佐:(笑)。
――という冗談はさておき…(笑)。
代永:はい(笑)。今までのダミーヘッドだと間に挟まれている感覚ってなかなか味わえないんじゃないかなと思うんですが、それがこのシリーズならではの醍醐味だと思います。大人の浩介先生に心奪われるもよし、17歳の翔くんが頑張ってあなたにアタックをしている、ツンツンツンンツンツンツン…デレ、なところに「こいつかわいいな」と思ってもらえるもよし。一度で二度おいしいCDになっております。ぜひ、何回も聞いていただいて楽しんでいただければな、と思います。
――ありがとうございました!
<商品詳細>
ドラマCD「息遣いシリーズ 病院編~医者と患者の取り合い吐息~」
品番:APLE-5010
予価:本体2,500円+税
発売元・販売元:AIR AGENCY・フロンティアワークス
発売日:2015年5月27日(水)
キャスト:遊佐浩二、代永翼