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コミックで蘇る『クウガ』、鈴村さんと神谷さんの率直な感想は!?

コミックで蘇る『仮面ライダークウガ』、大の特撮ファンである鈴村健一さんと神谷浩史さんの率直な感想は!?

2000年に放送開始されるやいなや、従来の特撮変身ヒーローと一線を画すリアリズムに満ちたキャラクターと、緻密に構築された世界観、ヒューマニズムを重視したストーリーなどで評判となった『仮面ライダークウガ』。本作は、15年の時を越えて「月刊ヒーローズ」でコミック版として復活し、コミック版『仮面ライダークウガ』が待望の単行本が7月4日に発売される。

そこで、特撮のラジオ番組を担当し、大の特撮ヒーローファンであり、そして「クウガ」ファンでもある鈴村健一さんと神谷浩史さんにコミック版の『クウガ』について話を伺った。お二人の反応やいかに!

▲仮面ライダークウガ(1)<br>2015年7月4日発売

▲仮面ライダークウガ(1)
2015年7月4日発売

――本日のラジオ収録(7月4日放送分)では、コミック版『仮面ライダークウガ』の企画を立ち上げられた東映の白倉伸一郎プロデューサーと、コミック版『クウガ』で脚本を書かれている井上敏樹さんがゲストで来られていました。
白倉さんは以前の番組での公開収録(2013年)のときにお会いしていらっしゃると思いますが、井上さんは初めてですね。井上さんとお話をされたときの印象はいかがでしたか。


鈴村:僕の中では、井上さんって超ニヒルで、ダンディで、口数も少なくて……みたいなイメージを抱いていましたが、おおむねそれで合っていましたね(笑)。それでいて、お話をされるときにはニコリと笑って、気さくな雰囲気もあってね。とても優しい方だという印象を受けました。

神谷:僕も以前から写真や取材記事などで、どういう人なのか存じ上げていました。そのときの印象は、威圧感のある人。身体も大きいですしね。

しかし、井上さんが脚本を書かれたテレビシリーズを観ていると、繊細だし、ダイナミックなところもあるし、ユーモアをわかってらっしゃるところも伝わってくる。だから、やっぱりやさしい人なのかな、って勝手に思っていたんです。お会いして、思ったとおりの方だったので嬉しかったですね。

 
――コミック版『クウガ』を読まれて、かつての実写テレビシリーズと違うなと感じたのはどのあたりですか。

鈴村:まずお話の展開ですね。第1回の段階で、クウガに変身する五代雄介が出てこない(笑)。あれっ!? 出てこない! って思いました。あと、一条刑事が美形というかフェミニンというか、中性的な雰囲気をしていたのが意外でした。テレビで葛山信吾さんが演じていた一条刑事は、男くさい感じだったので。

 
神谷:グロンギ族が人間を殺戮する「ゲゲル(ゲーム)」をやっているのはテレビもコミックも一緒なのですが、その描写がコミックだとやはり生々しいんです。僕たちが子どものころ『仮面ライダー』に思い描いていたイメージって、やっぱり「怖い」ものだったんですね。ずっと後になってから見ると、わりと作り物っぽい部分があったとしても、子どもはそういう部分を想像力でふくらませて、ずいぶん怖いことをしているんだなあと感じ取っていたはずなんです。

こういった猟奇的ともいえる怪人たちの恐怖描写をコミックという形でリアルに描かれるので、僕たちが子どものころに思い描いていた『仮面ライダー』の「怪奇・恐怖」の印象に対して忠実に作っているなと思いました。

 
――白倉さんからは、何か気になるお話などはありましたか?

神谷:白倉さんは今回の『クウガ』では、先の展開のことをあまり考えてないっておっしゃっていましたね。これは、テレビとは違ってコミックならではの方向に進んでいくのかなという、可能性を感じました。テレビだとグロンギ族は「人間をどのように殺すか」のゲームを単純にやっているんだけど、その真意が人間側にはわからないから、目的も意味も不明な謎の集団が連続殺人を行っていると、ものすごい恐怖の存在になっているんですよね。このあたりがコミックでは、どういう風に描かれていくのかなという興味があります。

鈴村:井上さんも、テレビのストーリーとは違うようにしなければいけない、なんて、けっこう軽い感じで凄いこと話していましたからね。今のところ、五代雄介はテレビと同じく「みんなの笑顔を守る」ために命がけでグロンギと戦っています。これからどういう風に転がっていくかわからないけれど、現状では『クウガ』的な精神を守られているというか、かつてテレビで『クウガ』を観ていた読者の期待にはしっかり応えている気がします。

井上さんの脚本には、ある種ヒーロー否定というか、純粋なヒーロー像を壊すのが面白いみたいな印象があるのですが、五代のようなちゃんとしたヒーローを描くのは、井上さんにしては珍しいんじゃないでしょうか。

――コミック版をきっかけにして、テレビシリーズの『クウガ』にもふたたび注目が集まるかもしれません。ズバリ『クウガ』の魅力、持ち味とはなんだと思われますか。

鈴村:僕も「東映特撮YouTubeオフィシャル」のエピソードを選ぶ際、ひさしぶりに『クウガ』を観かえしたのですが、今観てもすごく生々しい映像でした。当時からリアリティのある、ドキュメンタリーっぽいライダーが出てきたと言われていましたが、15年経ってもまったく色あせていない。現実世界に怪人とライダーが出てきたら、周囲はどう動く? というシミュレーションを徹底したスタッフさんたちの心意気が、画面から伝わってきます。

神谷:そうですね。リアルさといえば、グロンギ怪人が人間を殺戮していく際、直接の描写ではなく、警官同士の無線のやりとりの中で「被害者〇名」とか状況を伝えていく、ああいった演出にとてもセンスを感じました。どういう過程でライダーが怪人を倒さなくてはいけないのか、その理由づけがはっきりしていた。改めて観かえすことで、そういうことを再認識しました。

鈴村:まだ映像で『クウガ』を観たことのない人は、とにかく観たほうがいいって思います。今、こうやって特撮ヒーロー作品が子どもから大人まで幅広い層に人気があるのって、わりと『クウガ』が基礎を築いたんだと思います。よく「イケメンヒーロー」の走りと言われますけど(笑)、それだけじゃなく、ドラマ作りのほうに肝があるんですよね。スタッフみんながひとつの方向に向かってものを作っている感じ、熱き思いを感じます。

  
――今後、コミック版『クウガ』でこんな場面が出てきてほしい! というものがあれば教えてください。

鈴村:フォームチェンジをどういうふうに描くのか、に興味がありますね。クウガの4つのフォームチェンジをどうリアルな『クウガ』の世界に落とし込んでいくのかな……と思ってたら、まったく違和感なく取り込んでいて、作劇上とても必然性があるフォームチェンジになっていたのが印象的だったんです。ドラゴンフォームやタイタンフォームへの「超変身」をどういうふうに描くんだろうなんて、期待してしまいます。

神谷:現在のコミック版の展開では、クウガはまだ「仮面ライダー」じゃないんですよね。バイクに乗ってないから(笑)。今後、クウガの愛車トライチェイサー2000がどういうタイミングで出てくるか、どういう風にバイクアクションが描かれていくのか、とても楽しみにしています。バイクがあってこそ「仮面ライダー」ですからね。

 
――最後に『クウガ』の単行本第1巻発売に向け、特撮ヒーローファンの方々にメッセージをお願いします。

神谷:当時、『クウガ』を観ていた人は、コミック版とテレビシリーズとどういうところが違うか、に興味があるんです。僕も最初はそんなことを思いながら読んでいたんですけど、だんだんコミックの内容そのものに惹かれるようになってきました。『クウガ』を観たことのない人が読んでも絶対楽しめる作品です。そして、コミックを読んだあとには、YOUTUBEオフィシャルで配信している『クウガ』テレビシリーズを観てくれたらいいと思います。よりたくさんの人に『クウガ』を好きになってほしいんです。

鈴村:15年もの時を越えて、『クウガ』が新たなメディアで新作として立ち上がるというのは、すごいと改めて感じます。『クウガ』の放送が始まったとき、特撮ヒーローの歴史、時代が変わった感覚があったんですね。そんな『クウガ』ですから、コミックの世界でも面白い展開になるんじゃないかと期待しています。ぜひ単行本も購入して、さらにはリアルタイムで「月刊ヒーローズ」の連載を追いかけて、この次はどうなるんだ? とストーリーに震撼してもらいたいです。常に「時代」を牽引していくのが『クウガ』であってほしいですし、より多くの方々に『クウガ』を応援してもらいたいですね。

▲2015年7月3日(金)の放送は、東映プロデューサーの白倉伸一郎さんと<br>脚本家の井上敏樹さんをゲストで登場。「仮面ライダークウガ」の話題に!

▲2015年7月3日(金)の放送は、東映プロデューサーの白倉伸一郎さんと
脚本家の井上敏樹さんをゲストで登場。「仮面ライダークウガ」の話題に!

●番組タイトル:東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー
●出演者 :鈴村健一、神谷浩史、(アシスタント)KAMEN RIDER GIRLS
●放送時間:文化放送 ※関東ローカル(一都六県) 毎週金曜日 24時30分~25時00分
ラジオ福島 毎週日曜日 24時00分~24時30分
ラジオ大阪 毎週木曜日 24時00分~24時30分
●ゲスト出演:白倉伸一郎(東映プロデューサー)・井上敏樹(脚本家)
※文化放送:2015年7月3日(金)、ラジオ福島:2015年7月5日(日)、ラジオ大阪:2015 年7月9日(木)
 
>>【漫画】仮面ライダークウガ|月刊 ヒーローズHEROS
>>東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー

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