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『オフィス遊佐浩二』第1回全体会議」レポート

ゲストの置鮎龍太郎さんと野島健児さんも割烹着でクッキングに挑戦! 『オフィス遊佐浩二』第1回全体会議」レポート

 アニメイトTVにて好評配信中の遊佐浩二さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組『オフィス遊佐浩二』。その初のイベントとなる「『オフィス遊佐浩二』第1回全体会議」が2015年4月19日(日)に東京・ニッショーホールにて開催された。ラジオは、リスナー(番組内では「社員」)たちから寄せられるホウレンソウ(報告・連絡・相談)を、『オフィス遊佐浩二』の社長である遊佐さんが紹介し、答えていくというもの。大勢の社員が集まったイベントでは、全体会議と称して、社長と外部有識者(ゲスト)、社員が交流を深めた。

 
●イベントのオープニングは、遊佐社長からの厳しくも愛あるご挨拶!
 開演前、ステージ上に設置された大きなスクリーンには、ラジオに登場するキャラクター“専務・田中二郎”のイラストとともにイベントの注意事項が。会場の空気は和やかなムードに。そんなあたたかい空気の中、遊佐さんがステージへ登壇。会場に集った社員(観客)に向かって、ラジオで恒例となっている「オツカレ!」と挨拶すると、社員たちは拍手で遊佐社長を迎え、声をそろえて「お疲れさまです!」と元気よく答えた。

 
 会場の雰囲気を確認しつつ、社員たちの拍手を終わらせるタイミングをリズムでとった遊佐さんは「反応が遅いね。あの番組見てないの? 社長の遊佐浩二です!」と早くも厳しめなツッコミ入りのコメント。そして「どうですか、みなさん? 最近どう? 雨降ってた?」と次々に社員へ質問を投げかけていく。その言葉にリアクションして、口々に答え出した社員たち。そんな社員に向かって、遊佐さんは「一気にしゃべらないように」と笑いながら一喝。その後も客席を見ながら「入社したみんなの顔を覚えているはずなのに、見覚えがない」と感想をもらし、「今日はしっかりやって、社長に覚えてもらうつもりで臨んでほしい」と社長らしい発言で、笑いを取りつつ、社員たちの会議参加への士気を鼓舞した。


●合言葉は「ファンタジー」。置鮎龍太郎さんと野島健児さんが戦略会議に参加
 社長の愛あるご挨拶が済んだところで、「頼れる有識者の方、呼んでおります!」とゲストを紹介。社員たちがあたたかく拍手で迎える中、置鮎龍太郎さんと野島健児さんがステージに登場した。最初のコーナーは、「社内向上戦略会議」。

 
 会議の前に、遊佐さんから「失言があった場合は「ファンタジー!」とすぐさま言う。それで、もう全てチャラです!」とラジオでも頻繁に登場するワードをゲストに伝授。戦略会議は、社内を良くするために、遊佐さんと置鮎さんと野島さんの3人がそれぞれ考えた議題を討論するという内容。気になる議題は「封筒がうまく開かない件」のような日常的なものから「○○な声が出したい件」「食卓は好きにさせてほしい件」といった個人的なものまで、11の案件からいくつかピックアップしていく。

 遊佐さんが提案した「封筒がうまく開かない件」では、ノリでガチガチに留めた手紙のキレイな開封方法を話し合ってみるも、ハサミで強引に切るといった答えに。話題は移り、野島さんが「今までで、もらって嬉しかったものはありますか?」と聞くと、遊佐さんは「読みやすい手紙が嬉しかった!」と即答し、置鮎さんもうなずく。それを聞いて、何かを思い出した野島さんが「僕、漢字読めないキャラクターで生きているんですけど……」と話し始め、今までもらったファンレターの中で、野島さんのフルネームを含めた全ての漢字に振り仮名をふった、気遣いに溢れる手紙の話をしてくれた。

 
 他にも、「○○な声が出したい件」では、アフレコなどでモブキャラクター(群衆役)を演じる際に、イイ声すぎるとダメ出しされて困るので、土臭い声を出したいという野島さんが相談。すると、遊佐さんが「(野島さんは)上品な感じがしますよね。ゲスな感じで笑ってみたら」とアドバイス。置鮎さんが「ちょっと何か読んでみて」と言うと、野島さん自ら「こんなところに俺の本がある!」と初セルフプロデュースを行なったCDと冊子を持ち出し、朗読。
 続いて、野島さんをステージのセンターに立たせ、ポージングや声や顔の表情までを次々に注文し、朗読させる遊佐さんと置鮎さん。そして、それに応える野島さんの姿に客席は大爆笑。だんだん趣旨と変わってきていることを訴える野島さんに、置鮎さんが「でも、土臭い声を出すという意味では成功しましたよ!」とひとこと。遊佐さんも置鮎さんに賛同し、首をかしげながら野島さんが「ありがとうございます…」とふたりにお礼を言った。

 
●遊佐さんの魅力がいっぱいの会議に
 その後はラジオでもおなじみの「社員からのホウレンソウin全体会議!」へ。ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は、オフィスでは必要不可欠。番組配信ページで募集した、社員からのホウレンソウを紹介していく。「人生で初めて購入したCDに置鮎さんが出ていた」という報告や、「今回のイベントに遅れてしまうかもしれない」という連絡、「次回のイベントのグッズでは、付箋やボールペンを追加してほしい」というリクエストまで、様々な内容のものが飛び交った。3人は社員に直接話を聞いたり、アドバイスしたりと、やりとりをしながら社員との交流を深めた。

 
 ホウレンソウへの回答にSっ気の混じるところが社長の魅力のひとつでもあるのだが、この日のイベントでは、社長と社員という特別な関係からなのか、オープニングからSモード全開! イベントが進むにつれて、天然ムードを醸し出す野島さんにいろいろな注文をつけて朗読させてみたり、メールを書き間違えた社員には「ごめんなさいは?」と言わせてみたり、言わせた後も叱りつけてみたりとSモードはさらにパワーアップ! そんな社員たちの様子を見た置鮎さんは「お前ら、楽しいか!?」と社員に聞くが、社員たちは満足している様子。そんな様子を見て、遊佐さんは「従順な社員なんです。自慢の社員です!」と誇らしげに語った。

 
●謎の料理に挑戦! 実験的クッキングは成功するのか?
 続いては、「ジャングルキッチン」へ。このコーナーはお題とされた料理を作るために、分担された料理工程を行う人をルーレットで決めていくというもの。3人はメニューを知らされておらず、見たことも聞いたこともない料理をステージ上のスクリーンに書かれた文字情報だけで作っていくことに。

 
 さっそく3人は割烹着に着替えてクッキング・スタート!調理メニューは「メルジメッキ・チョルバス」なるもの。メニューを聞いた置鮎さんは「知らねーわ!」、野島さんは「どこの国のものなんだろう……」とそれぞれが個性あふれるリアクションを取りながらも、想像力をふくらましながら調理へ。ルーレットの結果、ひとつめの工程となる“野菜を切る“のは日頃から料理をするという野島さんが担当に。「自分で作ると、ストレス発散になる」と話し、手慣れた感じでタマネギをみじん切りにしていく。ふたつめの工程となる“野菜を炒める”のは置鮎さん。炒めるポイントを聞くと、自信たっぷりに「油を引くだけです!」と答えた。

 
 その後、野菜を炒めたり、煮たり、最終的には自由に味付けをした結果、料理は完成。途中コーラやカレー粉、めんつゆなど、様々な調味料が入れられた料理、「俺たちのチョルバス」をさっそく試食。調味料が全体的に足りなかったという遊佐さんが「離乳食みたい」と感想を伝えると、会場から笑いが。その後は料理判定人がステージへ登場。本来の「メルジメッキ・チョルバス」とは、トルコ料理のレンズ豆のスープだと説明した。その後、引き続き料理していた野島さんが「俺が調節した味が美味しい!」と遊佐さんや置鮎さんに試食させ、「ジャングルキッチン」はフィナーレを迎えたのだった。

 
 エンディングでは、置鮎さんも野島さんも楽しかったと口々に感想を述べ、2人とも次回の出演も楽しみにしていると話した。最後に、遊佐さんが「わが社は零細企業ですが、みなさんがこんなにも前向きにイベントに参加してくださっていることがわかり、これから先にも繋がっていくと期待しております!」とポジティブなコメントでイベントをしめくくった。
 
[取材&文・宋 莉淑]


>>オフィス遊佐浩二-アニメイトTV

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