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実写『図書館戦争』の鈴木達央さん起用テーマは「手塚vs手塚」

『図書館戦争』ファンイベントで、実写版での鈴木達央さん役柄が判明! キャスティングのテーマは「手塚vs手塚」

実写映画第2弾が公開間近の『図書館戦争』。小説、アニメ、漫画、実写映画と、幅広く展開している本作のイベント「図書館戦争ファンミーティング“カミツレの夕べ”アニメ×実写スペシャルスクリーニング」が2015年9月12日(金)、角川シネマ新宿で開催されました。

イベントには原作者の有川浩先生をはじめ、実写映画とアニメに関わってきたスタッフが登壇し、トークショーを行いました。

さらに、アニメで手塚光を演じた鈴木達央さんからのビデオメッセージも公開され、会場は大興奮でした。本稿では、鈴木さんがスタッフを翻弄(!?)したイベントの模様をレポートでお伝えしていきます。なお、登壇者は以下のメンバーです。

【登壇者】
・スペシャルゲスト:有川浩先生(原作者)
・実写ゲスト:佐藤信介監督(実写映画)
・実写ゲスト:辻本珠子プロデューサー(実写映画)
・アニメゲスト:渡邊隆史プロデューサー(アニメ映画)

・ビデオゲスト:鈴木達央さん(手塚光 役(アニメ))

サプライズゲストで鈴木さんが登場!

今回のイベントは実写映画第1弾と劇場版アニメ『図書館戦争 革命のつばさ』、そしてスタッフのトークショーが一日で楽しめるとあって、様々なファンが劇場に足を運んでいました。イベントがスタートすると早速、サプライズとして鈴木さんからのビデオメッセージが。

「『図書館戦争』は、実写映画やアニメも含めてかなり長いシリーズになっています。ここにいらっしゃったみなさんは、どちらも好きで見てくださっていることだと思います。今回、アニメ版で手塚光を演じた僕が映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』で、ほんの一瞬ですが出演させていただいていて、ビデオコメントですが、少しでも『図書館戦争』への僕の思いや、僕が感じてきた実写映画の空気感をお届けできればなと思っています。それではまず、実写版『図書館戦争』をお楽しみください」

と挨拶を含めたコメントを披露。鈴木さんが思いを語ってくださるとのことでしたが、ここでは簡単なお言葉だけ。会場のファンたちも「あれ?」という感じでしたが、あくまでも“ここでは”の段階。まさか後々あんなことになるとは……!

上映が終了するとトークショーへ。実写映画のプロデューサーである辻本さんは「せっかく実写映画もアニメもやっているんだし、一緒になにかできないかな、ということで今回のイベントを行うことになりました」とイベントに至った経緯をコメント。確かに、実写映画とアニメが共同して行うイベントは珍しいかもしれません。

そして、有川先生、佐藤監督、渡邊プロデューサーが登壇。

アニメだけでなく実写映画も好評だそうで、10月4日(日)よる9時からは映画『図書館戦争』テレビ特別編集版が、10月5日(月)よる9時からドラマ特別企画『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』が放送されるとのこと。イベントではこちらの予告編PVも公開されました。「こちらもテレビ放送を見れば、すんなりと10月10日に映画館で最新作が見れます!」と佐藤監督からもお墨付きが。こちらの放送も逃さずチェックしておきましょう。
 

鈴木さんが福士さんにまさかのコメント!?

ここから通常通りのトークショーが始まるかと思いきや、またまたサプライズで鈴木さんからのメッセージが! 会場が喜びと嬉しさとも言える笑いで包まれる中、「やっぱり笑われると思った(笑)」と辻本さんもにこやか。

「先生、監督、プロデューサー、ご無沙汰しています! 今回の実写映画の出演は、本当に刺激的な現場に立ち会えたなと思えたし、自分の知っている『図書館戦争』の世界にまた関われたことがすごく嬉しかったです。実写映画に出演してから、アニメで共演した図書隊のメンバーと別の現場で会うことがあって、いろいろと聞かれました。「郁(笠原郁 役:榮倉奈々さん)どうだった?」とか、「福士蒼汰くん(手塚光 役(実写))はどんな感じだった?」とか。前野(堂上篤 役:前野智昭さん(アニメ))は、ずっと焼きもちを焼いて「岡田くん(堂上篤 役:岡田准一さん(実写))とは会ったのか?」って言ってました(笑)。そんな話をみんなでして、アニメ版のキャストも実写版を楽しみにしていました」

と思い出話を語っていきます。やはりアニメ版のキャストのみなさんも実写版のことは気になっていた様子です。さらに鈴木さんのコメントは続きます。

「撮影現場でもみなさんに良くしていただいて。不慣れな中で緊張していたんですが。辻本さんをはじめ、みなさんが僕の緊張をほぐしてくれる状態を作っていただけたので嬉しかったですね。それがとても思い出深いです。あとは、“ダブル手塚”でずっと話していましたね(笑)。別の作品でほんのワンシーンだけですが共演させていただいたことがあるので、そのときの話とか、手塚に対する思いとか、短い間でしたが濃密な時間を過ごさせてもらえました。僕は手塚という役をアニメーターさんたちと二人三脚で作っていきましたが、福士くんはそれを一人でやっているんだなということに感動を覚えました

先日、話題にもなっていたダブル手塚の裏話や、実写映画出演への思いなど、レアなコメントに会場も釘づけになっていきます。

「『図書館戦争』は個人的にも思い入れが強くて、アニメに関わるということを、もう一度考え直す機会になった作品でもあります。自分自身も声の役者としてどうやって関わっていくのか、ということも考えました。有川先生とProduction I.Gに遊びに行かせてもらったりとか、スタッフの結婚式のお祝いに行ったりもしました(笑)。すごく思い出深いことばかりですね。スタッフと原作が手を取り合ったらこんなに面白い作品が作れるんだと実感できたのが『図書館戦争』でした。手塚光という人間からも教えてもらったことは大きかったです」

渾身の思いには会場からも多きな拍手が起こります。旧知の仲である登壇者たちからは、「相変わらずよく喋るよね(笑)」と笑顔が。

実写映画でのキャスティングは「手塚が気になっている同僚・柴崎麻子に話してかけている男性がいて、手塚が妬く」というシーンがあり、この男性役に鈴木さんが起用されることになったそうだ。「前作で前野くんにナビ番組のナレーションをしてもらったんです。それがすごく良くて、次なる手は“手塚VS手塚”だ! と思ったんです(笑)」と辻本さん。有川先生も「すごく面白いと思いました。彼なら出ないわけはないだろうなと(笑)」と快く了承したそう。

しかし、実写版はアニメと違って実際の図書館を利用して撮影が行われるため、図書館の休館日とキャストのスケジュールがピッタリと合ったタイミングでしか撮影ができなかったとのこと。鈴木さんの登場シーンは、スケジュール的にも奇跡の瞬間なのだそうで、そう思って映画を見てみるのも面白いかもしれません。

鈴木さんは撮影現場でもかなり緊張したそうですが、登壇者のみなさんからすると、そんな素振りはあまり感じられなかったとか。「打ち上げとか私より長くいましたね(笑)」と有川先生。打ち上げでは酔いつぶれた鈴木さんを実写のタスクフォースのメンバーが介抱する場面もあったそうです(笑)。撮影現場でも福士さんへ「俺の手塚を演じてくれてありがとう!」と鈴木さんが言ったようで、この話題が出ると会場が大爆笑に包まれていました。

そして、3度目となる鈴木さんのビデオメッセージが! 「何回登場するんだよ!」と突っ込まれていましたが、そこは流石の鈴木さん。なんとゲストのみなさんに質問があるそうです。

「有川先生、佐藤監督にそれぞれ質問があって。まず有川先生にとって『図書館戦争』はどんな立ち位置になっているのかというのが気になっています。佐藤監督には、アニメ版と実写版とで、あえて変えたところをお伺いしてみたいです。ぜひお聞きしてみたいです」

これに対して有川先生からは「なんだか『図書館戦争』は特別だよって言ってもらいたいような質問ですね(笑)。この作品は私の代表作となっているので、私が作家であり続ける限り代表作は『図書館戦争』なんだろうなって思っています。私を作家としての認知度を上げてくれたのは『図書館戦争』です」と深いコメントが。佐藤監督は「実写では堂上がアクションをするということを付け足しています。岡田さんにやっていただくことの意味をそこで出していますね」と、これまた興味深い回答。

それから話は盛り上がりますが、惜しくもお時間終了に。その後会場では劇場版アニメ『図書館戦争 革命のつばさ』が上映され、『図書館戦争』づくしの夜が過ぎていきました。

そんな鈴木さんも出演している映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』は2015年10月10日(土)より全国の映画館で公開になります。鈴木さんの出演シーンにも注目して劇場での公開を楽しみにしましょう!

映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』

<ストーリー>
「昭和」から「正化」へと歴史を進めた近未来の日本。
いまや国家による思想検閲や、メディア規制が横行する社会となっていた。
そんな中、検閲に対抗し「本を読む自由」を守っている“図書隊”に所属する笠原郁(榮倉奈々)は、検閲で取り上げられそうになった大事な本を取り返してくれた図書隊員を追って入隊、図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)所属となった。鬼教官である堂上篤(岡田准一)の罵倒とシゴキに耐え、上官の小牧幹久(田中圭)、同期の手塚光(福士蒼汰)や柴崎麻子(栗山千明)らと共に厳しい訓練と図書館業務の日々を過ごしていた。

そんなある日、堂上らタスクフォースにある指令が下る。それはこの世に1冊しか現存しない"自由の象徴"「図書館法規要覧」の一般展示が行われる“芸術の祭典”会場の警備。一見簡単な任務に思えたが、実は、図書隊を解散させる事で、歪んだ社会を正しくしようと考えている、手塚の兄・慧(さとし)(松坂桃李)が図書隊壊滅を目論み仕組んだ罠だった――。
手塚慧の狙い通り、検閲実行部隊「良化隊」による急襲を受け、成す術もなく1人、また1人と凶弾に倒れていくタスクフォース達。
堂上たちは無事に本を、仲間たちを守り切れるのか?!
いま命運をかけ、図書隊が史上最大の戦い“LAST MISSION”に挑む!!

<『図書館戦争 THE LAST MISSION』作品概要>
公開:2015年10月10日全国東宝系にて公開
原作:有川浩「図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊) 監督:佐藤信介
出演:岡田准一 榮倉奈々
田中 圭 福士蒼汰/西田尚美 橋本じゅん 土屋太鳳
松坂桃李/栗山千明(特別出演)/石坂浩二

映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』

(C)2015“Library Wars -LM-”Movie Project
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