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『GF(仮) きみと過ごす夏休み』名塚さん&佐藤さんインタビュー

1対複数人のバイノーラル音声はお耳はハーレム!? 『ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み』名塚さん&佐藤さんインタビュー

 豪華すぎる声優陣や美麗イラストで人気を博している『ガールフレンド(仮)』。コミックスやアニメなど幅広い展開が繰り広げている中、今度はPS Vita用ソフト『ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み』が登場です。本作では8名のガールにクローズアップしたシナリオが用意されており、夏休みでの甘~いひとときが楽しめます。

 2015年9月17~20日に開催された「東京ゲームショウ2015」のバンダイナムコエンタータインメントブースでは、本作のスペシャルステージが行われ、村上文緒役の名塚佳織さん、櫻井明音役の佐藤利奈さん、プロデューサーの境野伸之さんが登壇。作品の魅力をたっぷりと語っていただきました。

 本稿では、イベント終了後の3人へ行ったインタビューの模様をお伝えしていきます。バイノーラル録音された収録、Live2Dによってナチュラルに動くガールたち、二人きりの夏休み……などなど、気になる情報をお聞きしました!

■ キャラクターの新たな一面が見れる!

──本日はよろしくお願いします。まず初めに、今日のステージに参加されての感想をお聞かせください。

名塚佳織さん(以下、名塚):ステージに出た瞬間、思っていた以上にお客さんがいてくださって、まずそれにビックリしました(笑)。あんなにステージが大きいとは思ってなくて。それだけ『ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み』に期待してくださっているお客さんがいるってことがわかって嬉しかったですし、本作がどんなゲームなのかみなさんにも理解していただけたんじゃないかなと思っています。お伝えできる情報も多くて、イベント全体を通して楽しかったですし、いいイベントになりました。

▲村上文緒役:名塚佳織さん

▲村上文緒役:名塚佳織さん

佐藤利奈さん(以下、佐藤):音声は先に収録しているのでゲームの内容はだいたい把握していたのですが、絵が付いたり動いたりしているのは初めて見たので、そこはお客さんと一緒に楽しんじゃってました! 「おおー!」とビックリするところは、私たちもお客さんも一緒の反応で嬉しかったですね。女性の方もけっこういらっしゃって、男女ともに楽しんでいただけているんだなというのも嬉しかったです。ガールフレンドという言葉は、恋人という意味だけでなく友達という意味でもいいなーとステージ上で思っていました。

▲櫻井明音役:佐藤利奈さん

▲櫻井明音役:佐藤利奈さん

──ステージではPVの公開や、お二人が実機プレイに挑戦してみたりしていましたが、いかがでしたか?

名塚:改めて可愛い! カードでいろんなパターンのイラストを見させていただいたときから可愛いと思っていたんですが、動く姿を見ると彼女たちの可愛さとか、テンションも伝わりやすいし。

佐藤:アニメでも動く彼女たちが可愛らしかったですが、この作品では、一人のキャラクターをピンポイントで楽しめます。画面に顔がドーンと写ったりして、独り占めできる感は間違いないなと!

名塚:ある意味、アニメよりも細かく見える感じがしますよね。

佐藤:いいとこ取りな感じがします。スマホゲームのいいところと、アニメのいいところをひとつにしたような。

境野伸之さん(以下、境野):ピックアップしている8人のキャラクターの新たな発見もあるんじゃないかなと思っています。

──Live2D(※2D画像をなめらかなアニメーションさせる処理技術)も入っていますし。

佐藤:細かく動いてくれるのはリアルでしたね。目が開いたのが超可愛かった! あれは破壊力あるな~。

境野:ヘッドマウントディスプレイで見られたりすると楽しそうなんですけどね。

一同:なるほど!

佐藤:全員分の台本はいただいていなかったので、他のキャラクターのバイノーラル音声(※ダミーヘッドなどを用いて実際に聞こえるような距離感を再現した録音方式で録られた音声)も気になります。

名塚:自分のだけでもけっこうなボリュームがあったので、どうなるのかなって思います。

境野:メインキャラクターは、バイノーラル以外も含めるとそれぞれ千ワードくらいずつはありますね。

──それはすごい! バイノーラル音声はどのようにして収録されたんですか?

名塚:スタジオのセンターのマイクがあって、その周りに二重の円が床に書かれているんです。そこに番号が等間隔に並んでいて、「10番で喋ってください」と言われたら、10番の位置に立って喋ってみたいな感じですね。「10番から3番に移動しながら喋ってください」って言われたら、台詞を言いながら動かないといけないんです。結果、それを聞くと背後から耳元に近づいて来てくれたり、正面から近づいて来て耳元に囁く……みたいな、そんな収録でした。

佐藤:かなりの臨場感があると思いますよ。特に囁き系のキャラクターだとヤバい気がする!(笑)

名塚:私のキャラクターだと、耳元に一番近いところに立って、さらにもうちょっと近づいて録ったりしていました(笑)。

境野:一番すごいのは望月エレナ(CV:原田ひとみさん)かもしれません。

佐藤:それは、エロい……感じで?(笑)

境野:それはプレイしてみてのお楽しみということで。

──なるほど(笑)。

名塚:ゲーム感覚で目隠し鬼みたいなのもありましたね。真ん中に主人公がいて、周りのみんなが一斉に声をかけて、文緒がどこにいるか探すみたいな。

佐藤:スイカ割りに挑戦したり。

名塚:収録でこれだけ楽しかったら、プレイしたらきっと面白いですよ。

佐藤:音も映像もかなりこだわって作ってくださっているので、ボリュームは満点なんじゃないかなと思います。

──みなさんがオススメするポイントなどはありますか?

名塚:私は、全体を通して文緒ちゃんが積極的なところがオススメですね(笑)。スマホゲームのときは、主人公に声をかけてもらってストーリーが展開することが多かったんです。序盤は冷たくあしらったりするときもあったし、デートに誘っても喜んでいるのかいないなのか、わからないところもありました。本作では、自分から「デートに行きませんか?」と言ったり、膝枕を自らやったり……。

佐藤:あれは「なんだと!?」ってなりますよ(笑)。

名塚:主人公「ちょっと膝貸して」、文緒「え!?」ではなく、「よかったらこちらへ……」っていう感じで、ちょっと積極的なんです。今回はデートがメインの部分でもあるので、彼女自身もプレイしてくれる方に好意を持って一緒に遊びに行く。一緒に楽しみたいという思いもあって、そういうストーリーになっています。学校生活とは違った日常の文緒ちゃんを独り占めできるところは、演じている身としてゲームでの一番の特別な部分かなと思います。他では味わえない感じですね。

PS Vita「ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み」バイノーラル音声体験動画 村上 文緒編 - YouTube

佐藤:いいですねー。明音は放送委員会に所属していて、実況的なイベントがけっこうありますね。

名塚:面白そう!!

佐藤:そうなんです。でも実況って難しいですよね。それを彼女なりに一生懸命やるシーンがあって、そのパターンは自分自身でもチャレンジではありましたね。イベントごとにお呼ばれして、実況したり。

境野:運動会もありますね。

佐藤:主人公と一緒にマンツーマンで達成していくみたいな。演じていて楽しかったですし、明音らしさもいっぱい出ているので、ぜひそこを楽しんでもらいたいなと。けっこう面白いシチュエーションが多いんですよ(笑)。

境野:明音のストーリーは、多少ギャグ寄りにはなっていますね。

佐藤:でも、ギャグよりの中にもキュンキュンポイントもありますよ。

境野:あと、早口言葉もありましたね(笑)。

佐藤:あったなー(笑)。

名塚:明音は早口言葉が得意ですからね!

佐藤:収録では、「おのれ~!」って思いました(笑)。家では言えるのになーっていつも思います(笑)。

境野:そのシーンで一緒に出てくるキャラクターは、早口言葉がいえないから噛んでもOKみたいな。その代わり、「可愛く噛んでみましょうか」ってなっていましたが(笑)。

PS Vita「ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み」バイノーラル音声体験動画 櫻井 明音編 - YouTube

佐藤:それもそれで難しいんですけどね。放送委員ならではのエピソードは楽しみにしてもらいたいです。境野さんは好きなキャラクターとかはいるんですか?

名塚:誰推しですか?

境野:僕は戸村美知留(CV:阿澄佳奈さん)推しですね。趣味が近いというのはありますし、一緒にいると楽しそうだなと思います。

名塚&佐藤:なるほどー。

境野:アニメ好きというところではクロエ・ルメールもいいんですが、引っ張られすぎて疲れそう(笑)。

一同:確かに(笑)。

■ 複数人の声が聴こえるバイノーラル音声は必聴!

──今回、PS Vitaでの発売ということで、何かみなさんがこだわられた部分などはありますか?

境野:スマホゲームは元々、耳で萌える学園恋愛ゲームという立ち位置なので、本作でもそこはこだわっています。ただ音声を聴くだけではなく、ストーリーも充実しているところはこだわっていますね。

名塚:一日の出来事と言うよりは、地続きな感じのストーリーになっているなとは感じました。ゲームの収録だとプレイヤーと1対1で話していくことが多いんですが、みんなと遊んでいるシーンも含めて、徐々に主人公に近づいていく感じがより強く出せたように思います。今回はフルボイスなので、演じる上でも芝居をしやすかったですし、流れがよく追えた感じはします。

佐藤:今回のゲームでは夏休みを過ごすんですが、主人公がキャラクターとたまたま出会ったり、約束して出会ったり、これこそ学生さんの夏休み! みたいな感じがして。私も追体験してみたり、「こんなことしてみたかったな」と思ったりしました。バイノーラル収録のシーンがとてもいい場面が多くて、自分自身もシチュエーションを思い描きながら動きも付けつつ、明音になれた部分は多かったなと感じています。出来上がりをまだ聴けていないので、どんな風になるか楽しみです。

 あと、バイノーラル音声で複数人の声が聴けるというのは、私もあまり経験がないので、いろんなところからいろんな声が聴こえるというのはどんな感覚なんだろうって、個人的に楽しみにしています!

境野:いろんな人の声を合わせないといけないので、技術的に大変なところもあるんですけど、そこをあえて挑戦しました。

佐藤:かなりのキャラクターが多方向から話しかけてくれるので、その臨場感はなかなか体験できるものではないですね。

名塚:1対1だけでなく、1対3という状態で遊べます。

──すごくハーレムですね!

佐藤:ハーレムなシーンかはわかりませんが、お耳はハーレムでしょうね(笑)。

──では最後に、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

名塚:実際にゲームが発売した後に、みなさんからの声を聞けるタイミングがあればいいなと思っているので、またイベントなどができたらいいなと感じています。初めての試みもあるので、どんな反応が返ってくるのかすごく楽しみです。これを機にいろんなことができるんじゃないかなという夢も広がりますし、もっともっとゲームが発展していって私たちも楽しめたら嬉しいなと思っています。

佐藤:『ガールフレンド(仮)』はキャラクターがいっぱいいて、そのキャラクターの中から選ばれてこうしてここにいます……。本当にありがとうございます!(笑) みなさまのおかげです! このゲームに出ていない私が好きなキャラクターもいて、制作のみなさんには酷な話かもしれませんが、ぜひとも他のキャラクターも見てみたいので、みなさんが応援してくださればきっと見られるんじゃないかなと思っています。そのときには明音もぜひ出たいなー。

 と、私利私欲は置いておいて……(笑)、純粋に可愛いキャラクターが他にもいっぱいいるので、この夏休みを過ごしていただいて、「ほら、冬とか春とかもあるじゃない!」となってくれたら嬉しいなと思っています。これからも『ガールフレンド(仮)』をいっぱい楽しんでください!

境野:今回は恋愛アドベンチャーゲームなので、アニメやスマホゲームとは違った切り口があります。キャラクターの新しい一面を発見したり、このキャラクター可愛いなって感じてもらえるような作品になればいいなと思っています。今回は限定版も力を入れて作っているので、ぜひプレイしていただいて今後に繋げられていければいいなと思っているので、よろしくお願いします。

──ありがとうございました!


>>『ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み』公式サイト
>>『ガールフレンド(仮)』公式Twitter

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