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TVアニメ『暗殺教室』スペシャルイベント「卒業の時間」レポート!

TVアニメ『暗殺教室』キャストによる真夏の卒業式! 7月10日開催のスペシャルイベント「卒業の時間」【昼の部】レポート!

 2016年7月10日、パシフィコ横浜にて、TVアニメ『暗殺教室 第2期』のスペシャルイベント「卒業の時間」が開催されました! イベントはアニメ放送が終了したことを受けての“卒業式”という設定。

 教師組として福山潤さん(殺せんせー役)、杉田智和さん(烏間惟臣役)、伊藤静さん(イリーナ・イェラビッチ役)、速水奨さん(浅野學峯役)の4人。そして卒業生となる生徒たちを務めた、渕上舞さん(潮田渚役)、洲崎綾さん(茅野カエデ役)、岡本信彦さん(赤羽業役)、逢坂良太さん(磯貝悠馬役)、浅沼晋太郎さん(前原陽斗役)、木村昴さん(寺坂竜馬役)、緒方恵美さん(堀部イトナ役)ら、総勢11名の豪華キャストが集結し、放送時を振り返っての思い出トークや、卒業をかけた教師組とのゲームを満喫! 主題歌を担当した宮脇詩音さんも来賓として駆けつける、盛大な卒業式となりました。今回は昼夜で行われたイベントのうち、【昼の部】の様子をお届けします!

■スタートを飾るのは卒業生代表による生ライブ!
 イベントのスタートを飾るのは、渕上さん、洲崎さん、岡本さん、逢坂さん、浅沼さんら5人のユニット"3年E組うた担"によるオープニングLIVE! イベントが開始して3分も経たないうちから会場のお客さんたちは全員スタンドアップ。色とりどりのサイリウムが客席を照らす中、TVアニメ2期のファーストOP「QUESTION」を歌い上げます。

 会場が熱気に支配される中、まずは教師組である福山さん、杉田さん、伊藤さん、速水さんの4人が、なんと客席通路の扉から登場! まさか後ろから現れると思っていなかったお客さんたちに笑顔で手を振り、大歓声の中4人は通路を通ってステージ上に向かいます。運よく通路側の席だったお客さんたちはハイタッチする機会もあったようです。

 教師組キャストが一言ずつ挨拶を行い、続いては生徒組がステージに上がる番となります。出欠をとるように福山さんが生徒の名前を一人一人読み上げ、元気な「はい!」という声と共に生徒組キャスト陣、渕上さん、洲崎さん、岡本さん、逢坂さん、浅沼さん、木村さん、緒方さんが登壇しました。盛大な拍手と歓声に迎えられ、生徒組キャストも一言ずつ挨拶。さらに、本日のMCを務める鷲崎健さんも"特別教師"として登壇し、スペシャルイベント「卒業の時間」はスタートしました。

 最初のコーナーは、『暗殺教室』第2期を映像と共に振り返る「思い出の時間」。キャストの何人かから印象に残っているシーンを上げてもらい、VTRでその場面を見ながらトークを繰り広げます。

 最初に選ばれたのは第4話「紡ぐ時間」より、イトナの改造したラジコンで女子のスカートの中を覗こうとする、男子たちの微笑ましい奮闘シーン。この場面を選んだ緒方さんは "男子は物作りとエロで結束する"という台本にあった台詞がお気に入りだと明かしキャストもお客さんも爆笑。このとき普段とは明らかに違うキャラとなっていた前原を演じた浅沼さんは"キャラ変わってもいいから一番カッコよく"と音響監督に言われたという裏話も披露しました。

 2つ目は第17話「分裂の時間」より、渚と業がクラスの在り方をめぐって一触即発の空気となる場面。このシーンを選んだのは業役の岡本さん。クラスとしても重要で渚との関係の転機となる回だけに思い入れもあるようでした。しかしそんな中で特に気になったと語ったのは、VTRでも使われた渚に対して"小動物のメスの分際で"と言い放つ場面。自ら演じるキャラクターのまさかの発言をしみじみ語り、会場は再び笑いに包まれます。この台詞、渚を演じた渕上さんも刺さるものがあったらしく、収録にかなり力を入れて挑んだと話しました。

 3つ目は第20話「バレンタインの時間」より、烏間先生とビッチ先生のプロポーズと、殺せんせーとの浅野理事長の職員室での会話。このシーンを選んだ速水さんが好きだと渋い声で言い放ち会場からは何故か歓声が沸き起こります。イリーナ役の伊藤さん烏間役の杉田さんもそれぞれ演じたキャラクターの反応を楽しみながら印象を語りました。
 また、殺せんせーと浅野理事長のシーンでは、福山さんが殺せんせーがどういう心境だったのかを考えながら感慨深そうな表情を浮かべます。最終回を迎えた後だからわかる殺せんせーへの愛情を静かに語りました。

 最後は第24話「卒業の時間」より、殺せんせーによる3年E組最後の出欠。本日のイベントと同じタイトルを冠してるこの話は涙なしに語れません。VTRが流れているうちから会場のお客さんの中には泣き出してしまった人もいたようで、それだけ素晴らしい場面だったのがよくわかります。この空気感は収録時にもあったようで、1年半に迫る時間を作品に関わってきたスタッフ・キャストも作ろうとしたものでなく、自然と出来上がったものだったといいます。

■卒業をかけた真剣勝負!
 続いてのコーナーは「卒業テストの時間」。イベントのテーマが卒業式だというのに、ただでは卒業させてもらえないのが実に『暗殺教室』らしい。福山さん・杉田さん・伊藤さん・速水さんによる"教師チーム"とテストという名のクイズで勝負し、勝つことが出来れば卒業の権利を手にできます。挑むのは渕上さん・洲崎さん・逢坂さん・浅沼さんによる"チーム渚"、そして岡本さん・木村さん・緒方さんによる"チーム業"の2チームとなります。ちなみに勝つことが出来なかった場合は卒業のために補習を受けなければいけないとかなんとか……。

 最初の問題は"マッハ20で見つけら!! アハ体験テスト"。画像内の変化するポイントを答えというもの。変化する場所は4か所あり、難易度によって貰えるポイントが変化します。
 最初に発見したのは教師チーム。立ち絵が変化したカエデをいち早く答え点数が入ります。
 2つ目を答えたのは渚チーム。デバイス内の律がイトナに変化したのを見抜き点数を獲得。
 3つ目を答えたのは木村さん。殺せんせーのネクタイの柄が変化しているのを見抜きました。しかも難関ポイントだったため、2倍の点数を獲得し業チームがトップに躍り出ます。
 最後の変化を答えたのも業チームの緒方さん。実は2つ目の律の変化と同時に、イトナも変化しておりそれを見逃していなかったです。こうして最初の問題は業チームが一歩リードする形となりました。

 続いての問題は"マッハ20で見極めろ!! 絵心テスト"。教師チームからくじ引きで選ばれた1名にお題に沿った絵を描いてもらい、それが何なのかを答えるという内容。最初の書き手は杉田さん。お題は椚ヶ丘中学校のマスコット"くぬどん"。少々マイナーなところですが、ハ○太郎に似てるというヒントを元に逢坂さんが見事正解。

 2番手は福山さんで、お題は"シャチホコ"。なんでそのテーマなんだろうと思いますが、実は本編にて殺せんせーがコスプレを披露していたのです。チョココロネの化物やエビフライの化物、ツインテールなど珍回答が数多く飛び出しましたが、最終的には木村さんが正解。福山さんも予想以上のクオリティーで見事にお題を描ききりました。

 3番手の速水さんのお題は"バレンタイン"。なんと水森亜土さんを彷彿とさせるペンの両手持ちで絵を描き始めます。包みを渡そうとする浅野理事長を上手に描くのですが、お題が物ではないためなかなか正解が出ない。しびれを切らし2/14と書いたことで緒方さんが正解。業チームが順当に点数を稼いでいきます。

 最後は伊藤さん。お題は"金魚すくい"というこれまた物ではない難しいお題……だったのですが、まだ途中にもかかわらず速水さんがいち早く正解。まだ完成前で水槽と金魚もほぼ描きかけだったため、キャストもお客さんもどよめきます。

 ここまでの点数は、速水さんのファインプレーが炸裂した教師チームと順当に正解を積み重ねていた業チームが100点で並んでいます。そこを80点の渚チームが追いかける状態で、最終問題"度胸はあるか 一か八か2択テスト"がスタート。この問題に正解したチームはなんと200ポイントを獲得できるというお約束の展開に、点数で勝っている2チームからはお約束のように不満の声が漏れます。

 問題の内用「中学生のときに好きだった教科は? A.国語 B.英語」。この問題は、会場に集まったお客さんから事前にアンケートで多かった方が答えとなっています。会場の様子を観察しながら各チームは教師チームがA、渚チームがA、業チームがBという答えを出します。Bで業チームが正解なら単独トップで無事卒業が決まる……はずだったのですが、やはりというかなんというか、中学生で英語が好きだった人は少なく答えは国語のA。教師チームが勝ったため、生徒組には補習を受けてもらうこととなります。

 補習として生徒組に受けてもらうのは「卒業アルバム写真 ハイ、ポーズ Again」昨年のイベントでも好評だったこの補習、もとい罰ゲームでは夏休みの思い出をテーマに全力で楽しんだ写真を撮影します。小道具も充実しているのでどんな写真が出来るのかと思いきや、時間が経つにつれ木村さんが重装備になっていきます。最終的には、木刀を持ち、虫網を二つ頭にかぶり、花と虫カゴを身に着けた格好となり、生徒組キャスト全員と並んでハイポーズ。さらにシャッターが押される瞬間に福山さんが残像を残して映り込む、なかなかにユニークな写真が完成しました。なにはともあれ無事補習も終わったことで、生徒組は卒業の権利を取り返すことに成功しました。
 
■来賓による歌のプレゼント 生ライブで静かに派手に盛り上がる!
 キャスト一同が一度退場し、EDを担当した宮脇さんがステージに登場。会場が暗転する中第2期ファーストED「欠けた月」を披露しました。優しい歌声で、卒業テストで盛り上がっていた会場もクールダウン。リズムに合わせてサイリウムを振りながら、お客さんたちは宮脇さんの歌に聞き入っていました。

 そしてなんとリアル殺せんせーがステージ上に登場! 会場を沸かせたのち、MCの鷲崎さんと共に、会場販売グッズの告知などを行いました。

 続いては3年E組うた担が、卒業生ライブとして第2期セカンドOP「バイバイ YESTERDAY」を披露します。ここまで温めてきた感情を爆発させるように会場のお客さんたちは再びスタンドアップ! 一丸となってライブを盛り上げました。

■~卒業証書授与式~
 ライブが終わりいよいよ生徒組のキャストに卒業証書が授与されます。ステージに教壇が運び込まれ、学生時代を思い出すような見事なセットが完成。速水さんが教壇に立ち、生徒の名前を一人一人呼び上げます。さまざまな感情の篭った「はい!」という言葉でセットに上がり、速水さんから卒業証書を受け取ます。そして、長い間応援してきてくれたファンたちに涙ながらに感謝の言葉を送りました。

 さらにイベントを盛り上げてくれた宮脇さんや、教師組のキャストにも"感謝状"が贈られます。速水さんには福山さんから感謝状が贈られ、登壇者全員に行き渡ったところで、イベントは終了……とはまだなりません!

 アンコールにより、まずは宮脇さんから贈る言葉代わりの歌が披露されます。曲は第2期セカンドED「また君に会える日」。卒業式という舞台のラストに相応しい楽曲です。

 そしていよいよ本当のラスト。3年E組うた担が第1期の最初のOP「青春サツバツ論」を熱唱します。歓声と拍手が沸き起こる中、本日の登壇者たちがバズーカーを抱えて登場。歌の締めに合わせて黄金のテープが会場を覆い尽くすように発射され、涙あり笑いありのイベントはこれにて本当に幕を閉じました。

[取材&文・原直輝]

◆TVアニメ『暗殺教室 第2期』関連情報
★アニメ「暗殺教室」劇場版総集編『365日の時間』
2016年11月19日(土)より、新宿バルト9他にて期間限定公開! さらに「殺せんせーQ(クエスト)!」がアニメ化&同時上映決定!

★2016年9月28日(水)「『暗殺教室』ベストアルバム ~Music Memories~」発売

<原作>
「暗殺教室」松井優征(集英社 ジャンプ コミックス刊)

<STAFF>
監督:岸 誠二
シリーズ構成・脚本:上江洲誠
キャラクターデザイン:森田和明

>>TVアニメ『暗殺教室』公式サイト
>>TVアニメ『暗殺教室』公式Twitter

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(C)松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会
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