『劇場版 仮面ライダーゴースト』大ヒット御礼舞台挨拶をレポート!

「帰って号泣します!」――西銘駿さんへの思いを綴った手紙を生朗読! キャスト同士絆が感じられた『劇場版 仮面ライダーゴースト』大ヒット御礼舞台挨拶をレポート

 2016年8月27日(土)、新宿バルト9にて、公開中の『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』の大ヒット御礼舞台挨拶が開催されました!

 本作は、迫る最終回に向かって怒涛の盛り上がりを見せる『仮面ライダーゴースト』の劇場作品。また、新ライダーである『仮面ライダーエグゼイド』が出演していることでも話題になっています。『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』と共に大ヒットを記録していることをうけ、その感謝の気持ちを伝えるべくゴーストのメインキャストの5人が集結! 1年間を振り返るトークや、サプライズなどで大いに盛り上がりました。今回はその模様をお届けします!

■追憶! 仮面ライダーとして戦ってきた1年

 舞台挨拶がスタートすると、MCの呼びこみで西銘さんらキャストたちがお客さんの大歓声と盛大な拍手に迎えられ登場します。その場所は、なんと客席後方の扉! いきなり目の前に現れたキャストたちに、お客さんのボルテージは一気に最高潮に達します。

▲仮面ライダーゴースト/天空寺タケル 役 西銘駿さん

▲仮面ライダーゴースト/天空寺タケル 役 西銘駿さん

▲左から、月村アカリ 役 大沢ひかるさん、仮面ライダースペクター/深海マコト 役 山本涼介さん

▲左から、月村アカリ 役 大沢ひかるさん、仮面ライダースペクター/深海マコト 役 山本涼介さん

▲左から、御成 役 柳喬之さん、仮面ライダーネクロム/アラン 役 磯村勇斗さん

▲左から、御成 役 柳喬之さん、仮面ライダーネクロム/アラン 役 磯村勇斗さん

「タケル~!」や「御成~!」など、キャラクターを呼ぶ子供たちの声に笑顔で答えながら、みなさんはステージ上へと向かいます。勢揃いしたところで、集まってくれた大勢のファンたちに向けて一言ずつ挨拶。そして、大ヒットを記録した本作に関してのトークへと移っていきます。

 数々の劇場版を経験してきたキャスト陣ですが、『仮面ライダーゴースト』の単独作品としては本作が初めて。西銘さんは「大ヒット御礼舞台挨拶が出来たということはたくさんの方に見ていただけたということですし、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。プレッシャーや不安もあったんですけど、家族や友達にも“感動した!”と言っていただけたので幸せに感じています」と満面の笑みで喜びを語ります。

 続く大沢さんは「こうしてまた舞台挨拶が出来るのもみなさんのおかげです! 周りの人のは“泣いた”という反応をたくさんいただいているので、一生懸命作ってきて良かったなと思っています」と感謝の気持ちでいっぱいの様子です。

 本作の見所について尋ねられたのは、山本さん、柳さん、磯村さんの3人。今回は少し趣向を変え、自分が演じたキャラクター以外からお気に入りの場面を選んでいただきました。

 磯村さんが選んだのは、山本さん演じた深海マコトとその父である深海大悟(演:沢村一樹さん)の別れのシーン。「それまで切ない表情を見せたことがなかったマコトが、亡くなった父親に向かって“父さん!”と言う姿に泣いてしまいました」と映画のワンシーンを思い起こします。

 一方、山本さんが選んだのは、磯村さんのアラン……ではなく妹の深海カノン(演:工藤美桜さん)が眼魂島に飛ばされた際にはっした「すみません私のせいで~!」と言うシーン。その申し訳無さそうに震えた声と崩れ落ちる様子が可愛かったと語りました。

 一方、山本さんが選んだのは、磯村さんのアラン……ではなく妹の深海カノン(演:工藤美桜さん)が眼魂島に飛ばされた際にはっした「すみません私のせいで~!」と言うシーン。その申し訳無さそうに震えた声と崩れ落ちる様子が可愛かったと語りました。

■乙彼! テレビ放送がクランクアップ!

  『仮面ライダーゴースト』のテレビ放送が、先日クランクアップを迎えており、これに対してお客さんからは労いの拍手が送られます。その心境を尋ねられた西銘さんは「これまでの人生でなにかを成し遂げて泣くということはなかったんですけど、ゴーストは本当に辛くて濃かった1年だったので、自然に涙が出ちゃいました……」と振り返りますが、その顔はどこか晴れやかでした。

 そんな西銘さんの男泣きを見た大沢さんは「終わった直後は実感がなかったんですけど、西銘くんを見てたら一緒にもらい泣きをしてしまって……。“あ、終わっちゃったんだな”というのをそこで初めて実感しました」と告白します。

 「僕も泣く気は全然なかったんですけど」と話すのは、人前で泣くのは苦手だという山本さん。「振り返ってみたら。楽しかったことや辛かったことを思い出してしまって、最後に一緒にスペクターを作ってきたスーツアクターの淳さん(渡辺淳さん)の顔を見て涙腺が崩壊してしまいました」と感動のエピソードを明かしてくれました。

 磯村さんは「クランクアップで花束を貰ったとき、涙が絶対止まらないだろうなってクラ抑えきれないものが出てきてしまって。でもそんな自分と戦って、お礼と感謝の言葉はしっかり伝えることができたんで、一生思い出に残る最後を迎えることが出来たと思います」語ります。

 みなさん終わりを噛み締め、どこかしんみりとしはじめた空気を和ませたのは、やはりムードメーカーである御成役の柳さん。「本当に終わっちゃったので、1週間くらい髪を伸ばしたんですよ。今は剃ってきましたけどね!」と冗談をはさみつつ、「一つの事が終わったんだなと言うことを髪で実感しました」とツルツルの頭を撫でながら感慨深そうな表情で語り、劇場内を笑いで包みました。

■祝福! 一緒に頑張った西銘さんへの思い出を綴る!

 映画の見所、1年間の思い出など語っていただいたところで舞台挨拶は終わりの時間に……と思いきや、ここで西銘さんへのサプライズが! 何も聞かされておらず「え? なに?」と慌てる西銘さん。実はこの日のために大沢さん、山本さん、柳さん、磯村さんの4人が、西銘さんへの1年間の思い出を綴った手紙を用意していたのです。この舞台挨拶の場で、一人ずつその手紙を読み上げます。

磯村さん:駿へ。1年間本当にお疲れ様でした。18歳で主演を務め、きっとたくさんのプレッシャーと責任を背負っていたと思います。現場で嫌なことがあったり、悩む姿を見ていましたが、一度も弱音を最後まで作品にぶつかって、ゴーストを愛する姿を見たときは、天空寺タケルという役が西銘駿で本当に良かったと思いました。1年前、出会った当初はお互い良く知らなくって壁があったのに、駿はその壁をガンガン壊しに来たのを覚えています。その時、この子はなんて自由な人なんだと思いました。でも役的に対立する立場だったから駿に心を開かず冷たくしていたときは、本当は心の底で“駿ごめんな……”と思っていました。きっと仲良くなりたかったんだよね? 寂しい思いをさせてごめんなさい。でも今は僕の家に来て納豆パスタを食べるくらいの仲になれたので、幸せでした。駿と出会って1年間共に過ごし、僕は最高の時間を駿からもらいました。ありがとう。ただ一つだけ言わせてください。駿のキャラがどんどん崩壊していったのは僕と涼介のせいだと言いますが、これは駿の本性が開眼したんだからね? そこだけは忘れないで下さい! これからも一緒に遊んでください。お疲れ様でした!


柳さん:駿へ。お元気ですか? この1年、駿にとってどんな1年でしたか? テレビシリーズをクランクアップしたときの表情から、とても充実した素晴らしい1年だったのだと思います。本当にお疲れ様でした。初めて会ったとき、とても人懐っこくて、明るくて、無邪気で、素直な青年だな、と思いました。そして1年経った現在、その印象は変わっていません。本当に根っこから愛されるキャラクターで、これはとてもステキなことです。駿の一番の魅力だと僕は思っています。駿が現場にいるだけで雰囲気が明るくなり、みんなとても励まされました。僕自身、何度も背中を押してもらいました。改めて、ありがとう。どんどんヒーローの顔つきになっていき、頼もしくなっていく様子を、こんなに近くで見守ることが出来て、とても幸せな時間でした。そして最後に、どんなに台本や、靴や、イヤホンや、スマホの充電器を置き忘れてしまっても、その真っ直ぐな今の気持ちだけは忘れないでいてください。最後までみんなに走り抜けましょう。よろしくね。

山本:駿へ。1年間お疲れ様でした。初めての作品が初めての主演で、誰よりもプレッシャーや緊張があったんじゃないかなと思います。でもそれを人に見せずに、1年間笑顔でいつづけたのは、凄いことだと思うし、尊敬するところでもあります。最初の頃の舞台挨拶やイベントでは何を言ってるのかわからない時も会ったけど、まあ今でもありますけど、その時より駿の横で安心して話を聞けるようになったし、頼もしくなったなと感じます。人見知りの俺に駿の方から話しかけてきてくれて、ありがたいことに直ぐに打ち解けることが出来ました。こうやって直ぐに人と距離を縮めることが出来るのは駿の一つの良さだから、その部分はこれからも変わらないでいて欲しいなと思います。もう直ぐゴーストは終わっちゃうけど、あともう少しだけ同じ作品の仲間として一緒に頑張ろう。終わっても役者として、ライバルとして、友達として、お互い切磋琢磨して頑張っていこうな。二十歳になったら飲みに行こう! 1年間本当にお疲れ様。ありがとう。


大沢:駿へ。撮影が始まった頃の駿はあんまり声も出なくて、声をはろうとしたらよく裏返ってたね。人に本気で怒ったことがなくて、タケルとして怒りの感情がわからなくて悩んでいたり、一生懸命覚えてきたセリフも本番になると飛んじゃって、パニックになったりしてたね。それでも後半になるにつれて、1つずつ課題を乗り越えて、自分のやりたいことをしっかり意見できるようになって、顔つきも姿勢も立派な役者さんになっていったね。そんな駿を隣で見ることが出来て、とても嬉しかったです。一緒に切磋琢磨して、とっても楽しかったです。またみんなそれぞれの場所に進んでいくけど、また一つ大きくなった姿で、おんなじ場所でお芝居出来ることを楽しみにしています。辛くなったら、兄さんや姐さんに相談してね。いつでも私たちは駿の見方だよ。タケルが駿で本当に良かった。ありがとう。

 手紙を受け取った西銘さんは、感激のあまり言葉に詰まってしまった様子。「みんなには本当に感謝しています。クランクアップはしたけど、これからもよろしくお願いします! サプライズ本当にありがとうございました。家に帰って、号泣します!」と言う西銘さんに、最後はお客さんからの拍手が添えられ、サプライズは大成功となりました

 そして、締めの挨拶として西銘さんから「初めての単独の映画だったのでプレッシャーや不安もあったんですけど、みなさんから感動したと言ってもらえて、本当に嬉しかったです。テレビ放送も最終回までまだまだ続きます。僕たちの出せる力の全てを出し尽くしたので、ぜひ期待していてください! これからも仮面ライダーゴーストをよろしくお願いします!」とコメントをいただき、大ヒット御礼舞台挨拶は幕を下ろしました。

[取材・文・写真/原直輝]
 

■公開情報

『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』
『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキ サーカス パニック!』
大ヒット公開中!

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>>劇場版『動物戦隊ジュウオウジャー』&『仮面ライダーゴースト』公式サイト

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(C)2016劇場版「ゴースト・ジュウオウジャー」製作委員会(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2016テレビ朝日・東映AG・東映
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