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声優11名が登壇した「SERVAMP FESTIVAL」レポ

寺島拓篤さん、梶裕貴さんら11名の声優陣が集結! TVアニメ『サーヴァンプ』のスペシャルイベントレポートをお届け

 2017年2月5日(日)、千葉県文化会館にてTVアニメ「SERVAMP-サーヴァンプ-」のスペシャルイベント『SERVAMP FESTIVAL』が開催されました。

 イベントには、寺島拓篤さん(城田真昼役)、梶裕貴さん(クロ役)、鈴木達央さん(椿役)、下野紘さん(有栖院御園役)、堀江一眞さん(スノウリリイ役)、小野友樹さん(千駄ヶ谷鉄役)、村瀬歩さん(ヒュー・ザ・ダーク・アルジャーノンⅢ世役)、島﨑信長さん(リヒト・ジキルランド・轟役)、木村良平さん(ロウレス役)、松岡禎丞さん(ベルキア役)、鈴木裕斗さん(綿貫桜哉役)の総勢11名が登壇。
イベントのエンディングでは、今回のイベント『SERVAMP FESTIVAL』のパッケージ化、そして、新プロジェクト始動が告知されました。

 ここでは、そんな本イベントの公式レポートが到着したので、その内容をお届けします。

昼の部トークコーナーでは、松岡さん&堀江さんによる新たな大罪ペアが誕生!?

 イベントは、OLDCODEXによるオープニング主題歌『Deal with』に乗せたイベントのためのスペシャル映像とともに開幕。スクリーンに、主人(イヴ)とサーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)が揃って映し出されると、各キャスト陣が生アフレコでセリフを読み上げ、ステージ上に設置された無機質な鉄製のサイドステージから次々と登場。それぞれの組ごとの個性が光る登場を、会場内は大きな歓声で出迎えました。

 オープニングの挨拶を経て、キャストへの事前アンケートに基づいたテーマトークが繰り広げられた『サーヴァンプトーク!』のコーナーへ。最初のトークテーマ『ここはシンプルに名場面を振り返ろうぜ!』では、自身が演じるキャラの見どころや名シーンをシンプルに紹介。

 昼の部では、松岡さんが第1話のベルキア初登場シーンを選び、龍征を呼び止めた際の「ヘイ! ユー!」を始め、様々なアドリブを盛り込んでいたことが明らかになりました。続く鈴木裕斗さんは、第4話での真昼と桜哉の訣別のシーンを選択。真昼を思いながらも、自分を救ってくれた椿の元へと戻る選択をした桜哉の思いを語ると、堀江さんは第3話より、御園を守り切れなかったスノウリリイが悔しさをにじませたシーンについて語りました。また、寺島さんと梶さんは、第9話でクロの精神世界に真昼が介入したシーンを選択。真昼とクロの絆が繊細に描かれたアニメならではの演出やクロが「向き合えない」と語る真意が明らかになったシーンの魅力を解説してくれました。

 鈴木達央さんのコールから迎えたテーマ『ねぇ皆、面白い話してよ!』は、トータライザーを使用して、質問に対して各キャストがYESであればボタンを押すというコーナー。匿名での回答ではあるものの、それぞれの質問に誰がどんな理由で答えたのか話していく中「ぶっちゃけペアを変えたい」という質問に対して、下野さん、堀江さん、鈴木達央さん、松岡さんがYESと回答。鈴木達央さんが「いつも負けて帰ってくるから部下を変えたい」という、部下を持つ椿ならではの悩みを明かすと、下野さんは「堀江さんにもう少し落ち着いてほしいから」とまさかの中の人が原因でペアチェンジを希望。対する堀江さんが「下野くんが嫌とかではなくて、単にベルキアと組んでみたい!」との理由でYESを選択したことを明かすと、同じくYESと回答していた松岡さんも「現状に不満はないけれど、一度違うペアを組んでみたかった」と、堀江さんとのペアを快諾。スペシャルイベント限定でスノウリリイとベルキアによる新たな大罪ペアが誕生(?)した瞬間でした。

ゲームコーナーでは、絆が試される!
 大罪ごとのチーム対抗戦で行われた『絆を見せつけろ! サーヴァンプチャレンジ』では、強欲組、色欲組、怠惰組、傲慢組、憂鬱組の5チームに分かれて様々なゲームに挑戦していきます。各ゲームにクリアすると1ポイントが与えられ(憂鬱組は3人チームのため2人正解で1ポイント、3人正解で1,5ポイント)、勝ったチームには豪華賞品がプレゼントされることに。

 最初のゲーム『以心伝心チャレンジ』では、質問に対する回答をスケッチブックに記入し、答えが一致すればポイントをゲットできるというもの。「我がチームの決めセリフはこれだ!」「ホワイトデーにお返しするものと言えば?」などの質問に頭脳&コンビプレーを駆使してキャスト陣が回答していきます。「ネコ派? イヌ派?」の質問では、ロウレスがハリネズミに変身することから、強欲組は揃って「ハリネズミ」とイレギュラーな回答をするもポイントをゲット。さらに、小野さんはヒューがコウモリに変身できることから、イラスト付きで「コウモリ」と回答。対する村瀬さんも「僕も!」と描いたイラストを公開するも、「これはコウモリじゃない!」と他チームから待ったが入り、こちらは惜しくもポイントゲットならず。

 続く『シークレットワードウォッチング』では、バードウオッチングのように双眼鏡を使って客席に散りばめられた11枚のパネルを見つけ出し、その11文字が何を現す言葉かを探りだす観客参加型のゲームに挑戦。各チーム双眼鏡で探し出す人と見つけ出した言葉から答えを導き出す人に分かれるも、11文字を見つけ出すことに大苦戦。そんななか、鈴木達央さんはいち早く答えを見つけ出した喜びから「早く!」と他チームを急かしていきます。答え合わせの結果、憂鬱チーム&強欲チームが「ちばけんぶんかかいかん(千葉県文化会館)」と見事に正解! 11文字を見つけられなかったチームは、集めた言葉を用いて大喜利状態となり、怠惰チームは「ばかぷん池」、色欲チームは「いきかけぶちばかん」、傲慢チームは「おかんぶっちぎりだぜ」と回答し会場に笑いを生みだしました。

 続く『サーヴァンプDOORを見つけ出せ』のコーナーでは、5つのドアの向こうに隠れたペアの片割れがヒントだけを頼りにもう一人を見つけ出す<絆>が試されるゲームに挑みます。

 昼の部では、ドアの向こうに隠れた梶さん、堀江さん、村瀬さん、木村さん、鈴木裕斗さん&松岡さんらサーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)は、ボイスチェンジャーで声をチェンジしながらも、主人(イヴ)から出される質問に回答。自分のサーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)を探し出したい主人(イヴ)組は、「イヌ派ですか? ネコ派ですか?」「ババアですか?」など、自分のペアに関わる質問を投げかけていきます。しかし、サーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)側は、偽りの回答で主人(イヴ)を混乱させるなど、ゲームは波乱と爆笑の展開に。また、ドアの向こうでは、カメラに向かって無邪気な姿を見せていたサーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)組。こちらは是非とも、パッケージ化が発表されたイベントDVDでチェックしていただきたいシーンです。

 全てのゲームを終えたところで、憂鬱組の勝利が決定! 豪華賞品ゲットがかかったストラックアウトに挑戦するも、鈴木達央さんと松岡さんは揃ってタワシをゲット。一方で、鈴木裕斗さんは、<傲慢賞>を射抜き温泉チケットを見事に獲得しました。

バレンタインもサーヴァンプにかかれば刺激的な内容に!?
 イベント最後の演目は、生アフレコによる朗読を実施。来るバレンタインにちなんで、御園が真昼と鉄に友チョコを贈ることをスノウリリイと計画。折角チョコレートをあげるならしっかりとしたチョコレートをあげたいと、作り方を教えてもらうために真昼の家を訪ねます。その頃、強欲組と憂鬱組は、同じ人気スイーツを巡ってコンビニ店内で激突。そこに、チョコレートの買い出しに訪れた真昼たちが訪れて……と、「サーヴァンプ」にかかれば甘いバレンタインネタも賑やかかつ刺激的なお話となりました。

 イベントの最後には、本イベントの模様を収録したTVアニメ「SERVAMP-サーヴァンプ-」のスペシャルイベント『SERVAMP FESTIVAL』DVDが6月28日(水)に発売されることが発表されました。豪華キャスト陣による朗読劇やゲームコーナーの模様も収録されます。
エンディングでは各チームから一言ずつ挨拶が送られ、賑やかな雰囲気のままに締めくくられました。

イベント夜の部も波乱の予感!
 続く夜の部も、昼の部と同じくOLDCODEXによるオープニング主題歌『Deal with』に乗せたスペシャル映像とともに開幕。全員がステージ上にそろったところで、鈴木達央さんが会場を彩るサイリウムの光を見ながら「今日は自分の下位吸血鬼(サブクラス)を見つけにきました。これだけ赤いサイリウムがあるなら……何人か持ち帰ってもいいかなって」と衝撃発言。会場内から悲鳴のような歓声が飛び交い、キャスト陣から待ったをかけられるなか、梶さんは思わず「格好いい!」と絶賛の声をあげていました。

 最初のコーナー『サーヴァンプトーク!』では、昼の部に引き続き“シンプルに”名場面を振り返ることに。村瀬さんは、第5話のヒューと千駄ヶ谷の初対面のシーン。小野さんは、第11話のベルキアとの戦いで、ヒューのピンチに千駄ヶ谷が動揺してしまうシーンを選択。お互いを強く信頼しあう傲慢組の魅力を語りました。

 島﨑さん&木村さんたち強欲組は、揃って第10話のリヒトとロウレスの対話シーンを選択。これまでの歩みを振り返り、木村さんが「信長と一緒にやれて良かった」と島﨑さんに感謝を伝える一幕も。会場が感動で包まれる中、下野さんが選んだのは第8話で御園が変装したシーン。「金髪になると御国と似ていて、改めて兄弟だなと思った」と語りつつも、これまでの感動ムード壊しちゃった!? と苦笑する一面も。鈴木達央さんは、第12話を「椿がよく見えた一話だった」と解説。「ずっと椿のそばに居る気持ちでいた」と演じた際の心境を語ってくれました。

落ちもフリーもお任せあれ! 今回のMVPは下野さんに決定!?
 そんな感動的なエピソードから、次のコーナーへ。鈴木達央さんが「みんなに無茶ぶりをしていいですか?」と前置くと、『ねぇ、面白い話をしてよ!』とトークテーマを発表。寺島さんが「(椿のいつものセリフから)面白い話をしても、けっきょく面白くないって言われるんでしょ?」と尋ねると、「なんか面白くなかったなってときや落ちがつかなかったときは下野さんに振ってください。全部やってくれます!」と断言する鈴木達央さん。急に指名された下野さんが「そんなの台本に書いてなかっただろ!?」と驚きのリアクションをするも、そのまま本題に突入してしまいます。

 こちらのトークコーナーでは、それぞれの面に【怠惰】【憂鬱】【色欲】【傲慢】【強欲】【嫉妬】【暴食】【憤怒】が描かれた特製8面のサイコロを使用。サイコロを振って出た目に書かれている大罪に沿って、フリートークを展開していきます。

 1番手の小野さんは、憤怒をテーマに「始発でパンを買いに行ったらまだ焼けてなかった!」とトークを繰り広げると、「ところで下野さんはどうですか?」とお約束の振りを。下野さんが「憤怒? 君に対して抱いているね!」と見事な切り返しで落ちをつくると、声優陣からは「流石!」「超クール!」と歓声が飛び交います。その後も、下野さんはすべての話題振りを受け続け、その度に抜群のトークスキルで対応。コーナーが終わる頃にはすっかりやりきった様子の下野さんでした。

 そして次のコーナー『絆を見せつけろ! サーヴァンプチャレンジ』では、強欲組、色欲組、怠惰組、傲慢組、憂鬱組の5チームに分かれて様々なゲームに挑戦していきます。

 まずは『以心伝心チャレンジ』という、質問に対する相棒の回答を予想し、ペアごとに同じ答えを導き出す<信頼度>が試されるゲームに挑むことに。「お互いどこまで近づいてOK?」との質問には、それぞれが回答した距離感をじっさいにハグで確かめる場面も。なかでも、怠惰チームは、寺島さんが「20cm」と回答したのに対し、梶さんは「0cm」と回答。実際に距離感を確かめた際には、梶さんにぐっと顔を近づけられ寺島さんが焦る場面も。

 次のコーナー『主従でジャンプ! 2人でなわとびチャレンジ』では、主従(イヴ)とサーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)が1本の縄跳びを2人で30秒間飛び続ける試練に挑戦。全力で飛び続けるペアや、わずか1回でリタイアしてしまうペアなど、様々な様子が見られました。

 続く『サーヴァンプDOORを見つけ出せ』では、昼の部と同様に5つのドアの向こうに隠れた相棒をヒントだけを頼りに見つけ出す<絆>が試されるゲームに挑みます。昼の部では、サーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)がドアの向こうに隠れましたが、夜の部では主人(イヴ)が隠れ、サーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)が見つけ出すことに。ボイスチェンジャーで声を変えた主人(イヴ)組は、「本体は眼鏡ですか(梶さん)」「好きな食べ物はなんですか(堀江さん)」というサーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)組からの質問に対してヒントを与えるはずが、自分の声が変わる楽しさからか別人を演じてしまいます。サーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)組は、笑い方や空気感だけでどうにか主人(イヴ)を探知。結果として全員が自分の主人(イヴ)を見つけ出すことができました。

 全てのゲームを終えたところで、勝利チームを決める前に、鈴木達央さんが「MVPは下野さんだと思う」と下野さんを称賛。会場内からは、下野さんに向けて惜しみない拍手が送られました。そして、ポイント集計の結果、今回は強欲組が勝利! 豪華賞品ゲットをかけてストラックアウトに挑戦すると、島﨑さんは天使投げなる特殊なフォームでたわしを、木村さんは狙い撃ちで<強欲賞>の高級ギフト券をゲットすることができました。

 朗読コーナーでは、昼の部と同じく2月14日のバレンタインにちなんだオリジナルシナリオをキャスト陣が生朗読。しかし、「ゲームコーナーで優勝できなかったから面白くない(鈴木達央さん)」、「確かに、優勝したのは俺たちだが(島﨑さん)」と、様々なアドリブが盛り込まれるなど、よりバラエティに富んだ展開となりました。

 その後、昼の部でも発表された今回のイベントがDVD化される告知とあわせて、夜の部のみのサプライズ告知として「SERVAMP-サーヴァンプ-」の新規プロジェクト始動が発表されました。どのような形での展開になるのかは明かされませんでしたが、再び彼らに会える喜びから、会場内は天井を貫くような大きな歓声で埋め尽くされました。

 イベントの最後にはキャスト陣から一言ずつ挨拶が送られ、寺島さんは、「ドラマCDから続いてアニメ化が決まった時にもびっくりしましたけれど、同時に“面白い作品でしょ!”という気持ちもありました。そのアニメの放送が一通り終わり、メインキャストがほぼ揃っているステージで新プロジェクトが発表できて本当に嬉しいです。これからも「サーヴァンプ」は、メンツもスタッフもそうですが、なにより皆さんの声でもっと凄い作品になれると思っています。これからも僕はこの「サーヴァンプ」と楽しい時間を過ごしていきたいなと思っていますので、皆さんも楽しいなと思って一緒に歩いてくれたら嬉しいです」と今後への期待をにじませました。

 そして、寺島さん&梶さんの掛け声で“シンプル”に「ありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくられ、銀テープが会場を彩る華やかな光景と共にイベントの幕が閉じました。

 キャラクターとしての主人(イヴ)とサーヴァンプ・下位吸血鬼(サブクラス)の絆だけでなく、実際に演じるキャスト陣の絆の深さが感じられた今回のイベント。新規プロジェクトも発表され、まだまだ盛りあがりを見せていく「SERVAMP-サーヴァンプ-」。今後の展開からも目を離せません!

[文・河内香奈子]

イベントDVD情報
TVアニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』スペシャルイベント「SERVAMP FESTIVAL」 DVD
発売日:2017年6月28日(水) 
予価:6,000円+税(2枚組)
出演キャスト:
寺島拓篤、梶裕貴、鈴木達央、下野紘、堀江一眞、小野友樹、村瀬歩、島﨑信長、木村良平、松岡禎丞、鈴木裕斗
品番:MFBC-0068
発売元:フロンティアワークス
販売元:KADOKAWA

>>TVアニメ「SERVAMP-サーヴァンプ-」公式サイト
>>TVアニメ「SERVAMP-サーヴァンプ-」公式Twitter @anime_servamp

(C)田中ストライク・KADOKAWA/SERVAMP PROJECT
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