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『ダリフラ』イチゴ役 市ノ瀬加那×ゴロー役 梅原裕一郎 ペア対談

イチゴ×ゴロー ペアの注目ポイントとは?『ダーリン・イン・ザ・フランキス』市ノ瀬加那×梅原裕一郎 ペア対談

2018年1月から放送がスタートするTVアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(ダリフラ)。アニメイトタイムズでは、アニメ本編の放送に先駆けて本作に出演する声優陣を対象にしたペアインタビューをお届けします。第1回目となる今回は、イチゴ役 市ノ瀬加那さんと、ゴロー役 梅原裕一郎さんのお二人!

遠い未来、移動要塞都市プランテーションにあるパイロット居住施設“ミストルティン”の中で、戦うことだけを教えられたコドモたちが、“フランクス”と呼ばれるロボットに乗り、巨大生命体“叫竜”と戦う。そしてそのロボットを動かすには、必ず男女のペアが必要となる――

ここでは、そのペアごとに作品の魅力を語っていただきました。

 

イチゴ、ゴロー、オーディション時の手応えは――
――市ノ瀬さんは、まだ新人と聞いておりますが、オーディションの経験もそれほどない中で受けたのですか?

イチゴ役 市ノ瀬加那さん(以下、市ノ瀬):2016年の4月に事務所に入ったのですが、オーディションを受ける経験少しずつも増えていったところで、16年の12月頃にテープオーディションを受けさせて頂きました。

――オーディションの思い出はありますか?

市ノ瀬:それまで二次審査に行くこと自体あまりなかったので、スタジオオーディションはド緊張していて(笑)。でも悔いは残したくないなと、ひとつひとつ丁寧にやっていこうと挑んだんですけど、緊張しすぎてテンポ感がゆっくりだったみたいで、もうちょっとテンポを意識してもいいよとディレクションを受けたりしました。

ゴロー役 梅原裕一郎さん(以下、梅原):僕はテープだけだったんですけど、連絡がないので勝手に落ちたと思って過ごしていたら、ある日突然スケジュールに組み込まれていたので、受かったんだ!と(笑)。役はいくつか受けていたんですけど、ゴローに決まったときは、こういう優しい役はしばらく演じさせて頂く機会がなかったので意外でした。またそういうタイプのキャラクターができるのは嬉しいなという気持ちでした。

――ゴローでの手応えはあったんですか?

梅原:かなり膨大な資料を頂いて一通り読んだのですが、難しすぎてよくわからず(笑)。でも原稿にあったイチゴに対するセリフにヒントを得て、わからないなりに優しい面を伝えられたらいいなと思って、テープを送らせていただきました。

――イチゴは、結構感情が表に出るキャラクターですよね?

市ノ瀬:はい。いろんな感情の起伏があって、たとえば猫とじゃれ合っているかわいいシーンや泣きじゃくっているシーンとかがあったんです。でもオーディションのときは本当に涙が出てきて、最後に挨拶をしたときに鼻水が光ってないか心配でした(笑)。

――それだけに受かったときは、嬉しかったんじゃないですか?

市ノ瀬:夢なのかなってくらい実感がなくて。知ってからアフレコまでもかなりあって、台本も手元にないし、実感がなさ過ぎてふわふわしていました。

――もうアフレコは始まってしばらく経ちますが、錦織監督の印象は?

梅原:作品では音響監督さんと話すことはあっても、監督と話すことって少ないんですが、錦織監督がとても気さくな方で、休憩中に話しかけてくださるんです。それは初めての経験というか。

錦織監督の中でキャラクター像や作品像が固まっているのは感じるんですけど、それでも僕らにある程度自由にお芝居をさせてくれるんです。こういうキャラクターではあるんだけど、僕がやったらどうなるのかを見てみたいんだなって…。キャストがやりやすい空気を作ってくださる感じがします。

――欲しいポイントはあるんだろうけど、自由にやらせてくれるというか。

梅原:はい。それでいいと。ある程度最初の想定と変わってきたとしても、キャラが生きているのでとおっしゃっていたので、とてもやりやすいです。そこはオリジナル作品ならではなのかなと思いました。

――市ノ瀬さんはどうですか?

市ノ瀬:温かい方だなってすごく感じました。初めてのメインキャストで右も左もわからない状態で現場に入ったんですけど、錦織監督の温かさがあるから伸び伸びとやらせていただいているんだなって思っていて。不安なことはよく錦織監督に聞くんですけど、そこでアドバイスをいただいたり、錦織監督が思う私のいいところを教えてくださったりするんです。

収録終わりでダビングがあるときに、スタッフさん用のお弁当があまったから食べていっていいよと言っていただき、スタッフさんと雑談をしながら食べたんですけど、和やかで温かい現場に入れて、そして本当に温かい監督のもとで作品が作れるのは幸せなことだなって思います。

――どんな話をしたんですか?

市ノ瀬:他愛もない話もあったんですけど、オーディションのときの私の声の印象とか、生っぽい素直な演技をしてくれるとおっしゃっていただけたので、それを活かしながら頑張ろう!って思いました。


幼馴染であるヒロ、そしてイチゴとゴロー 気になる三人の距離感
――キャラクターの説明はオフィシャルサイトにもありますが、それを踏まえた上で、自身の演じるキャラクターにどんな印象を持っていますか?

市ノ瀬:私はデザインを見たときに一目惚れに近い感覚でした。ツンとしたクールな子なのかなって最初思ったんですけど、セリフを見ると表情もコロコロ変わって、かわいい面もある子だなって。実際に錦織監督や音響監督のはた(しょう二)さんとお話したときも、情が深くて浪花節で男前な一面もあるとおっしゃられていたので、いい意味で、人間臭い女の子なんだなと思いました。

梅原:ゴローはムードメイカーで明るい性格なので、それを僕が演じるとどうなるんだろうと。僕はゴローと真逆の性格をしてるんで(笑)、どうしようかというのがまずあったんですけど、取っ掛かりとしてはヒロとイチゴとの関係性でした。

ヒロとゴローは昔から一緒にいる友達ですし、ヒロの前ではゴローも冗談を言ったりする。みんなといるときも冗談は言うんですけど、ゾロメとフトシをいさめるような役回りでもあったりするので、相手によっていろんな顔がゴローにもあるんだなと演じながら思っています。

あとは本当に冷たくならないようにというか。イチゴに抱いている気持ちが何なのかは自分でもわかってないというところを表現するのは難しかったですね。

――演じるときに大事にしていることは、どんなことですか?

市ノ瀬:自然体で、真っ直ぐストレートに感情を出していこうということは大事にしています。リーダーとしてのイチゴ、女の子らしいイチゴ……かわいらしい部分もあるんだよっていうのはもっともっと出していけたらなと思っていて、課題です。

梅原:絶対に負の感情を出さないようにすること……。ゴローは嫉妬心がないので、そこは意識しました。そんなに単純ではないんですけど、本当に歪んだ感情がまったくないように演じています。僕から見ると、嫉妬心がないというのは不思議なところなんですけど、そこがゴローのアイデンティティでもあるのかなと。

――1話のスタート前ですが、このペアのどんなところを見てほしいですか?

梅原:だいぶ他のペアに比べて厚く描かれていると思うので、見ている方もゴローの気持ちはどうなるんだろうって思いながら楽しめるんじゃないかなと思いますね。

市ノ瀬:もともと幼馴染ということもあって、最初から信頼関係がそれなりにあると思うんですけど、戦いを重ねていくうちに、さらに信頼が厚くなっていく感じもあります。あとはそれぞれの甘酸っぱい感じとかも、きっと楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

――ロボットが出てきますけど、感情面でもいろいろなことがありそうですね?

梅原:錦織監督が群像劇とおっしゃっていたので、コドモたちの関係性も、他のペア含めて変化していくんですよ。そこも面白いと思います。

――気になるキャラクターはいますか?

梅原:僕はミツルですね(即答)。オーディションの段階でミツルが楽しそうだなって思っていたんです。ひねくれ者をやりたがるんで、いいなぁと思いながら市川くんのお芝居を聞いているんですけど、すごく合ってるんですよ。

もともとそういう人間が生きているんじゃないかって思わせるくらいのマッチ感がある。序盤はミツルの心情が乱れるところもあるので、そこは楽しんでもらえると思います。

市ノ瀬:私はゾロメです。あっ、ゴローも好きなんですけど。

梅原:フォローありがとう(笑)。

市ノ瀬:いえいえいえ(慌)。でもゾロメのやんちゃな感じと子供らしい感じ。おだてたら調子に乗っちゃうところとか、田村さんの演技を聞いて笑わせてもらっています。田村さんの声ともマッチしていて、とにかく好きなキャラクターです。あとミクもかわいらしいです。

――梅原さんは女性なら誰ですか?

梅原:それは完全に僕の趣味の話ですね? そうですね、ミクみたいなわがままな人は好きですよ。でもそれぞれ人気が出るでしょうね。

――それとロボットや世界観についてはいかがですか?

梅原:難しいんですけど、徐々に明らかになっていくので、楽しみにしていただきたいです。僕らも概要は聞いているんですが、その先だったり、コドモとオトナって何なんだろうってところまでは、まだすべて知らないので。

市ノ瀬:フランクスのデザインも好きで。いろんなロボットアニメを見ると、がっしりとした感じが多いと思うんですけど、女性らしいフォルムを取り入れているのが魅力的だなって。武器や戦い方もそれぞれ違うので、実際動いている姿を見るのが、私も楽しみです!

――好きなロボットはあります?

梅原:ジェニスタは異質で気になりますね。乗ってる人のイメージも含まれてるのが面白いです。

市ノ瀬:私はやっぱりデルフィニウムです。自分が乗っているから愛着が強くて。あと、私青が好きなので、そこも好きなところです。イチゴと同じような前髪のところも好きです。

[取材・文/塚越淳一]

 
作品概要

■放送情報
TOKYO MX:1月13日より毎週土曜23:30~ (1月6日(土)23:30~ 事前特番放送)
とちぎテレビ:1月13日より毎週土曜23:30~ (1月6日(土)23:30~ 事前特番放送)
群馬テレビ:1月13日より毎週土曜23:30~ (1月6日(土)23:30~ 事前特番放送)
BS11:1月13日より毎週土曜23:30~ (1月6日(土)23:30~ 事前特番放送)
ABC朝日放送:1月13日より毎週土曜26:29~ (1月6日(土)26:29~ 事前特番放送)
メ~テレ:1月13日より毎週土曜26:39~ (1月6日(土)26:39~ 事前特番放送)
広島ホームテレビ:1月18日より毎週木曜27:00~(1月11日(木)27:00~ 事前特番放送)
BSS山陰放送:1月19日より毎週金曜26:18~ (1月12日(金)26:18~ 事前特番放送)
BBCびわ湖放送:1月22日より毎週月曜26:45~(1月15日(月)26:45~ 事前特番放送)
※放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

■主題歌情報
・オープニング主題歌
アーティスト:中島美嘉
曲名:KISS OF DEATH(Produced by HYDE)
作詞・作曲:HYDE
編曲:HYDE/Carlos K.

・エンディング主題歌
アーティスト:XX:me(キス・ミー)
作詞・作曲・編曲:杉山勝彦

■スタッフ
原作:Code:000
監督:錦織敦史
副監督:赤井俊文
シリーズ構成:錦織敦史/林直孝(MAGES.)
キャラクターデザイン/総作画監督:田中将賀
メカニックデザイン:コヤマシゲト
アクション監修:今石洋之
ミストルティンデザイン:中村章子
叫竜デザイン:岩崎将大
美術設定:塩澤良憲
美術監督:平柳 悟
色彩設計:中島和子
3Dディレクター:釣井省吾/雲藤隆太
3DCG:スタジオカラー/A-1 Pictures
モニターグラフィックス:座間香代子
撮影監督:佐久間悠也
音楽:橘 麻美
音響監督:はたしょう二
編集:三嶋章紀
制作:TRIGGER/A-1 Pictures

■キャスト
ヒロ:上村祐翔
ゼロツー:戸松遥
イチゴ:市ノ瀬加那
ミツル:市川蒼
ゾロメ:田村睦心
ココロ:早見沙織
フトシ:後藤ヒロキ
ミク:山下七海
ゴロー:梅原裕一郎
イクノ:石上静香
ハチ:小西克幸
ナナ:井上麻里奈
フランクス博士:堀内賢雄

■ストーリー
彼らは夢を見る。
いつの日か大空へはばたく夢を。
ガラスによって遮られたその空が、どれだけ遠いものだと知っていても。
遠い未来。
人類は荒廃した大地に、移動要塞都市“プランテーション”を建設し文明を謳歌していた。
その中に作られたパイロット居住施設“ミストルティン”、通称“鳥かご”。
コドモたちは、そこで暮らしている。
外の世界を知らず。
自由な空を知らず。
教えられた使命は、ただ、戦うことだけだった。
敵は、すべてが謎に包まれた巨大生命体“叫竜”。
まだ見ぬ敵に立ち向かうため、コドモたちは“フランクス”と呼ばれるロボットを駆る。
それに乗ることが、自らの存在を証明するのだと信じて。
かつて神童と呼ばれた少年がいた。
コードナンバーは016。名をヒロ。
けれど今は落ちこぼれ。
必要とされない存在。
フランクスに乗れなければ、居ないのと同じだというのに。
そんなヒロの前に、ある日、ゼロツーと呼ばれる謎の少女が現れる。
彼女の額からは、艶めかしい二本のツノが生えていた。

「――見つけたよ、ボクのダーリン」

●TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」×「アニメイトタイムズ」コラボページ
https://www.animatetimes.com/darli-fra/

>>TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト
>>TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式ツイッター(@DARLI_FRA)

(C)ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
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