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声優・内山昂輝、村瀬歩、潘めぐみ登壇『DEVILMAN(デビルマン) crybaby』トークイベント

禍々しい姿はまるで怪物!? 振り切った表現への戸惑いや苦悩も暴露──内山昂輝さん、村瀬歩さん、潘めぐみさんが登壇した『DEVILMAN crybaby』トークイベントレポート

2018年1月5日(金)よりNetflixにて配信がスタートしたNetflixオリジナルアニメ『DEVILMAN crybaby』。全世界配信を記念してのトークイベントが1月19日(金)、東京・新宿バルト9にて行われました。

第3話までの上映が終わった後のトークイベントには、内山昂輝さん(不動明役)、村瀬歩さん(飛鳥了役)、潘めぐみさん(牧村美樹役)が登壇しました。

本稿では、LINE LIVEでも配信されたトークイベントの様子をレポートします!

▲左より、村瀬歩さん(飛鳥了役)、内山昂輝さん(不動明役)、潘めぐみさん(牧村美樹役)

▲左より、村瀬歩さん(飛鳥了役)、内山昂輝さん(不動明役)、潘めぐみさん(牧村美樹役)

 

Netflixだからできる表現に内山さんも『最高だぜっ!』

イベントが始まると、早速ネタバレありのクロストークへ。MCを務める吉田尚記さんから演じたキャラクターの印象を問われます。

主人公の不動明を演じた内山さんは、「デビルマンの姿について禍々しいというか、怪物のよう」と表現。声に関しても「(エフェクトも使われているので)どれほど自分の声が使われているのかわかっていないんです」と話します。

▲不動明(CV:内山昂輝)

▲不動明(CV:内山昂輝)

もともと、オーディションでは飛鳥了役を受けていたという内山さん。プレッシャーや緊張感もあったと話しますが、「『ピンポン THE ANIMATION』で一度お仕事をしたスタッフの方々だったので、あまり不安はなかったです」と不動明を演じた上での心境も語りました。

1話に登場する 変身前の哲が話題に上がると「あれは本当に聞いてないよって感じでしたね」と笑みをこぼします。

ディレクションについても、天真爛漫で明るく、声のトーンも高めでという指示があったと話すと隣にいる村瀬さんが「本当にしんどそうで」と暴露。内山さんが「バラすなよ〜」と慌てる様子も垣間見えました。

村瀬さんからは「海から来た人魚でーす!」のところはすごく可愛かった! とフォローも。「家で結構真似をしてた(笑)。あのセリフからは内山昂輝の可愛い成分を感じ取りました」と笑顔を見せました。

 
飛鳥了というキャラクターについて、「初めは結構どうしようかと思いました」と話す村瀬さん。

▲飛鳥了(CV:村瀬歩)

▲飛鳥了(CV:村瀬歩)

物語が進んでいくうちに、了はすごい力に動かされているような感じを大事に、10話ではやっと自分のフラストレーションが解き放たれ、今まで抑圧されていたものをお芝居に乗せることができようになったと語りました。

英語でのセリフが話題に上がると「了は、感情とかは出ないんだけど、それを出ているように演じることはそれはできる。他の人の心を掌握するために “フリ”をするのが上手い」と役柄についての考察を披露。

その上で「自分の中での理想を英語でやろうとするんですけど、やっぱり英語より日本語の方が優位になっているので、どうすればいいかなとか色々と考えていました」と苦悩を吐露しました。

「最後の世界大戦のシーンとかも、例えばオーストラリアっぽい訛りの英語を使うために、留学経験がある声優の濱野大輝が選ばれたりしているんです」と作中に出てくる各国語へのこだわりを話す村瀬さん。「声優になるっていうのは大変な時代になりましたね」という内山さんの一言に会場からは笑いが起こりました。

 

美樹の話題になると「よくあのキャラが嫌味にならないなって思いました」と内山さんが一言。吉田さんも「藩ちゃんの芝居もそうだけど、声的なものもすごい大きいですよね。すごくいい意味で、「こういう子いるわ」みたいな感じ。本当に良い言葉を自然に言えちゃう感じの子の声をしている」と絶賛。

それらを受けて潘さんが「人柄かな!」と言い切ると、内山さん村瀬さんは納得の表情。逆に潘さんが「けなして欲しかったのに」と慌てた様子を見せました。

▲牧村美樹(CV:潘めぐみ)

▲牧村美樹(CV:潘めぐみ)

9話での悲痛なシーンについては「あの瞬間に、自分の生まれてきた役割とか全てを果たせたような気がしたんです。あのシーンがあって10話で明が了に立ち向かっていくじゃないですか。そのきっかけになれたんだなと思えたら、生まれてきた意味も全部あそこで浄化されたんじゃないかなって、逆に思いました」と微笑みをこぼします。

悲しい美樹のシーンに相反して、「明遅いなあ」と9話で了が明を待つシーンは「あの演出はすごかった」と笑う内山さん。

2、3回録り直したという村瀬さん。「もっと彼氏を待つ呑気な彼女のような気持ちで」というディレクションが飛んだそうで、「俺男なんだけどな〜って思いながらやりました」と収録時の心境を明かしました。

Netflix用に作品を作るにあたって、普段のTVアニメとの違いを問われると、オンエアチェックができないという点があげられました。

普段の収録は最終回に近づくにつれて反響が見えたりもするそうで「どっちがいいんだろうね」と、3人で顔を見合わせ、あの頃はまだ薄着だったと収録当時の様子を思い出します。

内山さんも「これだけ振り切った表現に参加できるっていうのは気持ちよかったです。(ヤバイ作品という感覚も)最高だぜ!って感じでした」と笑顔で話しました。

 

ファンからの質問に“あゆみちゃん”も登場!?

ここで、Twitterで募集したファンからの質問に答えるコーナーへと移ります。まずは「印象的なセリフが多かったですが、自分の演じたキャラでお気に入りのセリフはなんですか?」という質問。

潘さんが「だって、家族だろ」とキャラクターでセリフを披露すると、観客からは拍手が。優しいセリフに会場の空気も暖かくなります。

そんな感動ムードの中で村瀬さんは「僕はもう決まっていますね」と、ドヤ顔でえらんだのは「明遅いなあ」というセリフ。本日2度目の登場に観客が爆笑すると、お決まりの“あゆみちゃん”ボイスであざとくセリフを披露してくれました。

内山さんが選んだのは「俺には、愛に見えた」というセリフ。「100回くらい録らされてなにがOKだったかわからない」とコメントすると、村瀬さんから「100回は盛りすぎだから」とツッコミが飛び、「25回くらいです(笑)」とはにかみました。

どのキャラクターにも、綿密にディレクションされたシーンやセリフがあったようで、「その回ごとに監督のこだわりポイントがあったと思う」と村瀬さんが語ると内山さんと潘さんも大きくうなづきます。

そんな会話の中に吉田さんが「7話のオープニングが大好きすぎて」と話すと、劇中に出てくるラップの話題へと変わります。

木村昴さん、KEN THE 390さんらのラップチームとは収録が別々だったそうで、内山さんは「無理やり見学しておけばよかった」と残念そうに話しました。

ここで時間も迫ってきたということで最後の質問へ。「自分がやったキャラ以外で他に演じて見たいキャラはいますか?」という問いかけに、内山さんは「いないですね。全く思いつかない」と即答。

「僕は音域的に」と話す村瀬さんに内山さんから「太郎ちゃんとかどう?」と提案が。すると、「太郎ちゃんか、あのネコ、ターコ!」と可愛いキャラクターを並べたあとに「それか長崎さん」と笑顔を見せました。

潘さんも自分のやった役以外は難しいと話し「ラップにチャレンジしてみたい」と周囲を驚かせ「本音を言えるという意味だとラップってすごく素敵だなって思ったんですよね」と語りました。

和やかな雰囲気でトークを交わすキャスト陣

和やかな雰囲気でトークを交わすキャスト陣


本イベントではBlu-ray BOXの発売が発表されました。

本編10話に加え、牛尾憲輔氏による特典CD2枚、設定資料集にアニメーションメイキングブックなど、『DEVILMAN crybaby』の全てが詰まったBlu-ray BOXで、ファン必見の内容となっています。

加えて店舗特典情報も発表されましたので、ぜひご予約をお忘れなく!

 

キャストからファンへのメッセージ

フォトセッションと告知を終えるとイベント終了の時間が迫ります。キャストそれぞれが会場とLINE LIVEでの視聴者に向けてあいさつを送りました。

潘:本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。LINE LIVEでもありがとうございます。今お客様の反応を見ていると、キャストだけでなく本当に作品自体に興味を持って、愛してくださる方が多いんだなって本当に思います。悪魔か人間とか善か悪かとか、本当にわからないことだったり、答えが出ないことについてまた1つ答えが出せたような『DEVILMAN crybaby』になっているんじゃないかと思います。ぜひおうちでも、Netflixの配信でだったり、パッケージでだったり、何度でも楽しんでください。本日はありがとうございました。

村瀬:会場にお越しの皆さん、本日はお越しくださいまして誠にありがとうございましました。そしてLINE LIVEで見られている方、僕はカメラがどこかわかりませんが(笑)(内山さんにカメラの場所を教えてもらい手を振る)見ていただきましてありがとうございます。会場にお越しになってくださっている方々は、全話見たよという方が多かったんですけど、LINE LIVEの方はどうなんでしょうか。もしまだ見られていない方がいらっしゃったら、僕たちキャスト一同、すごくいい作品だなって誇りを持って演じさせていただきました。損はさせませんので、これを機にぜひご覧いただけると嬉しいなと思います。本日は誠にありがとうございました。

内山:ない、あるいは流せない作品なので、Netflixに入って。あるいはBlu-rayを買っていただいて。(作品との)出会いを増やすためにも、今日3話まで観て面白かったなと思った方は、知人の方なのに広めていただけたらなと思いますので、ぜひぜひご協力いただきたいと思っております。よろしくお願いします。今日はありがとうございました。

あいさつを終えると3人揃って会場にお辞儀をし、盛大な拍手の中でイベントは終了となりました。

 

『DEVILMAN crybaby』COMPLETE BOX【完全生産限定版】

発売日:2018年5月30日
価格:28,000円+税
品番:ANZX-14231〜14235

【完全生産限定版特典】
・Blu-ray DISC3枚、特典CD2枚:計5枚組
・押山清高・書き下ろしBOX
・音楽:牛尾憲輔によるEXTRA Soundtrack・Remix CD
・アニメーションメイキングブック(100P)
・アートワーク集(100P)
※商品の特典および仕様は予告なく変更になる場合がございます。

【店舗特典情報】
B2告知ポスター

※特典内容は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※運用および特典内容に関する詳細は各店舗にお問い合わせください。

 

作品基本情報

【配信情報】
Netflixにて全10話独占配信中

【キャスト】
不動明:内山昂輝
飛鳥了:村瀬歩
牧村美樹:潘めぐみ
ミーコ:小清水亜美
シレーヌ:田中敦子
カイム:小山力也
長崎:津田健次郎
ワム:KEN THE 390
ガビ:木村昴
ククン:YOUNG DAIS
バボ:般若
ヒエ:AFRA

【スタッフ】
原作:永井豪「デビルマン」
監督:湯浅政明
脚本:大河内一楼
音楽:牛尾憲輔
キャラクターデザイン:倉島亜由美・押山清高
色彩設計:橋本 賢
美術監督:河野 羚
撮影監督:久野利和
編集:齋藤朱里
音響監督:木村絵理子
アニメーション制作:サイエンスSARU
Produced by Aniplex Inc. / Dynamic Planning Inc.

【物語】
主人公、不動明はある日親友の飛鳥了から、地球の先住人類「デーモン(悪魔)」が復活し、地球を人類から奪い返そうとしていることを知らされる。了は明に、デーモンの超能力を取り入れて戦わなくては人類に勝ち目はないと、デーモンと合体する話を持ちかけてくる。明は、悪魔の力と人間の心を持つデビルマンとなることに成功。デビルマン、不動明の戦いが始まるー。

(C)Go Nagai-Devilman Crybaby Project
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