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『メルヘン・メドヘン』今からでも間に合う!作品の見どころ&今後の注目ポイント

『メルヘン・メドヘン』今からでも間に合う!作品の見どころ&今後の注目ポイントを一挙に紹介!~葉月と魔法の世界との出会いから“ヘクセンナハト”まで~

アニメ化も果たした人気ライトノベル『迷い猫オーバーラン!』の松智洋氏がシナリオ原案、『変態王子と笑わない猫。』『妹さえいればいい。』のカントク氏がイラストを手掛けるメディアミックス作品『メルヘン・メドヘン』。小説に漫画と幅広い展開を見せる本作ですが、何といってもその中心は現在放送中のTVアニメ!

アニメイトタイムズではそんな本作の魅力をお届けするため、主人公・鍵村葉月(CV:楠木ともりさん)と魔法世界との出会いの第1話から、各国魔法学園対抗戦“ヘクセンナハト”の最終予選がスタートする第5話までを一挙に振り返ります!!

作品自体のみどころや、今後の物語の注目ポイントもピックアップしますので、まだ本作を見たことが無い人も注目してください。

本作の肝となるポイント……それは主人公・葉月の妄想や空想でいっぱいの心のなか!!
これから本作を紹介していく上で、まずは作品の見どころをいくつかピックアップしていきます。

最初のポイントは、主人公・鍵村葉月です! 物語の中心となる主人公がポイントだなんて、何を当たり前のことをと思うのは当然です。しかし本作の主人公である葉月は、一筋縄ではいかない特徴を持っています。

そのひとつが“物語症候群”。これは彼女が辛いことや悲しいことに遭遇した際に行う悪癖で、そういったことがあるとつい物語の世界に逃げ込んでしまうというもの。第1話でもお説教を心配して来た姉の美沙の前から逃げ出し、書店で買った本を読みふけっていました。その種類も非常に豊富で、「これ下さい!」とレジに積んだ書籍のなかにはライトノベルなども。

もうひとつが“妄想癖”! モノローグの「鍵村葉月には友達がいない」と言う自己申告の通り、完膚なきまでにぼっちな彼女。しかしその心のなかは大変愉快なことになっていて、先述した姉の美沙や土御門静(CV:末柄理恵さん)相手に『マリ●て』よろしく曲がったネクタイを直してもらう妄想をするほど!

さらに、買った覚えのない本を見てまず最初に抱く感想が「魔法の本かも?」だったり、現実の世界から考えるとあまりにも荒唐無稽な魔法学園への入学を即断即決したりと、妄想や空想の世界に憧れを抱いていることを窺わせます。

ふたつめはそんな葉月の家庭環境です。彼女の人生の命題となっている「自分の物語を見つけること」は、お母さんから貰った言葉がきっかけになっています。この言葉は度々登場し、葉月が逃げ出しそうになる時や物語の重要な場面で彼女を動かすことになります。

しかし、そんな彼女には母親がもうひとりいます。「自分の物語を見つけなさい」と言葉をくれたお母さんは既に亡くなっており、お父さんが再婚。その再婚相手が先述した姉・美沙の母である冴子なのですが、このふたりとの関係も持ち前のぼっち気質からか微妙なところなのです。

微妙とは言って仲良くしたくないというわけではなく、葉月も、美沙と冴子もお互い歩み寄るキッカケを探しているというのが現状です。魔法世界だけでなく、現実世界の葉月を取り巻く人間関係も見逃せません。

最後のポイントはやはり静の存在です。葉月の憧れている空想の世界。その最たるものである魔法の世界から現れた女の子で、彼女を追いかけて魔法学園にたどり着いたことから物語が動き出します。

葉月はもちろん空想の世界への憧れ、静のほうも各国魔法学園対抗戦“ヘクセンナハト”に強力な力を持つ“シンデレラの原書”と契約した葉月に参戦してほしいという思惑があります。ですがそれは最初だけで、徐々徐々にですがふたりは心を通わせていきます。静は完膚なきまでにぼっちな葉月の初めてのお友だちとなるのでしょうか!?

加えて静も亡くなったお母さんから受け継いだものがあるなど共通点があり、その点が今後の物語にどのような影響をもたらすのかも気になるところ。ぜひ第5話以降もお見逃しなく。

魔法との出会いから、ヘクセンナハト予選に駆け付けるまでを振り返る!
ここから第1話~5話を振り返って行きます。1話と2話は主に葉月の現状と『メルヘン・メドヘン』の世界への導入となっています。


完膚なきまでに友達がいないぼっちだと初めから視聴者に自己申告してくる葉月ですが、捻くれたり拗らせたりしておらず、自業自得でないことは忘れてはいけません。家族とも歩み寄りたいと思っているように、決して友だちが欲しくない訳ではないのです。だからこそハンバーガーショップで見かけた静を追いかけていき、静に「お友達になりませんか?」と声をかけたのでしょう。

葉月と魔法との出会いはこの通り静がキッカケ。そのまま彼女を追いかけた先で学園長(CV:岡村明美)の庵に迷い込み、お風呂に入ることに。そこでユーミリア・カザン(CV:Lynnさん)が現れ、服がなかったことから全裸で逃走劇を演じることになってしまいました。

第2話ではそこを助けてくれた静と遂に顔を合わせ、“物語症候群”や“妄想癖”の産物か空想の世界への憧れを持つ葉月は、クズノハ女子魔法学園への入学を即決。

勝ち抜いた先に何でも願いの叶う魔法が手に入る、各国魔法学園対抗戦“ヘクセンナハト”の概要も判明しました。ヘクセンナハトには葉月も参加することになり、体操服姿でそのための基礎的な魔法“ブーフ・ヒュレ”の特訓が始まります。

しかし、自分が魔法を使うイメージを持てない葉月は、静の勧めで女児向けアニメの杖的アイテムで練習することに。葉月の初めての魔法は、この時発動させたかぼちゃを呼び出すもの。葉月の思う“魔法使いが呼び出すもの”のイメージがかぼちゃだそうですが、彼女が契約した原書が“シンデレラ”ということで、なにか関係があるのでしょうか。

ふたりの最初のすれ違いもこのエピソード。静にはどうしてもヘクセンナハトに勝ち抜かなければならない理由があり、それで頭がいっぱいになってしまったばかりに「ヘクセンナハトのために葉月に良くしていた」と取れる発言をしてしまいました。

ですがそれだけが理由のはずもなく、静はすぐに葉月を追いかけハンバーガーショップに誘います。なんでも亡くなったお母さんとの思い出の食べ物がハンバーガーだそうで、それを食べることで葉月と仲直りできるのではと考えたそう。

これによってさらに距離を縮めるふたり。お互いに下の名前で呼び合う仲になったところで、導入部は終了となります。それにしてもぼっちを視聴者に自己申告した葉月もそうですが、静も自分の目的で頭がいっぱいになってしまう不器用さを持っていて、このふたりが徐々に仲良くなっていく様は微笑ましいものがあります。

ヘクセンナハトに向けて動き出す第3話~4話は、いよいよ各国魔法学園のリーダーたちの顔見せが行われました。もちろん葉月の“ブーフ・ヒュレ”の特訓も進んでおり、前回成功させたかぼちゃを呼び出す魔法も、大量に呼び出して整列行進させるまでにパワーアップ! でも静との関係は一緒にハンバーガーを食べたり、名前で呼び合うものになったけれどもまだ友だちと呼んでいいのか悩んでいるようで……!?

また、葉月の“シンデレラ”や静の“かぐや姫”など物語の力を宿した魔法の本“原書”にまつわる背景が開示されました。

どうやら各国の魔法学園は“原書図書館”を持っており、原書を大量に保存している。原書の集まるところにはシミと呼ばれる原書を食べる存在が出現するのですが、そうして強大化したシミはフレッグという魔物になってしまうのです。この原因となるシミは原書の力を使う葉月たちのような魔法使い“メドヘン”の魔法で消すことができるようで、ヘクセンナハトを行うことは世界を守る事にもつながっているのだとか。

ヘクセンナハトの審判として、十三人委員会という怪しい組織の存在が示唆されたのも第3話。原書やヘクセンナハトの概要は先述の通りだと思われますが、どうもその裏で怪しい動きがありそうです。

李雪梅(CV:吉岡麻耶さん)、マリヤ・ラスプーチン(CV:大津愛理さん)、マハーカーリー(CV:鎌倉有那さん)ら中国、ロシア、インド校のリーダーたちに加え、日本校と並ぶ三強の一角ドイツ校のアガーテ・アーリア(CV:加隈亜衣さん)とイギリス校のアーサー・ペンドラゴンは今回が初登場となりました。

第4話では前回ラストでまたもやブーフ・ヒュレに失敗したところを回想。シンデレラは“灰かぶり”とも呼ばれていますが、その際に灰が雪のように降っており“シンデレラの原書”の力がどういうものなのか、明かされる時が待ち遠しくなってしまいます。

カザンの所属する“諸国連合”の残るふたり、シャルルとモリー。そのふたりを日本まで連れてきたアメリカ代表リン・デイヴス(CV:日高里菜さん)は今回が初登場! カザンはリンが嫌いなようですが、なにやら前から彼女を知っているかのような口ぶりで裏がありそうです。

このエピソードの見どころは、何を置いておいても各国代表の女の子たちによるお風呂シーンでしょう!! 世界各国の美少女たちが、視聴者の前でその柔肌を晒す桃源郷がそこにはありました!!! もちろん敵対する間柄なので、バトルが始まってしまいましたが。

ひとり魔法の使えない葉月はそのバトルから退避。すると、そこにはアーサーが待ち構えていました。ふたりでお風呂に浸かる中、葉月に「あなたは逃げている」と告げたアーサー。しかし、魔法世界に来て徐々に積極性を見せつつある葉月が困難に立ち向かう日も近い……ハズ!!

そして、遂に明かされる静の過去! 彼女は7年前のクリスマスである自身の誕生日にお母さんを亡くしていたのです。それを知らずに誕生日パーティを提案した葉月は静に拒絶されてしまい、その原因を加澄有子(CV:本渡楓さん)から知ることとなりました。

一方その頃、カザンはリンと接触していました。なんとカザンは各国をスパイしてリンに情報を流していたのです! しかし、汚いやり口を嫌うカザンはリンに対する反発を見せますが、やはりなにやら強く出れない理由があるようです。

その場でリンは、カザンに葉月の排除を依頼。それを受けて窮地に陥った葉月に助けに来た静が告げたのは「二度と魔法世界に来ないこと」と「私はあなたの友達ではありません」のふたつ。誕生日の件で微妙になっていたところにこの言葉を貰った葉月は、シンデレラの原書との契約を打ち切り憧れだった世界へと背を向けてしまいます。

全てを忘れて元の生活へと戻ることとなった葉月でしたが、やはり憧れへの未練は強い様子。そんな彼女の背中を押したのが、姉の美沙と母の冴子。彼女に新しくできた家族の存在でした。特に亡くなったお母さんの「あなたの物語を見つけなさい」、その本当の意味に気づくきっかけとなった「あんたの読んでいる本に、あんたのことはひとつも書いていない!」が葉月を突き動かします。そうです、自分の物語とは誰かの書いた物語ではなく、自分自身で見つけなくてはならないものなのです!

彼女を変えるもうひとつのカギとなったのが、学園長が話してくれた以前の“シンデレラ”の契約者のエピソード。「魔法で誰かを幸せにできる」と信じたその女の子がどうなったのか学園長は忘れてしまったそうですが、一緒にメドヘンとして戦っていた彼女の苦悩に気づけなかった後悔などは残っているそう。このこともすべてを忘れる選択を迫られた葉月を動かしたと言えるでしょう。

そうして幕を開けたカザン率いる諸国連合と日本校のヘクセンナハト最終予選。強力な原書“鶴の恩返し”の契約者である佐渡原舞を助っ人に対戦に臨んだ静たちでしたが、カザンたち相手に大苦戦! 鶴の恩返しがシンデレラほど強力ではないこともありますが、まだメンバーとしての経験が浅い舞はカザンの「シンデレラの身代わりさん」という挑発に動揺しており上手く力が出せなかった様子。

静も力を奪われてしまい、あわや敗北かと思われた……。その時! 魔法世界から去ったはずの葉月が空から降ってきて……というところで第5話は終了となりました。

本編の物語もそうですが、キャラクターたちによる次回予告がコミカルなものとなっておりなかなか面白いのも見どころのひとつ。ぜひ飛ばすことなくこちらもチェックをば。

ドイツ校のアガーテとイギリス校のアーサー……そして諸国連合のカザンとアメリカ校のリンの関係は!?
いよいよヘクセンナハト最終予選も後半戦に。今後は日本校が各国代表と戦っていくことになりますが、ここからは今後の物語で注目すべきキャラクターたちをご紹介!


まずはカザンとリンの関係性でしょう! 汚いやり口を嫌うカザンがスパイを使うようなリンに従っているのには何か理由があるハズです。第4話の露天風呂バトルでは、原書の力と思われる毒の力を使って中国代表のふたりを追い詰めていたリン。そこを助けたのがカザンでした。どうしてカザンはリンに従っているのか、彼女の背景は注目すべきでしょう。

ドイツ校のアガーテは日本校との対戦を望んでいるようで、静の持つ原書“かぐや姫”とその前の持ち主である静のお母さんのことを知っているような口ぶりです。アーサーのほうも、露天風呂バトルから逃れた葉月を招き寄せて「あなたは逃げている」と助言をするなど非常に謎の多い人物。彼女たちの目的と実力が明かされる今後のエピソードをお楽しみに。

加えて葉月の契約した“シンデレラの原書”は、各国のリーダーが葉月ごと欲しがるほどの代物。リンに至っては契約者がいると邪魔だということでカザンに葉月の排除を依頼しています。そんな強大な力を持ったシンデレラの原書の力はどのようなものなのでしょうか!?

最後のポイントは、やはり逃げることを止めた葉月です! 一度は憧れだった魔法の世界に背を向けましたが、静たちの下へ駆けつけたところで第5話は終了となっています。決意を胸に現れた葉月がどのような姿を見せてくれるのか、とりあえずは次回放送となる第6話に期待しましょう!!

[文/胃の上心臓]

パッケージ情報
■TVアニメ『メルヘン・メドヘン』Blu-ray第1巻

【Blu-ray】TV メルヘン・メドヘン 1 初回限定生産
【アニメイトオンライン】【Blu-ray】TV メルヘン・メドヘン 1 初回限定生産


4月25日(水)発売!
6,800円+税

【収録話】
第一話「物語症候群」
第二話「はじめての魔法」

【初回限定特典】
(1)特典ディスク
(2)カントク描き下ろし三方背ケース
(3)原書デザイン特殊パッケージ仕様
(4)選手名鑑(キャラ設定&描き下ろし4コマ等収録ブックレット)
(5)選手カード(キラキラ)
※発売日、仕様、特典、デザインなどは都合により予告なく変更する場合がございます。

作品情報
■イントロダクション
「きみのためだけの、物語を。」

物語が叶える、少女たちの願い。
世界に散らばった物語の「原書」。
少女たちは「原書」(=メルヘン)と出逢い、選ばれ、魔法を得てやがて「原書使い」となる。
これは、そんな「原書使い」を目指す「見習い」(=メドヘン)の少女たちが、「原書」と共に自らの物語を紡いでいく夢と魔法と青春の物語――

松 智洋 & StoryWorks × カントク  が贈る、魔法少女ファンタジー開幕!

■あらすじ
原書に選ばれた「メドヘン」と呼ばれる少女たちは一流の「原書使い」になることを目指して、世界各国の魔法学園で勉強中。彼女たちの目標は、年に一度、各校の代表選手たちが互いの実力を競いあう魔法バトル大会「ヘクセンナハト」で優勝すること。優勝者には、なにか一つだけ願いが叶う魔法が与えられるという。

ある日、メンバー不足で出場停止が危ぶまれる日本校のリーダー土御門静の前に、読書と空想が好きな女子高生、鍵村葉月が現れた。あまり友達のいない、ぼっち気味な葉月は、なぜか強力な力を持つ『シンデレラ』の原書に選ばれ、魔法学園に入学することになる・・・ 

『シンデレラ』と優勝をめぐり、少女たちが一緒に特訓したり、時には温泉に入ったりなんて感じの魔法少女バトルが、いま幕を上げる!!

■スタッフ
原案&シリーズ構成:松 智洋
原案協力:StoryWorks
キャラクター原案:カントク
総監督:斎藤 久 
監督:上田 繁
キャラクターデザイン:森川侑紀
脚本:松 智洋、アサウラ、門田祐一/金月龍之介
色彩設計:斉藤麻記
美術監督:下元智子
撮影監督:村上優作
編集:廣瀬清志
音楽:rionos
音楽制作:ランティス
音響監督:森下広人
音響制作:叶音
アニメーション制作:フッズエンタテインメント 
製作:メルヘン・メドヘン製作委員会

■キャスト
鍵村葉月:楠木ともり
土御門 静:末柄里恵
ユーミリア・カザン:Lynn
リン・デイヴス:日高里菜
マリヤ・ラスプーチン:大津愛理
アガーテ・アーリア:加隈亜衣
アーサー・ペンドラゴン:上田麗奈
加澄有子:本渡 楓
学園長:岡村明美

>>TVアニメ『メルヘン・メドヘン』公式サイト
>>TVアニメ『メルヘン・メドヘン』公式Twitter(@maerchen_anime)
>>『メルヘン・メドヘン』小説公式ページ

(C)MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会
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