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湯浅政明ら豪華スタッフによる長編アニメーション『犬王』2021年公開

監督・湯浅政明さんをはじめ豪華クリエイター陣による長編ミュージカルアニメーション『犬王』が2021年公開! 意気込みコメントも到着

「平家物語」の現代語訳を手掛けた古川日出男さんが、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王の実話をもとに生み出した「平家物語 犬王の巻」を、湯浅政明さん(監督)、野木亜紀子さん(脚本)、松本大洋さん(キャラクター原案)の豪華クリエイター陣がミュージカル・アニメーション化! 映画『犬王』が2021年に公開となります!

このたび、古川さん、、湯浅さん、野木さん、松本さんからの意気込みコメントが到着。映画情報とあわせてお届けします!

豪華クリエイターが室町時代のポップスターを描く!アニメ映画『犬王』2021年 公開

映画『犬王』作品情報

原作:「平家物語 犬王の巻」古川日出男著/河出書房新社
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子
キャラクター原案:松本大洋
アニメーション制作:サイエンス SARU
公開:2021年予定
 
600年以上の歴史を誇り、現存する世界最古の舞台芸術と言われる“能楽”を題材とする本作の映像化にあたり、日本を代表するトップクリエイターたちが集結!

監督を務めるのは、国内外から注目を集め、最新作『きみと、波にのれたら』の公開を6 月21日に控えるアニメーション監督湯浅政明。本作では自身初の“能楽”のアニメーション化に挑戦します。今回、湯浅監督と『ピンポン THE ANIMATION』以来5年ぶり、2度目のタッグを組み、キャラクター原案手掛けるのは6月12日より新連載『東京ヒゴロ』(ビッグコミックオリジナル/小学館)がスタートしたばかりの漫画家松本大洋。原作「平家物語 犬王の巻」の装画を務めた彼が初めて小説原作のキャラクター原案を手がけます。

脚本にはドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」など数々のヒット作を世に送り出している野木亜紀子。ドラマ・映画と活躍し、今年、向田邦子賞、市川森一賞をW受賞した彼女が自身初のアニメーション映画脚本に挑みます。

およそ600年の時を超えて、歴史に消えたポップスター・犬王が現代に再び姿を現すとき、どんな物語が謳われるのか―。映画史を揺るがす『犬王』の誕生にご期待ください。
 

【犬王(いぬおう)】

[生年不詳~応永20(1413)年5月9日没]
南北朝~室町期の能役者、能作者。同時代を生きた観阿弥、世阿弥の父子と同様に三代将軍足利義満の愛顧を受けて、むしろこの二者よりも贔屓にされていたと伝えられる。事実、後進である世阿弥には多大な影響を与えた。その死に関しては「紫雲が立った」と記述する書も残る。数々の名作を描いたらしいが、作品はいっさい現存していない。

―「平家物語 犬王の巻」より

製作スタッフ陣よりコメントが到着!

原作者・古川日出男コメント

私が書いたのは芸能についての小説だ。芸能とは歌であり演奏であり、感情、感動である。私は文字だけでその物語化を成し遂げようと試みた。今回、それらは一冊の本の内側から解き放たれる。すなわち音が、声が、色彩が。それから感情が、もちろん感動が。その監督やその脚本家やそのキャラクターの設計家や、音楽家や、その他その他によって、それらはついに放たれるのだ。

監督・湯浅政明コメント

歴史にはわずかにしか書き記されていない、「犬王」という猿楽師を大胆に解釈された古川さんの物語。野木さんの脚本。松本さんのイメージ。・・・これは面白くなるしかないですね。楽しみにしててください!
 

キャラクター原案・松本大洋コメント

湯浅監督はじめ作品に関わる人間が楽しんで作ることができたら、きっとすごいアニメーションになると期待しています。僕も邪魔にならないように、少しでも力になれたら嬉しい。
 

脚本・野木亜紀子コメント

古川さんが著した『平家物語 犬王の巻』を読んだときの高揚と切なさをどう脚本に落としこむのか、地の文からどう世界をすくい上げるのか、難しくもやり甲斐のある仕事でした。アニメ表現は無限であり実写の何倍も出来上がりの予想がつきません。松本さんのキャラクターと湯浅監督が織りなす『犬王』がひたすらに楽しみです。

スタッフ紹介

【古川日出男(ふるかわ ひでお)】

小説家。1998年、長篇小説『13』でデビュー。第4作となる『アラビアの夜の種族』(2001年)で日本推理作家協会賞と日本SF大賞をダブル受賞。『LOVE』(2005年)で三島由紀夫賞、『女たち三百人の裏切りの書』(2015年)で野間文芸新人賞と読売文学賞をダブル受賞。2016年、池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第9巻『平家物語』の現代語全訳を手がける。2018年にはデビュー20周年を記念した作品集『とても短い長い歳月 THE PORTABLE FURUKAWA』(河出書房新社)が刊行された。
 

【湯浅政明(ゆあさ まさあき)】

アニメーション監督。映画『マインド・ゲーム』で2004年に監督デビュー。第8回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、第59回毎日映画コンクール大藤信郎賞、2005年モントリオール・ファンタジア映画祭アニメーション部門最優秀賞、監督賞、脚本賞ほか六部門を受賞。映画『夜明け告げるルーのうた』では、アヌシー国際アニメーション映画祭にて金賞にあたるクリスタル賞を受賞。代表作に「ピンポン THEANIMATION」、『夜は短し歩けよ乙女』、「DEVILMAN crybaby」など。最新作『きみと、波にのれたら』は、6月21日(金)公開。現在制作中の作品に「映像研には手を出すな!」「SUPER SHIRO」などがある。
 

【松本大洋(まつもと たいよう)】

漫画家。1987年デビュー。代表作に「花男」「鉄コン筋クリート」「ピンポン」「GOGO モンスター」「ナンバーファイブ 吾」「竹光侍」「Sunny」「ルーヴルの猫」(すべて小学館)など。「鉄コン筋クリート」で米アイズナー賞を、「竹光侍」で第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を、「Sunny」では、第61回小学館漫画賞の一般向け部門、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。6月12日より新連載「東京ヒゴロ」(ビッグコミックオリジナル/小学館)がスタートしている。
 

【野木亜紀子(のぎ あきこ)】

脚本家。2010年『さよならロビンソンクルーソー』で第22回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し、同作でデビュー。今年、自身のオリジナル脚本となる「アンナチュラル」で第7回市川森一脚本賞、「獣になれない私たち」で第37回向田邦子賞を受賞。その他の代表作にドラマ「重版出来!」「逃げるは恥だが役に立つ」、映画『アイアムアヒーロー』など。待機作に映画『罪の声』(2020 年公開予定)がある。

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