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『トイ・ストーリー4』唐沢寿明&竜星涼インタビュー

『トイ・ストーリー4』ウッディ役・唐沢寿明さん&フォーキー役・竜星涼さんインタビュー|自分で自分のことを考えなければならない大人っぽいストーリー展開

2019年7月12日(金)に公開となる『トイ・ストーリー』シリーズ最新作『トイ・ストーリー4』。

新たな持ち主ボニーを見守るウッディ、バズら仲間たちの前に現れたのは、彼女の一番のお気に入りで、自分のことをゴミだと思っている手作りおもちゃのフォーキー。

逃げ出してしまったフォーキーを探す冒険に出たウッディは、一度も子供に愛されたことのないおもちゃギャビー・ギャビーや、かつての仲間ボー・ピープとの運命的な出会いを果たす“シリーズ史上最大”の感動アドベンチャーストーリーです。

本稿では、シリーズを通してウッディの声を担当してきた唐沢寿明さんと、今回の最新作で新しく登場するフォーキーの声を担当した竜星涼さんにインタビューを行いました。『トイ・ストーリー』への想いや、新作ならではのキャラクターたちの姿など、たっぷりと伺いましたのでぜひご覧ください。

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こんなに長く続く作品だとは思ってもいませんでした

――前回の『トイ・ストーリー3』から約9年ぶりの新作ということで、改めてウッディ役を演じてみての感想をお聞かせください。

唐沢寿明さん(以下、唐沢):正直な気持ち、「また!?」と思いました(笑) 『トイ・ストーリー3』で綺麗に終わりましたし、前回から9年も経っていたので、もうやらないだろうと思っていたので。

また、こういう展開になるんだ!と(笑) 新作は、これから先もずっと物語が続いていくような雰囲気でしたね。

――約23年ウッディを演じられている唐沢さん自身、長く演じられてのプレッシャーはあったのでしょうか?

唐沢:今から入ってくる人はプレッシャーを感じるかもしれませんが、僕はあまり感じませんでした。本当に、こんなに長く続く作品だとは思ってもいなかったので。

1作目のとき、ちょうどコマーシャルの撮影でロサンゼルスにいて、「ディズニー映画の吹き替えのオーディションに受かりました」と日本から電話がかかってきたんです。

当時、僕はサラリーマンの役で歌ったり踊ったりしていたので(※1)、それがウッディに近いと思われたのでは、と個人的に思っています(笑)

※1:1995年10〜12月に東芝日曜劇場枠で放送されたテレビドラマ『輝け隣太郎』のこと。
 

――唐沢さんもオーディションで選ばれたのですね。

唐沢:はい。それで、ちょうどロスで日本で公開されていなかった『トイ・ストーリー』を観たら、ウッディの声を担当する以前に、そのクオリティにすごく驚いて。

あと、声を担当しているのがトム・ハンクスさんでしたので、僕の声質とまったく違うから「大丈夫?」という確認だけしました。

「それでもやってほしい」とおっしゃっていただいたので、ウッディの声を担当することになったんです。そこからウッディとの付き合いが始まりましたが、シリーズものになるとは思っていませんでした。


 

――一方で、竜星さんは今回新しく登場する“フォーキー”を演じられます。役が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

竜星涼さん(以下、竜星):役が決まったときは、本当にびっくりしました。幼い頃から存在していた作品ですし、『トイ・ストーリー』と一緒に育ってきた自分がまさか参加できるとは夢にも思わなくて。

俳優というお仕事をやらせていただきながら、今回のご縁で新しいキャラクターを演じられるというのは、とても感慨深いものがありました。

唐沢:20年以上経っているとは思わないよね。僕自身も「そんなに経ってた!?」とびっくりしました。

竜星:はい。『トイ・ストーリー3』から9年も経っているとは、僕も思いませんでした。

唐沢:そうそう。9年も経っているとは思わなかった。

――シリーズ初参加となる竜星さんは、どのようにフォーキーを演じようと思いましたか?

竜星:自分が観ていた作品ですし、普段のお芝居をやっているときとは違い、“ファン”だからこそ、自分に対して厳しくなるところがありました。

音響監督の指示が1番大切だと思いますが、客観的に自分の声を聞いたり、いちファンとしての気持ちが強く自分の中にあったような気がします。


 

――特に、こだわりを持ったシーンはありましたか?

竜星:全部です。全部一通り流してもらって聞いて、音響監督の指示でリテイクする部分もありながら、そうじゃない部分も自分が納得するまで演じさせていただきました。

僕自身、監督の意向が全てだと思っているので、テレビや映画でお芝居をやっているときは、「もう1回演りたいです」というものがありません。

でも、今回の『トイ・ストーリー4』は今まで続いてきたシリーズものだからこそ、責任みたいなものがあったのかな、と思います。

唐沢:そうだよね。俳優が演じているので、やっぱり声優さんのようにはできない。声優さんと僕らが演じるのは、まったく違う世界だと思っていて。

昔、声優さんとお仕事でご一緒させていただいたことがありましたけど、本当にすごい。日常ではなかなか使わない「THE 声優」というような喋り方をされるのですが、それが絵にぴったりはまっているんです。

俳優の芝居には向いていない言葉の抑揚でも、アニメではすごく合っている。そのとき「何でだろう?」と疑問を感じていました(笑)

――確かに。声優さんと俳優さんの演技は少し違うような気がします。

唐沢:自分たちがテレビや映画の撮影現場でそれをやると「(演技が)くさいよ」と言われますが、アニメの絵にはすごく合っているので、「これは自分では難しいな」と思いました。

『トイ・ストーリー』は自分なりに頑張ってはいますが、今回の最新作もすごく苦労したところがあって。

ただ、オリジナルでは俳優のトム・ハンクスさんが演じているので、「“俳優として”という考え方で演じてもいいんだな」と思って演じさせていただきました。

でも、声も演技もすごく特徴的で、僕たち俳優にはないものを持っていて、僕らが苦労しているものを難なくこなす声優さんはすごいな、と毎回感じています。

自分で自分のことを考えなければならないストーリー展開

――先ほど、最新作で苦労したとおっしゃっていましたが、具体的にどのような部分でしょうか?

唐沢:感情をしっかり伝えなければならないところです。言い聞かせたり、自分の運命を自分で決めたり、最新作は結構大人っぽいストーリーになっています。

また、ウッディの出番がすごく増えているので、収録には時間がかかりました。

――おぉ! 最新作ならではの特徴は感じましたか?

唐沢:シリーズの最初のほうは、バズが気に入られているのを陰で嫉妬したりとしていましたが(笑)、今ではどんどん話が変わってきて、自分で自分のことを考えなければならない。

そういう意味では、ディズニー映画は子供を育ててしっかり大人になる、“こういう人になりなさい”とストーリーの中で育てていっているんだと思います。

――なるほど。

唐沢:おもちゃは与えられて受け取ることが多いですが、おもちゃを作らせるように“創造性”をしっかり持たなければならないんです。

最新作では、高いものを持っている子がすごく良くて、そうじゃない子はダメなんだという感覚ではなくて、“自分で作ればいいんだ”というところまで進んでいます。

実は、これはすごいことで『トイ・ストーリー』は子供にとっての“教育ビデオ”のような作品だな、と。

――竜星さんは苦労した点はありましたか?

竜星:英語を聞きながら、日本語にしていくという作業がなれるまですごく時間がかかりました。

ほかのお仕事でアフレコする際は、日本語に合わせて吹き替えることが多いのですが、今回、トム・ハンクスさんの声を聞きながら収録したので、英語に対して日本語で返していくような感じが難しくて。

聞いているのは英語なので引っ張られないように、フォーキーの口に合わせて尺に入れるように喋らなければいけないところに苦労しましたし、海外の作品を吹き替えする難しさを実感しました。

唐沢:海外の声優さんのセリフがどこで終わりなのか分からないよね。

竜星:そうなんです!

唐沢:ある程度、英語が理解できれば合わせられますが、理解できない人にとっては「え? 今、僕の番?」ってなっちゃう(笑)

竜星:(笑)

唐沢:いつの間にか自分のセリフが終わっちゃうんだよね(笑)

竜星:オリジナルの声を意識してやってほしいということだったので、慣れるまで大変でした。

唐沢:僕は、昔、トム・ハンクスさんの声に引っ張られて「(英語風に)ポテ〜ルヘッッド!!!」と言ったことがあって、「唐沢さん、すみません。“ポテトヘッド”でお願いします」と言われたことがありました(笑)

一同:(笑)

竜星:すごく分かります!

唐沢:最初の頃は、結構そういうことがありました。なぜか引っ張られてしまう(笑)

竜星:あと、「NO」でも「違う」「いいえ」とさまざまな意味に捉えられるように、日本語と英語ではフレーズが違うところがあるので、そこをキャラクターの気持ちと合わせるのが難しかったです。


 

想像がつかないウッディの決断

――今回の最新作ではウッディがある“決断”を下します。そのシーンをご覧になって、いかがでしたか?

唐沢:想像がつきませんでしたし、ボー・ピープの姿にもびっくりしました(笑) ウッディが下した決断は、シリーズとしていろいろな方向に展開しやすい決断だと思います。

――もし、続編が出れば、再びウッディを演じることになりますね。

唐沢:トム・ハンクスさんが演じ続けるなら僕もずっと演じさせていただくことになると思いますけど……所さんはどうでしょう?(笑)

――また、今回新キャラクターもたくさん登場します。気になるキャラクターはいましたか?

唐沢:ダッキー&バニーのキャラクター面白いですよね。よく考えたなぁと(笑) バズとダッキー&バニー(CV:チョコレートプラネット)が絡むシーンは面白くて笑いました。

あとは、デューク・カブーン(CV:森川智之)!

竜星:カブーンは最高ですね!

唐沢:カブーンは初期のバズと同じくらい勘違いしていますから(笑)

一同:(笑)

唐沢:あんなに面白いキャラクターを生み出すこと自体、本当にすごいなと思います。

『トイ・ストーリー』は何世代になっても渡り続ける作品

――竜星さんは今まで『トイ・ストーリー』の作品をご覧になっていたとお話しされていましたが、今回の最新作はいかがでしたか?

竜星:もう衝撃的ですよね。「えぇ〜!?」と。まだご覧になっていない方たちに、話したいことがたくさんあってうずいているほどです。

もし、今後続いていくことになったら、どうなるんだろう?とワクワクしています。新しいキャラクターたちがたくさん出てきそう(笑)

唐沢:新しいキャラクターがいっぱい出せるよね。
 

――個人的に印象的に残ったシーンはありましたか?

唐沢:最後のほうにあるギャビー・ギャビー(CV:新木優子)のシーンです。自分のことは自分で判断する、大人っぽい展開が結構あるので、これを子供が見たらどう思うのか気になります。


▲ギャビー・ギャビー(CV:新木優子)
 
ウッディとバズの背中が描かれているポスターを見ると分かりますが、『トイ・ストーリー』を子供の時から見てきた人たちが今大人になって、その人たちの心に響くような映画になっているということ。

あのポスター自体が最新作そのものを表しているんだな、と思いました。


 

――竜星さんはいかがですか?

竜星:僕は、ただ単に「ウッディに話しかけてる!」という事実が本当に印象的で(笑) 「バズ」と言うシーンはないかな?と、ファン目線になってしまうところがありました(笑)

唐沢:本当に、こんなに長く残る作品はなかなかないと思いますし、僕はこの作品だけで十分です(笑)

――(笑) ずっとウッディを演じてこられてきましたが、演技に変化は?

唐沢:あまり変わっていないような気がします。前作から9年経って、当時と同じような気持ちで挑みましたが、「少しテンションが低い」と言われて。

実際に録ったものを聞いたら、自分が思っている以上にテンションが低かったんです。それはきっと、自分が“大人”になったんだなぁと。

たぶん、自分のほうがウッディよりも成長してしまったから、テンションが低めになっちゃったんだと思います。

――ウッディは歳をとらないですからね。

唐沢:そうそう。「やめろーっ!」というセリフが自分の歳になって言えなくなってきてる(笑)

一同:(笑)

唐沢:でも周りにも最新作を楽しみにしている人がたくさんいて、本当に大きく成長した作品だと感じています。

『トイ・ストーリー』で育って、大人になって結婚して子供ができたら一緒に観る。それも1つのライフスタイルであり、何世代になっても渡り続ける作品だと思います。

――ありがとうございました!


 
[取材・文・写真/福室美綺]

映画『トイ・ストーリー4』作品情報

■監督:ジョシュ・クーリー
■製作:ジョナス・リヴェラ、マーク・ニールセン
■全米公開日:6月21日
■日本版声優:唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、竜星涼、新木優子、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)ほか
■主題歌「君はともだち」ダイアモンド✡ユカイ
■原題:Toy Story 4
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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