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京都・南座でサクラ大戦コラボ公演開幕! OSKファンも「ゲキテイ」で総立ちに!

京都・南座でサクラ大戦コラボ公演開幕! 祇園に轟く「ゲキテイ」にOSKファンも総立ち!

いよいよ2019年7月13日(土)より京都・南座で始まった、OSK日本歌劇団×「サクラ大戦」コラボ公演「OSK SAKURA REVUE」&「OSK SAKURA NIGHT」。

公演はOSK日本歌劇団による「OSK SAKURA REVUE」と、OSKと『サクラ大戦』キャストが共演する「OSK SAKURA NIGHT」の2公演があり、「OSK SAKURA NIGHT」はもちろん、「OSK SAKURA REVUE」のほうも『サクラ大戦』ファンががっつり楽しめる内容になっています。

泉鏡花の戯曲「海神別荘」は、「サクラ大戦歌謡ショウ五周年記念公演」や劇場アニメ『サクラ大戦 活動写真』の劇中劇の題材となりましたが、元々は演劇界で知られた名演目。

それをOSK日本歌劇団が『歌劇 海神別荘』としてレビュー公演するにあたって、広井王子さんが作・構成を担当し、歌謡ショウでおなじみの曲もふんだんに取り入れました。

その結果、ダイジェスト版にならざるを得なかった帝国歌劇団の歌謡ショウの“完成形”を観ているような、なんとも不思議な気分になってきます。

さらに、京都屈指の劇場・南座にとっても初めてのナイトレビューになるという「OSK SAKURA NIGHT」の楽しさは、まるでかつての「サクラ大戦歌謡ショウ」……否、“踊りのOSK”の本領が発揮されるダンスシーンの見応えは「歌謡ショウ」を超えています!

今回は真宮寺さくら(演/横山智佐さん)とダンディ団、マイケル・サニーサイド(演/内田直哉さん)らが全公演に出演し、帝都花組および巴里花組のメンバーが日替わりゲストとして参加する形ですが、このメンバーが揃えば面白くないわけがありません。

しかも今回は、楊琳さんは日立昇、舞美りらさんは花房夢子など、OSKメンバーも“サクラ大戦世界における架空の太正時代のOSK日本歌劇団の劇団員”役になり、現役の歌劇団スターを帝国歌劇団と同じ世界に生きるキャラクターにしています。これはOSKメンバーにとっても斬新な挑戦となったようでした。

そしてとりわけOSKのみなさんにとっても最大の挑戦となったのが、「サクラ大戦歌謡ショウ」名物、ラストの「ゲキテイ(檄!帝国華撃団)」!

サクラファンにとっては、最後は「ゲキテイ」で総立ちになって踊るのがお約束ですが、今回は観客の半数がOSKファン。年齢層もサクラファンより高めの方も多い印象です。

それが「ゲキテイ」でサクラファンが立ち上がると、なんと一緒に立ち上がり、観客総立ちで「ゲキテイ」で盛り上がったのです!

OSKファンは楽しそうな手拍子、または若干戸惑いながらの手拍子でしたが、中には見よう見まねで一緒に踊る方もいて、「サクラ大戦歌謡ショウ」のパワーは初めての観客相手でもこれほどのことを成し遂げるのだと、改めて証明したような公演となりました。

▲南座新開場記念「OSK SAKURA REVUE」第一部『歌劇 海神別荘』より

▲南座新開場記念「OSK SAKURA NIGHT」OSK日本歌劇団×「サクラ大戦」コラボレビュー『夢見ていよう』より

祇園祭でごった返す京の都に『サクラ大戦』参上!

公演初日である7月13日の朝、まずは京都・南座の劇場正面入口前で、OSK劇団員と真宮寺さくら役・横山智佐さんによる初日館前行事が行われました。

最初にOSK劇団員が登場しますが、『歌劇 海神別荘』で海の公子を演じる桐生麻耶さんが衣裳姿で登場すると、その圧倒的な存在感に見物客がどよめきます。

男役として何よりも恵まれた、175cmという高身長。しかもかかとの高い靴を履いているため、180cmを超える上背は、舞台上で視線を集める主役の貫禄充分です。

桐生麻耶さんは「いよいよ今日、初日の幕が開きます。4年ぶりの京都・南座ということで、劇団員一同、本当に楽しみにしてやって参りました」と、OSKを代表して意気込みを表明。

続いて『歌劇 海神別荘』では海の公子の右腕となる僧都役、「OSK SAKURA NIGHT」では横山さんの相手役を務める楊琳さんが、「今回は朝から晩まで南座で過ごせますので、最後まで宜しくお願いします!」と、毎日3公演すべてに出演する自分を鼓舞するように大きな声で挨拶。僧都姿のイケメンぶりに黄色い声が上がっていました。

舞美りらさんは「OSK SAKURA NIGHT『夢見ていよう』は、『サクラ大戦』のみなさまとOSKとのコラボレーションの舞台となります。みなさんと一緒にOSKの『桜咲く国』とサクラ大戦の『ゲキテイ』を歌って踊って、最高に盛り上がれたらなと思います!」と、今回のコラボ公演の大きな見どころにも言及。朝から京都に乗り込んできたサクラファンの期待を煽ります。

そしていよいよ横山智佐さんの名が呼ばれ、本公演用に真新しくなった真宮寺さくらの衣裳姿で登場すると、一際大きな拍手や「さくらー!」の歓声が上がり、京都・祇園に『サクラ大戦』の新たな第一歩を記します。

横山さんが「帝国華撃団・花組、真宮寺さくらです!」と開口一番、名乗りを披露すると、サクラファンは大喝采。「京都・南座に夏の桜を満開に咲かせます! みなさま、お花見にいらしてください!」とサクラ大戦らしい挨拶で締め、観光客も集まってきて大混雑となった南座正面入口前で、太正時代への扉を開きます。

最後は桐生さんが音頭を取る一本締めで公演の成功を祈願し、見物客も盛大な拍手歓声で応援。京都でのOSKの人気ぶりもよくわかりました。

歌謡ショウの懐かしい曲が次々と歌われる『歌劇 海神別荘』にサクラファンも感激!

今回は「南座新開場記念」と銘打たれている通り、南座のリニューアルオープンを記念した公演です。当然、劇場内はどこも真新しく、客席に入ると両サイドの桟敷席の存在感が、いかにも歌舞伎の本場という雰囲気を醸します。

その桟敷席へ、初日の午前の部(11時開演)の際は花街の芸妓さん舞妓さんが正装でずらりと並び、京都らしい華やかさを劇場内に満たしていました。

「OSK SAKURA REVUE」は、第一部が『歌劇 海神別荘』、休憩を挟んで第二部が『STORM of APPLAUSE』となっています。

そして幕が上がれば、歌われるのはサクラ大戦歌謡ショウで聴いた田中公平先生の名曲の数々。冒頭から「海の宴・花の宴」で始まり、「さあ踊れや踊れ♪」と歌い踊る腰元たちを観ていると、懐かしき歌謡ショウの世界へ戻ったような心持ちにもなります。

物語は、海の公子のもとへ陸から美女が嫁いでくる祝いに、浮かれて舞い踊る海の腰元たちの様子からスタート。そこへ海の将軍である僧都(演/楊琳さん)が分け入り、馬鹿騒ぎを鎮めようとします。

続いて今回の主役、海の公子(演/桐生麻耶さん)が登場。青龍の骨格といういささか恐ろしげでもある宮殿の舞台美術と相俟って、海の支配者としての偉丈夫ぶりが際立ちます。

その公子に乞われた僧都が、まさかの「ノーエ節」を歌い踊るはめに。去る4月の『夢見る男たち~地獄変~』では金田金四郎(演/螢雪次朗さん)が周囲におだてられて「ノーエ節」を歌っていましたが、同じ展開を入れたのは広井さんの遊び心かもしれません。

▲「海神別荘」時のカンナの妄想でマリアが「怪人デベソ」を歌わされたように、サクラとのコラボ公演を続けていったらいずれ楊琳さんも、もっととんでもない目に……?

▲桐生麻耶さんのお披露目公演だけあって、舞台は桐生さんに視線が集まるように作られており、その中心にある桐生さんの存在感もまた、とてつもなく大きい

▲竜馬に乗せられて美女が登場。竜馬の足運びは花魁道中でおなじみの外八文字になっている。こうした細かい所作にも注目!
 
山と積まれた財宝と引き換えに、実の親によって海の公子に差し出された美女(演/城月れいさん)。最初はその境遇を嘆きますが、荘厳な海の宮殿に連れてこられ、それが公子の伴侶となることで自分のものにもなったと知った途端、急に虚栄心を露わにします。陸の人間の浅ましさを見せられると、同じ人間として申し訳ない気持ちに……。

陸の常識に疎い公子が、博士を呼んで陸のことを質問する第三景「海の理」。ここでは歌謡ショウ版で李紅蘭(演/渕崎ゆり子さん)が演じた博士を引き継いだような、面白キャラの博士(演/紅架路万さん)が登場します。

歌も紅蘭が歌ったのと同じ「この書物は」なので、サクラファンには懐かしく、またサクラを知らなくとも劇中屈指のコミカルな場面として楽しめます。

▲赤鮫に関しては、泉鏡花の上品な世界観を桐島カンナ(演/田中真弓さん)と薔薇組が木端微塵にした歌謡ショウ版に対し、OSK版は首領役の華月奏さんをはじめワイルドなイケメン揃い。ゲヒゲヒ笑う暴走赤鮫隊とは別物の、魅力的な敵役になっている

▲新たな海の支配者となった美女は、自分が手にした富や地位を親や村人に誇りたいと言って聞かず、陸に戻る。ところが美女は、人間の目には白い大蛇として映るようになっており、親からも化物扱いされてしまう。ダンスで大蛇の動きを表す美女の化身役・麗羅リコさんの表現力が素晴らしい!

▲もはや陸にも、人間にも戻れないと悟った美女は、公子に殺してほしいと頼む。公子も美女のことは諦め、配下の者に処置を命ずるが、美女は公子が自分の手で直接殺さないのは卑怯だと説く。承知した公子は、自ら剣を抜き、美女に突きつける……
 
そしてクライマックス。死を挟んでようやく公子と美女が通じ合い、大曲「すべては海へ」と流れていく場面へ。

OSKの新看板となった桐生さんの意気込みと、相手役の城月れいさんの気迫が交わり、万雷の拍手に包まれるラストシーンを生み出していました。

サクラ大戦歌謡ショウ版では、泉鏡花の古風な言葉遣いを活かしたセリフになっていたため、情緒と引き換えに若干難しい面もありましたが、今回はセリフがすべて現代の言い回しなのでわかりやすく、物語も理解しやすくなっていました。

広井さんの色や『サクラ大戦』とのコラボ感もしっかり在り、OSK日本歌劇団の華やかなスターたちも必見の『歌劇 海神別荘』。夏休み最初のイベントとして京都遠征、ぜひおすすめします。

“踊りのOSK”の本領発揮! 広井王子さんも絶賛した圧巻のラインダンス!

35分の休憩の後は、第二部『STORM of APPLAUSE』。歌とダンスで魅せる、圧倒的なエンターテイメントです。

▲次から次へと繰り広げられる歌とダンス。トップスター・桐生麻耶さんの魅力を存分に味わえるよう、すべてが構成されている。歌劇団のトップスターとはこういうものか!

▲上げる足の高さ、スピードとキレ、全員揃ったタイミング。ラインダンスは生で見るしか、この興奮は伝わらないかも!?

▲サクラに「ゲキテイ」があるように、OSK日本歌劇団にもラストの定番ソング「桜咲く国」がある。桜パラソルの開閉を、オールキャストでタイミングを揃えて行うが、舞台に花が咲いていくような演出は必見! 観客も売店でミニパラソルを購入し、一緒にパラソルを開け閉めすれば、より楽しめること請け合い!

京都きっての名劇場で、浅草のノリをそのままやる怖いもの知らず、それがサクラ!

「OSK SAKURA REVUE」は毎日、午前の部(11時開演)と午後の部(15時開演)の2公演が行われ、それぞれで第一部『歌劇 海神別荘』と第二部『STORM of APPLAUSE』を上演します。

ここまでが生粋のOSK日本歌劇団の公演で、この後19時30分から始まるナイトレビューがOSKメンバーとサクラキャストの共演になります。

サクラ大戦歌謡ショウには、演者への役名での掛け声をはじめ、公演を重ねるうちに出来上がっていったノリや楽しみ方があります。それを客席の半数を占めるOSK常連の観客たちに説明する役も兼ねて、前説に掃除人・広井(演/広井王子さん)が登場!

飴を配りながら客席の間を歩き、観客ひとりひとりに話しかけることで、開演直前のざわついた場内をみるみるこの公演の世界に引き込んでいきます。

▲今回は南座の掃除人ということで、法被も南座仕様に

▲オープニングレビューはOSKメンバーによる「Let's Dancing」。華やかで激しいダンスショーが繰り広げられる

▲ダンスショーの後は一転、金田金四郎(演/螢雪次朗さん)が客席を歩きながら登場し、一気にゆる~い感じに。しかしトークではOSK日本歌劇団の成り立ちをさりげなく説明したり、『サクラ大戦』について解説したりと、これから始まる舞台世界への水先案内人役をこなす
 
太正時代の京都において、OSK日本歌劇団と帝国歌劇団のコラボが実現することになり、大帝国劇場支配人・大神一郎によって京都に送り込まれたのが、帝国歌劇団・花組の真宮寺さくらです。

OSKメンバーおよびOSKファンへの挨拶と、京都・南座公演への感謝を込め、「夢のつづき」の歌詞の一部を替えたものを歌いながら登場。間奏では大神(声の出演/陶山章央)との会話も織り交ぜ、夢の舞台の始まりを告げます。

待ち合わせ場所の平安神宮で、OSK劇団員の花房夢子(演/舞美りらさん)、汐月ひかる(演/翼和希さん)、春名ちづ(演/千咲えみさん)と落ち合い、大歓迎を受けるさくらですが、劇団員代表の日立昇(演/楊琳さん)は別の公演のためにこの場に来れなかったとのこと。

軽い気持ちで「日立さんはどちらで公演をなさっているんですか?」と問うさくらに、春名ちづが元気に「海の底です!」と答えてしまい、残る2人は大わらわ。汐月ひかるが「海外公演というか……海中公演?」と、苦しい回答で誤魔化すはめになります。

こうしたコメディ芝居をOSKメンバーも一緒になってやってくれるのは、サクラファン的には嬉しい部分でしょう。

▲京の都にさくら参上! OSK日本歌劇団と帝国歌劇団で一緒に素敵な舞台を作ろうと、OSKメンバーと意気投合

▲さくらを追って京都まで来たダンディ団も登場。OSKメンバーにとっては、舞台上で男性キャストと並んだ、初めてのシーンにもなった

▲激しい稽古で知られるOSKの稽古場の様子を、「イッツ・ショウタイム」を歌い踊りながら再現。OSKメンバーと一緒に軽快に踊るさくらが何気に見どころ

▲ダンディ団のテーマソング「ダンディー」で、ダンディ(演/園岡新太郎さん)たちとOSKの男役たちが共演。デュエットではダンディが上パート、汐月ひかるが下パートを担当し、ダンディーに決めまくる!

▲ジャジーな「ゲキテイスキャット」はサクラにとっても初の試み。花房夢子、汐月ひかる、春名ちづ、真宮寺さくら、ダンディという双方の選抜メンバーから成るチームで、芸を競うようなステージを魅せた

▲OSKの「We Love Revue!」を、OSKメンバーにさくら、ダンディ団も加わって華やかに!

▲紐育からマイケル・サニーサイド(演/内田直哉さん)までやって来て、「LOVE is」で盛り上がる!

▲この公演を成功させるために、大神が送り込んだ強力な助っ人=ゲスト出演者。初日は帝国歌劇団の男役トップスタァ、マリア・タチバナ(演/高乃麗さん)が登場し、OSKの男役にも負けない黄色い声援を巻き起こす。マリアの曲「赤いカチューシャ」では、OSK娘役トップ・花房夢子との共演も!

▲ようやく日立昇も駆けつけ、帝国歌劇団に挨拶。さくらがキラキラした目で男役トップスターと向き合う様が、なんとも愛らしい。あれ、大神さんの立場は……

▲全員揃ったところで、交流会と称して京都の美味しいものを食べまくることに! サクラの旨いもの紹介ソング「カモナ浅草」の歌詞を京都バージョンに替えた「カモナ京都」は、聴くとお腹が空くかも?
 
そして「サクラ大戦歌謡ショウ」の人気演目「新・愛ゆえに」が、劇中劇として演じられます。

配役は、さくらのクレモンティーヌ役はそのままに、相手役となるオンドレに日立昇、オンドレの盟友ラスカル役に汐月ひかる、王妃マリリン・トワネット役に花房夢子と、OSKのスターたちを要所に配しています。

「新・愛ゆえに」は歌劇の王道たるフランス革命を扱った悲劇で、日立昇のオンドレ役もマリアのオンドレ役とはまた違う、あえて言うなら「本物」の男役スターの醍醐味を味わえます。

▲花房夢子のマリリン・トワネットは、気品と傲慢さ、立ち居振る舞い、細かな仕草、高笑いまで、まさに歌劇におけるフランス王妃のイメージそのもの!

▲日立昇のオンドレ(中央)と、汐月ひかるのラスカル(右から2番目)。凛々しすぎる近衛隊に会場中が魅了される

▲街に革命の気運が高まる中、花売り娘のクレモンティーヌはそれでも平和を願い、歌う

▲王立軍の近衛隊長・オンドレと、しがない街娘のクレモンティーヌ。愛し合う2人を時代が引き裂こうとする

▲それを見咎め、クレモンティーヌに手を上げる兄のジャン。ジャンは貴族に反抗する民衆を率いる立場にあるため、妹が貴族と慣れ合うことなど許せるはずもなかった
 
ついに暴動が始まり、戦いを停めようとしたオンドレも、自分を庇ったラスカルが銃弾に倒れる悲劇に見舞われてしまいます。
 
さらに乱戦の中で、今度はジャンが近衛兵の刃にかかり、兄に駆け寄ろうとするクレモンティーヌは妹のアンジェリカに“裏切り者”と拒まれ、そのクレモンティーヌを撃とうとした将軍を、思わずオンドレが撃ち殺してしまい……。悲劇の連鎖が止まらない中、クライマックスのオンドレとクレモンティーヌによる「新・愛ゆえに」へ。

▲この国に2人の居場所はないのか。愛ゆえに、最後はオンドレがクレモンティーヌに銃を向け……

▲無事に公演を終えたOSK日本歌劇団と帝国歌劇団が、夏に咲く満開の桜を見上げる川床で打ち上げ。新たな出逢いによって生まれた新たな夢、再び共演が叶う日を夢見て、「夢見ていよう」で幕

▲アンコールでは、まさかのサプライズでマリアとさくらによる「すべては海へ」を披露。このサービスはマリアゲスト回のみの特権だが、ほかのゲスト回にもそれぞれに隠し玉がありそう
 
ラストは本コラボ公演の当初から注目を集めていた、それぞれの歌劇団テーマソングのコラボレーション。

まずはOSK日本歌劇団が昭和5年から歌い継いでいる「桜咲く国」を、全員で桜パラソルを持って歌います。

しかも、この曲に限って観客も撮影OKとのことで、もちろんOSKでは初の試みとなり、客席もスマホを構える人、手拍子で応援する人、ミニパラソルを回す人が入り乱れるカオスぶり。

続いて帝国歌劇団のテーマソング「ゲキテイ(檄!帝国華撃団)」が始まりますが、条件反射で立ち上がるサクラファンに釣られるように、OSKファンも総立ちに!

ステージ上だけでなく、客席でもOSKファンとサクラファンの完全コラボが成った象徴とも言えそうな総立ちのまま、さくらの号令に合わせて「敬礼!」で締め。

OSK日本歌劇団と『サクラ大戦』のコラボという挑戦的な公演は、折り紙つきの面白さです。「OSK SAKURA REVUE」は7月25日まで、「OSK SAKURA NIGHT」は7月24日まで京都・南座で上演中。

[取材・文/帝劇スタ夫]
 

▲南座7月「OSK SAKURA REVUE/NIGHT」ダイジェスト


▲サクラ大戦 真夏のフェス 花のように夢のように

公演情報

南座新開場記念「OSK SAKURA REVUE」

第一部『歌劇 海神別荘』
原作:泉鏡花 作・構成:広井王子
演出・振付:麻咲梨乃 楽曲協力:サクラ大戦より
第二部 『STORM of APPLAUSE』
作・演出・振付:平澤智

主催:松竹株式会社/読売テレビ/OSK日本歌劇団
協賛:アサヒビール
製作:松竹株式会社

2019年7月13日(土)~25日(木)
午前の部:11時開演
午後の部:15時開演
ご観劇料(税込):一等席 8,500円/二等席 4,500円

【出演】
桐生麻耶、楊琳、虹架路万、舞美りら*、愛瀬光、華月奏、翼和希*、千咲えみ*、白藤麗華、遥花ここ、城月れい、他OSK日本歌劇団
*二部のみ出演

南座新開場記念「OSK SAKURA NIGHT」

OSK日本歌劇団×「サクラ大戦」コラボレビュー『夢見ていよう』
作・構成:広井王子 演出・振付:麻咲梨乃

主催:松竹株式会社/読売テレビ/OSK日本歌劇団
協賛:アサヒビール株式会社
協力:株式会社セガホールディングス
製作:松竹株式会社

2019年7月13日(土)~24日(水)
19時30分開演
ご観劇料(税込):一等席 6,500円/二等席 3,000円

【出演】
<OSK日本歌劇団>舞美りら・翼和希・千咲えみ・椿りょう・朔矢しゅう・登堂結斗・由萌ななほ・羽那舞・凜華あい・雪妃詩・結菜ほのり・京我りく・蘭ちさと・知颯かなで
楊琳(特別出演)
<「サクラ大戦」より>横山智佐・園岡新太郎・西村陽一・Velo武田・内田直哉・螢雪次朗
※日替わりゲスト(7/13~16)高乃麗、(7/17、20)井上喜久子、(7/18)日髙のり子、(7/19)田中真弓

【会場】
場所:南座 〒605-0075 京都市東山区四条大橋詰
TEL:075-561-1155

南座ホームページ
本公演公式サイト
公式 Twitter(@sakurarevue2019)
OSK 日本歌劇団 公式サイト

チケット情報
好評発売中!
チケットホン松竹:0570-000-489(10:00~18:00)
チケットweb松竹:http://www1.ticket-web-shochiku.com/t/
(もしくはチケットweb松竹で検索)

チケットぴあ:0570-02-9999 http://w.pia.jp/t/minamiza/ 【Pコード:493-330】
ローソンチケット:0570-084-005 l-tike.com 【Lコード:51475】
イープラス:eplus.jp
アニメイト:www.animate-onlineshop.jp/

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