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ゲーム『デス・ストランディング』発売記念イベント公式レポート

ゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』津田健次郎さんら豪華声優陣が登壇した発売記念イベント公式レポート&小島秀夫監督インタビュー到着!

『メタルギア』シリーズなどで知られる小島秀夫監督の最新作である、PS4用ソフト『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』。2019年11月10日に発売記念イベント“『DEATH STRANDING』 WorldStrand Tour(ワールド・ストランド・ツアー) 2019 TOKYO”が開催されました。

この度、イベントの公式レポートと、イベント後に行われた監督インタビューが到着!

日本語吹き替えを担当した、津田健次郎さん、大塚明夫さん、井上喜久子さん、水樹奈々さん、山路和弘さん、石住昭彦さん、三上哲さんら7名の豪華声優陣によるトークの模様と、小島監督の本作への思いがたっぷりと綴られています。

“『DEATH STRANDING』 WorldStrand Tour 2019 TOKYO”公式レポート

世界を飛び回る小島監督が登場! 日本語吹き替え声優陣とのトークショー

MCの松嶋初音さんによる呼び込みでさっそく小島監督が登場し、「繋いでますか? 繋がってますか?」とテンション高く挨拶。

現在は"『DEATH STRANDING』 World Strand Tour 2019"の真っただ中で、この日の早朝に日本に着いたというが、集まった約200人のファンに元気な姿を見せた。

続いてステージには、日本語吹き替えを担当した声優陣が登壇。

サム・ポーター・ブリッジズ役の津田健次郎さん、ダイハードマン役の大塚明夫さん、アメリ役の井上喜久子さん、フラジャイル役の水樹奈々さん、クリフ役の山路和弘さん、デッドマン役の石住昭彦さん、ヒッグス役の三上哲さんという、豪華すぎる7名の登場に会場が沸く。このメンバーが一堂に会するのは、これが初めてのことだ。

"World Strand Tour 2019"は欧州と米国の各都市で大盛況! 今後は東京・大阪を経てアジアへ

トークショーの冒頭では、"World Strand Tour 2019"の途中経過を映像とともに報告。フランス・パリを皮切りに、イギリス・ロンドン、ドイツ・ベルリン、アメリカはニューヨークからサンフランシスコの各都市でイベントが行なわれてきた。

イギリスではハートマン役のニコラス・ウィンディング・レフン監督と、アメリカではサム役のノーマン・リーダス、アメリ役のリンゼイ・ワグナー、ダイハードマン役のトミー・アール・ジェンキンスといった面々と交流する様子も。

また、すべての会場が多くのファンで埋め尽くされ、小島監督の世界的な人気と『DEATH STRANDING』に寄せられる期待の大きさが感じられた。

そしてこの日は東京、11月16日(土)は大阪で、さらにシンガポール、台北、ソウルといったアジアでの開催も予定されている。

発売を迎えて声優陣も壮大な物語を満喫中!

発売を迎え、制作を共にしてきた声優陣も本作のプレイを楽しんでいる。

三上さんはまだ序盤で、自分の演じたヒッグスがいつ登場するのか気になっている様子。

井上さんは「ゲームが得意なお友達に一緒にやってもらいながら進んでいる」とのことで、まずはストーリーを楽しもうという計画だ。

山路さんは自力でチャレンジし、最初の崖で何度も落ちてしまい「くたくただよ」と苦笑い。

このイベント開始前の控室でMCの松嶋初音さんにレクチャーしてもらい、クリフの登場シーンをようやく見ることができたそうだが、「やってるとドキドキするんだよ。なんだろう、あの空気?」と満喫中だ。

石住さんは「本当に反響が大きいのにビックリしちゃって。とんでもない作品に出ているんだと思いました」と周囲の反応に本作の話題の大きさにあらためて驚いたという。今回、PS4を用意してゲームに初めて挑戦するが、「ディスクをどこに入れるのかわからなくて、1日かかった」と、スタートはこれからだ。

プレイ中の音声は日本語? 英語?

続いてはゲーム中の音声言語設定の話題に。吹き替えを担当した声優陣は、日本語と英語どちらの音声でプレイしているのだろうか?

津田さんは、自分の演技を聞くと落ち着かず、「日本語じゃないほうが落ち着いてできるんじゃないかと。ほかのみなさんのはぜひ聞きたいんですけど、最初はやっぱり恥ずかしくて」と、英語ボイスでのプレイに興味あり。

ゲーム開始後も言語設定の切り替えができることに驚いたのは山路さん。日本語音声でプレイを始めたが、津田さんと同じく自分の声を聞くとそわそわしてしまい、英語音声で遊びたいとのこと。

ただ、「津田くんの荷物を持って疲れた声が生々しくて、一緒にやっていると疲れるんだよ(笑)」という理由もあるようだ。

ファンからの質問に収録秘話が続々と!

続いてのコーナーは、参加したファンとの質疑応答。発売から丸2日、すでにプレイを進めているファンからの質問に登壇者が回答した。

――自身の演じたキャラクター以外で、お気に入りのキャラクターはいますか? 監督が一番好きなキャラクターを教えてください。

この質問に、まずは小島監督が「僕はみんな好きですよ!」と即答。津田さんも悩んだ末に「選ぶのは難しいですね。とくに僕の場合はみんなと絡むので、それぞれ思い入れがあります。本当に全員が良いキャラなので」と答え、誰か1人に絞ることはできなかった。

名前が多く挙がったのはBB。井上さんと水樹さんの女性陣が揃ってBBに癒されると推し、「母性本能がくすぐられるんだと思います」(水樹さん)、「そうそう! 産んだ気になるよね!」(井上さん)と大はしゃぎ。

また、石住さんのお気に入りもBBで、「お乳をあげたい」と語り会場をざわつかせた。

ほかの男性陣はというと、大塚さんは「まだ始めていないので、よくわからないんですけど、眼鏡をした女の人が出てきますよね。あの人が好きです」と、見た目の好みでママーに1票。

山路さんは「BBと、あとは水樹くんの役。あの、ちょっとツンとした感じが個人的にね(笑)」とフラジャイルを指名し、三上さんは「アメリがいいですね。癒されます」と答え、いつの間にか好みのタイプを発表する場となっていた。

――これまで出演してきた作品と今回の収録で、変わったと感じたことはありますか?

これまで数多くの小島監督作品に出演している声優陣が、本作の収録において小島監督に変化があったかという質問。小島監督本人は「一緒ですよね?」と言っていたが、大塚は大きな違いがあったという。

大塚さんが主人公を演じてきた作品は、大塚さんの演技に合わせて映像を作り、英語音声は海外のキャストが吹き替えをしていた。しかし、今回は逆。海外キャストのセリフが先にあり、日本語版の声優陣が吹き替えている。

英語のセリフで作られた映像の尺に合わせて吹き替えるのは、「こぼれても短くてもいけないのは大変。監督は自由って言うんだけど、自由じゃない」(大塚さん)との苦労があったそうだ。

なお、井上さんが「変わらないのは誠実さ。命を削るように仕事をしているのがわかって、いつも栄養ドリンクを飲みながらボロボロになって......」とのコメントに大塚さんがすかさず反応し、「心配になるよね。何度も言うけど、あれ毎日飲んじゃダメなんだからね!?」と小島監督を叱る場面も見られた。

――大塚さんはこれまでの作品と違い、今回は出撃を見送る側の役になりましたが、演じるうえで気を付けたところはありますか?

今回の役どころで大塚さんが気をつけたのは、説明をきちんと伝えること。

「ミッションの内容をプレイヤーに伝えなければならない。それが何を言っているのかわからないと困るので、自己主張をする前に、ちゃんとわかりやすく伝えることを大切にしようと常に心掛けていました。主人公を演じているときは、そういう意識はなかったんですけど、今回はすごく気をつけました」と語る。

また、小島監督はダイハードマンを演じるトミー・アール・ジェンキンスと大塚さんの違いについて言及。

「トミーさんは優しく喋る。でも明夫さんに言われると、やらなアカンと思いますよね(笑)。一番厳しいミッションであっても、わかりました、と。説得力がありますよね」と話し、会場からも納得の笑い声が上がっていた。

――マッツ・ミケルセンさんの大ファンなので、いろいろなマッツさんを見られて嬉しいです。監督が山路さんにこだわってもらったところ、山路さんが演じるうえで気をつけたところを教えてください。

小島監督は、クリフだけはキャラのことを詳しく言えないと前置きしつつ、「マッツさんのファンが満足して、なおかつ山路さんのファンも満足して、僕も満足する。そんな感じでしたね」と振り返る。

山路さんにとっては「ファンが許さないから、と毎日聞かされた」とプレッシャーをかけられた思い出が蘇ったようだが、山路さんの実力をよく知る大塚さんは出来栄えに太鼓判。

「でも安心ですから。大丈夫です。山ちゃんがやっているおかげで、マッツの魅力がバンバン出ています。これは同業者として保証します」(大塚さん)とベタ褒めされていた。

――津田さんが主人公のサムを演じるにあたって、監督からはどんなオーダーがありましたか?

小島監督が「津田さんに決めた時点で、もう大丈夫」といえば、津田さんも「ノーマンさんの声があるのと、ものすごいクオリティの画に合わせて演じることができた」と答え、お互いの信頼が感じられる回答に。

また、小島監督はよりフィットするように随時調整してくれたといい、津田さんは「本当に楽しい現場でした。終わってしまったのがさみしいです」と回想していた。

小島監督からは、津田さんのこだわりの仕事ぶりも明かされた。津田さんが演じるサムは、ほかの人物との掛け合いが多いキャラクター。

ほかのキャラクターのセリフにサムの吐息が重なるときは、ふつうは息だけを別に録ってタイミングを調整するそうだが、津田さんはすべてのセリフを録り直すという。同業者も舌を巻くこだわりに、会場からも驚きの声が上がっていた。

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