ゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』津田健次郎さんら豪華声優陣が登壇した発売記念イベント公式レポート&小島秀夫監督インタビュー到着!
小島監督が2つのギネス世界記録に認定! TwitterおよびInstagramのフォロワー数が最も多いゲームディレクターに!
質疑応答のコーナーが終わったところで、小島監督がギネス世界記録に認定されたという発表が! ギネス世界記録の公式認定員が会場に訪れ、認定式が執り行なわれることとなった。
認定されたのは、「Twitterのフォロワー数が最も多いゲームディレクター」と「Instagramのフォロワー数が最も多いゲームディレクター」という2つの記録。
このグローバルなSNSにおいて、全世界の名だたる同業者の中で最も多くのフォロワーを持つことは、その国際的な支持や影響力、そしてその人との絆を示す象徴的な指標になるとされ、各界の著名人が表彰されてきた。
今回は小島監督がゲームディレクターとしての最多記録を持つことが称えられ、公式認定証が贈呈される運びとなった。
■Twitterのフォロワー数が最も多いゲームディレクター(Most followers on Twitter for a videogame director):小島秀夫 2,813,385フォロワー(2019年11月8日時点)
■Instagramのフォロワー数が最も多いゲームディレクター(Most followers on Instagram for a videogame director):小島秀夫 888,539フォロワー(2019年11月8日時点)
登壇者を代表して、大塚さんからお祝いのコメントが。
「監督のTwitterが始まってから徐々に伸びてきて、あるとき英語版のアカウントを作ったら爆発的に伸びて、すげぇすげぇと思っていたら、なんとギネス! 俺たちの小島秀夫がどんどん世界の舞台に駆け上っていって、それを支えているのが報われている感じがして嬉しいです。おめでとうございます!」と祝福されると、小島監督は「Twitterはしんどいからやめようと思っていましたが、続けます!」と宣言し、満面の笑顔を見せていた。
"繋がり"をテーマにした本作らしい、小島監督とファンの繋がりを象徴する世界記録の認定式となった。
イベントのフィナーレを飾る、声優陣からの感動のスピーチ
イベントの最後には、あらためて『DEATH STRANDING』が発売を迎えたことについてのコメントが登壇者全員から述べられた。
この中で大塚さんは盟友でもある小島監督への想いを語り、感極まり男泣き。
小島監督も目を潤ませ、声を詰まらせながら発売に至るまでを振り返り、感謝の言葉を述べた。会場を感動に包んだコメントをご紹介しよう。
■三上哲さん
(自分のゲームプレイで)ヒッグスはまだ出てきていませんが、前半の映像を堪能して、いよいよ本格的に配達を始めるぞ、というところです。
これから、みなさんと繋がっていければと思っています。今日はありがとうございました。
■石住昭彦さん
PS4のIDを入れるところで止まっているので(笑)、帰ってすぐにでもやりたいと思います。本日はありがとうございました。
■山路和弘さん
監督が仰っていたように、クリフのことはあまり話してはいけないので......。
ただひとつだけ、みなさん、誕生日だけは登録しておいてください。お楽しみに。
■水樹奈々さん
スタッフのみなさま、小島監督、発売おめでとうございます。この日を本当に楽しみにしていました。
フラジャイル的には、私はまた小島監督に試練を与えられる役なんだと思いながら、彼女も人生という荷物を背負って戦っているキャラクターなので、ぜひみなさんに愛していただければと思います。
ワンクリックでどこでも繋がる世の中になっていますが、サムみたいに体を張って、ときにぶち撒けたり崖から落ちたり、いろいろなことで傷つきながらも、直接会いに行って触れ合える。みんなの繋がりというものを、このゲームを通して感じていただければと思います。
今日はみなさんと繋がれてうれしかったです。本当にありがとうございました。
■井上喜久子さん
今日お越しくださいましたみなさん、ありがとうございます。配信を見てくださっているみなさんも、ありがとうございます。そして監督、無事に発売、おめでとうございます。
私はこの世界でアメリとして生きていることが夢みたいにうれしくて、ゲームをやってみたら、想像していた何百倍も面白い世界が広がっていて、本当にすごいなって思っています。
このゲームの楽しさを、たくさんの人に感じていただけるように、私もつぶやいたりしていきたいと思いますし、みなさんのお力もお借りすることになると思います。
そして今、みんなが仲間なんだなという気持ちでいっぱいです。これからもたくさんの人と繋がって、過酷だけれど楽しい世界を生きていっていただけたら嬉しいです。みなさんのことを、ずっとビーチで待っています。
■大塚明夫さん
思えば、新生コジプロが生まれて、小島秀夫監督が孤独の"孤"という字が背中に書いてあったような時期があって、小島監督を信じてついてきたスタッフ、それからいろいろな人の人生が小島監督の肩に掛かっていて......。
今回コケたら......というギリギリの中でやってきて、11月8日(金)に発売ができて、ここに向けてチームが繋がってひとつになって、そして世界中のユーザーの人たちもひとつに繋がって、この日を迎えられたことは、本当に俺は嬉しいです。
みなさん、今日はどうもありがとうございました。
■津田健次郎さん
本当に感慨深いですね。
小島監督からTwitterのDMで......、TwitterのDMですよ? 「ゲームに興味ありますか?」って。そこで最初に繋がってから、実質そこまで長い期間ではないですが、サムと、小島監督と、コジプロのスタッフさんと一緒に、長い旅をしてきた思いでいます。
僕でさえ長い旅をしてきたような気持ちでいますが、小島監督と、小島監督を支えてこのゲームを作るスタッフのみなさんは、さらに長い旅をして、崖を駆け上ったり雪山を越えたりしてきたんだなと感じます。
それがこんなにすごい作品として、世界のみなさんと繋がれるというのは、本当に感慨深いです。
11月8日(金)がくるのが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。そして今日も、こうしてみなさんと直接お会いできるのが楽しみでした。旅はこういうところで繋がるんだなと、嬉しい思いです。
またこれからも繋がっていきましょう。どうもありがとうございました。
■小島秀夫監督
4年前に独立しまして、何もなかったんですけども、たしかにあったのは絆だけで、ファンのみなさんがいて、僕が作るのを待ってくれていて......。
年も年なんですけど、頑張ってみようと。アーティストのみなさん、ミュージシャンのみなさん、俳優のみなさん、声優のみなさんと、繋がりをたどって、なんとかここまで来ました。
3年9カ月くらい、いろいろありましたが、完成できてみなさんにもう一度遊んでもらえる。こんな幸せはなかったので、非常に感謝しています。
僕ひとりだけの力ではなくて、繋がるのは大切だと、ゲームもそういうことを訴えていますが、制作過程でもそう思いました。
ゲームの中でみなさんは今、たったひとりで世界を繋ごうとしています。みなさんもそれぞれの荷物を背負って、大変な思いをしたりコケたりして、人生でいろいろなことをしていると思いますが、決してひとりじゃないことがわかると思います。
自分みたいな人が世界中にいっぱいいて、そういう人たちと繋がって自分たちは生きているということを感じていただければ。僕もゲームを作りながら感じていましたし、これからゲームでみなさんが繋がって、僕らとみなさんが繋がって、さらにプレイヤー同士が繋がって......。
世界でいろいろなことがありますが、人は繋がって生きていく、これが大切だと感じていただければ、僕も3年間、4年間頑張ったのが活かされるかと思って。
みなさん、本当にありがとうございます。みんなで繋がりましょう。
花言葉は「絆」。声優陣から監督へ、マリーゴールドの花束をプレゼント
全員の挨拶が終わったところで、声優陣から小島監督へのサプライズプレゼントが贈られた。
井上さんと水樹さんが渡したのは、鮮やかなマリーゴールドの花束。その花言葉は「絆」。
全員を代表して津田さんが「小島監督の作る世界は美しいです。発売おめでとうございます」とのメッセージを贈ると、会場は大きな拍手で包まれた。
イベント終了後は来場者全員とのフォトセッション!
イベントのプログラムがすべて終了したあとは、小島監督とアートディレクターの新川洋司さんとのフォトセッションに。来場者ひとりひとりとの記念撮影に応じた。