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『PSO2』ドラマCD~消せない過去、そして~|喜多村英梨インタビュー

TVアニメ『ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル』ドラマCD~消せない過去、そして~|喜多村英梨さん(クーナ役)インタビュー

アッシュ(CV:小野大輔)の故郷である74番艦でクーナがライブを開催することになった。アッシュはカスラ(CV.神谷浩史)からあるお願いをされ、故郷への里帰りも兼ね、クーナのライブに行くことになるーーーー。

2019年10月から始まったTVアニメ『ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル』のドラマCDが2020年3月26日(木)リリース!

ドラマCDでは、表はアイドル、裏ではアサシンとして暗躍していたクーナ(CV:喜多村英梨)がメインに描かれ、アッシュの過去にも触れるエピソードになっています。

今回アニメイトタイムズでは、本作で意外な一面を見せたクーナを演じる喜多村英梨さんへ、収録後にお話をうかがいました!

クーナはアイドルとアサシンの二面性があるけれど、核の部分は年相応の女の子

ーー収録を終えていかがですか? 

喜多村:結構良いスポットを浴びさせていただいたドラマCDだったのに、別録りになってしまったんですけど、みなさんがどういう臨場感でやられていたのかを妄想しながら録らせていただきました。

アニメの収録からは少し間が空いたので、久しぶりにアッシュと話しているなという懐かしい気持ちになりましたね。アニメのほうではアサシンクーナとして絡むことのほうが多くて、アイドル・クーナはステージ上からだったので、このドラマCDでここまで多くアッシュと会話をしたというのは奇跡的だなと思いながら収録していました。

ただ、アッシュとしゃべるときのクーナをアニメーションでもあまりやっていなかった分、クーナとしてのアッシュに対しての距離感はこれであっていたかな? と思いながら収録を終えた感じなんですけど。

ーーアイドルとアサシンの演じ分けは、いかがでしたか?

喜多村:アイドルとアサシンでキャラデザが変わっちゃうくらいなので切り替えてやっているんですけど、ドラマCDとかゲームのストーリーで彼女が壁にぶつかったとき、外見がどちらであれ、クーナのちょっとした脆さというところが多々垣間見えるんです。

快活に強いアイドル、クールに強いアサシンというキャラは立っているけど、核の部分は、意外と年相応の一人の女の子なんですよね。環境や使命に翻弄されながらも必死に生きている、健気な部分があるんだと思いました。

ーー確かに今回は、核となる部分が垣間見えましたね。

喜多村:そうですね。基本的に、アイドルとして陽動を必死に頑張るところと、アサシンとして暗躍する六芒均衡的なところをまっとうする真面目さがあるので、あまり人に弱さを見せないんです。でも、悩みや苦い思い出などは拭いきれないんですよね。ハドレッドのこととか。

アニメでは見られなかったアッシュと一瞬いい雰囲気になるシーンは、芝居の創作の意欲が湧きました

ーー今回のストーリーはいかがでしたか?

喜多村:彼女の近くにはカスラという存在がいて、よく言い争ってるんですけど、カスラはカスラなりにクーナのことを支えてるんですよね。いつも通り見透かされていて、その見透かされてることが彼女の鼓舞する力にもなってるというのは描かれていたので、微笑ましい面ではありました。

あと、その起爆剤になってるジミーくんとの会話も印象的でした。今まで何となく心の奥底にあったアサシンとしての使命への疑問というか葛藤。見て見ぬ振りをすることしかできなかったことが、当事者の息子さんと対峙することによって、あらためて鮮明に浮かび上がるというか。

ハリボテしてたところが崩れちゃう危うさはだいぶ描いていただいたので、クーナもちゃんと人というか、人間味があることに気づいてもらえる内容だったのかなと思います。

ーーアッシュとの絡みはいかがでした?

喜多村:アッシュと一瞬いい雰囲気みたいな感じになるのは、アニメでは見られないシーンだったと思うので、そのあたりは芝居の創作の意欲が湧きました。

アッシュはTVシリーズではマトイさんのことでいっぱいいっぱいだったけど、今回は目の前にいるクーナに対して、頑張らなくていいって言ってくれたりしたので、それはアニメの流れでは生まれてこなかったものだから、特別だったなと思います。

ーーアニメのお話だと、クーナのお当番回でもあった8~9話あたりを見てから聞くと、またグッと来るものがありました。

喜多村:彼女が何でアサシンをやっているのかというところで、アニメでのハドレッドとのシーンが思い出させるような空気感もあるので、アニメを補完するような感覚も味わっていただけるシーンはありましたね。

カスラとの言い合いはどこの世界線でも同じ感じだけど、何度でも聞きたい外せないやり取り

ーーでは、お気に入りのシーンを教えてください。

喜多村:ささいなことかもしれないですけど、子供たちがクーナの曲を練習するシーンが出てくるんです。ダンスを踊るシーンとか、「Our Fighting」の「“闘って”のところが好きなんだ」っていう台詞だったりとか。自分以外の人が歌を口付さんだり、言及してくれたりするシーンがあったりするところが、自分もクーナの役者なので第三者なんですけど、すごく嬉しいなって思いました(笑)。

アニメだと歌のシーンって、ワーーっていうリアクションみたいな感じが多かったですけど、そこにもうちょっとスポットを当てて、クーナのあれが好きとかこれが好き、練習しようみたいな感じになってるところは、当人としてはすごく嬉しいんだなと(笑)。

ーーこの世界で、リアルに歌がみんなに受け入れられてる感じがしますよね。他にはありますか?

喜多村:毎回同じ感じになるんですけど、カスラとの言い合いですね。「陰険メガネ」ってよくカスラのことを言うんですけど、「陰険メガネって私のことですか? お口が悪いようですね?」みたいなやり取りって、文言は厳密には違うんですけど、ずっと天丼でやってるんですよ(笑)。どこの時系列でも、どこの世界線でも!

それが今回もあって、何回これやったんだろう、何回このテンションで言ったんだろうって思うんですけど、ないならないで、あれ? 今回はカスラとスルーだったなって思っちゃうと思うんです。だから今後もカスラとクーナが絡む世界線があったとしたら、ここだけは毎回、思い出したかのように演じたいです。毎回更新してほしいなというくらい外せないシーンだと思います。

ーーでは最後に、ドラマCDを楽しみにしている『PSO2』ファンの方にメッセージをお願いします!

喜多村:TVアニメのお当番回は クーナの過去、クーナを構成している苦味成分のお話でしたけど、そこからちゃんと繋がりのあるドラマCDの内容になっております。

クーナさんの核心に迫るようなところも楽しんでいただける内容になっていますので、ご期待ください。そしてこれからも「Our Fighting」含め、みなさんもクーナの楽曲や振り付けを愛でていただければと思っていますので、よろしくお願いします。
 
[取材・文・撮影/塚越淳一]

商品情報

【ドラマCD】TV ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル ドラマCD~消せない過去、そして~

 

価格:3,080円(税込)
発売日:2020年3月26日発売

キャスト

アッシュ(CV.小野大輔)
マトイ(CV.佐藤聡美)
アフィン(CV.下野紘)
クーナ(CV.喜多村英梨)
カスラ(CV.神谷浩史)
パティ(CV.阿澄佳奈)
ティア(CV.井口裕香)
ブルース(CV.大塚芳忠)
ジミー(CV.古川由利奈)
モネ(CV.高木友梨香)

封入特典<アイテムコード(予定)>

・591「EPオラクル通信」(ロビーアクション)
・男性共通アッシュボイス(ボイスチケット)
・CDパッケージマット19(ルームグッズ)

(C)SEGA/PHANTASY STAR PARTNERS 2019
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