アニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』志田未来さん＆花江夏樹さんインタビュー｜志田さんからもドキドキで質問!? 猫好きな花江さんが見たおすすめポイントは？

猫の動きがすごくリアル！

――ところで、花江さんは自他ともに認める猫好きで知られていますが、そんな花江さんから見た本作の“猫いいね！”ポイントを教えてください。

花江：太郎（猫になったムゲ）の状態のムゲがすごい可愛らしくて。お腹見せてゴロゴロしてくれるところの毛の感じがすごく良かったですね（笑）。

一同：（笑）。

花江：ホントに顔をうずめたくなるような感じなんです。屋根の上を歩いているシーンなんかも猫の動きがすごくリアルに描かれていて、「これはかなり調べて描いていらっしゃるな」というのが伝わってきましたね。

――猫を飼っている方から見てもすばらしいリアリティということですね。

花江：そうですね。すごく「猫だなあ……」と。当たり前かもしれませんが（笑）。

――そんな太郎を演じた志田さんは、猫声のアフレコの際意識されたことはあるのでしょうか？　どんなディレクションがありましたか？

志田：太郎の猫の声は最終日に全部まとめて録ってくださったので、ちょっと緊張も解けて、猫を演じてるという楽しさもありました。自然体でお芝居できたなって思います。

ムゲを演じるうえでは、最初のリハーサルのときから「あまり作りすぎずお芝居してください」とディレクションしていただいたので、私がドラマや映画でやってきたものを出せたらいいなと思いました。

――猫の声はどういう風に練習されたり、実際に演じられたのでしょうか？

志田：お家では台本を読みながらこんな感じかな？　とかもっと声高めかな？　とか、考えたんですけど、やればやるほど分からなくなっていって（笑）。

でも、一回いろんな声の出し方をやってから現場に行ってみて、監督が「もっと高めにしようか」「もうちょっと元気よく」という風に細かく指導してくださったので、現場ではあまり悩むことなくお芝居できました。

――なかなか実写ではできない、アニメならではの経験になったと思います。

志田：そうですね（笑）。ドラマでは自分の見た目に合ってる役が多いので。アニメならではということで嬉しいですね。

――先程、花江さんのファンだったというお話もありましたし、せっかくの機会なので、志田さんから花江さんへ聞いてみたいことなどはありますか？

志田：え～……！　え～!?（すごく悩む）

一同：（笑）。

志田：そうですね……。花江さんの出演されているアニメも大好きなんですけど、花江さんのYouTubeチャンネルも大好きで。いつも見ています！

花江：そうなんですね（笑）。見……なくてもいいですよ（笑）。

一同：（笑）。

志田：いえいえ！　本当に面白くて。あれはご自身で編集されたり、アイデアを出されているんですか？

花江：ありがとうございます。編集は友達にやってもらうこともあるんですが、なるべく自分でもやるようにしていて。学生のころからそういうのが好きだったので。

志田：そうなんですね！　動画で花江さんがやってることを私も「花江さんの真似～」とか言ってやったりしてるんです（笑）。

花江：けっこういろんな方に「見ています！」って言われるんですけど、あれも“猫をかぶっている”というか。テンションが普段の僕とは全然違う感じなので、だんだんやり辛くなってきていて（笑）。

――いろんな人が見ているというプレッシャーみたいな。

花江：そうですね。でも、ありがとうございます！

志田：これからもずっと楽しみにしてます！

花江：ありがとうございます！

――ちなみに僕も先ほどまで見ていました。

花江：あ～、ありがとうございます（笑）。YouTubeだけ見てる人からは「普段からああいう人なのかな」という風に思われることが多いみたいで、「いや～そんなことないんだよ」と。あれもやっぱり“役”ですよね（笑）。

――確かにそうですよね。取材の現場ではこんなに落ち着いてらっしゃるのに。

花江：いや～いつもはこんなに静かなのにね。

――“超人気声優”だなんて言わないですからね。

花江：言わないですよ、ホントに！（笑）