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冬アニメ『プレイタの傷』エイジ役・髙坂篤志インタビュー【連載第1回】

エイジに決まった時は新しい自分を探さなくてはいけないなと思いました――放送直前の冬アニメ『プレイタの傷』エイジ役・髙坂篤志さんインタビュー

ドラマCDシリーズから始動した『PROJECT SCARD』のTVアニメ『プレイタの傷』が、本日2021年1月8日(金)より放送スタート! 放送に先駆けてアニメイトタイムズでは、メインキャスト陣のインタビュー連載を実施!

第1回は、嵐柴エイジ(以下、エイジ)役の髙坂篤志さんです。作品の印象やキャラクターの魅力について、さらに「もし入れ替わるなら、どのキャラクターになってみたい?」など、お話いただきました!

あらすじ

東京――『暁特区』。
国から捨てられ、無法地帯となった街を守るのは、神を封じたタトゥーを宿す者たち ――スカードだった。
様々な困難が「ヘリオス」「アルテミス」「公安特務」に襲いかかり、ぶつかり合いながら乗り越えていく。
いつしか彼らを繋ぐ絆は憎しみや怒りではなく信頼へと形を変えていく。
「プレイタの傷」は彼らが背中を預け合える仲間になるまでの物語である。

色々なことに挑戦し成長できる役に巡り合えたのは、すごく幸せなこと

――役が決まったとき、どのように感じられましたか?

髙坂篤志さん(以下、髙坂):オーディションでは、エイジだけでなくヤマト・コウガ・カガミなど色々な役を受けさせて頂きました。これまで真面目な役を演じることが多かったので、エイジに決まった時は新しい自分を探さなくてはいけないなと思いました。そういった目標ができ、色々なことに挑戦し成長できる役に巡り合えたのは、すごく幸せなことだと思います。

▲嵐柴エイジ:暁特区のトラブルシューター、『ヘリオス』のリーダーで、四年前の暁抗争により無法地帯となった暁特区を守った『暁の英雄』。

▲嵐柴エイジ:暁特区のトラブルシューター、『ヘリオス』のリーダーで、四年前の暁抗争により無法地帯となった暁特区を守った『暁の英雄』。

――「プレイタの傷」の現場はいかがですか?

髙坂:画ができあがっている状態でアフレコをするのは新鮮に感じました。画や動きが鮮やかに表現されている分、どういう風に芝居をしてそれに乗っかっていくかが分かりやすかったです。#1は周りのキャラクターがどういう性格でどうエイジと絡むのか未知数なところがあったので、どう世界観をつくっていくか、掛け合いをしながら楽しみながらつくっていきました。

現場の空気も柔らかく、見知った出演者が多いので、緊張感もありながらもリラックスして挑めています。現場ではアーサーくん(ランズベリー・アーサー)が現場の空気感を作り、引っ張っていってくれています。仕事に対する緊張感と休憩中のリラックスした雰囲気はいい感じにオンオフができていると思います。

――エイジはタバコをくわえているシーンが多いですね?

髙坂:実際にタバコを咥えて役作りしています。僕自身は普段は吸わないですし、そういう役も今までなかったので、よりエイジに近づけたらと思い、実際に買ってみて咥えながら収録しています。そういえば最近のアニメでタバコ吸いながら話すキャラクターって珍しいですね。アウトローな感じがします。

――エイジはヘリオスというチームをどんな風に感じていると思いますか?

髙坂:ドラマCDを収録していた時から感じているのですが、本人はそんなにリーダーとは思っていないのかもしれません。「皆を引っ張りたい」とは思ってはいないけれど、「引っ張らなくちゃいけない」という責任感はあるキャラクターだと思います。やはりヘリオスは「家族」みたいなものなのだと思います。#1のブックカフェティターンでのエイジ・カズマ・カガミの3人の会話シーンは、いかに自分の中で日常感をだすか気を付けました。事前のキャラクター説明で「ひょうひょうとしている」「ニヒル」と聞いていたので、そこに気をつけながら不器用な感じも出し、演技しています。

――エイジは“英雄”と慕われていますが、彼自身はどのように感じていると思いますか?

髙坂:自分のやるべきこと、やりたいことをやっていった結果、英雄として慕われるようなってしまったのではないかと思います。皆が求める英雄像になろうと頑張っているタイプなのではないかと思いました。

ニヒルではあるけどすごく真面目なキャラクターなのではないかと思います。タバコを吸う理由もそこから来ているかもしれません。もしかしたらエイジなりの「英雄」という役作りかもしれませんね。

――髙坂さんから見てエイジをどう思いますか?

髙坂:憧れはあります。いかに自分がかっこよく思えるか、に気を付けて役作りしています。見せたいものの1つに「オシャレでかっこよくしていきたい」というのがあります。その上で更に個性やニヒルさを出していきたいと思いました。どれくらいの時期から英雄視されていたのか、エイジの過去はとても気になります。

もしもタトゥーを継承できるなら「ウロボロス」!でも……

――タトゥーを継承できるとしたら、どんな力が欲しいですか?

髙坂:カガミの「ウロボロス」は面白いですね。身体操作の能力は気になります。でも外科手術するには医学の知識がないといけないのか…ランの「フレスヴェルグ」も便利ですね。今の時期は氷の能力はすごく使えます。(インタビュー時は夏)

創作で挙げるなら打ち出の小槌が欲しいです。手を振るたびにお金が出てくるのはいいですね(笑)。七福神タトゥーで7つの福の能力がつくのも面白いです。でもヴァイオレ―ト・タトゥーかもしれないので、命を削ってしまうかもしれませんね。

▲茶木縞カガミ:エイジの親友であり、『ヘリオス』に所属する『ウロボロス』のスカード。博識でタトゥーや医術、呪術などに詳しい。

▲茶木縞カガミ:エイジの親友であり、『ヘリオス』に所属する『ウロボロス』のスカード。博識でタトゥーや医術、呪術などに詳しい。

▲鷲峰ラン:『アルテミス』に所属し、『フレスヴェルグ』のタトゥーを持つスカード。自信家であり努力家。

▲鷲峰ラン:『アルテミス』に所属し、『フレスヴェルグ』のタトゥーを持つスカード。自信家であり努力家。

――もし入れ替わるなら、どのキャラクターになってみたいですか?またなぜですか?

髙坂:カガミは演じてみたいな、と榎木くん(榎木淳弥)の演技を見ていて思いました。登場キャラクターの中でも普段の自分に近いものを感じます。落ち着いていて、ダラダラしてティターンで寝っ転がって本を読んで…それでいて色々な知識もあって御曹司というのは羨ましいです!カズマはずっと怒っているから疲れそうですね。ヘリオスのメンバーがいま3人で寂しいので、もっと増えてもいいなと思います。

▲嵐柴カズマ:嵐柴エイジの義理の弟。兄であるエイジに強い憧れを抱いている。

▲嵐柴カズマ:嵐柴エイジの義理の弟。兄であるエイジに強い憧れを抱いている。

――自分と演じるキャラクターとの共通点などありますか?

髙坂:似ているところはない気がしています。でも、似ていないからこそ役作りができるのかもしれません。エイジほどかっこよく生きていないですしタバコも吸わないし、大きいペンダントもつけない(笑)。だからこそ自分の想像の中でつくりこめられる余地があって楽しく役作りができていると思います。また、僕は人と会話のテンションを合わせてしまいますが、エイジは自分のペースを守って会話をしている気がします。エイジは自分の英雄像をはずさない部分があって、そこにすごく惹かれます。あ、二丁拳銃がカッコいいと思う考え方は同じです!男のロマンですね。

――最後に、これから放送を楽しみにしているお客様へ向けてメッセージをお願い致します。

髙坂:この作品は僕の中のコンセプトとして「どうオシャレにかっこよく作品をみせていくか」を考えて、キャラクターの流れや感情に気を付けて演じています。その中でキャラクターそれぞれの熱い想いや友情、苦悩も見えます。

ドラマCDをはじめとする音声コンテンツは僕たちの声でつくりあげてきましたが、アニメーションになり、絵ができて新しいキャラクター像がでてくると思います。それをぜひ楽しんで頂けたらと思います。よろしくお願いします!

作品情報

TVアニメ「プレイタの傷」

【放送情報】
2021年1月8日(金)より放送開始
MBS 毎週金曜25:55~
TBS 毎週金曜25:55~
BS-TBS 毎週金曜26:30~

※初回のみTBS、MBSでの放送は、特別番組編成により30分繰り下げての放送となります。
TBS/MBS:1月8日(金) 26:25-26:55

【配信情報】
<1月9日(土)正午より順次配信予定>
MBS動画イズム/Tver/GYAO! 他

※その他配信情報につきましては、アニメ公式サイトをご参照ください。
※放送・配信日時は予告なく変更になる可能性がございます。

【STORY】
東京――『暁特区』。
国が新たに打ち立てた経済特区予定地で、大企業『サキシマホールディングス』に行政権が譲渡された。特区内でのみ適用される課税軽減などの利権を巡り、敵対企業が陰謀を巡らせた結果、大型暴動・暁抗争が勃発。内政は荒れ果て、サキシマホールディングスも解体。暁特区は国の自治も及ばない不管理地域となる。
その無法地帯となった街を守る男たちがいた。
「ディヴァイン・タトゥー」という、荒ぶる神獣の力を封じ込めたタトゥーを持つ人間、通称『スカード』はそれぞれ固有の特殊能力と、全ての攻撃を無力化するほど――銃弾が身体に届く前に弾け飛び、刀は砕ける――の防御力を与える。
タトゥーの能力を生かし、街を守る「ヘリオス」、組織を守る「アルテミス」、秩序を守る「公安特務」たちが新興勢力となり、暁特区に鎮座する。
未だ日常的に、微力ではあるが抗争が続く中で、それでもなお彼らは自らの「正義」を貫く。
これはそんな激動の中を生きる彼らの、当たり前の日常を描いた物語である。

【スタッフ】
原作:GoHands × Frontier Works
監督・キャラクターデザイン:鈴木信吾
脚本:八薙玉造
総作画監督:古田 誠/谷 圭司
メカデザイナー:大久保 宏
メインアニメーター:内田孝行/大久保 宏
美術監督:内藤 健
撮影監督:武貞慎之介
音楽:コーニッシュ/GOON TRAX
音響監督:村松久進
音響制作:グロービジョン
アニメーション制作:GoHands
製作:Praeter-Project

【キャスト】
嵐柴エイジ:髙坂篤志
嵐柴カズマ:千葉翔也
茶木縞カガミ:榎木淳弥
鷲峰ラン:益山武明
烏末ジン:野上 翔
龍眞コウガ:八代 拓
虎尊イツキ:畠中 祐
甲斐ヤマト:ランズベリー・アーサー

【公式サイト】 https://project-scard.com/
【公式Twitter】 @pj_scard (ハッシュタグ #スカード #プレ傷)
【公式Instagram】 @BookCafeTitan

(C)GoHands,Frontier Works/Praeter-Project
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