アニメ
TVアニメ『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~』田中ナル役・中島ヨシキインタビュー vol.1【連載】

【連載】TVアニメ『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~』田中ナル役・中島ヨシキさんインタビュー vol.1|ナチュラルさを意識したナルの役作り

現在好評放送中のTVアニメ『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』(以下、『WAVE!!』)。

本作は、主人公・陽岡マサキが転校生の秋月ショウと出会い、サーフィンにのめり込んでいく男子たちのオリジナル群像ドラマです。

アニメイトタイムズでは、メインキャラクターを演じるキャストのインタビューを連載中。第5回目は、ハワイアンの母と日本人の父を持つ男子・田中ナル役の中島ヨシキさんにお話を伺いました。

ナルは普通の高校生だと話す中島さん。だからこそ演じることが難しく、オーディションのときから役作りに悩んでいたそうです。

ナルを演じるときのポイントはナチュラルさ

——まずは、中島さんが演じられる田中ナルの第一印象をお聞かせください。

中島:マサキは元気印、ショウは王子様で誰からも認められるイケメン、コウスケは熱血スポーツマン、ユータは冷静で分析家という設定がちゃんとある中で、ナルは性格を表す文言が少なくてつかみどころがない。何を手がかりに演じたら良いのか分からないという印象がありました。

たとえば、コウスケなら暑苦しく演じようとかがあると思うのですが、ナルは引っかかりというかフックみたいなものがなくて。大人っぽいと言いつつも、まだ学生ですし、どこまでどう表現すれば良いのか、お芝居を乗せづらいキャラクターだなというのが第一印象でした。

見た目から得られる情報が、褐色の肌をしていて髪の毛が長くてウクレレを持っていてアロハシャツを着ている男の子なのに見た目ほどチャラチャラしていない。

チャラチャラしているキャラクターだと、どう演じたらいいのか自分の中の引き出しの開け方がありますが、そうではないと設定で書いてあったので、ナルというキャラクターの個性をどうやって出してあげられるのか、オーディションのときから悩みました。

——そこから、どのようにナルというキャラクターをつかんでいったのでしょうか?

中島:つかんだというよりも、ナルは自然体という意味でも、自然を愛するという意味でも、1番ナチュラルな人なんだな、と。

声のトーンはこうしよう、このように演技しよう!ということではなくて、ナルとして喋れば自ずとフィットしてくるのかな、というところに落ち着きました。

——ナチュラルなキャラクターだからこそ、中島さんも自然体で挑まれたと。

中島:あと、ナルというキャラクターはあまり他作品にもいないんじゃないかな、と思います。本当に普通の学生ですし、そこにちょっと大人な部分やハワイの血が入っているという要素がある、結構どこにでもいそうな子で。

マンガやアニメのキャラクターはどこかに突出した個性があったり、リアルじゃなかなか実現できない個性があったりする中で、突飛すぎないキャラクターがナルなんです。

だからこそ、ナルを演じる際はナチュラルでいこうと僕の中で答えが出ました。また、中学生らしからぬ落ち着きがあるのと自分の将来をしっかりと考えて決断しているので、僕自身もナルを演じるときは、周りのキャラクターよりも少し年上に見えるような落ち着きと大人っぽさを意識しています。

——具体的に、ナルの“落ち着き具合”と“大人っぽさ”は、演じる上でどのように表現されているのでしょうか?

中島:声のトーンでナルの落ち着きや大人っぽさを表現できるように意識しています。中学生の14歳からスタートしているので、高くしようと思えばいくらでも高くできると思うんです。

セリフでの成長というよりも、ナルは最初から完成されているところがあるキャラクターだと思っているので、15~16歳の高校生になっても、声のトーンは変えていません。第1話のときと同じナルで演じ続けています。

あと、ハワイの血が流れているので、多少外国人気質というか大らかさもあるんじゃないかな、と。ナルは怒ったりせず、そういう余裕だったりノリの良さが見られるシーンも結構あるので、演じるときはノリ良くするようにしたり、そこに乗っかれるように意識しています。

(C)MAGES./アニメWAVE!!製作委員会
おすすめタグ
あわせて読みたい

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング