アニメ
春アニメ『ゴジラ S.P』久野美咲&釘宮理恵インタビュー

日本のアニメーションの魅力を改めて実感! 春アニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』久野美咲さん、釘宮理恵さんインタビュー│AIを演じるにあたってのポイントは表情や感情?

ユングは冷淡すぎず、感情を入れ過ぎず。愛嬌のあるかわいらしいペロ2は感情も入れて

――ご自身が演じられるキャラクターの印象と演じる時に意識されたことを教えてください。

釘宮:私が演じるユングというAIは、常にユンのスマホの中にいて、表情の変化も豊かなほうではないけれど、冷淡過ぎず、感情がこもり過ぎないようにやりたいなと思いながら演じていました。

久野:AIの役ということで、知識や知能がもう備わっているので、考えながら会話をするのではなく、すべてのことを理解した上で発話するということを意識しました。感情があるのかどうか監督に質問したら、「感情はちゃんとあります」と言われました。だけど、私たち人間の持っている感情とは、また違った感情なんだろうなぁと。私はAIになった経験がなくて未知の領域なので、本当に想像することしかできませんでしたが、「ペロ2には知的好奇心があります」という説明もあったので、そこから気持ちを創り上げることができました。何でも知りたいという探求心と、銘の役に立ちたいという気持ちを大切にしました。ペロ2はアイコンが犬で、表情がコロコロ変わって愛嬌のあるかわいらしい印象をうけました。

キャストみんなが欲しがったペロ2のかわいさ。1話冒頭の掛け合いで感じた釘宮さんのすごさ

――お互いのキャラクターの印象と一緒にお芝居をされた感想をお聞かせください。

釘宮:ペロ2は本当にかわいくて、頑張ることに喜びを感じていてとても愛おしいキャラクターです。舞台挨拶に参加したキャストみんなから「家に1つ欲しい」とか「連れて帰りたい」という声が出てましたね(笑)。AIが今以上に人格を形成して、表情も豊かになったり、仲良くなれる世の中になったら楽しいだろうなと思わせてくれる存在です。

久野:第1話は釘宮さんと2人で収録させていただいたんですけど、ユングの初登場シーンの声を聞いた瞬間に、「人間じゃない」とわかったんです。声だけでAIということを表現できるなんて、本当に感動しました。

それから第1話の冒頭で、二人で交互に喋るシーンがありましたよね。

釘宮:久野ちゃんとの掛け合いで表現したんですけど、想像を超えた要求をされまして(笑)。「1行1行キャラクターを変えて、やってください」と。「この現場では考えたところで何の役にも立たないんだ。もう身を任せるしかないのかな」と思いました(笑)。

久野:私は混乱してしまって、「どういう人格でやればいいんだろう?」とか色々考えてしまって。でも釘宮さんは、求められていることに瞬時に応えることができていて。

釘宮さんはただ声色や声の高さを変えるのではなく、声を出している人の性別や性格まで、中身からきっちり演じ分けていらっしゃいました。

先ほど考えたところで、とおしゃっていましたが、今までの釘宮さんが培ってきた経験があるからこそ、マイクの前ですぐに表演できるのだなぁと感じました。これまで釘宮さんとは色々な作品でご一緒させていただいて、その度に釘宮さんのお芝居に憧れていましたが、今回AIという同じ立場の役を演じて、改めて感銘を受けました。釘宮さんの足を引っ張らないように、必死にやらせていただきました。

 

(C)2020 TOHO CO., LTD.
おすすめタグ
あわせて読みたい

ゴジラ S.P <シンギュラポイント>の関連画像集

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング