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『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』という体験|ゴジラと対峙した3ヶ月で僕らが見た世界

「謎解き」とたどり着いた「答え」

私達が、主人公らと共に毎週頭を悩ませていた時間も終わってしまいました。そして、その結末は非常にシンプルで、SF謎解きらしいラストでした。物語各所に散りばめられていた「未来は決まっている」「情報は情報だとわからないと意味がない」「答えは目の前にある」といったセリフの通りになりました。

破局を回避するために、葦原博士の背中を追っていると思っていた我々は、実際にはジェットジャガーPPによって導かれていたのです。ユン達が葦原のノートなどを読んで発見した破局回避のヒントらしき情報達、インド歌謡に隠されていたユンとメイのメッセージをパッチワークして出てくる暗号などは、50年前に葦原によって予想されたものではなく、ジェットジャガーPPが過去から送った断片的な情報であり、その情報を元に主人公たちと共に行動し、ジェットジャガーPP自身が回答を思い出す形で、破局を回避するという答えでした。

まさにコペルニクス的転回。「答えをすでに知っている」のはジェットジャガーPP、つまりユングとペロ2だったわけです。

そして、このどんでんがえしは、決して物語的なものだけではなく、現実世界の私達にも当てはまるメタ的なものでした。

「人間が恐ろしく愚かなこと」「ゴジラはいつか倒されること」「ジェットジャガーが巨大化すること」「ゴジラの骨からメカゴジラが製作可能であるということ」。

『ゴジラS.P』の結末であるこれらの要素は、過去の「ゴジラ」作品で描かれていたことであり、ゴジラファンが既に知っていたことだったのです。

ジェットジャガーが登場する『ゴジラ対メガロ』、三式機龍が登場する『ゴジラ×メカゴジラ』など過去の「ゴジラシリーズ」で観たことがあるから知っている「情報」でした。

「答えはすでに知っている」

これはAIたちだけではなく、画面の前の私達も同じだったのです。私達は全て知っていた、しかしそれが答えだと伝えられていなかっただけなんです。

あえて今までの結末を利用して、物語も、私達の考察をもひっくり返す、謎解きエンターテインメントのお手本のような作品になっていました。

ド迫力のアクションや破壊だけでない、刺激的な娯楽作品である『ゴジラS.P』。私達は今作を通して、特異点という名のゴジラと対峙しました。

SF謎解きというジャンルは、常に先の展開やトリック、作中起こっている事象と、読者や観客が直接向き合あうことができるジャンルです。ミステリ小説などを読む際に、真剣に読んでいくと、自身が探偵の助手になったような感覚になることがありますよね。謎や伏線について思考することによって、より物語を身近に感じまるで当事者のように感じる。

『ゴジラS.P』がこれまでの作品と違う点、それは「私達観客を謎やゴジラと正面切って戦わせた」という部分です。

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