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BLの楽しみ方は十人十色! BL愛好家座談会【BL塾・連載第8回】

あなたはどうやってBLを選んでいますか? BLの楽しみ方は十人十色! BL愛好家座談会【BL塾・連載第8回】

魅力がたくさんあるからこそ、BLの楽しみ方は十人十色

石橋:こんなに個性が出るとは驚きました……! どれも面白そうでめちゃくちゃ悩むなぁ。

阿部センセイが紹介した『刺青の男』は、「何度も読んで幸せを願ってしまう」という気持ちがとても分かる。僕の大好きな新海誠監督の『秒速5センチメートル(※19)』がまさにそうだったので、同じような感覚が味わえそう。「次に見たときはラストの展開が変わっているかもしれない……!」という謎理論を信じて何度も見ちゃってたなぁ。

裏社会系も『囀る鳥は羽ばたかない(※20)』しか読んだことがないから、気になります。


※19:秒速5センチメートル
2007年に公開した新海誠監督のアニメ映画作品。幼い頃に惹かれ合っていた男女の時間と距離による変化を3部構成で描くラブストーリー。

 
※20:囀る鳥は羽ばたかない
大洋図書の『ihr HertZ』にて連載中のヨネダコウさんの漫画作品。ヤクザの若頭で好色家の一面がある矢代と付き人兼用心棒の百目鬼力(どうめき ちから)が惹かれ合っていく様が描かれる。ヤクザものならではのヒリヒリとしたスリルの中に矢代と百目鬼の複雑な関係が上手く織り込まれた人気作。

 


石橋:『したがりな俺たちの、きのう今日あした』は純粋に面白そうだし、絵がとてもカワイイ。『プレイアフターコール』は「Dom/Sub」が気になっていたから、この機会に勉強してみたい気持ちもあります。あと僕の好きなまつ毛バサバサでキレイな絵なのもいいなぁ。

太田くんが紹介してくれた『センとジウ』は設定が秀逸でストーリーがすごく気になる! 最後どうなってしまうのか……。『徒花ラメント』は絵が百合っぽくて好き。だけど、悲しいお話が入っていると聞いて、ちょっと怖気づいています。悲しいお話を読むとつらくて眠れなくなりそう(笑)。だからこそ、あえてそういうお話を書評するのもアリかも。『花のみやこで』は阿部センセイもゆぴさんも知っていたから、間違いないのだろうなと思っていて、こちらも気になります。

太田:『花のみやこで』はせっかく読むなら『花のみぞ知る』をセットで読んでほしいなと思いますね。

石橋:たしかに! ゆぴさんが紹介してくれた『窮鼠はチーズの夢を見る』は、BL塾で何度も名前が出ているのに、マンガも読んでいないし映画も観ていないので、いつか触れなければいけないと思っていたところでした(笑)。この機会に読んでみてもいいかも。『恋する暴君』は王道な感じがいいですね。『兎の森』『被写界深度』は今回紹介された作品の中で一番絵柄が好みでした。表紙もすごくオシャレで美しい! ストーリーも切なそう。

阿部:『兎の森』、私もずっと読みたいと思っていて。だけど、連載中の作品は続きが気になり過ぎてしまうから、買うのを渋っていたんですよね。

太田:すごく分かります。BL作品って次の巻が発売されるまで、1年くらい待ちますもんね……!

ゆぴ:その点、『被写界深度』は上下巻で終わっているので、まずは『被写界深度』からでもいいかも!

石橋:うーん、本当に悩む! 悩んで選んで読みますので、レビューまでお楽しみに!(笑)

一同:楽しみ!

阿部:それでは最後に、みなさんから本日の感想をお話してもらいましょうか!

ゆぴ:コソコソとBLを買っていた人間だったから、こんな昼間からBLで性的興奮を覚えていたみたいな話しができる日がくるとは……という感覚です(笑)。

一同:あはははは!

ゆぴ:溜まっていたBLへの思いや性癖が出せたし、みなさんの性癖も聞けて、すごく気持ちよかった。BLって楽しいね。今日はありがとうございました!

太田:僕は自覚がある程度には特殊な性癖を持っているので、こうやって人と話す機会がなかなかなくて。性癖って共感し合えるものでもないから、共有し合うことって友だちどうしでもできないし。なので、こうやって性癖を語り合うことができて本当に楽しかったです。

これだけ三者三様に好きの軸が違うというのは、BLそのものにそれだけ多くの魅力があるということだと思います。いろんな楽しみ方ができるので、気になった方はぜひ触れてみてください!

阿部:お二人ともありがとうございます! 石橋さんは今回の講義、いかがでしたか?

石橋:人それぞれ好みが違うと分かってはいたけど、こんなにも違うとはビックリ。最初は「オススメ作品が被ったらどうしよう」という懸念が少しあったのですが、どれも違って! BLって本当に細分化された趣味なんだとすごく感じました。みんなの性癖が聞けたのも楽しかったです。新しい作品を知るキッカケになったのも嬉しかったな。みなさんから得たたくさんの学びを書評でお戻しします!

では、最後、阿部センセイからもお願いします。

阿部:自分にはない価値観に触れられることができてとても新鮮でした。BLの好みって自分の性癖でガッチリ固めてしまう趣味だから、自分と異なる性癖の人と話すことで地雷を踏んでしまうのではないか? と思うことが結構あったんです。だけど、自分の性癖ばかりにとらわれていると価値観が固定されてしまう。だから、今回の講義という場を通して二人のお話を聞いて、いろんな価値観に触れられたことが新鮮で勉強になりました。本当に十人十色なんだなと改めて感じられるいい機会だったと感じています。本当にありがとうございました!

一同:ありがとうございました!

石橋:今回の連載から読んでくれた人たちは、ぜひBL塾の書籍で基礎知識を学んでみてください! アニメイト通販、店舗でも販売します。特典には森下suu先生が描き下ろした表紙のカラーペーパーも付きますよ。ぜひ買ってみてね〜!

石橋さんのレビュー

それではラストはお馴染み(?)の石橋の感想文です。今回は新たなる二人のセンセイのおすすめとあって全く違う雰囲気の作品を読むことができました! もちろん阿部センセイの作品も大変素晴らしかったので、流石はマエストロやでぇ……と思いながら楽しんでしまいましたよ。

なかなか人のおすすめ作品を紹介してもらう機会が少ない方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の人生に新たなるスパイスを加えてくれることは間違いないので、ぜひみなさんも作品をおすすめしあってほしいなと思っております。

例にもれず今回もレビューが長くなっているので最後の挨拶はここまで! ぜひ作品を選ぶ参考にしてみてくださいね!

プレイアフターコール

 
最近流行りの「Dom/Subユニバース」! いつか読んでみたいと思っていましたが、ここでおすすめ作品を持ってくるなんて流石センセイすぎます。しかもこうやって選んでしまうのだから、おそらく僕のDNAには黒髪メガネ受けをなんだか手にとってしまう業が書き込まれているんでしょうね……!

というところで『プレイアフターコール』です。まず、今回の講義でもセンセイから少し紹介がありましたが、「Dom/Subユニバース」について簡単に紹介しましょう。

この世界観で登場する人たちは、男性・女性だけでなく第二の性として、パートナー(Sub)を支配したい欲求を持つ「Dom(ドム)」とパートナー(Dom)から支配されたい欲求を持つ「Sub(サブ)」という特性を持っています。

今回の『プレイアフターコール』では、その他にも相手に合わせて欲求を変えられる「Switch(スイッチ)」とどちらの欲求も薄い「Neutral(ニュートラル)」という性も存在しているようです(このあたりは作品によって違うのかも?)。

簡単に言うと、DomはSubに命令や指示を出すことに快楽を覚え、SubはDomに従うことに快楽を覚えるということになります。しかも、この欲求を満たさないと体調が悪くなったりするそうですから、これはいろんな物語に応用できそうな設定です……!

「Dom/Subユニバース」という字面から、「SMみたいなやつか……?」と思っていたんですが、読んでみるとあらびっくり! 純愛ものじゃあないですかぁ……。

メインの二人はこんな感じ。思春期真っ盛りの高校生・倉科(攻め)は、ちょっとヤンキーっぽいDom。対する一色は、優等生委員長の黒髪メガネ(受け)です。倉科は品行方正で完璧そうなDomに見える一色の姿にどこか劣等感を抱いていました。

そんなある日、倉科は一色が廊下で倒れているのを見つけます。話を聞いてみると第二性の欲求不足だと一色は語ります。しかも、実はSubだったことも発覚……!

そこから二人はみんなには秘密の「プレイ」が始まることになるのです……!

「プレイ」というくらいだからどんな破廉恥なことが起きるのかしら! と思っていましたが、まぁこれがうぶうぶで可愛いったらなんの……。手を握ったり、抱きしめたりするくらいで軽いものなのですが、ピュアな二人はこれでもドッキドキ。顔を赤らめたりなんかしちゃって、「可愛い」しか言葉が出てこなくなりますよ。

もちろん、思春期男子BLですから、そんな軽いとこじゃ済まされなくなるのはご愛嬌!「プレイ」を重ねるたびに二人は体も重ねていくようになります。そこからは……言わなくてもわかるよね……?

「Dom/Subユニバース」という新ジャンルでなかなか足を踏み出せていない方もいるかもしれませんが、『プレイアフターコール』は読みやすくて今まで僕が読んできた作品とも近い雰囲気があったので安心しました! キャラクターがまつ毛バサバサなのも好みの絵柄です。

「Dom/Subユニバース」を読むか悩んでいる方はぜひ本書をお手に!!! やっぱり、BLの進化って無限大ですわ〜!

フタリボッチシンドローム

後輩の太田くんのおすすめ作品『フタリボッチシンドローム』です。太田くんの話にもありましたが、こちらは3つの短編がまとめられた作品になっています。

表題作品の『フタリボッチシンドローム』は、兄弟愛のお話。兄弟ものの作品って初めて読みました! 読んだ感想はというと……、太田くんごめんね……。

実は僕は兄がいまして、LOVEではなくRESPECTなのでちょっと自分の感情とか違う感じになってしまいました。でも、作品の内容は悲しみを兄弟で乗り越えて言った先の愛が描かれる素敵なものでしたよ!

続いての『Kの魔法』は、女装受けの作品。太田くんはこういうのが好きなのねぇ……むふふ。と思いながら読んでみるのも新鮮で楽しかったです。知り合いのおすすめ作品を読むのは、なんだかその人の知らない一面を見れたような気がして面白いですね!

絵もとっても可愛くて、少女漫画などが好きな方は間違いなくおすすめです。しかもピュア、綺麗、尊いの三拍子の作品です! 可愛い女装受けが好きな方はぜひ!

そして、レビューのメインは『センとジウ』。前々からファンタジー系の作品は読んでみたいと思っていたところだったので、これは渡りに船!

早速読んでみましたが……おい、泣かすなよ、太田よ……。

神に千年の寿命を与えられたセンと十年の寿命を与えられたジウ。ジウは死ぬたびに生まれ変わり、また十年の寿命をセンとともに過ごすことになります。

何度もジウの死をそばで見守り続けるセンが、儚くて、切ない。しかも、何度も生まれ変わるジウは、記憶がないのにも関わらず毎回センのことを好きになるのです。神様、そういういたずらはやめてくれよ……。

ジウとの千年間を過ごしたセンが選ぶ最後の決断は涙なしでは見られません。

BLでも感動系の作品は多くありますが、これは新感覚のBLでした。やっぱり、BLって奥が深いわ〜。

被写界深度

 
最後に選んだのはゆぴさんおすすめの『被写界深度』です。実は上巻だけを読んでレビューを書こうかと思っていたのですが(自分に合う合わないもあってちょっとビビりました)、上巻を読んで5秒で下巻を注文しました……! やはり上下巻ある作品はビビらず両方買ったほうがいいのかも、という勉強にもなりましたね。

というところで『被写界深度』。これもこれで新感覚! ノンケのBLってこんな感じで進むのねぇ〜と思いながら読み進めていたら、単純にストーリーが良さ過ぎて読み終わるのが秒でした……。

ゆぴさんのおすすめにもあったように二人のノンケ男子高校生である紺野遼平と早川秀一の恋愛模様が描かれます。紺野はクール系青年で、大好きなカメラの道に進もうと思っており、内に熱いものを秘めています。対する早川は、音楽の道に進もうとするもある理由で挫折し、今ではチャラ男ヤリチンになってしまっています(対女性)。全く接点のなかった二人はふと立ち寄った学校の屋上でばったりと遭遇。そこから屋上でのみ会う不思議な友人関係になっていきます。

『被写界深度』でまずいいなと思ったのが、設定と物語の構成力の妙です。紺野は父親がスタジオ持ちのカメラマンでそこそこ裕福な様子。早川も両親が音楽家ということでお金持ち。そんな境遇が似ている二人なのですが、全然違ったキャラクター性を持っています。

紺野は素直で友人も多く、夢にまっしぐらな絵に描いたような主人公。しかし、早川は常に他人に良い顔をし続け、嘘をつくことで自分を守っているヒロインのような性格です。生まれは似たような境遇なのに、全く違う結果になってしまっている二人が、お互いの違いを感じながらも惹かれ合っていく姿が美しいのなんのって……。

また、上巻は早川視点で高校生活が描かれるのに対して、下巻では紺野視点で大学生活が描かれます。だから表紙のイラストがこんな感じなのか! とここにもびっくり。紆余曲折あって二人は高校生活から大学生活までの間で疎遠になってしまうのですが、男子三日会わざれば刮目して見よ。成長した二人が再会するのってなんでこんなにときめいてしまうのでしょうか……! 成長した二人が見せる甘酸っぱい青春ラヴをぜひみなさんにも読んで欲しいものです。

そして、『被写界深度』でびっくりしたのが、終盤になるまでは攻めと受けがどちらなのかもわからないし、普通に女性キャラクターが登場するというリアルさです。これもゆぴさんが話していましたね。

これまで僕が読んできた作品はほとんど男性ばかり登場するし、主人公ポジションのキャラクターの攻め受けの設定を楽しむものが多かった印象です。また、女性キャラクターがメインのストーリーには関わってきませんでした。

ですが、『被写界深度』ではわりとストーリーの大事な部分に女性キャラクターが登場し、紺野と早川の人生の選択にも関わっていきます。BLなのでファンタジーなんだけど、絶妙にリアルな視点も入るという不思議な体験をすることができたのは新たな発見でしたね。

難しい話になってきてしまいましたが、要はそれだけ考えることができる素晴らしい作品であるということ! ラストの二人のラブラブシーンは笑いあり、感動ありなのでぜひみなさんにもこの体験を味わってもらいたい!!!

BLの新たな可能性を感じた一作でした。やっぱり、BLってすげーわー!

 

アニメ・音楽・映画・漫画・商業BLを愛するインタビューライター。Webメディアのディレクター・編集を経て、フリーライターとしてエンタメ・ビジネス領域で活動。共著「BL塾 ボーイズラブのこと、もっと知ってみませんか?」発売中。

この記事をかいた人

阿部裕華
アニメ・音楽・映画・漫画・商業BLを愛するインタビューライター

担当記事

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