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“自分なりの銭形”を少しずつ感じた10年間――秋アニメ『ルパン三世 PART6』山寺宏一さん インタビュー│常に謙虚で研究熱心でなければいけない役者論を聞く

どんな銭形でも全て演じられる声優になりたい

――大塚明夫さんなら納得するだろうと話していましたが、自分からすると山寺さんの時もそうで。10年前に初めて山寺さんの銭形警部を聞いた時に、納得したんですよね。

山寺:そう言っていただけるのはありがたいです。でも、いろいろな意見がありますからね。常に謙虚でなければいけないし、研究熱心でなければいけない、反省もしなければいけない。ただ、僕は数少ない(批判的な)意見に落ち込んでしまって自信を持てなくなってしまう人間なので、エゴサはしないようにしています。周りには素晴らしいスタッフと仲間たちがいるわけですし。

ただ、この歳になってくると、みんな気を使って褒めているんじゃないかと思っちゃうんです。若い頃はいろいろ言われたけど、歳をとってくると段々いいことしか言わなくなってきて。気を使っているのってわかるんです。なので、自分を厳しくしないといけないな、と思っています。自信を持てないのと、謙虚になるのとはまた違いますから。

――確かに、若いスタッフがガンガン言ってくれる現場は逆に嬉しい、という話は聞きますね。

山寺:『PART6』でも音響監督をしている清水(洋史)さんは、ちょうど僕らが交代した時から音響監督として入り、現在はずっと演出なさっている方で。

その清水さんは過去の作品や演者をリスペクトして、いろいろな勉強もして現場に臨まれるので、清水さんを中心とした皆さんがOKしてくるなら大丈夫なんだろうなと思っています。違っていたら絶対に言ってくれますから。『ルパン三世』はそういう現場なのがありがたいです。

――先ほど、洋画の吹き替えの話がありました。吹き替えは同じ役を別の方が担当されるバージョンもありますが、アニメで役を引き継ぐのと違いを感じることはありますか?

山寺:今はそれほどでもないですけど、昔は吹き替えにいろいろなバージョンがありました。でも、そこはアニメも吹き替えも一緒で。面白い作品なのに吹き替えた声優のせい、アニメなら引き継いだ声優のせいで、面白くなくなる可能性をはらんでいるんです。

せっかくルパンは面白い、ほかの共演者も素晴らしい、ストーリーも最高に面白い、ただ銭形の声だけがしょぼいとしたら、それで作品がダメになってしまう。それまでのみんなの努力を無きものにしてしまう、恐ろしい仕事だと思っています。もちろん、ほかが良ければなんとかなる、といった考え方もあります。

でも僕自身、見る側としては1人でもダメな人がいたら「なんだこの作品は」と思ってしまうタイプなので、そのぐらいの気持ちでやっています。

――その気持ちが素敵なキャラクター、素敵な作品を生み出すのですね。では最後に、ルパンがジャケットの色によってコミカルだったりクールだったりするように、銭形警部もシリーズによって印象に差があります。山寺さんの思い描く銭形像をお聞かせ下さい。

山寺:『峰不二子という女』の時には、ものすごく渋い銭形をやらせていただいて。全くギャグなし、エロいしひどいし毒もある、もともとモンキー・パンチ先生が描いた原作に近いとも言われていました。

そういう銭形もあれば、ちょっとドジで詰めの甘い可愛げのある銭形、人情味のある銭形、情熱的な銭形、とにかく真っ直ぐな銭形――全部が銭形だと思います。

それがバランスよく作品の中で出ていたら嬉しいですし、ちゃんと全て演じきれる声優になりたいと思っています。

[取材・文/千葉研一]

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TVアニメ「ルパン三世 PART6」作品情報

2021年10月より日本テレビ系全国放送開始!
日本テレビでは10/9(土)24時55分より放送開始
※各局の放送日時は公式 HP でご確認ください

配信:Hulu 他配信サイトで配信予定
※配信先情報は、公式 HP で順次公開

 

イントロダクション

その男の名はルパン三世。怪盗アルセーヌ・ルパンを祖父に持つ大泥棒。

宝石、美術品、隠された財宝、不老不死の秘密、はては可憐な少女の心まで、彼に盗めぬものは何ひとつない。

相棒は凄腕ガンマンの次元大介。そして、居合抜きの達人・石川五ェ門。類まれな美貌と頭脳を持つ魔性の女・峰不二子。

執念で地の果てまでルパンを追い続ける銭形警部。

そんな個性豊かな面々とルパンが繰り広げる、ハードボイルドで、スリリングで、コミカルで、エキセントリッ
クな物語――。

モンキー・パンチが生み出したコミック『ルパン三世』は、それぞれの時代の空気を取り込みながらアニメーションで展開され、世界中のファンを虜にしてきた。

そして2021年。アニメ化50周年を迎える今、ルパンがまた、動き出す!

新作アニメーション『ルパン三世 PART6』は、ルパンを紐解く2つのキーワードでストーリーを展開。

1クール目は、〈ミステリー〉! 王道かつ斬新な、謎多き物語が幕を開ける。

そのシリーズ構成を務めるのは、映像化作品多数の推理小説家でありアニメ・特撮の脚本も手がける、大倉崇裕。そして各話脚本にはゲストとして、辻真先、芦辺拓、樋口明雄、湊かなえ、押井守が参加。

小説界・アニメ界を賑わす、豪華な顔ぶれが名を連ねる。

エメラルドグリーンの背広に身を包んだルパンが繰り広げる、新世界のための〈原点回帰〉ーークール&ミステリアスな冒険を見逃すな!!

 

ストーリー

舞台はロンドン。

ルパンのターゲットは、英国政府を影で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝――

その手掛かりとなる一枚の絵。

立ちはだかるスコットランド・ヤードやMI6。ルパンの動きを察知して現れた銭形警部。そして、ルパンの前に現れた探偵――その名はシャーロック・ホームズ!

シリーズ構成・大倉崇裕のメインストーリーと、豪華脚本陣のオムニバスエピソードが絡み合う、謎多き〈ミステリ・ルパン〉が今、幕を開ける!

 

スタッフ

原作:モンキー・パンチ
監督:菅沼栄治
シリーズ構成:大倉崇裕
キャラクターデザイン:丸藤広貴
美術監督:松宮由美、備前光一郎、小倉宏昌、西澤 航、李 凡善、竹田悠介
色彩設計:宮脇裕美
撮影監督:佐々⽊明美
編集:吉武将人
音響監督:清水洋史
音響効果:倉橋裕宗
音楽:大野雄二
メインテーマ:「THEME FROM LUPIN III 2021」
作曲:大野雄二、編曲:大野雄二、演奏:Yuji Ohno & Lupintic Six with Friends
制作:トムス・エンタテインメント
製作:ルパン三世PART6製作委員会

 

キャスト

ルパン三世:栗田貫一
次元大介:大塚明夫
石川五ェ門:浪川大輔
峰 不二子:沢城みゆき
銭形警部:山寺宏一
八咫烏五郎:島﨑信長
アルベール・ダンドレジー:津田健次郎
ホームズ:小原雅人
リリー:諸星すみれ

 
公式サイト
公式ツイッター(@lupin_anime ハッシュタグ:#ルパン6)

原作:モンキー・パンチ (C)TMS・NTV
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