音楽
「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ 佐賀よ共にわいてくれ~」2日目公演レポート

映画化も発表された「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ 佐賀よ共にわいてくれ~」10月17日公演レポート|本渡楓「絶対にまた会いましょうね!」

2021年10月16日(土)、17日(日)、TVアニメ『ゾンビランドサガ リベンジ』史上最大規模のLIVEイベント「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ 佐賀よ共にわいてくれ~」が、幕張メッセ国際展示場7・8ホールで開催された。

この日、東京はようやく秋らしい気候に見舞われていた。

少しどよんとして、肌寒い空気はまるで“ゾンビ日和”である。

最近では、配信を見てライブレポートを書くことも珍しくなくなった。

ただ、やっぱり現地での熱気やその瞬間にしかない圧を感じたくなる時がある。今回のライブもそうだ。

「現場で体感したかった...」

そう思わせるだけのパフォーマンスと演出が目白押しのステージだった。

もうご存じの方も多いと思うが、日曜日のライブ中に「ゾンビランドサガ」映画化が発表された。

2018年10月のテレビアニメ開始から約3年。最高の形で新しいスタートを踏み出す日になったと思う。

激しく昂る気持ち

それでは、ライブのレポートに入っていく。

ヘッドフォンの音量を少し上げで、配信画面をフルスクリーンに。

定刻通りにライブははじまった。

オープニングムービーからメンバーのイラストを交えたカウントダウン。オープニングナンバーは「REVENGE」。この時点で2期の最終回を思い出して、胸が熱くなってくる。

続いて、OPテーマの「大河よ共に泣いてくれ」。2曲連続でパフォーマンスだ。

僕は思わず、手元のコーヒーをグイッと飲み干した。

配信で見ていても、とにかくステージからほとばしる6人のの熱量が半端じゃない。

熱い、とにかく熱い。気合いが入りまくっているのが目を見れば分かる。死んだ魚の目はネガティブな表現だが、ゾンビの目はこんなにも輝くのだと声を大にして言いたい。そんな感じ。

今回の幕張メッセが過去最大規模のライブであることも影響していると思うが、それ以上の何かが伝わってくる。

端的に言うと、2021年2月27日(土)に開催された「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ LIVE OF THE DEAD“R”~」よりも明らかに練度が上がって、グッと引き込まれる感じだ。

(この後、映画化が発表されるが)このステージが「ゾンビランドサガ」の総決算になる可能性はゼロじゃなかったはずだ。

心のどこかで「これが“フランシュシュ”として最後のパフォーマンスになるかもしれない」そんな想いがメンバーの心の内になかったとは言い切れない。

ライブを見ていると、上手さを超えた先にある何かを感じる時がある。その何かが今日の「フランシュシュ」にはあった。

田野アサミさんの誘導で、会場のペンライトはオレンジに。佐賀の皆さんだけでなく、日本、世界のファンが愛する「風の強い日は嫌いか FranChouChou cover」へ突入した。

ホワイト竜さんが歌い上げるオリジナル・バージョンの哀愁漂う雰囲気も素晴らしいが、「フランシュシュ .Ver」のアレンジになると応援ソング感が倍増する。

田野アサミさんのハスキーなボーカルに5人のコーラス。ここにアニメの記憶がフラッシュバックされることで、なんともエモーショナルな気分になってきた。

ここからはデスおじA&Bが登場。アニメでは客席にいるはずの二人が幕張メッセのステージに立っている光景がなんともシュールで非常にユニークな時間となった。

三味線の音が鳴り響くと、デスおじの二人はステージから客席へ。

衣装チェンジした「フランシュシュ」が登場し、ゆうぎりのセンター曲「佐賀事変」へ。

歌謡曲テイストのビッグバンドジャズ。「リベンジ」でアニメを見てから、改めてこの楽曲を聴くと、心に沁みる...。

衣川里佳さんの歌唱力を遺憾なく発揮する楽曲で大きく会場を盛り上げると、アコースティックギターの音が鳴り響いた。

「50と4つの忘れ物」。

屋根でアコギを弾く紺野純子。昭和感全開の演出はノスタルジックという言葉がピッタリだ。

優しく、深く、歌詞を噛み締めながら歌い上げる河瀬茉希さん。本当にいい歌声だなぁとつくづく思う。

続いて、大空ライトくんから星川リリィの「リトルパラッポ」(※田中美海さんのインナーカラーがリリィの髪色になっていたこだわりが堪らない)、水野愛のソロで「目覚めRETURNER」へ。

さらに山田たえのドラムソロから紺野純子の「激昂サバイブ」が始動。

力強い歌声が響くミクスチャー・ロック。

本編を見た時から、昭和のアイドルがミクスチャーを演る時点で色々と考えさせられるものがあったのだが、こうして生歌で披露されるともう(さすがに凄かったって言葉しか出てきませんよ...)堪らない。

来るか?来るかと思っていたら、曲終わりでやっぱりギターをぶっ壊す演出が来た。

自分の殻を破ること。これもリベンジだ。

 

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