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TVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』海夢役 直田姫奈×新菜役 石毛翔弥インタビュー

『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』喜多川海夢役 直田姫奈さん×五条新菜役 石毛翔弥さんインタビュー|アニメの放送が待ちきれない! 2人が思う『着せ恋』の魅力とは?

作品との意外な共通点も。キャストの二人が夢中になったこととは?

――この作品を読んでいると、好きなことに真っ直ぐになることって素敵だなと思えるのですが、お二人も今役者として活躍しているということは、そういう経験があるのではないかと思うのですが、いかがですか?

直田:私、もともと保育士をやっていたんですよ。

石毛:(かなり驚きながら)えーー! 職業としてですか!? 

直田:働いてました(笑)。保育士資格と幼稚園教諭の免許を持っているので。でもアニメが好きすぎて、二次元の世界に行きたい!と思ったので声優になったんです。だから好きという気持ちがずっと続いて、それが今につながっているので、真っ直ぐ生きることは大事だなって思います。

――本当に海夢みたいですが、熱中しすぎてしまうこともありそうですね。

直田:結構熱中しやすいタイプなので、高校生の頃は、友だちと遊ぶよりも家でアコースティックギターを弾くのが楽しくて、すぐ家に帰って3時間くらいギターを弾いてました(笑)。興味を持ったものにはのめり込むんですけど、興味がないものには一切動かないので、声優は好きなものがギュッと集まった仕事で楽しいです。好きなことに真っ直ぐになるのって難しいと思うのですが、この作品を見て、良いことなんだ!と思ってもらえたら嬉しいです。

石毛:僕は高校がお芝居を学べるところで、そこで3年間学んで高校卒業とともに劇団に入ったんです。

何かやりたいことを見つけないとと思って、お芝居には興味があるからって軽い気持ちで入学したんですけど、その高校がお芝居だけでなく、ミュージカルの基礎も学べる学校だったんですよ。そこでいちばん恥ずかしかったのがバレエの授業で。今はカッコいいと思っているし、ダンスでいちばん好きなのもバレエなんですけど、当時はまだ芸術とかにも全然触れていなかったので、レオタードは女性が着るイメージだったんです。しかもクラスに男子が2~3人しかいなかったのもあって、めちゃめちゃ恥ずかしくて。

授業にも全然力が入らなかったんですけど、ある時思い切って相談した男性の先輩から言われた「恥ずかしい気持ちなんてどうでもいいんだよ。真剣にやってる奴のほうがカッコいいだろ」という言葉に衝撃を受けたんです。先輩の熱い気持ちを聞いて、僕も初めてバレエに向き合えて、バレエを好きになれたというか。やっぱり真剣に真面目にやることは良いことなんだと学べた気がします。


――それぞれ、この作品で伝えていることにも通じるような経験をされていたんですね。また、この作品ではコスプレも大きなテーマになっています。コスプレについて、この作品で知ったことなどはありますか?

直田:やったこと、あります?

石毛:ミュージカルをやっていたとき、ライオンのコスプレをずっとしていたようなものなので……(笑)。(※石毛さんは劇団四季で『ライオン・キング』のシンバ役を経験)

――だいぶ本格的なコスプレですね……。

石毛:それこそ新菜くんみたいな衣装さんが衣装を作ってくださって、自分ひとりではセッティングができないからメイクもしてもらっていました。そのときは言うなれば海夢ちゃん側でしたけど、大変さがわかるというか。だからそれをプライベートで、三面図まで描いて、小道具も作ったりするのはすごい労力だと思うんです。

個人でコスプレをする大変さや写真を撮るのにスタジオ代がいくらかかるとか、いろんな苦労がある中で趣味として真剣にやっている姿やコスプレに対する熱意は尊敬しますね。

直田:でも、そうやってプロがやっていることを高校生も頑張ればできるんだと思えるし、やり方も細かく描かれているので、誰でもコスプレをやろうと思えばできるものなんだ!って、作品を通して知ることができました。

私もSNSでコスプレ写真を見るのは好きなんです。すごく綺麗で、二次元のキャラがこの世界に生きているように思えるので、ありがとうございます!って気持ちになるんですけど、それらもこうやって作られていたんだと思うと、コスプレに興味が湧きますよね!

石毛:コスプレの専門店があるというのも、作品で知りましたし。

直田:そうそう! めちゃめちゃ行ってみたい!って思いました。

石毛:行きたいですよね。ゲームのイベントとかでも、作品に合ったキャラクターのコスプレをされている方がいるじゃないですか。カラコンを付けて、体も作られていたりする。なかなかそういう機会もないから、挑戦してみたいと思いますね。

直田:じゃあ、五条くんやる?

石毛:作務衣を着たら終わりですけど、いいですかね(笑)。

直田:いいと思う! 私もダイエット始めますわ!(笑) 

――では最後に、1月からスタートするTVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

石毛:原作を楽しんで読んでくださっている方も、アニメを見てイメージが崩れないような作りに絶対になっていると思います。新菜くんと海夢ちゃんが成長していく姿や2人の物語、真剣にコスプレに取り組む姿をキュンキュンしながら楽しんでいただけたら嬉しいです。

直田:原作が好きな方も、アニメで初めて見る方も、どちらにも満足していただけるような作品にしようと私たちも気合いが入っています。スタッフさんたちも気合いを入れて作ってくださっているので、みんなが楽しめる作品になっていると思います。

時間が経つごとに深まっていく五条くんと海夢ちゃんの絆も尊いものなので見ていただきたいです。あと、五条くんの「なんですって?」を皆さん、いちばん待ち遠しくしていると思うんです。大変面白くて素晴らしい「なんですって?」になっていたので、期待して大丈夫だと思います。お楽しみに!(笑)

石毛:ハードル上げないでください。そこはめちゃめちゃプレッシャーだったんですから……(笑)。

[文・塚越淳一]

作品情報

■放送時期
2022年1月放送開始

■イントロダクション
雛人形の顔を作る、「頭師(かしらし)」を目指す男子高校生・五条新菜(わかな)。

真面目で雛人形作りに一途な反面、同世代の流行には疎く、中々クラスに馴染めずにいる。
そんな新菜にとって、いつもクラスの輪の中心にいる人気者・喜多川海夢(まりん)はまるで別世界の住人。

けれどある日、思わぬことをきっかけに、海夢と秘密を共有することになって……!?

決して交わるはずのなかった2人の世界が、動き出す――!

『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載中・福田晋一による大人気原作を、CloverWorksが待望のアニメ化!

豪華スタッフが贈る、コスキュン♡ ストーリー!

■スタッフ
原作:福田晋一(掲載 「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)
監督:篠原啓輔
シリーズ構成・脚本:冨田頼子
キャラクターデザイン・総作画監督:石田一将
音楽:中塚武
音響監督:藤田亜紀子
制作:CloverWorks

■キャスト
喜多川海夢:直田姫奈
五条新菜:石毛翔弥

公式サイト
公式ツイッター(@kisekoi_anime)

原作情報

『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』

原作: 福田晋一(掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)
ヤングガンガンにて好評連載中!
コミックスは現在1巻~8巻まで好評発売中!

★購入はこちら

(C)福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
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