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春アニメ『トモダチゲーム』美笠天智役 濱野大輝インタビュー【連載 第3回】

アニメ『トモダチゲーム』美笠天智役 濱野大輝さんインタビュー|不気味さと怖さ、サスペンス性が増した第2話、印象的だったのは空気を読まない四部の言動!?【連載 第3回】

美笠は正義感が強く、まじめで友達想い。濱野さんとの共通点は?

――美笠の印象と共感できる点、ご自身との相違点をお聞かせください。

濱野:高校生にしてはたくさんのことを経験していて、まじめで友達想いなところなど、「僕もこうなれたらいいな」という部分を持ち合わせたキャラクターです。勉強がめちゃめちゃできる点は僕とは違うなと(笑)。また、正義感が強くて、各自が疑い合うような場面になった時でも「みんなで信じ合っていこう」と言えるところもすごいなと思います。

――濱野さんには4年前に初めて取材させていただきましたが、若手なのにしっかりした印象があって。実年齢よりも大人びて見えるところは濱野さんと美笠は似ているかなと思いました。

濱野:声も相まってそう見えるかもしれません(笑)。あと僕は「達観している」と言われがちなので、そこも共通点かもしれないですね(笑)。…冗談ですよ?

――演じる際に意識された点、受けたディレクションをお聞かせください。

濱野:いつも冷静沈着で、5人の中でバランスを取ったり、コントロールしようと努めているキャラクターだと思ったので、そういう言葉遣いやトーンを心がけながら演じています。また「声のトーンを低く入りすぎると、高校生にしては重過ぎる感じるので、もう少し軽く、さらっと高校生らしくいってみましょうか?」というディレクションもいただきました。

――1話では一歩引いたポジションだった気がします。

濱野:そうですね。決して参加しないわけではないけど、後ろから客観的に状況を判断しつつ、みんなをサポートしようとしているのかなと。

――言葉数は少なくても、ひと言ひと言が的確なんですよね。

濱野:みんなのことをちゃんと理解していることもあるし、『トモダチゲーム』に参加しなくてはいけなくなった時もすんなりと受け入れたり、みんなが動揺したり、混乱した時にもゲームを進めていくように促す役割をすることが多いですね。

――収録は、ほぼこの5人一緒にできているそうですね。

濱野:基本的に収録はこの5人でギスギスしながらやっています(笑)。収録前や休憩中は仲良くおしゃべりしていますが、いったん収録が始まったらギスギスしないといけないので、何だか不思議な感覚です。『トモダチゲーム』はサスペンスであり、だまし合いですが、私生活でだまし合うことなんてないので(笑)、「休憩時間中はどういう顔をしてみんなと接すればいいんだろうね?」と話したこともあります。

――友一役の小林千晃さんが「物語の中でスリリングな駆け引きをしているので、休憩時間にはほっとひと息つけるように、関係ない話をしている」とおっしゃっていました。

濱野:他愛もない話をしてますね。「自分でご飯作るの?」と尋ねたり、クツの話をしたり。(四部役の)大野(智敬)くんが雨の日に白いスニーカーを履いてきたから「それ、汚れない?大丈夫なの?」とか(笑)。あと(志法役の)宮本(侑芽)さんとは以前から他の作品でも関わりがありましたし、座る場所も近くにいるので、お互い好きなマーベル作品の話をしたり。(ゆとり役の)天野(聡美)さんは毎回緊張しているとおっしゃっていたのですが、収録のたびにお話しすることも多くなって、だんだんと打ち解けられているのかなと思います。

濱野さんの高校2年生はオーストラリアでラグビーに打ち込んだ青春時代

――友一たちは高校2年生ですが、高校2年生の時はどんな学生でしたか?

濱野: 3年生になったら受験に備えないといけないので、2年生まではスポーツに打ち込んでいました。学生時代はオーストラリアのシドニーにいて、段々向こうの環境に慣れてきた頃だったので、友達と一緒にビーチに行ったりと、ちょっと特殊な高校生活だったかもしれませんが、普通の青春を送っていたと思います。スポーツして、友達と遊んで、時々親に怒られて(笑)。あと映画を見たり、音楽を聴くのが好きだったので、CDやDVDを買いあさってました。

――ちなみにどんなスポーツをされていたんですか?

濱野:ラグビーです。ポジションはハーフバックと呼ばれるスクラムハーフで。中学生の時に始めましたが、今ではひょろひょろになってしまって(笑)。でもオーストラリアはラグビーの本場なので、楽しくやっていました。最初の頃は言葉の壁もありましたが、すぐにチームメイトが友達になってくれて、日常生活でもよく助けてもらいました。ですから今でも大切な友達がシドニーにはたくさんいます。

――『トモダチゲーム』にちなんで、好きなゲームや得意なゲームは?

濱野:サッカーのゲームをよく友達や声優仲間と一緒にやっています。最初の頃は一人でプレイしていましたが、コロナ禍になって、ボイスチャットをしながらプレイし始めたら楽しくて。あとは番組で「人狼ゲーム」やボードゲームをさせていただく機会があるので、好きですね。家族でよくやるのは「おばけキャッチ」というボードゲームで、子供でもできるくらい簡単ですが、すごく白熱するのでオススメです。

千晃くんもボードゲーム好きとのことなので、いつか『トモダチゲーム』の5人でプレイしてみたいですね。人数的にもちょうどいいですし。

――アニメ・声優界で親友、仲がいい「トモダチ」は?

濱野:同期や年齢が近い声優さんは仲がいいですね。あと普段、フットサルをしていますが、一緒にプレイしている人たちとは年齢の垣根なく、仲良くさせていただいています。

――濱野さんはアクティブですね。

濱野:サッカーを観戦するのが好きだったので、自分でもやりたくなってしまって。4年前くらいからグループを作ってやり始めたら、意外と参加してくれる人が多くて、今でも一緒にプレイしています。もっと輪を広げたいと思っていて、声優だけではなく、スタッフさんとも「やりたいね」と言っていたんですけど、コロナ禍に入ってしまって、なかなか広がらず残念です。

――自分も一度やったことがありますが、11人制のフルコートの試合よりもキツかったです。

濱野:確かにしんどいですけど、声優は運動不足になりがちなので、「動かないとね」とウズウズしている人も多くて。みんな、「ぜいぜい、はーはー」言いながらやってます(笑)。

(C)山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
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