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映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』神谷浩史(ガンマ1号役)インタビュー

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』ガンマ1号役・神谷浩史さんインタビュー|僕が一番好きなキャラクターは、ピッコロさんなんです

『ドラゴンボール』シリーズの最新映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が6月11日(土)より公開されます!

『ドラゴンボール』は、1984年より週刊少年ジャンプ(集英社)にて、連載を開始した国民的少年マンガ。国内だけでなく、世界各国からの評価も高く、単行本・完全版は全世界累計2億6000万部の発行部数を記録する人気作品です。

TVアニメは1986年から始まり(途中、放送休止期間あり)、『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』、『ドラゴンボール改』、『ドラゴンボール超』と、誕生から30年以上愛され続けているシリーズです。

そして新作となる『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、原作者・鳥山明自らが描く渾身の一作。中でも活躍するキャラクターは、孫悟飯とピッコロ。師弟コンビが生み出す新たな力が世界最悪の軍隊「レッドリボン軍」、そして新たな人造人間と大激突します。

本稿では、映画の公開を記念して、ガンマ1号役の神谷浩史さんにインタビュー!

作品の見どころはもちろん、20年ぶりの出演へのお気持ちや共演者について、そして『ドラゴンボール』の思い出までしっかりとお話していただきました。

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様々な要因が重なって、自分のところに役が来てくれた奇跡

ーー1996年のTVアニメ『ドラゴンボールGT』から、およそ20年ぶりの出演ということですが、当時のことは覚えていますか。

神谷浩史さん(ガンマ1号役/以下、神谷):覚えています。僕が演じたのはポペルとか、ホベルとか、ポバルという役でした。というのも、当時は手書きの台本だったので、キャラクターの名前も絵コンテを描いた方の手書き文字を元に書かれていたんですけど、その文字が曖昧で役名がポペル、ホベル、ポバルと混在していたんです。役としてはパンちゃん(※1)のボーイフレンドで1話しか登場しない役でした。

エンディングクレジットに記載されている名前(クレジットではポペル)が正確な名前だと思いますけど、台本上はバラバラに名前が書いてあって、「どれが正しいのかな?」と思いながら、台本を受け取りました。でも「新しく始まった『ドラゴンボールGT』の第1話で、名前のやる役をやらせてもらえるんだ!」とすごく嬉しかったことを覚えていますね。


※1パン:孫悟飯とビーデルの間に生まれた長女。ピッコロのもとで修業している。


ーー今作に出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

神谷:すごく嬉しかったですし、不思議な感覚でもありましたね。『ドラゴンボール』は未来永劫続いていくであろうコンテンツという印象がみなさんの中にも当然あるだろうし、僕もそう思っているんです。それは僕が子どもの頃から『ドラゴンボール』はあって、30年以上経った今でも続いているから、ずっと続いていくんだろうと思う反面、新作が作られていくことはとても奇跡的だなという気持ちもあるんですよ。

ですから、作品に関わらせていただけるということじたいが奇跡的なんだろうなと思っていました。もちろん声優を続けていれば、そういったチャンスはいずれ巡ってくるかもしれません。ただ、声優を続けられていることも、作品が続いていくことも、新作が作られることも、様々な要因が重なって、自分のところにこの役が来てくれたんだと感じています。しかも20年以上前に『ドラゴンボールGT』で関わらせていただいてから、すごい年月が経っていますから。あの当時は自分が声優を続けていられたらいいなとは思っていましたけど、続けていられるとは思っていませんでした。

20年以上経った今でも声優を続けられていて、作品に関わることができて、なおかつ新作の映画のメインキャラクターとして関われるというのは、「本当に声優を続けていて良かったな」と心の底から思いましたね。

ーー『ドラゴンボールGT』に出演した当時は若手と呼ばれる頃でしたよね。

神谷:僕がデビューしたのは1994年ですから、2年目と考えると、新人も新人、まだ右も左もわからない感覚ですよ。

ーーそれは感慨深いですね。

神谷:当時のことを振り返ると、感慨深いものはありますけど、当時のことも僕はすごく記憶しているし、そこからここまで自分がちゃんと時間を重ねてきたという実感もあるから、そこで感慨深いと言ってしまうと、止まってしまう感じがするんですよね。

だから、言われれば「そうですね。当時から考えれば、感慨深いですね」というコメントではあるんですけど、それが全面的な感想として書かれてしまうと、ちょっと違うかなという感覚はあります。

今作ではあのレッドリボン軍が登場!

ーー今作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の台本を読んだ時の印象をお聞かせください。

神谷:「レッドリボン軍(※2)が出てくるんだ!」と思いました。レッドリボン軍というと、数々の悪事を働いていて、その中でも人造人間というと、僕はハッチャン(※3)のイメージが強かったんです。そこから16号(※4)とか、新しい人造人間が出てきて、最終的にはセル(※5)というとんでもない化け物を生み出したというところまでのストーリーって頭の中ですぐに出てくるじゃないですか。

日本の過去の歴史を紐解いたって、「何年に何が起こったのか」わからないぐらいなのに、『ドラゴンボール』のこととなると、「レッドリボン軍はこういう歴史だ」と頭の中に浮かんでくるぐらいのものではあったんです。

とはいえ、台本を読んだ時に「レッドリボン軍はその時に壊滅したわけじゃなくて、火種が残っていて、新しい新生レッドリボン軍として、まだ悪いことやっていたんだ」と思いました。過去の作品でも神と戦ったり、神と神で戦ったりと作品のスケールがどんどん大きくなっていっているので、「今回はいったいどんな敵が登場するのか?」と思ったら、原点回帰じゃないですけど、『ドラゴンボール』の世界観の中で最初の悪人として描かれていたレッドリボン軍にもう一度スポットを当てるというのは「あぁ、なるほど~」と思いました。


※2レッドリボン軍:世界最悪の軍隊。ドラゴンボールを狙って孫悟空たちと対立し、戦いを繰り広げる。
※3ハッチャン:レッドリボン軍の人造人間8号。闘うことが嫌いな優しい心の持ち主。
※4人造人間16号:ドクター・ゲロがゼロから造り出した全人工製の人造人間。自然や動物を愛する心優しい性格。
※5セル:ドクター・ゲロが造り出した人造人間。孫悟空やピッコロ、地球襲来時のベジータやフリーザ親子など、強い戦士たちの細胞によって造られおり、その能力や技を使いこなすことができる。


ーー今作にレッドリボン軍が登場するというのは『ドラゴンボール』を昔から知っている人もよくわかっているし、新しく見る人たちもレッドリボン軍という組織があるんだとわかってもらえていいですね。

神谷:そうですね。特に違和感なく受け止めてもらえるんじゃないかなと思います。というのも、当たり前といえば当たり前なんですけど、今作は鳥山明先生が全面的に関わっています。ですから、新しいキャラクターも含めて脚本からセリフに至るまで、全て鳥山先生から生み出されたものなので、それは受け入れられるのは当たり前だという気持ちもあるんですけど、昔から知っている僕としてみれば「レッドリボン軍、そこか! なるほど~」という感覚はありましたね。

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