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映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開記念特別上映・スタッフトークの公式レポートが到着! 安彦良和監督らが手描き×CGによるメカシーン制作の裏側を語る

TVアニメ『機動戦士ガンダム』第15話「ククルス・ドアンの島」が、アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』として6月3日(金)より絶賛公開中です。

このたび、7月21日(木)に行われた公開記念特別上映・スタッフトークの公式レポートが到着しました。

安彦良和監督、YAMATOWORKS 森田修平氏(3D演出)、YAMATOWORKS 安部保仁氏(3Dディレクター)、小形尚弘エグゼクティブプロデューサー、石井誠氏(ライター)が登壇したイベントの様子をご紹介します。


 
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映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開記念特別上映・スタッフトークのオフィシャルレポートが公開

大ヒット公開中の『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』、毎度好評のスタッフトークイベントの第4弾を実施。

安彦良和氏(監督)、森田修平氏(3D演出)、安部保仁氏(3Dディレクター)、小形尚弘氏(エグゼクティブプロデューサー)という、本作のCGメカ描写について深く語ることができるスタッフ陣が登壇。

また、劇場で販売中のBlu-ray特典として収録されているオーディオコメンタリーで司会進行を務めた石井誠をMCに迎えて、熱いガンダムトークが展開された。

初めに、安彦監督が「これが上映期間中の最後のイベントになると思います。何回も来ているという方もいらっしゃると思いますが、その方達は、もう身内なんじゃないかなと思っております。長い間、応援ありがとうございます。」と感謝の言葉と共に挨拶をしてイベントがスタート。

まず、サンライズ作品といえば手描きのメカというのが印象的なイメージの中、本作のメカがCGで手掛けられた理由、CGを導入した意図について小形は「メカを描くことは職人芸で、これまで培ってきた能力を持つ方々が高齢化してきていることもあり…」と制作現場の現状に触れ、全体的な制作進行上「今は3Dというものがアニメの制作工程で重要な役割を担っている」とCGの制作現場における重要性について語った。

そんなCGパートを担当したのは、サンライズ作品に昔から縁のあるYAMATOWORKS。作画のアニメが大好きで、実はCGではない、2Dのアニメ作品の監督経験もある森田は「3Dはあくまでも鉛筆だと思っていて、作り方、言語が違ったりする‥でも手描きもCGも目指しているものは同じだと思うんです。

そこをうまく一緒になって出来ないかなと思っていたところ、今回お仕事をいただけて…とても楽しかったです。」と嬉しそうに話す。また、制作当初、安彦監督から受けた「ガンダムはヒーローなんだ」という言葉が有難かったとのことで、森田「言葉一つで方向性を伝えられるなんて、改めてすごいなと思ったんです。」と安彦監督との仕事を振り返った。

今回のメカの中でも注目ポイントとなるドアン専用ザクについて、3Dディレクターを担当した安部は「カトキ(ハジメ)さんと一から話をさせて頂き、いろいろなアイデアを受け取りながら、特徴的な鼻のフォルムなどを作っていきました」と工程を話し、さらに「カトキさんが実際に当時の作画崩壊といわれるあの顔を描かれてデザインを模索されていて、それを受けて悩みつつも最終的には素敵なデザインになったかなと思います。」と納得の仕上がりになったと話した。

TVアニメ第15話「ククルス・ドアンの島」放送当時の作画に寄せたことで話題になったドアンザクのデザインに関して小形は「作画崩壊を再現していいのか富野(由悠季)さんに怒られるのではと考えていましたけど、カトキさんとYAMATOWORKSさんにやってもらうからには、結果かっこよくなると思っていたので、信頼してお願いしました。」と語る。

続いて、40年ぶりに“ガンダム再び大地に立つ”ということで、冒頭のRX-78-02ガンダムが大地に立つシーンについて話題が展開され、森田は「まず今回の作業工程として、3Dを紙に落とし込んで、その中から原画を選んで、安彦さんに全部チェックして頂き、その修正が入ったものに、さらに田村(篤)さん(キャラクターデザイン・総作画監督)が修正や捕捉を入れてくださって…で、僕らがそれを取り入れていくという形で進めました」と説明し、いかに丁寧な作業工程を経て、今回のCG描写が制作されたかを明かした。

一からのCGのメカ描写が初体験の安彦監督は「CGはエフェクトが得意じゃないの?」と質問を投げかけ、これに対し森田は「得意不得意があるんですよね。作画って時間をコントロールするじゃないですか…それが結構CGだと流れていくので、雰囲気を出すためのエフェクトだったらいけるんですけど、今回の土煙とかの激しさが出るのものは作画による力っていうのがあるので、CGだと弱いんですよね」と答えた。

安彦監督はガンダムのCGの動きが柔らかいことにも驚いたようで、「手描きのアニメーターでも、金田伊功だってこんなデフォルメしないぞと驚きました(笑)」と、キャラクターの動きを大胆に手がける有名なアニメーターの名を挙げるほど大絶賛。こういった動きを描くために安部は、動きがより緻密になるようモデルを伸ばしたり縮めたり、田村(キャラデザ・総作監)からアドバイスをもらって、モデリングに反映させ、またモデルを変形できるような機能を足して、創意工夫したという。

動く78ガンダムを見た小形は「ある程度映像に色がついた状態で見たんですけど、78ガンダムが動くって、なかなか僕の中でも久々というか、それを見ることができたという感動がありましたね。」と特別感を味わったと話し、仕上がりに対しては「発注の時点で、3Dのメカアニメというよりかはファーストガンダムの柔らかい動きがある安彦ガンダムになるなと…森田さんたちならやってくれると信じていたので、完成したものを見て良かったなと思いました。」と、CGによる安彦ガンダムの再現度への信頼を語った。

さらに、なんとガンダムの生みの親である富野由悠季監督が本作を鑑賞して「今回のメカ作画は凄いな。」と率直な感想を述べていた話が飛び出し、小形「今回のメカ作画、富野さんの目には2Dに見えてるんですよ。これはもう勝ちですね。ちなみに、『THE ORIGIN」』の時はCMを見て、安彦のガンダムなのになんで3Dなんだと言ってましたが、今回は全然言ってなかったです。」と、その出来栄えの凄さを話した。

それを受けて森田は、「コンセプトとして、安彦監督の画にあるような、筋肉があるような表現のガンダムと、カトキさんのロボットとしての正確なデザインのガンダムの良いとこどりをして、全部詰め込むということを前提に、イム副監督と相談しながら子ども目線からは巨大な鉄の塊に見えるように、戦闘シーンでは任侠映画的な演出だったり、ヒーローに見えるようにと、モビルスーツの雰囲気をシーンごとに演出わけできたら面白いなと思いながら作りました。」と、こだわりを明かした。

また、「高機動型ザクの市街地戦」シーンのスケートのような動きは、ドムとの差別化を意識しつつ、スケートの軽さとモビルスーツの重さのバランスを、安彦監督のレイアウトから想像して上手く仕上げたそうだ。

最後の挨拶では、安彦監督と小形が「皆さんに観ていただける限り上映は続きますし、このようなイベントもできると思いますので、末長く応援のほど、よろしくお願いいたします」と、会場にメッセージを投げかけイベントが終了。

映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』

公開時期:全国公開中
配給:松竹ODS事業室

ストーリー

オデッサ作戦を控えたアムロたちホワイトベース隊は、「帰らずの島」と呼ばれる無人島での残置諜者(敵地に残って破壊諜報活動などを行う兵士)掃討の任務を拝命する。

捜索に当たっていたアムロは1機のザクと遭遇、囚われの身となってしまう。目覚めたアムロが見たのは「ククルス・ドアン」と名乗る男と20人の子どもたちであった。

アムロは失ったガンダムを取り戻し、島の秘密へとたどり着けるのか?
 

メインスタッフ

企画・制作:サンライズ
原作:矢立 肇、富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イム ガヒ
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和、田村 篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
総作画監督:田村 篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士、飯島 亮
CGI演出:森田修平
CGI監督:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
製作:バンダイナムコフィルムワークス
主題歌:森口博子「Ubugoe」(キングレコード)
 

メインキャスト

アムロ・レイ:古谷徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里
エグバ・アトラー:宮内敦士
ウォルド・レン:上田燿司
ユン・サンホ:遊佐浩二
セルマ・リーベンス:伊藤静
ダナン・ラシカ:林勇
マルコス:内田雄馬
カーラ:廣原ふう
 
公式サイト
公式ツイッター(@g_cucuruzdoan)

(C)創通・サンライズ
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