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ブロマンス時代劇『陳情令』何度も観たくなる名シーン集【前編】

ブロマンス・ファンタジードラマ『陳情令』何度も観たくなる名シーン集【前編】~魏無羨と藍忘機の運命の邂逅から振り返り~

 

夷陵老祖誕生

両親を失い、温逐流の手にかかり金丹を失い、生きる気力を失っていた江澄でしたが、金丹を再生できるという抱山散人(ホウザンサンジン)のもとへ向かいます。

金丹を取り戻した江澄は、その山のふもとで待つと言っていた魏無羨を探すも彼の姿はなく行方知れずに。

それから3ヶ月後。魏無羨を探していた藍忘機と江澄は、攻め入った夷陵の監察寮で、怪死を遂げた温氏の配下たちと、邪を招くよう何者かの手によって書き足されていた護符を目にするのです。

そして二人は、ついに魏無羨と再会。笛の音で怨霊を操り、以前とは様子が変わった魏無羨に戸惑うも、江澄は彼の無事を喜び抱擁しています。

そんな彼らをじっと見ていた藍忘機は、なぜ剣を使わず邪道を使うのか魏無羨を追及します。「姑蘇で聞かせてもらう」と、彼を連れて帰りたい藍忘機と、拒む魏無羨。

邪道を修めれば代償を伴う、身も心もむしばまれる、さらに己で制御できないこともあると忠告する藍忘機に「俺の心の在りようなんて他人には分からない」(第20話より引用)と、魏無羨は彼を冷たく突き放すのです。

のちに陳情(=言葉にできない情を訴えること)と名付けられるこの笛を吹く魏無羨。前世では、このあたりのシーンを含む第20話から「夷陵老祖」と表記されています。ついに「夷陵老祖」の誕生です。

 

 

清河にて屋根の上で話す二人

清河で江厭離と再会した魏無羨。江澄と家族3人で喜びを噛みしめるなか、剣を持たず邪道を使う魏無羨はまわりから非難の目にさらされることに。

そんななか、藍忘機が江厭離に自分のことを吹き込んでいると思った魏無羨は、彼にまた冷たい言葉をかけています。夷陵の監察寮でのことを黙ってくれていたと知った魏無羨は、藍忘機を追いかけますが、彼に剣を向けられています。これまで勝負がつかなかった手合わせですが、ここで二人の間に差がついていたのです。

そして屋根の上に座り二人で話すシーン。再び忠告する藍忘機に、魏無羨は、自分が使うのは邪道ではなく、音律と呪符の融合である詭道術法だと話します。精神で操る詭道術法は、一歩間違えれば気が暴走して取り返しのつかないことになると危惧する藍忘機。

そんな彼の前で魏無羨は、魔道に落ちたりしないと誓い「信じるか」と聞いています。藍忘機はうなずき「私に協力させよ」(第22話より引用)と伝えますが、彼のなかで不安は拭えないままのようです。

本作を通して、自分を信じてくれているかどうか、何度か確かめている魏無羨。信じて欲しいと必死で訴えているように思えてなりません。現世でも同じように彼が藍忘機に問う場面があります。

当時、葛藤もあり、言葉にできない思いを抱えていたであろう藍忘機ですが、現世では少しの迷いもなく魏無羨を信じ、そばで寄り添っています。

 

「連れて帰り 隠します」

射日の征戦で苦戦を強いられていた四大世家でしたが、聶明玦(ニエ・ミンジュエ)は総攻撃を命じ、自らも温氏の本拠地・不夜天に乗り込みます。温若寒(ウェン・ルオハン)が操る凶暴な傀儡たちは、陰虎符を持つ魏無羨の前に全滅。温若寒も孟瑶(モン・ヤオ)の手にかかり、最強を誇っていた温氏は倒れるのです。

その3日後、ずっと気を失っていた魏無羨は、藍忘機が毎日訪れては自分のために琴を演奏していたことを知ります。姑蘇に戻った藍忘機は琴譜の研鑽のため兄や叔父に蔵書閣の禁室に入りたいと告げるも聞き入れてもらえず、なんと、掟を破って禁室に入るのです。

魏無羨のためにここまでしてしまう藍忘機ですが、彼はある思いを兄に話しています。金氏で開催された狩猟大会のあと、藍曦臣は憂いをたたえている弟に悩みがあるのかと聞いています。こちらが藍忘機の名言です。

「兄上 ある者を…雲深不知処に連れて帰りたい」「連れて帰り 隠します」(第25話より引用)

弟・藍忘機の本音にさすがの兄上も驚きを隠せなかったようです。しかし、藍曦臣が言っていた通り、彼が望まないであろうことは藍忘機も承知なのでしょう……。

先の狩猟大会で魏無羨に「俺はお前の何なんだ?」と聞かれ「私はお前の何だ?」と返した藍忘機。「かつてはお前を生涯の知己だと」と口にする魏無羨に、藍忘機は「今もそうだ」(第25話より引用)と告げ、そのまましばらく見つめ合っていた二人もまた印象的です。

そして、規律を重んじ、超優等生なはずの藍忘機ですが、魏無羨のために何度も掟を破っては罰を受けるのです。

 

 

窮奇道、雨の中の選択

温寧率いる温氏の生き残りの門弟が金子勲(ジン・ズーシュン)によって痛めつけられ行方知れずのなか、金子勲に温寧の行方を問いただした魏無羨。彼は温情を連れて窮奇道へと向かいます。

雨の中、必死に温寧を探す二人。ようやく見つけたのは、招陰旗を刺され変わり果てた姿になった温寧だったのです。怒りと悲しみに震え、温寧を傀儡にし舎監を殺す魏無羨。彼は、温氏の生き残りを引き連れ逃げることを決断するのです。

魏無羨を引き止めるため窮奇道にやってきた藍忘機。「覚悟はあるのか? この先は道を外したと見なされ 後戻りもできぬ」と言う彼に「あの時の誓いを忘れたのか?」(第26話、第27話より引用)と涙ながらに訴える魏無羨。

誰が正義で誰が邪道か、何が正しくて何が過ちなのか。藍忘機は彼を止めることも共に行くこともできず、道を譲ることしかできなかったのです。そして雨の中でひとり、彼は涙を流しています。二人が別々の道へと進むことになる、この重要なシーンは、苦しくも美しい名シーンです。

その後、宗主の立場にある江澄は魏無羨を連れ戻すため乱葬崗へ。「お前が奴らを守れば私がお前を守れない」と告げる江澄に「守れないなら捨ててくれ」(第28話より引用)と言う魏無羨。共に涙をこぼした二人は翌日、決闘をすることに。江澄は、雲夢江氏と魏無羨は完全に縁を切ったと世間に伝えるのです。

決して英雄になりたいわけでも、波風を立てたいわけでもなく。魏無羨は受けた恩を返し、信念を貫くのです。

 

 

夷陵にて再会

温氏の生き残りと乱葬崗で暮らす魏無羨。夷陵を訪れていた藍忘機と久しぶりに再会します。

阿苑(アーユエン)に泣きつかれ、どうしたらいいか分からない藍忘機でしたが、ふいに魏無羨に呼ばれ、彼の笑顔を見て嬉そうな顔を見せています。魏無羨から視線を外せない藍忘機。このシーンの二人の視線がとてもいいですね。実は筆者が特に大好きなシーンです。

そして阿苑のことを聞くと「俺が生んだ」(第28話より引用)なんて言う魏無羨に対し、なんとも言いがたい藍忘機の表情もまた絶妙です。

三人で食事をしていると乱葬崗から異変の知らせが。暴れだした温寧を、魏無羨と藍忘機は陳情笛と忘機琴で鎮め、温寧は理性を取り戻します。

藍忘機は魏無羨にずっと今の状況を続けるのかと問います。魏無羨は彼らを見捨てることはできないと話すのです。「みんなが輝かしい道を進もうと俺は険しい道を進むのみ」。(第29話より引用)そう言う魏無羨の後ろ姿を見つめ、藍忘機は乱葬崗をあとにします。

さらに魏無羨は江澄、江厭離と再会。金子軒との婚礼を控える江厭離は、花嫁姿を魏無羨に見せにやってきたのです。

感無量の魏無羨。師姉、本当に綺麗でしたね。そして江厭離は、まだ生まれてこない息子のために字を魏無羨に考えてほしいと告げ、彼女が作った蓮根と骨付き肉の汁物を囲み、三人で団らんのひとときを過ごすのです。

 

 

~その後~

その後の悲劇により、魏無羨は全てを失います。このあたりが『陳情令』の本当にしんどいところです。魏無羨が操る温寧が金子軒を殺してしまい、そのため温寧、温情を含む温氏の生き残りは犠牲に。

さらに、魏無羨にとって心のよりどころでもあり、一番の守るべき存在でもあったであろう江厭離の死。彼女を失い、自暴自棄となった魏無羨は、陰虎符を破壊。藍忘機と江澄の目の前で不夜天の谷底へと姿を消すのです。

あまりにも残酷でまさに「陳情令しんどい」の状況ですが、このあとは16年後の魏無羨と藍忘機に癒されてください。そちら(現世)の名シーンは【後編】でお届けします。

そして、心配ばかりかける弟たちを優しく見守り続けた江厭離。魏無羨にとって、彼女はあまりにも大きな存在だったのです。

★挿入歌/江厭離キャラソン「諦めきれず - 意難平 -」

 

おわりに

『陳情令』は皆さまご存じの通り、名シーンが多すぎて、どのシーンを選ぶかとても悩みました。魏無羨と藍忘機が一緒にいるだけでも名シーンになってしまいますし、彼らの言葉や行動、視線、全てが意味を持つような気もしてきます。

そして、多くの名シーンで流れる「忘羨」。二人にとって特別なこの曲は、主題歌でもあり、本作においてストーリーにも絡むとても重要な曲でもあります。

魏無羨は、出会った頃から藍忘機に興味を抱き、強く意識しています。度々話しかけたり気にかけたりしていた魏無羨と、いつも大いに絡まれていた藍忘機。しかし、いつしか立場が逆転。藍忘機が魏無羨を気にかける側になっています。

藍忘機の思いがなかなか魏無羨に伝わらず、突き放されることもしばしば。魏無羨が消息を絶ってからの16年間の藍忘機に関して、最初の3年間以外の詳しい描写はほとんどないのですが、復活した魏無羨と再会後の彼の言動からも計り知れない思いを感じます。

魏無羨はといえば、前世では江厭離に甘える場面が幾度となくありました。「羨羨は3歳の子供さ」(第24話より引用)は可愛すぎましたね。

 

 

藍忘機のことは、どこまで自覚があるのでしょう……魏無羨にとって特別な存在です。

彼は窮奇道で行く道を阻もうとする藍忘機に対して勝負を挑み「含光君(藍忘機)の手で死ねるんだ 悔いはない」(第27話より引用)と言っています。この言葉の重みに息をのんでしまいます。

一人で抱え込み、肝心なことははぐらかしたりする魏無羨ですが、突き放しつつも藍忘機には本音を漏らしていることも。自分を信じてほしいし、本当は明るい道に進みたいんですよね。

詭道に頼らなくても自分が守りたいものを守れる道を教えてほしい。そんな選択肢がないと知りながらも、藍忘機に助けを求めているように思えます。

唯一の知己として認め合う二人ですが、本当の意味で知己となるのは、藍忘機が自分を信じてくれていると魏無羨が確信し安心できたときでしょうか。

『陳情令』を観ていると、色々と考察したくなりますし、深読みもしてしまいますよね。明確に描かれない部分も存在し、行間を読む余地を与えてくれるのも本作の魅力。彼らの心情に思いを巡らすとまた、その深みにはまってしまいそうです!

 

[文/藤崎萌恵]

 

数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。

この記事をかいた人

藤崎萌恵
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。

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