マンガ・ラノベ
『チェリまほ』“可愛いの天才” 安達 清の魅力をご紹介

「誰も触れられなかった黒沢の心にもっと触れたい」──『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』“可愛いの天才” 安達 清の魅力をご紹介!

 

言葉にして気持ちを伝える大切さを知る

黒沢に想いを告げられて改めて自分の抑えきれない気持ちを自覚した安達。「誰も触れられなかった黒沢の心にもっと触れたい」(コミックス第3巻より引用)、そんなふうに思えるのも安達らしくて温くて素敵なところ。恋人同士となり、お互いを知って愛を交わしていくなかで、安達は言葉にして気持ちを伝えることの大切さを知ります。

安達は長崎への転勤の話を断ろうとしていたことを話せずにいて黒沢を不安にさせてしまったことがありました。上手く言葉に出来ずにいた安達ですが、黒沢に触れないと本当の気持ちが分からなくて、離れることがどうしようもなく不安になるくらい黒沢のことを好きなのだという正直な気持ちを伝えています。心に触れて、触れられて、二人は愛を深めています。

 

友人・柘植将人から見た安達

安達の大学時代からの友人で小説家の柘植。安達の良き相談相手で、いつも親身に応えています。

安達は良く言えば優しいけれど悪く言えば自己評価が低いから、好意を持った相手の心が読めたら相手が望むように振る舞ってしまうんじゃないかと柘植は心配していました。安達の性格をよく知る柘植は、魔法に頼り過ぎることに不安を感じているようです。

小説家の柘植が売れない頃、真っ当に働いている安達のことを避けていた時期があり、それでも安達は柘植の作品を読んでくれていて、面白かったと嬉そうに言ってくれていました。柘植は、そんな安達の良さをちゃんと知っています。

 

 

安達は想像を越えて幸せをくれる

安達は、案内システムの提案をしたりと意欲的に長崎での仕事に取り組んでいました。黒沢とずっと一緒に住むと決めたからには、簡単に異動させられないような、会社に必要な人間になっておきたいと考えていたのです。自己肯定感が低かった安達が、時にネガティブになりながらも前を向いています。

黒沢に今後何かあっても今のままじゃ知ることもできないという現実にも直面し、黒沢と離ればなれになっている間、これから先もずっと一緒に暮らすことがどういうことかを勉強していました。安達は教会の前で自身の意思、想いを伝え、黒沢は感極まって膝から崩れ落ちてしまいました。

いつも黒沢の想像を越えて幸せをくれる安達。黒沢のことをすごく考えていて、何気ない日常のなかでも安達の言葉は黒沢を幸せにしています。

 

 

大きな包容力

安達は黒沢のことをよく理解していて、少々のことでは動じなくなっています。家族に黒沢を紹介することになり、黒沢から履歴書と別紙 “安達 清さんと添い遂げたい動機(10万字)” を渡されてもそれほど動揺していませんでした。黒沢の激重な愛情を受け止めていて、ちゃんと自分で読もうとしているのがとても安達らしくもあります。

 

 

かつて、どん底にいた黒沢を救っていた安達。弱っている黒沢を包み込み、膝枕をして胸をさすってあげていました。長男気質でもあり、大きな包容力を見せています。恋人同士になって、黒沢が安達には甘えられるようになっているのは読者にとっても嬉しいところだと思います。

安達は甘えるのは少し苦手のようですが、黒沢と遠距離恋愛中、激しく黒沢を求めて「もっと強くつけて」と“しるし”を欲しがる場面がありました。翌朝の「寂しかった」の顔も可愛すぎて悶絶もので、安達が黒沢に素直に弱音を吐いているのも感慨深いものがあります。

 

 

魔法があってもなくても黒沢の心に触れている

安達との関係を親に反対されていることを隠して、黒沢は一人で説得に行こうしていましたが、一人で背負い込もうとする黒沢に安達は、自分ばかり幸せにしてもらうのではなくて二人で幸せにならなきゃ一緒にいる意味がないと、一人だけで傷つこうとするなよと話しています。

黒沢が自分のことを置きざりにして安達を優先しようとする傾向はこれまでにもあって、初デートのあと、失敗して不安なままでいる黒沢に、自分ばかり楽しませてもらうのではなくて黒沢も楽しくなきゃデートの意味がないと安達は想いを伝えていました。

昔から、付き合ったらただ相手が喜んでくれるようにリサーチして理想のデートをする、それで上手くいっているつもりだったという黒沢にとって、一緒に楽しいことをしたいという安達の言葉は特別なものだったはず。これまでは相手としたいことがなかったという黒沢が、安達とは本当はしたいことも行きたいところもいっぱいあるというのもまた嬉しくなりますね。

安達は魔法があってもなくても、ちゃんと黒沢の心に触れています。最初に黒沢の心に触れたのは魔法の力ではなくて安達自身の言葉でした。黒沢にとっては魔法があってもなくても安達は安達です。

 

 

黒沢のことを大事にしたい

これまで、安達と黒沢はお互いを名字で呼び合っていて、二人の名前呼びをいつか見たいと願っていた人も多かったのではないでしょうか。恥じらいながら「優一」と呼ぶ安達の破壊力はすごいものでした。

そして、結婚前夜はキスだけで止めようとしていた黒沢に「準備してきたから」と誘い、それでも自制しようとする黒沢に「優一も一緒がいい…」(コミックス第10巻より引用)と安達は言っています。どこまでも安達優先にしようとする黒沢に、“一緒がいい” と言う安達がいいですね。

黒沢は初夜でも、狂おしいほどの愛をぶつけながらもギリギリのところで理性を残して安達を大事にしようとしていました。そんな黒沢に安達は、自分も黒沢のことを大事にしたいと「…いいから 好きにして」(コミックス第6巻より引用)と言って受け入れています。

黒沢が安達を大事にしたいのと同じくらい、安達も黒沢のことを大事したいというのも素敵な関係で、二人らしさが溢れています。

 

 

安達の魅力はまだまだたくさん!

安達は、黒沢が努力で結果を出しているのも人一倍努力しているのも同期として見ていて、そういう努力を見せないところも格好いいと思っています。

黒沢の心の声を聞いてからは、狭量だったり嫉妬深かったりするところも知り、そんなところも好きで愛しいようです。そして、安達のことになると一生懸命で格好悪くなってしまう黒沢のことを可愛いと感じていて、 “完璧で格好いい黒沢” もいいけれど、安達は “駄目な黒沢” も好きなのです。完璧の中に隠れている黒沢の魅力をこんなにも知っているのは安達だけなんですよね。

 

 

安達の魅力はまだまだ語り尽くせません……! ふいに無邪気に笑う安達が可愛いですし、時に魔性ぶりも発揮。格好良さも持ち合わせているのも魅力で、いつも黒沢を救いあげる安達の言葉に心打たれます。

どんどん綺麗になっていく安達ですが、綺麗な瞳もとても印象的。海が映りこんで宝石みたいと、黒沢は安達の瞳に見惚れていました。

安達の綺麗な瞳に、笑顔に、そして安達の言葉に、黒沢は何度も何度も恋に落ちてしまいます。

 

この記事をかいた人

藤崎萌恵
大阪府在住のライター。数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。

 

 

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