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片渕須直監督最新作『つるばみ色のなぎ子たち』【MAPPA STAGE 2023 レポート】

片渕須直監督最新作『つるばみ色のなぎ子たち』の舞台は平安時代! 1000年前の人たちを徹底研究した舞台裏【MAPPA STAGE 2023 レポート】

MAPPA作品の最新情報やトークショーを声優陣、クリエイター人とともに届ける「MAPPA STAGE 2023」が、2023年5月21日に開催されました。

イベント後半には、『この世界の片隅に』を手掛ける片渕須直監督による最新作のステージが開催! 片渕監督、大塚学プロデューサーが登壇し、謎に包まれた本作のタイトルや物語内容を明かしました。

日本語と英語を照らし合わせることでヒントが!?

2017年に構想が生まれたという最新作。片渕監督は「やっと題名を皆さんにお贈りできる」と、本作にかける並々ならない情熱を覗かせます。

未だ謎に包まれる最新作は、MAPPAの関連会社として新たに立ち上がったアニメーションスタジオ・コントレールが担当。MAPPAとともに社長を務める大塚さんは同社誕生までの経緯について、様々なクリエイターとともに、色とりどりの作品を手掛ける“MAPPAという1本のライン”で片渕監督の作品を作ることは「『この世界の片隅に』で限界を迎えた」と明かすと、それとともに「片渕監督の作品を作る、そのためだけのスタジオ」として2019年に立ち上がったと解説しました。

そんな新作の題名がついに発表! 幻想的な音楽とともに十二単を着た少女が映し出された映像の最後に『つるばみ色のなぎ子たち』という文字が映し出されました。

早速、どんな作品なのか問われた監督は平安時代が舞台だと明かします。また、十二単といえば華々しい色合いのイメージですが、ビジュアルに描かれたものは喪服を思わせるグレー。ここで、題名にある“つるばみ”は「どんぐり」の古名であり、黒の染料としても使われていることが解説されるとともに物語との関係性が示唆されました。

『この世界の片隅に』をはじめ、海外から注目を集める片渕監督。本作も海外展開を強く視野に入れているようで、「The Mourning Children: Nagiko and the Girls Wearing Tsurubami Black」という海外版タイトルが設定されています。

「Mourning Children」は日本語の「喪に服す」に掛かっていたり、「なぎ子たち」の「たち」は英語では「Girls」になっていることが紹介されると、日本語版、英語版それぞれを照らし合わせることで作品内容にたどり着くかもしれない、とまだまだ謎が多い本作のヒントを残しました。

制作裏では、平安時代を研究し、解き明かし、その時代を生きる人々を考察していると熱を込めるふたり。しかし、事前知識を必要とする難しい作品ではないと大塚さん。その詳細を伏せつつも「尖った映画」だと明かし、現代にも通ずる“ヒリヒリ”が用意されていると期待を煽りました。

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