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『天官賜福』謎多き絶境鬼王・花城(血雨探花)の魅力をご紹介

『天官賜福』花城特集|謎多き絶境鬼王・花城(血雨探花)の魅力や注目ポイントをご紹介! 一途に慕い続けた一人の忠実な信徒の深い愛を描く

 

花城の魅力とは?

聡明で美しい絶境鬼王が見せる意外な顔

花城は聡明で非常に美しく、絶大な力を誇りいつも自信に満ちています。謝憐を「哥哥(兄さん)」と呼んで側で尽くす花城。正体を探られていようと何をされようと、謝憐が自分にすることは素直に受け入れています。

花城は謝憐の前では「三郎」と名乗っていましたが、正体を見抜かれて謝憐から「花城」と呼ばれたこともありました。(けれど、三郎と呼ばれたいみたいです。)

 

 

謝憐に敬意を表しながら慕う姿は、天界が噂する「血雨探花」のイメージとはかけ離れていて、そのギャップがたまらなく魅力的。二人の尊い会話のなかには冗談を交えながらも誠実さがあり、花城の感情が見え隠れしています。少しためらいがちに本来の姿のことを話す花城も印象深いです。

「今度また会う時は、本来の姿で会いに行くよ」(日本語版小説第1巻より引用)

この言葉を最後に花城は菩薺観を去っており、本来の姿での再会も見どころです。

 

 

大切な人を徹底的に守るスパダリ鬼王

謝憐にそっと触れる花城はとても紳士的。与君山の逆さ吊り死体の森では、ただ手を繋いで歩いているのではなくて、敵を一切寄せ付けず陣も破壊。その上、謝憐への気遣いはとんでもなく丁寧でした。

 

 

さらに、スパダリ花城のイチオシポイントは、半月関の罪人坑での場面。罪人坑へ先に飛び降りて謝憐を受け止めた時、暗闇のなかで花城は本来の姿に戻っていました。謝憐を大切に守る姿は本当に素敵。

謝憐を抱えて守りながら厄命で相手を攻撃する花城はしびれるほど格好良くて、鬼王の強さの片鱗を見せるシーンでもあります。謝憐を降ろさない理由が「汚れる」からだなんて……完璧すぎます!

 

 

そうかと思えば傲慢なところもあり、自ら志願して謝憐を手助けをしている中天庭の武官・南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)をやたらと煽ったりする場面も。現形水(げんけいすい)や紅鏡(ホンジン)を使って南風と扶揺が怪しすぎる三郎の正体を暴こうとするも、ほころびは一切でません。謝憐と花城、南風、扶揺の四人のわちゃわちゃはずっと見ていたい光景ですね。

南風と扶揺もいるなか、半月関へ向かう途中で夜空と星について語り合う謝憐と花城も素敵でした。

 

 

謎の多い花城、注目ポイントをご紹介

殿下のために全てを捧げる──八百年、揺るがない信仰と想い

八百年前に謝憐に救われた花城は、そのあと謝憐の身にどんなことが起きようと、また、どんな彼であろうとも忠実な信徒として信仰し続けました。本作の醍醐味のひとつでもあり、控えめで慎ましいながらも、その感情はとてつもなく大きいもの。

菩薺観に神像が足りないと、「仙楽太子悦神図」を描いた花城。その出来映えは実に見事なものでした。「熱心な信徒である絶境鬼王×神様」という、考えれば考えるほど尊い関係をたっぷりと味わっていただきたいです。

花城の謝憐への愛の言葉は簡単なものではなくて、天地の誰よりも誠実で、誠心誠意の言葉だからこそ謝憐にも読者にも響くものがあるのだと思います。一途で健気な花城が泣けるほどに素敵ですので、ぜひ花城の台詞や行動を最後まで堪能してください。

 

 

骨灰を捧げる

骨灰は鬼にとっての弱点で、骨灰を手に入れればその鬼を使役できるし消滅させることができるといいます。花城は「鬼は心に決めた者がいれば、その相手に自分の骨灰を託す」(日本語版小説第1巻より引用)と、三郎として初めて謝憐と会った牛車で話していました。数日後に花城は、そんな大切な骨灰を謝憐に捧げています。

 

 

小説第1巻&アニメ第1期には伏線がたくさん!

花城が鬼界のことだけでなく天界のことにも詳しく、上天庭の動向を熟知しているのも謎のひとつです。

また、半月関に現れた二人の神官のうちの一人が「風水雨地雷」の五師に並べられる風師でしたが、花城はもう一人も五師の誰かだと言っていて敵に回さないよう示唆しています。アニメでは花城が何とも言えない表情をしていました。天界の五師にも複雑な事情が潜んでいます。

銅炉山や眼球が嵌め込まれた湾刀厄命、さらに腕に奇妙な文字が彫られていることなど、花城に関する伏線はたくさんあります。どのように過去が明かされていくのか、現在、未来も交えてじっくりと楽しみたいですね。

 

 

花城の声を担当しているのは?

アニメ中国語版:馬正陽さん
アニメ日本語吹替版:福山 潤さん

 

アニメ『天官賜福』日本語吹替版PV

第1弾PV

第2弾PV

 

おわりに

いつも余裕があるようで笑みを浮かべていることが多い花城。普段は感情を隠しているけれど、自分が側にいながら謝憐を守り切れなかったときや、謝憐が傷つけられたり屈辱を受けたりしたときなどは感情があらわになります。花城のこういった本質のようなところも目が離せません。

アニメ第1期では、花城が謝憐のもとから去ったところで終わっているので、二人の再会を心待ちにしている人も多いでしょう。観たいシーンはたくさんあるかと思います。しんどい展開が続くものの、尊い場面も満載! 日本語版小説の続編も楽しみですね。

※『天官賜福』は晋江文学城にて連載され、繁体字版として書籍化(全6巻)していますが、その内容から大幅に改訂された簡体字版の書籍が上中下巻で2023年5月に発売されました。日本語版は繁体字版を翻訳したものです。

 

この記事をかいた人

藤崎萌恵
大阪府在住のライター。数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。

 

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