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『トニカクカワイイ(シーズン2)』を鬼頭明里と榎木淳弥が振り返る!

「ゆっくりゆっくり関係が進んでいる感じも微笑ましいですね」──アニメ『トニカクカワイイ(シーズン2)』 由崎 司役の鬼頭明里さん、由崎星空役の榎木淳弥さんがシーズン2を振り返り!

運命的に出会った星空(ナサ)と司が数年後に再会し、夫婦になった2人の物語を描いた人気作品『トニカクカワイイ』(畑健二郎さん原作、小学館『週刊少年サンデー』連載)は2020年10月にアニメ化。

そして2023年4月よりスタートしたシーズン2が先日最終回を迎えました。また「女子高編」が7月から配信されることが発表され、ますます注目の集まる本作。

今回、アニメイトタイムズではシーズン2の放送終了と、「女子高編」スタートを記念して、由崎 司役の鬼頭明里さんと由崎星空役の榎木淳弥さんにインタビューを実施!

星空と司のイチャイチャに拍車がかかりつつ、司の謎の一端が垣間見えたシーズン2をお二人に振り返っていただきました。

 

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鬼頭さんは幸せな気分で、榎木さんは照れくさく!?

──まずシーズン2を終えた感想をお聞かせください。

由崎 司役 鬼頭明里さん(以下、鬼頭):シーズン2の制作が決まってから、だいぶ時間が経ってからの収録だったので「やっと始まったな」と思ったら、あっという間で。

しかもシーズン2も1クールなのかなと思っていたら、配信で「女子高編」があることを途中で知って嬉しかったです。願わくば、この先もやれたらいいなと思っています。

由崎星空役 榎木淳弥さん(以下、榎木):今回アニメ化した内容は単行本では約3年前に発売されたもので、まだまだやっていないエピソードがあるなと改めて思いました。

アニメ自体もシーズン1の終わり(2020年12月)から約3年ぶりだったので、久々の収録でしたが、空気感も変わらず、みんなと仲良くアフレコできた気がして、とても楽しかったです。

 

 

──前シリーズから通して、「かわいい」や「好き」をこんなにたくさん言う作品は珍しいようにも思います。久々に演じられていかがでしたか?

鬼頭:(笑)。幸せな2人のお話なので、演じている最中は私も幸せ気分を味わわせてもらえて、毎回のアフレコが楽しみでした。(榎木さんのほうを見て)違った?

榎木:僕はセリフとはいえ、人前でそういうことを言うのはやっぱり恥ずかしかったですね。しかもプライベートな話題が多かったので、大勢の人の前で言うのは照れくさくて。

養成所に入る前を思い出して、「こういうのって恥ずかしかったな」と初心に帰れました(笑)。

──シーズン2も前シリーズ同様に、司は照れながらでしたが、星空は照れずに真っすぐに「かわいい」や「好き」を言っていることが多かったような。

榎木:興奮したり、ドキドキしながら言うシーンは大丈夫なんですが、心に濁りなく、ストレートな時はなるべく勢いに任せて言うようにはしていました。

──司と星空の掛け合いが多い作品ですが、久しぶりの収録でもブランクなく、スムーズには入れたのでしょうか?

榎木:そうですね。シーズン2までの間にもよく別の作品でも会っていたので、距離感が空いてしまうことはなかったです。

もししばらく会っていなかったら、僕は人見知りなのでどうなっていたかわかりませんが、定期的に会っていたので、慣れた状態で入れてよかったです。

──前シリーズからシーズン2の中で、演じるキャラの変化や成長を感じた点はありますか?

鬼頭:時子さんが登場して、時子さんとしゃべる時の司は語気が強めで、星空くんや要たちとしゃべっている時と違って。

最初の頃から司は話す相手によって、口調や話し方が変わるなと思っていましたが、時子さんというこれまでと違う関係性の人が登場することによって、また新しい司が見られたかなと思います。

榎木:星空は司への愛情は変わらず、強いんですけれど、シーズン2では一緒に温泉に入ったりとか積極性というか、スキンシップが増えた気がします(笑)。

あとは新キャラの銀河くんや球馬ちゃんなど年下の子としゃべるシーンも出てきて、お兄さん感も見えて。キャラが増えたことで、違う一面も見えた気がします。

──前シリーズでも星空の頭の良さや器用さが見えるシーンはありましたが、シーズン2でもエアコンの設置をしたり、万能感がより増したような。

榎木:そうですね。スーパーダーリン感が(笑)。絶対浮気もしなさそうですし、稼ぐ能力もあるし、理想のだんな様ですよね。「結婚は司ちゃんとしかしない」とまで言っていて。そこまで言われたら司も嬉しいでしょうね。

鬼頭:嬉しいと思う。

榎木:これで星空が他の女の子にドキドキしたら、人間不信になっちゃいます(笑)。

 

 

──司も、星空の一途さを信じながらも、不安や嫉妬を感じるシーンもあったり。

鬼頭:まあ他人の考えていることを完全に理解するのは難しいですからね。

榎木:重っ!?

一同:(爆笑)

鬼頭:でもそこが人間関係のおもしろさでもあると思うんです。「どうせこの人、私のことを好きだから」と思うようになったら、好きと言ってくれる言葉や態度にありがたみもなくなってしまうと思うし。嫉妬や不安は大切なことじゃないかなと思います。

──信じていながらも相手のことが気になったり、嫉妬してしまうのは愛ゆえなんでしょうね。相手のキャラの変化や成長を感じた点も合わせてお聞かせください。

榎木:司は素直になってきたのかなと思いますね。星空からの呼びかけやお願いに対して、割と応えてくれて。また好きとハッキリ言葉にしてほしい、みたいに星空に言ってみたり。

鬼頭:星空くんはずっと変わらず、司のことを好きでいてくれて。

榎木:変わらないところが星空の良いところで、「想いが永久不滅」という。

──でも司とああしたいとか、してほしいという欲求は前シリーズよりも強くなったような?

鬼頭:確かに。ぐいぐいくるようになりましたね(笑)。

 

司が星空に言った“とあるセリフ”が現場でも激論に!?

──シーズン2で印象的なシーンやエピソードを挙げてください。

鬼頭:まずぱっと思い浮かんでくるのは、12話で司が星空くんに「抱き方が下手」と言うシーンで、星空くんはいつも脇の下から手を入れて抱きしめようとするけど、背の低い女の子には優しくないと。

収録現場でも「どういうこと?」と議論になって。結論としては2人の身長が近いから抱えられているようになってしまうけど、身長差があったら違うのかもと、めちゃめちゃ真剣に話し合いました(笑)。

榎木:同じ12話になりますが、みんなでキャンプに行って、早朝、時子さんと二人きりで話すシーンが印象的です。

以前、要とも2人で話すシーンはあったけれど、星空が司ちゃん以外と2人きりで話すのは珍しいですね。しかも月の石を渡されたり、司のことを託されたり。

基本的にはコメディ要素が大きい作品ですが、時子さん絡みのシーンではシリアスな空気を醸し出しているし、今後にもつながる大切なシーンでもあって。

時子さん役の平野 文さんと収録させていただいたことも印象深くて、ここまでベテランの方と一緒に掛け合いさせていただくことはそうそうないことですし。

──第11話では、サプライズで星空と司の披露宴のような演出もありましたね。

榎木:スピーチみたいなこともして。星空の男気っぽいところも見えたエピソードで、意外とキメるところはキメる子なので、カッコいいところも見られてよかったです。

 

 

──あとシーズン2では日常系っぽいエピソードもいくつかあって。7話でエアコンの設定温度で1エピソードになってしまうのもおもしろいなと思いました。声優さんは寝る時につけっぱなしにすることはあまりないと思いますが……。

榎木:寝る前にタイマーセットするとか、日常あるあるですよね。

鬼頭:私、つけっぱなしにしてる。

榎木:乾燥しない?

鬼頭:うん。何も気にしない。

榎木:鬼頭さんは、のどが強いようです(笑)。僕は扇風機を使います。でもエアコンの温度の感じ方も男女では違いますからね。

この回を収録している時もスタジオの室温が熱くて、エアコンの設定を何度にするのかという話になりましたから。男性はたいがい暑がりで、僕もそうで。でも寒いほうがつらいと思うので、高めにしました。

──あと8話で、お客さんがいない銭湯で、司が入っている女湯に星空が入るシーンも衝撃的でした。

榎木:要にそそのかされて。そんなシーンやエピソードはこれまで見たことないですね。

鬼頭:何気に、入浴シーン多いよね。

榎木:6話でも草津温泉で司と一緒に入るシーンがありましたが、この時は「草津と違って、お湯が透明なので見えちゃう」って。

鬼頭:確かに言った(笑)。

榎木:2人のイチャイチャ感がすごかったですね。サウナにも一緒に入ったけど、場所によって熱さも違うらしいと、この時知りました(笑)。

鬼頭:あと9話で柳先生が結婚予定の谷口先生が牛丼に紅ショウガを山盛りにすることについて話していましたが、谷口先生役の新井良平さんも収録の前日に紅ショウガ丼を実際に食べてきたとおっしゃって、現場でも盛り上がって。

榎木:別々に感じちゃうから紅しょうがのせない派も多くて。

鬼頭:私ものせない派です。

榎木:僕も。単にそんなに好きじゃないからですけど。

鬼頭:でもこの回を見たら気になってきちゃいました。「いったん試してみたら、それほどおいしくないのにまた食べたくなるって、どういうことだろう?」って。とても不思議な回でした(笑)。

榎木:ネタが細かいんだよね。ふと日常で感じたことを描いているような感じがして。

鬼頭:何でもないことをこんなに広げておもしろくできるってすごいことですよね。

榎木:(原作の)畑 健二郎先生は普段こんなこと考えているのかな? と感性や感覚も見えた気がしておもしろかったです。

 

 

──ちなみにご担当的に印象深かったシーンは他にありますか?

宣伝担当:僕は4話のキスし合うシーンですね。あんなにするかっていう(笑)。でも2人共、あんなに積極的なのは珍しいなと思いました。

──お互いの演じるキャラのここが一番かわいかった! カッコよかったというシーンを教えてください。

鬼頭:かわいいとは少し違うかもしれませんが、10話で時子さんたちとキャンプに行った時に星空くんがきれいな川を見つけて川に入ろうと。ロングスカートだからと戸惑う司に「僕が支えてあげるから」とスカートのスソを持ちながら後ろから抱えられて。

照れながら「これじゃ身動きとれない」と言う司に、星空くんは「それは好都合だ」と言いながら耳をかんできて。「耳かんじゃダメ」、「司ちゃんは耳もおいしい」というシーンはやっているな、と台本を読んだ時から思いました(笑)。

たまに積極的になるところが星空くんのかわいいところかなと思います。

榎木:6話で温泉に行って、露天風呂で一緒に入った時、照れながら「月がきれいですね」と言う星空に、「それって夏目漱石?」と司から尋ねられて「そうか!? これは夏目漱石がI LOVE YOUを訳す時、日本人くらい遠回しな表現として考えたんだっけ」と思い出して。

そうしたら司から「どうせなら遠回しじゃなく言ってほしい。それを私に言っていいのは星空くんだけなんだから」と懇願する司がかわいかったです。それに対して星空が「司ちゃん、愛しているよ」とハッキリ言うのもすごいですね。

そういえば「愛してる」ってセリフで言うこともなかなかないかも知れません。セリフで言うのも、言われるのも僕は恥ずかしいから。また混浴のオチにめちゃめちゃのぼせたというのもいいですね。健全な感じで(笑)。

──二人共、お風呂から上がるタイミングが難しかったんでしょうね。

榎木:まだお互いに見せたくないんでしょうね。でも星空は我慢強いなと。ゆっくりゆっくり関係が進んでいる感じも微笑ましいですね。星空はまだ10代ですからね。

 

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