【ネタバレ注意】あそこにもここにも伏線・暗示の山⁉『呪術廻戦』第2期のエンディングをネットの話題を集めて考察・深読みしてみました!
2つの“反対”
私は深読みが大好きなので、何気ないシーンも意味が込められているように感じてしまいます。それが、中盤で一瞬登場するカーブミラーと五条が傘をさして歩く道のオブジェです。
2枚のカーブミラーはそれぞれ反対の道を映し出しており(カーブミラー本来の役割ですが)、五条が高架下のようなところを歩くシーンでは、中央のオブジェにある2体の生き物(おそらく架空の生物)が互いに反対を向いてます。この道は実在するようですが、わざわざこの道を描写する意図はこの背中合わせのオブジェにあるのではないかと思います。
交差するベタもそうですが、反対の道を進む五条と夏油を暗示する描写が要所要所に散りばめられています。
オープニング映像との対比
オープニングの映像でも五条たちの青春の一幕が描かれていますが、オープニングでは眩しい笑顔を見せていた夏油が、エンディングでは一度も笑うことがありません。終始暗い表情をしており、見比べると心を病んでいるのがありありとわかります。
▼オープニングの眩しい笑顔の夏油
また、どちらも白い鳥が空を羽ばたいていくところがあるのですが、オープニングでは2羽だったものがエンディングでは1羽に。これが、仲間の元を離れた夏油を表現しているのか、共に過ごしていた五条と夏油が決別したことを表しているのかはわかりませんが、何かしらの意図を感じざるを得ません。
ラストシーン、2人の行く先
じゃれながら五条と夏油が歩いていくラストシーンでは、その道が先で二股に分かれています。パッと見ると左右対称かと思いますが全くそうではなく、五条の方は道が続いており、夏油の方は道がありません。呪術師として道を違える2人、そして亡くなってしまう夏油の今後を暗示しているのだと思います。
また、夏油側が海のようになっており、その向こうにうっすら建物が見えるのも、彼が彼岸に行ってしまう(死ぬ)ことを暗示しているように感じました。五条側は陸と接しているのでなおさらです。
考察もアニメの楽しみのひとつ!
意味深なシーンや描写が詰まったエンディングを好き勝手に考察してみました。あくまでも個人的見解で予想の枠を出るものではありません。そのため事実と異なる部分、深読みしすぎている部分が多々あるとは思いますが、細かいところまで見て考察するのもアニメの楽しみのひとつですよね。また、他の考えをされる方もいらっしゃると思いますが、それもまた考察の面白いところ。
今回、この記事を書くにあたってエンディングを何十回と見ましたが、見るたびに新しい発見があり、当初思っていたよりもたくさん考察できるポイントが見つかりました。まだまだ見つけきれてないものもあるかもしれませんので、ぜひ皆さんも探して考察してみてください。
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。