
アニメ・映画・ゲームとのタイアップ多数! 劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』主題歌に起用のBUMP OF CHICKENがこれまでにタイアップした作品・楽曲をご紹介!
ボーカル&ギターの藤原基央さん、ギターの増川弘明さん、ベースの直井由文さん、ドラムの升秀夫さんによるロックバンド・BUMP OF CHICKEN(略称・BUMP)。紅白歌合戦をはじめとした国民的音楽番組にも多数出演し、数々のテレビドラマやCMにも楽曲が起用されている日本を代表するロックバンドです。
昨年で結成25周年を迎え、長年多くのファンに支持されている彼らは、アニメやゲームとも多数タイアップしており、その数なんと16曲! 最近では、2022年4月15日公開の劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の主題歌にも起用されたことでも大きな話題になりました。
そこで今回は、これまでにBUMPがタイアップした作品と楽曲を一挙にご紹介!
ご存知の方も多いかもしれませんが、BUMPメンバーの皆さんにはアニメや漫画、ゲームを愛する“オタク”な一面も。そんな彼らが手掛けるタイアップ曲は、その作品が表現する世界を歌とサウンドでさらに確固たるものにしています。
TVアニメ×BUMP
まずは、TVアニメとのタイアップからご紹介していきます。第1シリーズ第1シーズンのOP・EDを共に務めた『3月のライオン』は、共にアニメーションによるMVが制作されています。
「アンサー」/『3月のライオン』第1シリーズ第1シーズンOP
「ファイター」/『3月のライオン』第1シリーズ第1シーズンED
『3月のライオン』の作者である羽海野チカ先生がBUMPの熱烈なファンで、BUMPメンバーも同作のファンだったことから実現した相思相愛のタイアップ。「ファイター」が収録されたCD付きで発売された『3月のライオン10巻』のあとがきには、羽海野先生によるBUMPメンバーのイラストや、タイアップへの想いも綴られています。
「Hello,world!」/『血界戦線』1期OP主題歌
『血界戦線』のために書き下ろされたシングル「Hello,world!」は、疾走感のあるメロディに同作の世界観たっぷりの歌詞が載せられています。
『血界戦線』は、ニューヨークが一晩にして人界と異界が交差する危険な街となった世界が舞台。その中で「神々の義眼」を持つ主人公・レオナルド・ウォッチが街の平和を守る秘密結社「ライブラ」の一員となり奮闘する物語です。
全てを見通す「神々の義眼」を持ちながらも、気弱で直接的な戦闘力は持たないレオナルドを歌ったこの曲で、作詞作曲を手がける藤原さんは、異界と交差する混沌とした街を“見慣れた知らない景色”と表現。MVにも、レオナルドの「神々の義眼」を思わせるような演出が取り入れられています。
「月虹」/『からくりサーカス』第1クールOP主題歌・第3クールED主題歌
『からくりサーカス』は、父親の莫大な遺産を相続したことにより、高い戦闘力を持つ人形遣いに命を狙われることとなった小学5年生の主人公・才賀勝と彼を守る拳法家・加藤鳴海と人形遣いの女性・しろがねの数奇な運命を描いたアクション・ダークファンタジー作品。
楽曲と詞を手がけた藤原さんはじめ、メンバー全員が本作の大ファンで、アニメのために書き下ろされたこちらの楽曲です。疾走感のある特徴的なギターのサウンドが、スピード感のあるアクションシーンや作品のダークな雰囲気を彷彿とさせます。
「シリウス」/『重神機パンドーラ』OP主題歌
「Spica」/『重神機パンドーラ』ED主題歌
特異進化生物「B.R.A.I(ブライ)」が出現し、滅亡の危機に瀕した人類が組織した防衛特殊部隊「パンドーラ」に属する主人公・レオン・ラウとその仲間たちの戦いを描いた『重神機パンドーラ』のOP・EDとなったこちらの2曲も、本作のために書き下ろされたもの。
力強くスピード感のあるサウンドが特徴的な「シリウス」に対し、「Spica」は語りかけるような優しい曲調です。代表曲「天体観測」をはじめ、宇宙に関するタイトルの楽曲が多いBUMP。こちらの2曲も壮大な世界観を持つ『重神機パンドーラ』にぴったりです。
「GO」/『GRANBLUE FANTASY The Animation』OP主題歌
「GO」は8枚目のアルバム「Butterflies」に収録されている楽曲で、『GRANBLUE FANTASY The Animation』のプロデューサー・春田康一さんの熱烈なオファーによって起用されました。
書き下ろされた楽曲ではないものの、空を舞台にした壮大な本作の物語と青空をバッグに無数の白羽が舞うMVは書き下ろされたかと思うほどの親和性の高さを見せています。多幸感溢れる楽曲です。
「SOUVENIR」/『SPY×FAMILY』SEASON1 第2クールOP
スパイの父、暗殺者の母、超能力者の娘がそれぞれの素性を隠しながら疑似家族として暮らす日常を描いたホームコメディ作品『SPY×FAMILY』の第2クールOP主題歌として書き下ろされた「SOUVENIR」。
SOUVENIRとは「お土産」のことですが、藤原さんは音楽を受け取ってくれた人にライブで会いに行くときの気持ちになぞらえて本楽曲を制作したのだとか。軽い足取りを感じるポップで明るいメロディは、フォージャー家の面々にとって家が居心地の良いものであること、そして藤原さんにとってライブが大好きな場所であることが感じられます。
主人公のロイド・フォージャーを演じている声優の江口拓也さんは学生時代によくBUMPの楽曲を聞いていたそうで、主題歌が発表された際にはポッドキャストで感慨深い胸の内を語っていました。
「Sleep Walking Orchestra」/『ダンジョン飯』第1シーズンOP
主人公パーティがダンジョン内でモンスターを食料として調理し、冒険を進めていくグルメ×アドベンチャー作品『ダンジョン飯』。その第1シーズンのOP主題歌を務めたのが「Sleep Walking Orchestra」です。
元々作品の愛読者だったというBUMPは、作品の世界観を表現するため様々な民族楽器を使って楽曲を制作しており、初めて聞くけれど、どこか懐かしさを感じる、そんな主題歌に仕上がっています。
歌詞には「どうして体は生きたがるの 心に何を求めているの」とあり、生命維持に必要な「食」がテーマの本作の本質を見事に表現。誰かが死んでも変わらず回り続ける世界とそれでも必死に生きる人間の姿が歌われています。
「I」/『僕のヒーローアカデミアFINAL SEASON』(第8期)ED主題歌
メンバー全員が大ファンだったという『僕のヒーローアカデミア』。ファイナルシーズンとなる第8期の主題歌起用には「とても誇らしく、幸せに思います。」とコメントを寄せています。
楽曲のイントロ部分は藤原さんが本作を読んでいるときに頭の中に聴こえてきたメロディなのだそう。歌詞は主人公・出久のこれまでの歩みを感じられる言葉が散りばめられており、藤原さんの愛読ぶりが伝わってきます。
加えて、元来「人と人の心からの触れ合い」を歌ってきたという点でもBUMPは最終章を飾るにふさわしいアーティストと言えるでしょう。ちなみに、「Strawberry」という楽曲の「ぼろぼろでも動ける漫画の人」という歌詞は出久を思い浮かべたものなのだとか。興味のある方は是非一度聴いてみてくださいね。(BUMP OF CHICKEN「strawberry」(Official Audio) - YouTube)






































