音楽
保志総一朗『Restart journey』発売記念インタビュー

保志総一朗さん声優活動30周年記念ミニアルバム『Restart journey』発売記念インタビュー! 「旅立ち」をテーマにした6つの新曲への思いとは……?

「Shining Tears」の名コンビとの再タッグは懐かしさも

――ここからは、新曲それぞれをご紹介していただきたいと思いますが、まずは「うたうたうたびびと」。保志さんの代表曲でもある「Shining Tears」の名コンビ、近藤ナツコさん&たかはしごうさんによる楽曲とあって、ファンにとってはたまらないものがありますね。

保志:ごうさんからの曲を初めて聴いたとき、このアルバムのエンディングっぽいイメージがわいてきたんですよね。そこにナツコさんがいい感じに歌詞をつけてくださって。

「Shining Tears」もそうですけど、これまでの活動のなかでポイントになる大事な時期におふたりの楽曲があるので、このコンビには絶対的な信頼感を持っているんです。自分のなかでは「帰ってきたな」というような懐かしさもありましたし、僕らしい曲に仕上がったなと思っています。

 

――では、次に俊龍さんが作詞・作曲された「戦う者たち」は、どんな楽曲でしょうか。

保志:俊龍さんにはファーストアルバム(『ONE SONGS』2012年4月発売)以来なかなかお願いする機会がなかったんですけど、僕のなかで俊龍さんっぽい王道なかっこいい曲を歌いたい、という思いがあったので、今回新たに作っていただきました。僕のファンの方でも俊龍さんの楽曲が好きだという方が多いんですよ。

楽曲的には、今回も正統派というか王道の俊龍さん曲だな、というサウンドなので、これも帰ってきた感があったんですけど、歌詞がすごく変化球! 驚きましたね。僕の30周年と旅立ちをテーマにしたときに「こう来たか!」と。

僕に直接当てはめて歌詞を書いたわけではないのかもしれないですけど、物語性があるというか、ヒーロー感のある歌詞ですごくおもしろいなと感じました。歌詞だけ見ると「どんな曲なの?」と思う人もいるでしょうね。僕も自分が歌うまで全然想像ができなかったので、楽しみに聞いていただきたいです。

――そして、そんな2曲とは真逆の新しいチャレンジといえる「KOHAKU」。Elements Gardenの岩橋星実さんが作編曲、作詞をRUCCAさんが手がけた楽曲ですね。

保志:Elements Garden(以下、エレガ)さんなので、皆さんが思う正統派なエレガ曲をお願いしたいところだったんですけど、そうなると全部かっこいい系の曲になっちゃうなと。正直すごく悩んだんですけど、今回は新しい旅立ちということで「今までやったことないような路線を」という感じでエレガさんに委ねてみました。いろいろ考えてくださったんでしょうね。自分からは出てこなかったテイストの曲だったので、びっくりしましたけど、うれしかったです。

――ミディアムテンポの柔らかなサウンドは保志さんの声にも合っていますね。

保志:そうですね。意外と自分の声の雰囲気とも合うんだなと、それにも驚いたんですよね。僕はどちらかというとすごく力を入れて歌っちゃうタイプだから、こういうゆったりとした曲を歌えるのかな、と思う部分もあったんです。でも、実際歌ってみたらいい感じにハマったなと。今までにない保志総一朗を引き出してもらえたように思います。

自身が参加するIsla・la制作の楽曲も!

――酒井ミキオさんが作詞・作編曲された「Beautiful Life」は、酒井さんらしいアレンジが特徴的ですね。

保志:このアルバムのなかで唯一この曲だけ、具体的にこういうサウンドで、とお願いしたんですよね。それが何か、というのはここでは言いませんが。

旅立ちをテーマにしたときに、こういう方向性のアレンジの楽曲があるといいなと。もうばっちりでしたね。初めて聴いたときも「これを待ってました!」というような感じでした。

――同じく酒井ミキオさんとタッグを組まれている「Soul of Rebellion」と聴き比べるのもおもしろそうです。

保志:そうですね。今回、あえて並べて収録しようと思っているので、この2つのミキオワールドを聴き比べて楽しんでもらいたいです。

――保志さんが参加されている音楽ユニット、Isla・laのメンバーでもある小寺可南子さんが作詞された「Star journey」は岡島俊治さんの作編曲。岡島さんとは初タッグですね。

保志:ここまでは今までも楽曲提供していただいたことのある方々でしたけど、新しい風もほしいなというところで岡島さんにお願いしました。岡島さんは本職がドラマーなんですけど、ゲームミュージックをよく手がけられているので、その路線で僕が好きだったゲームミュージックのロックサウンド、という感じにしてもらいました。

それを僕が歌ったらどうなるんだろうというのも楽しみでしたが、ゲームのオープニングのような曲で気に入っています。

――今回はさらにIsla・la制作の「風の旋律にのって」も収録。保志さんが作曲を手がけられていますが、制作にあたっていつものIsla・laとの違いを意識した部分などはありますか。

保志:最初は僕のアルバムだから「Isla・laのエッセンスはちょっとだけ」と思っていたんですけど、意外にもIsla・laとしての雰囲気が強く出ちゃいましたね。アルバムのほかの曲を僕が全部把握しちゃっているがゆえに、余計なことをいろいろ考えちゃったんですよね。ほかの曲とちょっと違う方向性にしたいなとか、考えすぎて制作もギリギリになってしまって(笑)。

でも、Isla・laの色を出しつつ、いつもとはちょっと違うよね、という感じの曲にはなったのかなと。このアルバムに入っていてうれしい楽曲に仕上がったと思います。

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