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冬アニメ『マッシュル』第2期 小林千晃&梶 裕貴が初共演の喜びを語る/インタビュー

冬アニメ『マッシュル-MASHLE-』第2期:マッシュ役・小林千晃さん&レイン役・梶 裕貴さんが念願の初共演の喜びを語る! 今後の見どころは、マッシュの戦い方のバリエーションとレインたち「神覚者」の力

魔法が使えない主人公・マッシュ・バーンデッドが家族との平穏な生活を守るべく、魔法学校に入学し、持ち前の超人的なパワーで「神覚者」を目指していく人気作品『マッシュル-MASHLE-』(「週刊少年ジャンプ」連載、原作:甲本一)。本作のアニメ第2期が2024年1月から絶賛放送中です!

先日放送された第15話(第2期 第3話)では、マッシュに処分を下すべきと考えるオーターが、オルカ寮の監督生であり、神覚者有力候補のマーガレット・マカロンに、マッシュが選抜試験に出られないように依頼。帰省中のマッシュを襲おうとしたところに、アドラ寮監督生であり、マッシュに一目置く神覚者のレイン・エイムズが登場。両者の激しいバトルの末、レインが呪文「サモンズ・アレス」を発動し、マーガレットを撃破します。マッシュを守ることに成功するも、まだまだ不穏な空気が漂う話数となりました。

レインの活躍に合わせ、マッシュ役の小林千晃さんとレイン役の梶 裕貴さんの対談が実現! 第15話の振り返りから、小林さんと梶さんの縁、おふたりが好きな犬の話など、さまざまなトークが展開されました。

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マッシュル-MASHLE-
ここは、魔法界。ここは、魔法が当然のものとして使用される世界。そんな魔法界の深い森の中で、一人筋トレに励む少年。その名はマッシュ・バーンデッド──彼の秘密は、魔法が使えないこと。家族との平穏な暮らしを望む彼だったが、ある日、突然命を狙われ、なぜか魔法学校に入学し、トップである「神覚者」を目指すことに。彼の鍛え抜かれた筋肉は、精鋭の魔法使いたちに通用するのか…!?鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、アブノーマル魔法ファンタジー堂々開幕──!!作品名マッシュル-MASHLE-放送形態TVアニメスケジュール2023年4月7日(金)~2023年6月30日(金)TOKYOMXほか話数全12話キャストマッシュ・バーンデッド:小林千晃フィン・エイムズ:川島零士ランス・クラウン:石川界人ドット・バレット:江口拓也レモン・アーヴィン:上田麗奈レイン・エイムズ:梶裕貴アベル・ウォーカー:梅原裕一郎アビス・レイザー:七海ひろきレグロ・バーンデッド:チョーブラッド・コールマン:小西克幸ナレーション:平田広明スタッフ原作:甲本一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監督:田中智也シリーズ構成・脚本:黒田洋介キャラクターデザイン:東島久志サブキャラクターデザイン:久松沙...

マッシュは周りの人を巻き込んでいくブレない強さが魅力的。レインは絶対的な存在感があるキャラクター

――梶さんにTVアニメ『マッシュル-MASHLE-』のインタビューをするのは今回が初めてですので、まずは作品の印象をお聞かせください。

レイン・エイムズ役 梶 裕貴さん(以下、梶):原作を読んで、ギャグとシリアスのバランスが心地良い作品だなと感じました。

ギャグとシリアスのバランスが絶妙な作品で、僕自身、読めば読むほどハマっていきました。最初は、マッシュのあまりの自然体な振る舞いに、いわゆる"ジャンプの主人公"っぽくないなと衝撃を受けましたが(笑)、次第に、彼の中にある絶対的な"己"に惹かれていって。マッシュは、常に自分らしくいられる人なんですよね。自分を貫き通せる人。まさに、今の時代に響く性質を持った主人公像と言えるんじゃないかなと。

マッシュ・バーンデッド役 小林千晃さん(以下、小林):僕が第1期の時に受けたインタビューでも同じように答えた記憶があります。演じる前からマッシュはそんな存在だなと思いましたし、実際に演じ始めてからも、ずっとブレないし、それが強みだなと。第2期が始まった今も、改めてそう思いますし、演じていて楽しいです。マッシュはいい意味で裏切ってくれますし。

梶:そう。そんなそんなマッシュを中心に繰り広げられるドラマには、良い意味での"裏切り"が沢山あって、そこが何とも気持ちがいいんです。そもそも魔法とファンタジーの物語なはずなのに、主人公のマッシュはパワーで戦うわけですから(笑)。甲本一先生のユニークさ、真面目さ、優しさが、作品とキャラクターに如実に表れている作品だなと。

――レインを演じるにあたって意識したことを教えてください。

梶:レインは、物語の冒頭から、この世界における強者=神格者として、名前と姿が登場していたキャラクター。暴力的でサディスティックな本格的初登場シーンには、かなりのインパクトがありましたし、マッシュとの手合わせでは「この人は圧倒的存在なんだ」という強烈な説得力も感じさせられました。同時に、どこか天然で可愛らしい人なのかな?という部分も垣間見えてきましたが…(笑)。その絶妙なバランスを表現するのが難しい役どころだなと感じましたね。

そして、今期の『神覚者候補選抜試験編』でのマッシュの魔法不全隠匿に関する尋問のシーン。マッシュの存在価値を説くために、他の神覚者たちに頭を下げてまで意見するような描写には驚きました。これまでのミステリアスな雰囲気とは違い、学校や魔法界のことを真っ直ぐ、真剣に考えているのが伝わってくる言葉と姿勢。感動しましたね。意外にも熱い志を持った人物なのかもしれないなと、印象が大きく変わったエピソードでもありました。

――小林さんは、梶さんが演じるレインをご覧になってみて、いかがでしたか?

小林:梶さんが主人公や主人公の仲間を演じていらっしゃるアニメを、僕は声優になる前からたくさん観ていたので、今回、マッシュを演じさせていただいて、彼を導いてくれる存在を梶さんが演じてくださっているのが嬉しかったし、感慨深かったです。

レインの声やお芝居について、僕がとやかく言うことはできません。梶さんが演じたレインが正解だと思いますし、いち原作ファンとしてもイメージにピッタリで素晴らしい配役だなと思います。

梶:前からずっと「レギュラー作品で共演したいね」と話していたんだよね。

小林:その願いが叶ったのがこの作品なんです。

梶:お互いが演じるキャラクターどうしの関係性も嬉しかったですし。

レインの内に秘めた熱さや、神覚者としての実力が垣間見えた第15話。マーガレットとの強者同士のバトルに小林さんもワクワク

――先日放送された、第2期 第3話(第15話)を振り返った感想をお聞かせください。

梶:漫画を読んでいる時からワクワクしていましたが、やはり3本目解放のシーン、激アツでしたね…!校長が語る「史上最年少での取得」の話とオーバーラップしてレインの顔にヒビが入る演出はたまりませんでした。しかも、その力を発揮するのが、マッシュの「世界の認識を変える」という言葉を反芻しながら、というのがまた痺れますよね。彼への期待感と、自分の置かれた立場への覚悟が垣間見える、とてもエモい瞬間だったと思います。バトル面に関して言えば、初登場である"サモンズ・アレス"、そして"ブラックパルチザン"という印象的なセリフの表現の仕方について、スタッフさんと丁寧なイメージの擦り合わせを行ったことを覚えています。「圧倒的な力、そしてレインの信念・余裕が一番伝わる温度感とはどういったものか?」というのを繊細に探っていきました。

小林:魔法が使えないマッシュを処分しようという声が強い中で、校長やレインがマッシュの想いを汲んでくれたのが嬉しかったです。

レインとマーガレットの戦いは、子供の頃からワクワクしていた「新たな強大な敵と、味方側のトップクラスの強キャラが戦う」というシチュエーションだったので、いちファンとして楽しませていただきました。自分が演じるマッシュを守るために戦ってくれていることで、更にワクワクできました。

梶:マーガレットは逃げ帰ったのではなく、まだ戦いを楽しむ余裕がある雰囲気でしたよね。「いずれ再戦があるのかな」と思ったり…?マーガレット級、あるいはそれ以上の強敵が、今後もたくさん登場してきますので、ぜひ楽しみにお待ちいただきたいです。

――次から次へとマッシュを目の敵にしたり、追っ手が現れたり大変ですね。

小林:それでも、魔法を使えないと処分される世界を変えるために神覚者を目指しているので。ここで脱落してしまうわけにはいかないし、神覚者になるための選抜試験がこれから待っているので、マッシュの今後も見守ってほしいです。

梶:レインとしても、マッシュの魔法界や運命に抗う気持ちに惹かれて力を貸したいと思っているので、千晃君が言ったことが、とても大きな注目ポイントだと思いますし、期待しています。

シリアスな展開ながらも、第1期と変わらず笑いの多いアフレコ現場

――第1期とは対照的にかなりシリアスな展開ですが、収録現場の雰囲気はいかがですか?

小林:マッシュ、フィン(川島零士さん)、ランス(石川界人さん)、ドット(江口拓也さん)、レモン(上田麗奈さん)の5人組はだいたい一緒の収録で、そこに神覚者でよく掛け合う方が加わる感じが多かったですね。

いつも変わらないメンバーで収録できましたし、シリアスなシーンの中にも、ギャグシーンがよくぶっ込まれるので、テストで他の人が入れてきたアドリブに笑いをこらえるのが大変でした。第2期も相変わらず笑い多めの収録ですね(笑)。

終盤に、僕と三木(眞一郎)さんと麦人さんの3人だけで長い時間、収録する機会があって。年齢の近い、仲が良いキャストと収録するのも楽しいですが、大先輩のお二人と一緒にやらせていただいた時間は刺激的でまた違った楽しさがありました。

梶:大人のキャラクターたちもたくさん登場するし、この作品のキャスト陣は世代が本当に幅広いよね。

ギャグシーンはレインにもありましたが、作中でいつも真剣なキャラなので、ふざけ方もちょっとズレている感じで(笑)。僕は1人で収録することが多かったんですが、みんなと一緒だったら、もっとふざけたくなっちゃうかもしれないので、むしろ淡々とやれて良かったかもしれないです(笑)。

キャラ数が多いので、みんなで収録するのは難しいとは思いますが、きっとみんなで録れたら楽しいでしょうね。もし第3期ができたなら、その時まで楽しみにしたいと思います。

――自身が演じるキャラ以外で、お気に入りや注目キャラを教えてください。

梶:やっぱりマーガレットですね。あのビジュアルとキャラの濃さに加え、演じるのが子安(武人)さんという。一度見たら夢に出てきそうです(笑)。

あとは、ウォールバーグ校長。今期、今までとは違った描かれ方をするエピソードがあるんですが、それがまたカッコよくて。もちろん校長だけでなく、いろいろな立場の強者が出てきて、それぞれが、その地位にいるだけの理由をこれでもかと訴えてきます。そのあたりに、ぜひ注目してご覧ください!

小林:花江(夏樹)さんが演じるセル・ウォーです。第1期の終盤にちょこっと出てきて、すぐにいなくなってしまいましたが、第2期では本格的に参戦してきて、バトルシーンも見られます。花江さんと一緒に収録しましたが、セル・ウォーのギャグシーンやキメるシーンなど広い引き出しで見事に演じられていたので、楽しみにしていただきたいです。

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