『マッシュル-MASHLE-』砂の神杖の神覚者オーター・マドルの情報をまとめてご紹介! 固有魔法やプロフィール、規律を遵守して無慈悲に徹する理由を解説
週刊少年ジャンプ(集英社刊)にて連載し、2023年7月に完結した甲本 一先生の漫画『マッシュル-MASHLE-』。全世界シリーズ累計発行部数1,000万部を突破している大人気コミックで、2023年4月よりTVアニメ第1期、2024年1月より第2期「神覚者候補選抜試験編」を放送。さらに、アニメ続編の制作が決定しました。
物語の舞台は、誰もが当たり前のように魔法が使える「魔法界」。魔法が使えない主人公マッシュ・バーンデッドは鍛え上げた筋力で魔法を粉砕していき、魔法界の頂点である「神覚者」を目指します。
本稿では、神覚者の一人であるオーター・マドルの情報をまとめてご紹介! オーターの固有魔法やプロフィール、規律を重んじて無慈悲に徹する理由を解説していきます。
※本稿には『マッシュル-MASHLE-』のネタバレが含まれます。
目次
- オーター・マドルのプロフィール
- 砂の神杖(デザトケイン)の神覚者で魔法魔力管理局局長
- 規律を重んじ、違反者は徹底的に排除
- 固有魔法【砂の魔法】
- 【※ネタバレ注意】今後の注目ポイントは?
- オーター・マドルの声優は小野友樹さん
- TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』作品情報
- この記事をかいた人
- 担当記事
オーター・マドルのプロフィール
〈プロフィール〉
誕生日:11月10日
年齢:23歳
血液型:A型
身長:177cm
体重:63㎏
足のサイズ:27cm
家族構成:父、母、弟
固有魔法:砂の魔法
「砂の神杖(デザトケイン)」の神覚者で、「魔法魔力管理局局長」を務めています。両親が魔法局に勤めるエリート一家の長男であり、ワース・マドルの兄。魔法界の規則を司る立場で規範・秩序を遵守し、大多数の安寧を守るために違反者を徹底的に排除します。
砂の神杖(デザトケイン)の神覚者で魔法魔力管理局局長
オーターは、砂の神杖(デザトケイン)の称号を与えられし神覚者。厳格で常に冷静沈着。「魔法魔力管理局」の局長を務めており、魔法界の秩序を守る番人のような存在です。圧倒的魔力を誇る有能な魔法使いで、その実力は神覚者たちの中でもトップレベルと言えます。
過去には、神覚者でも手を焼くほどの凄まじい魔力を有する魔人族を6体も撃破しているオーター。能力の高さは桁違い、彼はこの魔法界の上に立つ才能を持つ存在なのです。
◆魔法魔力管理局
オーターが局長を務める魔法魔力管理局では、魔法界全体の規則を司ります。魔法の悪用や魔法不全者の取り締まりを担当。犯罪者の捕縛や粛正、危険魔法生物の討伐なども行います。
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— マッシュル-MASHLE-公式 (@mashle_official) January 20, 2024
💥放送まであと3時間💥
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2期3話(15話)
レイン・エイムズと神に選ばれた力
本日23:30より
TOKYO MXほかにて放送👊https://t.co/HCFedJD86i#マッシュル pic.twitter.com/4EPg9HotAy
エリート一家の長男で、ワース・マドルの兄
オーターは両親共に魔法局に勤めるエリート一家の長男であり、弟のワース・マドルとは疎遠状態。ワースはイーストン魔法学校レアン寮の3年生で、校内トップクラスの実力者たちで構成される七魔牙の第三魔牙です。エリート街道を歩んできた自負はありますが、どこか不安も。
親の価値観に縛られて育ち、「兄さんを見習え」と魔法局エリートコースの兄オーターと比較されてきたワースは、価値ある人間を志して人一倍努力を重ねてきました。ワースにとって神覚者である兄は、目標であり越えるべき存在なのです。
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— マッシュル-MASHLE-公式 (@mashle_official) June 9, 2023
⚡︎放送まであと9時間⚡︎
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第9話
マッシュ・バーンデッドと加速の魔法使いhttps://t.co/eBuvhwdhsr
本日6月9日(金)24時~放送開始👊#マッシュル pic.twitter.com/oaogSJ7s7x
規律を重んじ、違反者は徹底的に排除
規律を第一とし違反者は徹底的に排除。神覚者の中でもルールに厳格で、大多数の安寧を守るためなら理不尽であっても異分子を切り捨てようとします。一度排除対象と認識するとどこまでも無慈悲に徹するなど、オーターの辞書に情状酌量の文字は存在しません。
魔法不全者のマッシュに非情を貫く
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— マッシュル-MASHLE-公式 (@mashle_official) January 6, 2024
💥放送まであと1時間💥
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第2期 神覚者候補選抜試験編
第13話(2期第1話)
「マッシュ・バーンデッドと神覚者たち」
本日23:30より
TOKYO MXほかにて放送開始👊https://t.co/HCFedJCAgK#マッシュル pic.twitter.com/3l8GMtzUdC
魔法不全隠匿で尋問にかけられていたマッシュの処遇について、特例を許さず規則通りに処分しようとしていたオーター。神覚者ライオ・グランツやレイン・エイムズ、イーストン校のウォールバーグ校長らが擁護してもなお、強行しようとしていました。
しかしマッシュに命を救われた魔法局副局長ブレス・ミニスターたっての要望もあり、神覚者候補に選ばれることを条件として猶予を与えられることに。
これでいったん引いたと思われたオーターでしたがまだ諦めていなかったようで、マッシュが神覚者候補の選抜試験に出られないようオルカ寮監督生のマーガレット・マカロンに依頼。魔法不全者が神覚者を目指すなど、オーターにとっては言語道断なのです。
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— マッシュル-MASHLE-公式 (@mashle_official) January 13, 2024
💥放送まであと6時間💥
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2期2話(14話)「マッシュ・バーンデッドと実家」
本日23:30より
TOKYO MXほかにて放送👊https://t.co/HCFedJD86i#マッシュル pic.twitter.com/tRCiCx97WD
固有魔法【砂の魔法】
『マッシュル-MASHLE-』の世界における魔法には、才能があれば誰でも使える「基礎魔法」と個人の能力によって決まる「固有魔法」があります。
オーターの固有魔法は【砂の魔法】。魔法で生み出した大量の砂を変幻自在に操る魔法です。オーターの砂の魔法の要は砂の汎用性にあり、砂の特性を存分に活かした攻守一体の戦法を使います。
高密度で固められた砂は、鉄をも削り岩をも砕く。砂の柔軟性は規則性のない攻撃となり回避は不可能です。
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— マッシュル-MASHLE-公式 (@mashle_official) March 6, 2024
神覚者候補選抜試験編
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本日3/6(水) 岡山放送にて
2期8話(20話)放送👊
▶︎OHK:25:15~
ABEMA & dアニメストアにて先行配信中🔥
▶︎https://t.co/DpxL8v42NH◀︎#マッシュル pic.twitter.com/6Usii3I67X
【※ネタバレ注意】今後の注目ポイントは?
※この先、ネタバレがあります。アニメではまだ明かされていない内容ですので、原作未読の方はご注意ください。
マッシュが神覚者候補選抜試験を突破すると、オーターは最終試験前に「使役魔物008」を仕向けて彼を消そうと画策。しかしマッシュは呪いをかけられて従っている使役魔物008を気の毒に思い、攻撃されているにも関わらず「傷つけたくない」と言って抵抗をやめています。
するとオーターは、命令に逆らい役目を果たせなかった008番に規則通り罰を与えると告げ、マッシュが攻撃を回避すれば008に攻撃がいくとして「切り捨てないということが合理性に欠ける」ということを示そうとします。
容赦なくマッシュに向けて攻撃を加えていき、やはりどうしても彼を排除したいオーター。何故ここまで非情に徹するのか。それは彼の過去に関係があるようです。
魔法警察学校時代の後輩から託された思い
今でこそ規律に厳しいオーターですが、もともとは「ほどほどの人生をほどほどの労力で成しえる」といった思想の持ち主だったといいます。
しかし、魔法警察学校の後輩アレックス・エリオットの遺志を引き継いだ日から利己を捨てたオーター。規律の鬼となり、より多くの人を救うために冷徹さを貫くようになったのです。
魔法警察学校時代。合理性を極めていたオーターは、己の目的を最短で達成すること以外はどうでもいいと考えており、パトロールに1時間遅刻するなどルールを軽んじていました。
けれど、この頃バディを組んでいた後輩のアレックスに注意されて、微妙に遅刻はしてきてもパトロールを一日もサボらず参加していたそうです。アレックスはオーターの理解者でした。
不慮の事故による兄の死を胸に、不本意に親族を亡くす市民を減らすため献身的に働いていたアレックス。しかし、正義感溢れる彼は市民のため深傷を負い他界。「自分の代わりにみんなが安心して暮らせるような規律ある世界を作ってくださいよ」とオーターに夢を託しています。
その後、オーターはイーストン魔法学校に編入して神覚者の地位に。アレックスの命日には欠かさず匿名で花を贈っているそうです。
不器用なりにも面倒見がいい
無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の侵攻を前に、ウォールバーグに依頼されてランス・クラウンとドット・バレットに自ら修行をつけていたオーター。目の敵にしているマッシュの友達であるランスとドットのことを当初は良く思っていない様子でしたが、それは別としてきっちりと面倒をみてあげています。
過酷な修行を課しており、かける言葉も辛辣であるものの、後のランスとドットの成長ぶりを見ると、彼らの素質に加えてオーターの指導者としての有能さも一目瞭然。さらに修行後にパンや水などを支給するなど不器用なりにも面倒見がいいことも窺えます。
ランスとドットを見ながらアレックスを思い出している場面もあり、自分の感情に蓋をしているようですが本当は情に厚い人なのかもしれないとも思えてきます。
ドットは厳しくも世話をやいてくれるオーターを慕うようになっていて、この厳しい人が悪い人ではないと本能的に感じています。結構ピュアなところもあるのだとか。ランスもまた思うところがある様子で、オーターと思想は違えど、きちんと感謝の意を伝えています。
実は「弟との過ごしかた」という本を読んでいるのをランスに目撃されているのですが、弟のワースのことを気にかけているのかもしれません。
「悪魔の五つ子」次男ファーミン戦
無邪気な淵源の幹部であるセル・ウォーから敵の情報を聞き出す際、ライオの優しめの尋問のあと、オーターはまず強烈な蹴りをセルの顔面に入れて、続いて「お前のケツに大量の砂を流し込んでクソが一生垂れ流れる体にしてやる」と脅しており、これにはセルもあっさりと口を割っています。
その後、魔法局が編成した対策部隊が無邪気な淵源の根城へと足を踏み入れ、オーターは「悪魔の五つ子」次男ファーミンと対峙。相手の攻撃の仕組みが分かるまで静観するなど冷静に対応しているのはさすがです。
ファーミンは見境がなくて危険。父親や長男ですら警戒しており、父親の血を一番色濃く継いでいるのだそう。感情に任せて己の自由を追求するファーミンに対し、オーターはこう話しています。
人間はそもそも感情的な生き物であり決して合理的には生きられない。何をしても責任をとれるなら好きにしたらいい。規則や秩序はそんな者たちから大多数の市民を守るためにある、貴様が自由を貫くなら自分は規律を守るだけだと。
いくら人のためになるとしても社会のために自分を殺すなんて、それでも生きていて楽しいのかとファーミンは理解不能といった様子ですが、オーターにはある思いがあります。
かつて正義に身を捧げた後輩は、犯罪に巻き込まれて悲しい思いをする人が一人でも減ったのなら、自分が損することなんてささいなことだと言い遺していました。
彼の思いを継いだオーターもまた、自己を犠牲にして職務に没頭してきたのです。
「人生において楽しいか楽しくないかなど 私からすればささいなことに過ぎん……」(コミックス第14巻 第125話「オーター・マドルと見えない敵」より引用)
そしてファーミン戦のあと、オーターは魔力を消耗しつつ長男ドゥウムに挑む仲間たちに加勢。ライオの策を汲み取って、彼のサーズ魔法発動のため力を振り絞って時間稼ぎをする姿にも、ぜひ注目していただきたいです。
ランスとドットへ
神覚者やイーストン校の学生VS悪魔の五つ子の戦いを経て、ついにマッシュが無邪気な淵源と交戦。序盤はマッシュ優勢にも見えましたが、無邪気な淵源の覚醒により一気に形勢逆転。
瀕死の状態に陥るマッシュの命を繋ぎとめるため、一刻も早く魔法医療の権威メリアドール・エイミーのもとへ送り届けなければなりません。無邪気な淵源の魔の手が後から追いかけてくる窮地で、突如としてオーターが皆を先に行かせて自ら敵を足止めすると決断。
過酷な連戦で満身創痍のオーターにとって無謀とも言える選択ですが、今この状況においてマッシュを生かすことが最も合理的と判断したのだといいます。
そんなオーターに向かって「死なないでくださいね‼︎」と叫び、また色んなことを教わりたいと訴えるドット。ランスもきっと、語らずとも同じ思いでしょう。そんなふたりに向けてオーターがかけた言葉はとても特別なもので、心に刺さる屈指の名シーンと言えます。
そうして一人敵陣に残ったオーター。これまで合理的に生きてきたつもりでしたが、感情を全て封印できていたわけではありません。今自分がやっていることは非合理的で、マッシュを生かしたところで無邪気な淵源に勝てる見込みはゼロに近い。それでもオーターは、自分が今まで排除しようとしてきたマッシュに希望を抱いて、仲間たちを信じると決めたのです。
オーター・マドルの声優は小野友樹さん
アニメでオーター・マドルを演じているのは声優の小野友樹(おの ゆうき)さん。1984年6月22日生まれ、静岡県出身。『黒子のバスケ』の火神大我役をはじめ、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の東方仗助役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』作品情報
イントロダクション
週刊少年ジャンプ(集英社刊)にて連載し、2023年7月に完結した全世界発行部数1,000万部を突破している、甲本一による大人気コミック「マッシュル-MASHLE-」。
魔法界を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャラクターたちの友情や戦いとシュールなギャグによって生まれるギャップに話題沸騰、日本をはじめ、世界各国・地域でも人気を呼んでいる。
2023年4月にはTVアニメ第1期が放送され、2024年1月には第2期「神覚者候補選抜試験編」を放送。そのほか、小説版・舞台化といった数々のメディアミックス展開がなされている。
そんな筋肉×魔法の独特な世界観が繰り広げるアブノーマル魔法ファンタジーのアニメ続編制作が決定!!
ストーリー
ここは、魔法界。
ここは、魔法が当然のものとして使用される世界。
そんな魔法界の魔法学校に通う、マッシュ・バーンデッド──。
家族との平穏な暮らしを守るため、魔法が使えないという事実を隠し、トップである「神覚者」を目指すことに。
彼の鍛え抜かれた筋肉で、精鋭の魔法使いたちをも凌駕し「神覚者候補選抜試験」に臨む。
鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、アブノーマル魔法ファンタジー!!
キャスト
マッシュ・バーンデッド:小林千晃
フィン・エイムズ:川島零士
ランス・クラウン:石川界人
ドット・バレット:江口拓也
レモン・アーヴィン:上田麗奈
ナレーション:平田広明
ライオ・グランツ:諏訪部順一
オーター・マドル:小野友樹
カルド・ゲヘナ:島﨑信長
レイン・エイムズ:梶裕貴
マーガレット・マカロン:子安武人
カルパッチョ・ローヤン:内山昂輝
ウォールバーグ・バイガン:麦人
無邪気な淵源:三木眞一郎
セル・ウォー:花江夏樹
アベル・ウォーカー:梅原裕一郎
アビス・レイザー:七海ひろき
(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会(C)甲本 一/集英社
TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』公式サイト
TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』公式X
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。