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アニメ『薬屋のひとりごと』第2期は原作のどこまでが描かれる?第1期のおさらいと第2期の展望

謎めいた壬氏の秘密は明らかになるのか──2025年1月放送のアニメ『薬屋のひとりごと』第2期の展望を予想! 第1期のおさらいをしつつ見どころを紐解きます

日向 夏先生のライトノベルを原作としたアニメ『薬屋のひとりごと』が放送されたのは、2023年10月。元薬屋の少女・猫猫(マオマオ)が後宮を舞台に次々と華麗に謎を解明していくストーリーが大人気となりました。その『薬屋のひとりごと』のアニメ第2期の放送が2025年1月から開始されます。

本稿では来たるべきアニメ第2期放送を目前に、第1期のストーリーをおさらいしていくとともに、波乱な第2期の展開を予想しつつその見どころを紐解いていきます。
 

 

アニメ第1期のおさらい

まずは、アニメ第1期・全24話のストーリーを簡単におさらいしていきましょう。
 

 

これまでのあらすじ

花街で薬屋を営んでいた少女・猫猫が人さらいに売られた先は、皇帝の御子をなすための「後宮」でした。

おとなしく年季が明けるのを待つはずの猫猫でしたが、後宮にはびこる不可解な謎に遭遇。呪いと信じられた謎の事件が毒に関連していたことから、持ち前の好奇心を抑えきれなかった猫猫は薬の知識をもってその真実を解明します。


やがてその存在は後宮を管理する壬氏(ジンシ)の知るところとなり、その能力を見いだされた猫猫は、皇帝の寵妃・玉葉妃(ギョクヨウヒ)の毒味役に大抜擢。壬氏から持ち込まれる、後宮でささやかれる謎や噂・事件等の真相を次々と解明していくことになります。
 
しかし、自身が解き明かした事件のとばっちりを受け、猫猫は後宮を去ることに。一度は猫猫を手放した壬氏でしたが、失意の中再会した猫猫を「身請け」することに──! 壬氏の部屋付き侍女として宮廷に雇われた猫猫は、新たに出会う事件を解明していくのでした。


そんな中、猫猫はそれらひとつひとつの小さな謎や事件が、大きな事故の誘発に導びかれている可能性に気づきます。その裏には宮廷内で顔見知りとなった女官・翠苓(スイレイ)の存在も見え隠れしていて……


次に起こるべき事故の可能性の高さに急き立てられるように、事故現場となりうる場所へ走る猫猫。これまで執拗に壬氏に絡んで来ていた宮廷の軍師・羅漢の手引きもあり、祭祀に飛び込むことが出来た猫猫はすんでのところで祭祀を執り行っていた壬氏を身を挺して救います。
 
この事故への誘導や、「青い薔薇」を含めたさまざまな謎解き等の依頼に絡んでいたのが、存在を忌み嫌ってきた実父・羅漢であることを知った猫猫は、仕返しをすべく羅漢に賭けを挑みます。


賭けに負けた羅漢は提案を飲み、猫猫が生まれ育った「緑青館」の妓女を1人身請けすることに。しかし緑青館で羅漢は、過去に生き別れてしまったと思っていた恋人であり、猫猫の実母である妓女との再会を果たしたのでした。
 
そして猫猫は、第2子の懐妊が発覚した玉葉妃のため、再び後宮勤めとなっています。
 
 

これまでの主な登場人物まとめ

主人公

猫猫(マオマオ)

薬と毒に目がない元・薬師(くすし)。その薬と毒の知識を買われ、後宮の妃の毒味役となる。花街育ちのために男女の色恋には冷めており、また麗しい美貌の壬氏にも一切興味を持たない。知識欲と好奇心でさまざまな謎や事件に巻き込まれていく。
 

 

後宮にいる人物たち

壬氏(ジンシ)

後宮を管理する「宦官(かんがん)」。その美貌で女性たちを魅了し思い通りに動かして来たが、一切なびかない猫猫に興味を惹かれる。厄介な謎解きを猫猫に持ち込み、解明させている。宦官として勤務しているが、その素性には謎が多い。
 

高順(ガオシュン)


壬氏のお目付役。マメさゆえに苦労性である。猫猫を「小猫(シャオマオ)」(=マオちゃん)と呼ぶ。
 
小蘭(シャオラン)


洗濯係の下女である少女。明るく人懐こい性格で、あまり他人と関わらない猫猫とも打ち解けている。おしゃべりと甘い物が大好き。
 
やぶ医者


後宮にいるただ1人の医官。人当たりがよく猫猫と仲良しだが、医官としての能力は低く、死体を怖がる場面も。
 

上級妃(四夫人)

玉葉妃(ギョクヨウヒ)

皇帝の寵愛を最も受けている「貴妃」。皇帝との間に娘・鈴麗(リンリー)をもうけている。毒おしろい事件で猫猫に絶大な信頼感を抱いている。現在、第2子懐妊中。
 

梨花妃(リファヒ)


「賢妃」。毒おしろい事件で皇帝との間にもうけた男児を失い、自身も衰弱していたところを、猫猫の看護で回復を遂げた。以来、猫猫には親愛を持っている。
 
里樹妃(リーシュヒ)


「徳妃」。以前は先帝の妃であったが、出家を経て現帝の妃となった。14歳と年齢的にもまだ幼く、侍女たちからも軽んじられている。
 
阿多妃(アードゥオヒ)


中性的な魅力を持つ元「淑妃」。現皇帝の幼なじみでもあり、最初の妃。皇帝との間に「東宮」となる男児をもうけたが、幼くして亡くしてしまう。現在は後宮を去り、離宮で暮らしている。
 
楼蘭妃(ロウランヒ)


阿多の後釜として新しい「淑妃」となった。都度化粧を変えたり、奇抜な衣装を身にまとっていたりとその存在は謎めいている。
 

宮廷にいる人物

皇帝

容態がすぐれない梨花妃を看るよう猫猫に命じたり、後宮を出た阿多を特別に離宮に住まわせたりするなど、慈悲深い一面を覗かせる現在の皇帝。この国で最も貴い人。
 

軍部

李白(リハク)


園遊会で猫猫に義理で簪を渡したことがきっかけで知り合った武官。猫猫の里帰りを後見する代わりに緑青館の有名妓女・白鈴との面会を叶え、それ以来白鈴に夢中。腕っ節が強いが、人当たりはよい。
 
羅漢(ラカン)


猫猫の実父であり、軍部の軍師。敵にしないほうがいい人物として有名な変人。溺愛する娘・猫猫の計らいで、猫猫の実母である妓女を身請けした。他人の顔を判別できない。
 
馬閃(バセン)


歳若い武官。血気盛んなところがある。猫猫の護衛の任につくこともあるが、単なる侍女のはずの猫猫へのそうした対応に違和感を持っている様子で、ぞんざいな態度に出ることも。
 
 
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